インフィニット・ハンドレッド~武芸の果てに視る者   作:カオスサイン

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お待たせ致しましたよコラボ回!
第一世界はたけじんマンさんの「兜甲児のIS学園日記」です。



コラボEPⅠ「異・並行世界へ行ってみようPARTⅠ」

Sideイチカ

「旅行ですか?」

「うん!」

京都修学旅行から帰ってきてから二日後、束さんがそんな事を提案してきた。

「ですが…」

「イっくんの言いたい事は分かるよ?

結局は敵の予想外の襲撃で暮桜も奪われてしまった…絶対天敵の事だってある。

でも皆気を張り詰めているばかりじゃダメなんだよ!」

それ所ではないと言おうとした所にそう遮られる。

「それもそうですね…」

確かに皆、襲撃の対応ばかりで心も精神もすり減らしてしまっていることだろう。

ここらでリフレッシュも必要か。

「てな訳でタイくんと共同制作した世界渡航マシンでーす!」

「完全に束さんもタイセイさんも悪乗りで作りましたよねソレ!?」

「はははは!」

隣で春が頭を抱えていた。

「それじゃ早速、グループ分けしろよ。

皆が皆同じ様な世界に行ったって面白くないだろう?

安心しろもしもの事態の為に他のグループも緊急渡航出来るようシステム構築もしてあるからよ!」

「面白そうじゃない!」

で…

チームAが俺とカレン、エミリア、鈴、ミライさん、オルフレッド姉兄妹、フリッツ、レイティア、チームBが春、セラフィーノ、ラウラ、シャル、アヴリル、イツカ、クーリェ、アルフォンス、チームCが美月、箒、トウカ、リュート、アイラさん、ヨハネさん、ミドウ、コメット姉妹といった感じに別れた。

ハヤト達数名は迎撃の為に残るとのこと。

「それじゃあ、起動始めるよー!ポチっとなっと!」

束さんが装置を起動すると俺達の体は光に包まれていった。

「いってらっしゃい!」

「「いってきます!」」

束さん達に見送られ俺達はそれぞれ旅立った。

 

Side?

「毎度毎度とホントに懲りない連中だなお前等は!」

「知れた事を!我等ミケーネの野望果たされるその時迄!」

俺の名は兜 甲児。

訳あってISというパワードスーツのある異世界に転移した身である。

俺は宿敵のあしゅら男爵と一戦を交えていた。

「だったら何度でも潰してやるまでだ!

【ブレストファイヤー】!」

「甘いわ!そう何度も強化した機械獣にその様な攻撃は…」

俺は愛機のマジンガーZから超高熱の炎を打ち出す。

対するあしゅらの使役する機械獣は防御態勢を取ろうとする。

その時…

「むっ!?…」

「なっ!?…」

奴に届く筈だったブレストファイヤーは突如現れた何かに阻まれたのだ。

「何だ此奴!?…うわっ!?」

「むうっ!?」

その現れた正体不明の何かは俺達に攻撃を仕掛けてきた。

あしゅら達にも仕掛けている事から此奴は次元獣クラスの化物か!

「ブレストファイヤーが効いてねえ!?…なら【ルストハリケーン】!」

俺は酸の嵐を怪物に放つ。

だが…

「コレも効いてねえ!?…」

「グギャー!」

「しまっ!?…」

「ぐおっ!?…」

ルストハリケーンも効かず、隙を見せてしまった俺は怪物の砲撃を受けそうになる。

だがあしゅらの機械獣が俺を庇う様に立ち塞がったのだ。

「あしゅら!?お前…」

「か、勘違いするな兜甲児…貴様とマジンガーを倒すのはこの俺だ!…」

怪物の砲撃を受けて機械獣は爆発する。

きっとあしゅらは脱出し撤退している事だろう。

「予想外だったがピンチなのは変わらねえか…」

残る武器を使って怪物を倒そうとしたその時…

「奥義【片速円舞脚】!」

「!?」

どこからともなく攻撃が飛んできて怪物を倒したのだ。

アレはIS?だけどあの怪物に対抗出来るなんて!

くうううー!調べてみたいぜ。

「そこの人!大丈夫ですか?」

「あ、ああ、なんとかな」

この新たな出会いがもたらしたものとは…

 

その頃、Sideあしゅら

「フフフ…予想外の収穫であったがこれを使えば兜甲児らを圧倒できよう!」

あしゅら男爵は一体何を企んでいるのか?

 

 

 


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