遊戯王が当たり前?→ならプロデュエリストになる!   作:v!sion

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お待たせしました、10月までに間に合わせないと間にあわせないとって大変でした。なにがってリミットレギュレーションですよ!このブロックは被害がでかいです...

次も間に合うかな...


第二十五話 熱き一枚

「いくつかの決闘(デュエル)は終了しましたが!まだ決着がつかない生徒がいるのでもう少々お待ちください!」

 

ワンキルによってはやく勝利し、しばらく待機している生徒も多い。しかし、まだ長期戦の最中の者がまだいる。蛭谷は開始10分たった今もなお激戦の中に身を投じていた

 

早乙女 手札:2枚 LP 3500

モンスター/ [超量機神王 グレート・マグナス] ATK 3600

 

魔法・罠 /リバース2枚

 

 

蛭谷 手札:1枚 LP 2600

モンスター/ [毒蛇神ヴェノミナーガ] ATK 4000

 

     / 裏守備

     

魔法・罠 / リバース1枚

 

フィールド/ [ヴェノム・スワンプ]

 

「...おう、よう頑張るの!お前さんのターンだぞ!」

 

「ハァハァ...俺のターン!」

 

数十ターンを経て両者(?)疲弊の色が見える。特に蛭谷は常に対応に追われる形で右往左往している。そして今引いたカードを使用する

 

「...っ!良し![ワーム・アグリィ]を反転召喚、そしてリリース![ワーム・クイーン]をアドバンス召喚!」

 

    [ワーム・クイーン] ATK 2700

 

「[アグリィ]の効果で相手のフィールド上に特殊召喚!」

 

    [ワーム・アグリィ] ATK 100

 

「そんなもん要らんぞ!」

 

「何も無いならバトルに入りますぜ!?」

 

「いいや!メインフェイズに[グレート・マグナス]の効果で[アグリィ]をデッキに戻すわい!」

 

[グレート・マグナス]が隣に位置する小型ワームに拳を落とす。このまま[アグリィ]に攻撃を許すとLPが持たない、バトルフェイズに入る前に使わなければならないため発動を強制させられた

 

「これで[グレート・マグナス]の素材は3個ですぜ!?」

 

「うむ!やられたものだのぉ!もはや効果耐性はない!」

 

(さて...効果が効くっつってもなぁ...[ワーム・キング]は落ちちまったし...殴るしかねぇ!)

 

「バトルだ![ヴェノミナーガ]で[グレート・マグナス]に攻撃!!」

 

毒蛇が大型機械に迫った。[グレート・マグナス]がその身1つで返り討とうと構えたが、そこに早乙女が選別を送る

 

「罠発動![超量機神剣-マグナスレイヤー]!超量エクシーズモンスターのランク×100ポイント攻撃力を上げる!」

 

 [超量機神王-グレート・マグナス] ATK 3600→4800

 

超量必殺の武器[マグナスレイヤー]。その大型の剣を手にし、毒蛇に刃を降ろす

 

「越えてきやがったな...だったら俺も!罠発動![針虫の巣窟]!デッキトップ5枚を墓地に送る!」

 

「ほう![ヴェノミナーガ]の攻撃力を上げる気だな!やってみい!!」

 

デッキトップに刺々しい虫が湧き出す...その虫は墓地へと蠢く。落としたカードは...

 

[カゲトカゲ]、[死者蘇生]、[ワーム・ゼクス]、[毒蛇の供物]...[ヴェノム・スワンプ]

 

「ぎ、ギリギリだな...墓地の爬虫類が増えたことにより[ヴェノミナーガ]の攻撃力アップだ!」

 

  [毒蛇神 ヴェノミナーガ] ATK 4000→5000

 

強化された[グレート・マグナス]に対し、さらに攻撃力を上げた[ヴェノミナーガ]。数値は上回ったため、[ワーム・クイーン]の追撃も含めれば逆転の流れも掴める

 

「やるのぉ...だが、今の[グレート・マグナス]は超量カード以外の効果も受ける!」

 

「...な、何が言いたいんですかい?」

 

「これじゃ、ダメステに入る!」

 

「ま、まさか!!」

 

「[リミッター解除]!機械族モンスターの攻撃力を倍にする!」

 

  [超量機神王 グレート・マグナス] ATK 4800→9600

 

