スカサハいるから、あんまいらないんだよなぁ。
槍より鏡持って現界してください。
アンメアが欲しい。(切実
提督side
ダンッ!ガチャ!ダン!
提督「…いいねぇ。弾速も早いし、飛距離も長い。しかも水中のやつも貫通できる。期待以上だ、いい仕事をしてくれたな」
妖精「オホメイタダキコウエイデス!!ソレニシテモ、ソレノハンドウニタエルトハ…」
提督「まぁ、普通の人間なら扱いきれん反動だな。一発撃つのが限界だろうな。俺は何回も撃てるけど」
妖精「ハァ…。ア、ソレトソレジャアシンカイセイカンハタオセマセン。ソコハキヲツケテクダサイ」
提督「了解だ。まぁ、倒すためじゃないけどな」
妖精「…?ナラナゼ…?」
ふふん、そこはお楽しみだ。
テイトク!オウトウシテクダサイ!
ん?無線機から緊急通信?
提督「こちら提督、どうした?」
大淀「大変です!遠征に出ていた天龍を旗艦とした艦隊が敵に奇襲されました!」
提督「っ!?至急、救出艦隊を編成!編成は速力が高速で、遠距離攻撃が可能な艦娘の金剛、比叡、榛名、霧島、翔鶴、瑞鶴の六人だ!この六人は至急、出撃!急がせろ!」
大淀「はい!提督もすぐに執務室へお戻り…!」
提督「いや、俺はこのまま別行動に入る!大淀、天龍達の現在位置は!?」
大淀「え?えっと…!?ち、鎮守府近海になります!」
提督「わかった!指揮は任せる!」
大淀「え!?ちょっ、提督!?」
小型無線機の電源を切る。
提督「おやっさん!例のアレは?」
おやっさん「応!出来てるに決まってるだろうが!今からでも行けるわい!」
提督「さすがおやっさん!」
よっしゃ!アレが出来てるなら最速で天龍達の所に行ける!
待ってろよ…!
天龍side
天龍「おい!全員生きてるな!」
電「はいなのです!」」
雷「勿論よ!」
暁「当たり前じゃない!」
響「不死鳥の名は伊達じゃない…!」
龍田「当然、私も無事よ~」
よし、全員の無事を確認!
にしても、敵の編成がやべぇ…!
空母が二隻、重巡が四隻だからこっちの攻撃がほとんど効きやしねぇ!
戦速を一杯にすれば逃げ切れるが、それをするにはせっかく集めた物資を捨てないとできねぇ…。
それじゃあ逃げ切れたとしても、結局あの提督に解体されるだけ…!
だったら!
天龍「お前ら!私が囮になるから、その間に逃げろ!」
龍田「何言ってるの、天龍ちゃん!?あなたを見捨てるなんて!」
天龍「うるせぇ!ここで全滅よりましだろうが!さっさと…!」
電「天龍さん!直上なのです!?」
っ!?敵の艦載機か!
天龍「ちくしょうが!」ダァン!ダァン!
よっしゃ!撃ち落とし…!?
ゾクッ…!
…!?やべぇ、避けろ!
バシャァン!
龍田「天龍ちゃん!?大丈夫!?」
天龍「おう!ちゃんと避けたぜ!」
龍田「よかった…。それにしてもおかしいわね…」
天龍「あぁん?何がだよ」
龍田「相手は空母、それに重巡よ?それに対してこちらは軽巡と駆逐。一発でもこちらが当たれば中破、運が悪ければ大破よ?なのに、こちらの被害は…」
天龍「無し…だな」
確かに…普通ならこちらの艦娘が何体か撃沈してもおかしくねぇ…。
なんでだ…?
電「やぁ!やったのです!また落としたのです!」
雷「こっちもよ!何体目かわからないわ!」
暁「むぅ!負けられないわ!一人前のレディとして!」
響「こんなの…加賀さんたちに比べたら、どうってことない…!」
…!
空母の攻撃に当たらないわけはそれか!
なら重巡は…!くそが、そういうことかよ!
天龍「わかったぞ!龍田!」
龍田「え?何が?」
天龍「この被害が無い状況の理由だ!あの提督のせいだよ!」
龍田「え?それって…!天龍ちゃん!避けて!」
あん?
重巡リ級「…」(ガチャ!
ちっ!敵の砲身がこっちに!避けねぇと!
ドォン!バァッシャァン!
っ…!やべぇ、近くに砲弾が落ちたせいで波が…!?身動きできねぇ!
殺られる…!?
キュイン!バチィン!
重巡リ級「…!?」
…は?なんだ今の?
小さいものがすげぇ速度で飛んできて、相手の砲身に当たって、向きをずらした?
あんなもん、うちの艦隊で撃てるやつなんて…
?「戦場でおしゃべりをしすぎだ、バカ!」
っっつぅ!?無線から大声が!?
つうか誰がバカだ!
天龍「誰がバカだとぉ!?てめぇ、誰だ!」
響「天龍さん…もしかして…この声…」
天龍「ん?響、これが誰だか知ってんのか?」
響「知ってるどころか…毎日聞いてるよ?」
天龍「はぁ?一体だれ…」
提督「てめぇは自分が所属している鎮守府の提督がわからねぇのか、たわけ!」
天龍「は?…はぁぁぁぁ!?!?」
提督だと!?今撃ったのが提督!?
