地球防衛軍5よ、早く来てくれ…!
提督side
どーも、前回天龍たちを助けたのに説教された提督です。
助けたのに(大事なことだから二回ry
提督「なんで助けたのに説教されるんですかねぇ」
大淀「提督が無茶をするからです!」
その発想はなかった。
大淀「大体、提督は…!」(ガミガミ!)
提督(やばい。なにがやばいってこの説教の長さ。すでに二時間を過ぎてやがるっ…!つーか、よくそんなに説教することがあるな)
天龍「な、なぁ龍田。あれ助けなくていいのか…?」
龍田「嫌よぉ、天龍ちゃん。巻き込まれたら嫌だもの」
電「はわわ!長いのです!とても長いのです!」
暁「大淀さん、怒ったらこんなに怖かったのね…」
雷「提督、大丈夫かな?」
響(ファミチキ食べたい)
提督(こいつ…!直接脳内に…!)
それから一時間後…
提督「…あーとりあえず、お疲れ。いや…ほんとに…お疲れ…」ゲッソリ
電「あのぉ、司令官さんの方が疲れてる気が…」
提督「言うな、何も言うな。三時間も説教されたとか突っ込むな。いいね?(威圧」
電「アッ,ハイ」
提督「まぁ、本当に全員無事でよかった。空母と重巡に囲まれた状態だったんだ。本来ならお前らの何隻か轟沈していたな。いやー、運が良かったなぁ」
天龍「…とぼけんじゃねぇよ」
提督「…なにをだ?俺は本気でそう言ってるんだが?」
天龍「ざっけんな!運が良かっただぁ!?俺たちが全員無事なのはてめぇの訓練のお陰だろうがよ!」
龍田「て、天龍ちゃん?それはどういうこと?」
天龍「思い出せよ、龍田。俺たちがあの時に、空母の攻撃を避けれたのは提督の訓練のお陰だったって言ったよなぁ?」
龍田「…そうねぇ。提督の考えた特殊な状況下における訓練をしていなければ、空母の攻撃の何発かは当たっていたわねぇ」
雷「そうよ!提督には感謝してるわ!」
天龍「あぁ…んなこたぁ俺もわかってる。だけどな!俺が言いたいのはもう一つの方だ」
響「もう一つの方…?どういうことだい?」
暁「天竜さん!もう少し分かりやすく言ってよぉ!」
提督(へぇ…気づいたのか)
暁や響などの駆逐艦や龍田が、天竜の言いたいことが分からず困っているなかで、俺は天竜の言いたいことを察した。
天龍「…なら率直に言ってやるよ。重巡の攻撃をなんで俺たちはあんなに避けれていたんだ?おかしいよなぁ?一発も当たらないなんてよぉ…全部お前が仕組んだことだろ!」
龍田、暁、電、雷、響「…えぇ!?(嘘!?)」
提督「…まぁ、そうだな。確かに俺が仕組んだ」
龍田「ど、どういうこと?天竜ちゃん?」
天龍「…朝の鬼ごっこだよ。あれのせいだ…」
電「あ、あれってただの準備運動じゃ…ないのですか?」
天龍「違う、あれは回避能力の強化だ…。海と違って見通しの悪い森での訓練に慣れたら、障害物の無い海で回避することは簡単だ…」
響「…なるほど。森に比べれば、海は相手の姿が丸見えだ…」
雷「あっ!だから私たち、相手の攻撃をたくさん避けれたのね!」
提督「まぁ、そういうことだ。ちなみに、他の艦娘には言うなよ。慢心とかされても困るからな」
俺がそういうと6人は驚いた顔をした。
暁「な、なんで!?他の艦娘たちだってこの事を知れば、提督のことを見直すかもしれないのよ!?」
提督「そんなことより変に自分の能力に過信して、無茶な進撃をされる方が困るんだよ。ということで、この事に関しては箝口令を敷く」
さて、この6人に関してはこれでいいだろうが、問題は…
大淀「…」ジー
私納得してませんと目で言ってるこいつだな。
説得できるかねぇ?
大淀side
全くこの人は…!
大淀「提督は皆を信用してなさすぎです!皆、あれくらいで慢心したりしません!」
提督「アホか、不安要素は1つでも消した方がいいだろうが。この世に絶対は無いんだよ」
またそんなことを…!
ただ、皆に感謝されるのが恥ずかしいだけのくせに…
提督「あのなぁ、大淀?お前が俺にどんな幻想を抱いているかは知らんが…それは捨てろ。俺はそんなに綺麗な人間じゃねぇよ」
大淀「ですが…!提督がしてきたことは私たちのためじゃないですか!前提督の使用していた建物の爆破や食堂や宿舎の改装、今回のことだってそうでしょう!?」
提督「そりゃ全部、戦力のためだ。お前らのモチベーション向上のためにしたことだ。今回のことだって遠征に慣れたあの艦隊を轟沈させないためにしただけ」
大淀「…皆、提督のことを信じ始めています。ですが、最後の一歩が踏めない。今回のことを広めれば、皆が貴方を信用します。なぜそこまでして認めないのですか?」
提督「いらんよ、そんな信用。お前らは仲間のことだけを考えればいい」
大淀「…提督は嘘つきです、矛盾だらけです…」
だって、私たちが貴方を信用すれば自分の戦力として扱いやすくなる。
なのに、頑なに自分の功績を広めない、認めない。
なぜですか…提督…
???side
「なにぃ?あの無能が提督してるぅ?それはほんとか?」
「え、えぇ。そうらしいですよ?」
「くひひ、美味しそうな話じゃねぇか…。これを利用しない手は無いよなぁ…♪」