「慢心せずに[グレート・マグナス]を効果破壊するべきだったのぉ!!」 

 

「ち、ちくしょう...」

 

さらにさらに強化を重ねた[グレート・マグナス]は轟音と共に剣を叩き込んだ。[ヴェノミナーガ]は戦闘破壊されると自己蘇生効果を発動出来るが、その効果の発動タイミングはない。神の名を冠する毒蛇は散った

 

        LP 2600→0

            蛭谷LOSE

 

 

*

 

 

「あー...蛭谷負けちゃったか....」

「でもよくあそこからここまで...善戦されましたよ」

「そうね、よく頑張ったわよ」 

「それにしても長かったねー!」

「...あ、トーナメント表が更新されましたよ!」

 

「はい...お待たせしました!ただ今全ての決闘(デュエル)が終了しました!トーナメント表はこうなります!!」

 

斎藤 ー

    ├ー

   ー  │

      ├ー

   ー  │  │  

    ├ー   │  

高城 ー    │

        ├ー

城ヶ崎ー    │  │

    ├ー   │  │

   ー  │  │  │

      ├ー   │

   ー  │    │

    ├ー     │

霧崎 ー      

        Cブロック優勝

   ー      

    ├ー     │

楠  ー  │    │

      ├ー   │

   ー  │  │  │

    ├ー   │  │

枢木 ー    │  │

        ├ーー

早乙女ー    │

    ├ー   │

   ー  │  │

      ├ー

小鳥遊ー  │

    ├ー

   ー

 

「それでは時間も推してますので移動をお願いします!」

 

 

*

 

ー斎藤vs高城ー

 

「ん?やぁ高城くん、やっばり君が相手なんだね」

 

「およ?たしかに~先輩、もう当たっちゃいましたね~」

 

「うん!...そういえばバイトどうしたんだい?」

 

「もちろんお休み貰いましたお~」

 

「そうだよね。店長、今日一人か...」

 

「あやや~...これ終わったら顔だしに行きましようか~」

 

「うん、それがいいね!」

 

ーーー

ーー

 

ー城ヶ崎vs霧崎ー

 

「おはようございます!よろしくお願いします!!」

 

「はいはい~...ちゅーか君、キャラ変わりすぎやない?」

 

「はい?何のことですか??」

 

「いや...ええわ..」

 

ーーー

ーー

 

ー楠vs枢木ー

 

「やっと始まるようだな」

 

「そうですね。...ところで」

 

「ん、なんだ?」

 

「”くすのきともき”って...韻踏んでますね...ふふww」

 

「ああ、お袋の再婚がきっかけでなこんな感じになってしまった」

 

「あ...あの、すみません...」

 

「なぁに、嘘だ」

 

「うそかーい!」

 

ーーー

ーー

 

ー早乙女vs小鳥遊ー

 

「おう!もうお前さんと当たるのかい!厳しいものじゃのう!ガハハハハッ」

 

「...相変わらず...うるさいね...」

 

「お前さんが静かすぎのじゃい!」

 

ーーー

ーー

 

「それでは始めてください!...決闘(デュエル)、スタート!!」

 

  「「「「決闘(デュエル)!!」」」」

 

勝ち進み、決闘(デュエル)が進むにつれ開始宣言を行う生徒は減っていく。しかし彼らの熱い闘志が参加者の減少を感じさせなかった。特別枠もそうでない生徒も平等に相手に己の実力でぶつかる

 

ー斎藤vs高城ー

 

「また先攻だ、ラッキーだね!オレは[花合わせ]を発動!デッキから花札衛(カーディアン)モンスターのカス札を4種類特殊召喚する!さあ行け!」

 

     [花札衛(カーディアン)-松-] DEF 100

 

     [花札衛(カーディアン)-芒-] DEF 100

 

     [花札衛(カーディアン)-柳-] DEF 100

 

     [花札衛(カーディアン)-桐-] DEF 100

 

「わあ~いっぱいでできたね~」

 

「これからだよ![花札衛(カーディアン)-桐-]をリリースする、行きなタネ札![花札衛(カーディアン)-牡丹に蝶-]を特殊召喚!」

 

   [花札衛(カーディアン)-牡丹に蝶-] DEF 1000

 