天龍「あんた!なんで、こんなところに!?」
提督「救出しにきたに決まってるだろうが!とりあえず、こちらの指示に従え!二列に並べ!複縱陣だ!」
天龍「誰がてめぇの指示なんか…!」
提督「いいから早くしろ!龍田や駆逐たちを撃沈されたいのか!?」
っ!?
ちっ、それ言われたら従うしかねぇじゃねぇか…!
提督「複縱陣を組んだな!天龍、龍田は魚雷を打つ準備!他駆逐四人は砲撃!砲撃は当てなくていい!挟叉弾を狙え!砲撃後にすかさず、魚雷!予測せずに相手めがけて撃て!」
暁「そ、それじゃあ相手に当たらないわよ!?」
提督「今の目標は逃げ切ることだ!相手を倒すことじゃない!」
電「砲撃準備できたのです!」
龍田「魚雷もオッケーよぉ~?」
提督「よし!てぇ!」
電「撃つのです!」
雷「当てなくていいなんて、楽勝よ!」
暁「一人前のレディを舐めないで!」
響「不死鳥の名前は伊達じゃない…!」
ドォン!ドォン!ドォン!ドォン!
バッシャァ!バッシャァ!!
雷「挟叉弾確認!」
提督「続いて、魚雷!」
天龍「よっしゃぁ!いっけぇ!」
龍田「うふふ…?お返しよぉ…」
提督「着弾確認はいらない!全艦、戦速一杯!戦域を離脱しろ!」
天龍「戦速一杯だと!?んなもん、物資を捨てねぇとできねぇよ!」
提督「ならさっさと捨てろ!んなもんより命が大事だ!」
天龍「…っ!後で解体すんなよ!」
提督「するか、アホ!」
うっし!相手も体勢崩している!これなら…!
雷「…!相手の空母一体が攻撃体勢に入ったわ!艦載機が来る!」
提督「後ろを見るな!前だけ見てろ!俺が援護する!」
天龍「援護だと!?てめぇに何ができるんだよ!?」
暁「空母が艦載機を飛ばしたわ!数は…5!」
ちぃ!最後に意地見せやがったな!
こうなりゃ、俺が全部…!
キュイン!
ドゴォン!
電「ふぇぇぇ!?敵の艦載機が次々落ちていくのです!」
響「ハラショー…」
龍田「何が…起きてるの…?」
なんだこりゃ!?一体どこから…!
提督「もうすぐ戦域を離脱するな。離脱後、戦速を緩めて休憩をとれ。鎮守府から救援艦隊も出てる。その艦隊と合流して、帰還しろ」
天龍「ま、待ちやがれ!てめぇ、どこにいやがる!」
提督「どこって…
そこから二キロ離れた海域だが?」
天龍「なっ…!嘘つくんじゃねぇ!二キロの狙撃なんて出来るわけ…!」
提督「あー、はいはい。なら、ここで待ってるからさっさと来い。それじゃ、通信終わり」
天龍「ちょ、待て!おい!おい!?」
通信切りやがった!?あんのくそ提督ぅ…!?
龍田「ほらほら、天龍ちゃん。怒らないで?先に進めば提督もいるはずだから?ね?」
天龍「ぜってぇ二キロも離れてるわけねぇ…!一キロとかで会ったら殴ってやる!」
提督side
ふぅ…。
いきなりの実戦での狙撃かよ…。
まぁ、うまく行ったからいいが…結果論過ぎて笑えねぇ…。
提督「あぁ、大淀からめちゃくちゃ通信来てる…。帰ったら説教か…」(遠い目
はぁ…、憂鬱すぎて萎える…。
もうやだ、釣りしよ(現実逃避
おしおし、結構釣れた釣れた。
こりゃ、鳳翔と間宮が喜ぶな。
天龍、龍田、電、雷、暁、響「…」(ポカーン
提督「ん?おぉ、お前ら来てたのか。どうした?全員揃って間抜けな顔して?」
天龍、龍田、電、雷、暁、響「…!」(ビキッ!
ん?怒りマークみたいなのがみえ…
天龍、龍田、電、雷、暁、響「お前の…せいだぁぁぁぁ(よぉぉぉぉ)!!!!」
…ホワッツ?ミー?おいおい、これじゃミーが悪いみたいじゃないか!
金剛「…why?なにこれ?」
比叡「ひ、ひぇぇ…」
榛名「これは…榛名…どうすれば?」
霧島「…終わるまで待ちましょうか…」
瑞鶴「しょ、翔鶴ねぇ…ど、どうする?」
翔鶴「これは…どうもできないわねぇ」
救援艦隊の目の前には
天龍、龍田、電、雷、暁、響(ガミガミ!
提督(ショボーン
ボートの上に正座しながら、説教されている提督がいた。
(なにこの状況?)
作者「何時から説教が大淀だけだと錯覚していた…?」
提督「なん…だと?」