「[花札衛(カーディアン)-牡丹に蝶-]の効果だ!特殊召喚時にドローし、そのカードが花札衛(カーディアン)モンスターだった場合、相手のデッキトップ3枚を見てデッキトップかデッキボトムに置けるよ!違った場合はそのカードを捨てる...ドローカードは[花札衛(カーディアン)-松-]、デッキトップをいじるよ!」

 

斎藤がデッキトップをディスクを介して覗く。ディスクの進歩によりわざわざ相手まで詰め寄る必要もなく、自らのディスクを操作するだけでこの処理は終えられる

 

「あや、見られちゃった」

 

「失礼、...うーん、ボトムに置いて貰おうかな」

 

「はいはい~」

 

「続けるよ![花札衛(カーディアン)-牡丹に蝶-]の効果でこいつを含めてシンクロ召喚する場合、全員レベル2として扱うことが出来る!レベル2の[花札衛(カーディアン)-松-]と[花札衛(カーディアン)-芒-]と[花札衛(カーディアン)-柳-]に[花札衛(カーディアン)-牡丹に蝶-]をチューニング!五つの光を集め、無名の札から新たな力を灯す!カス札よ輝け!シンクロ召喚、行ってくれ[花札衛(カーディアン)-雨四光-]!」

 

   [花札衛(カーディアン)-雨四光-] ATK 3000

 

「まだ行けそうだね、場にレベル10以下の花札衛(カーディアン)モンスターがいる時[花札衛(カーディアン)-柳-]は特殊召喚できる!行って、[花札衛(カーディアン)-柳-]!」

 

   [花札衛(カーディアン)-柳-] DEF 100

 

「[花札衛(カーディアン)-柳-]の効果で墓地の花札衛(カーディアン)モンスターをデッキに戻して1枚ドローする![花札衛(カーディアン)-松-]を戻してドロー!」

 

「ドローカードが花札衛(カーディアン)じゃなくてもいいんだね~」

 

「うん、[花積み]を発動!オレのデッキトップに好きな花札衛(カーディアン)モンスターを3体置くよ!」

 

ディスクを操作し、斎藤は欲しい花札衛(カーディアン)を選ぶ。彼らはすぐその姿を現すことになるだろう

 

「[超こいこい]を発動!デッキトップ3枚をめくってその中の花札衛(カーディアン)モンスターを召喚条件を無視して、レベル2にし、効果無効で可能なかぎり特殊召喚する!行ってこい!」

 

    [花札衛(カーディアン)-芒に月-] DEF 2000

 

    [花札衛(カーディアン)-桐に鳳凰-] DEF 2000

 

    [花札衛(カーディアン)-松に鶴-] DEF 2000

 

「場の[花札衛(カーディアン)-柳-]をリリースして[花札衛(カーディアン)-柳に小野道風-]を特殊召喚!」

 

   [花札衛(カーディアン)-柳に小野道風-] DEF

2000

 

「[花札衛(カーディアン)-柳に小野道風-]の効果でドローし、花札衛(カーディアン)モンスターなら特殊召喚できる!ドローカードは[花札衛(カーディアン)-柳に小野道風-]だけど、特殊召喚はしない」

 

「レベル2の[花札衛(カーディアン)-芒に月-]と[花札衛(カーディアン)-桐に鳳凰-]と[花札衛(カーディアン)-松に鶴-]に[花札衛(カーディアン)-柳に小野道風-]をチューニング!再び行ってきてくれ![花札衛(カーディアン)-雨四光-]!」

   

    [花札衛(カーディアン)-雨四光-] ATK 3000

 

「おおぅ~2体目だ~」

 

「そうだよ!さあオレはカードを1枚セットしてエンドだ!」

 

斎藤 手札:2枚 LP 8000

 

モンスター/ [花札衛(カーディアン)-雨四光-] ATK 3000

 

     / [花札衛(カーディアン)-雨四光-] ATK 3000

 

魔法・罠 / リバース1枚

 

 

「私のターンですね~ドロー」

「ドローフェイズに[花札衛(カーディアン)-雨四光-]の効果発動!相手がドローした時1500ポイントのダメージを与える![花札衛(カーディアン)-雨四光-]は2体いる!3000ポイントダメージだ!!」

 

高城がデッキトップに手を掛けた隙を花札衛(カーディアン)シンクロモンスターが見逃さなかった。2体の[雨四光]が蒼き球体を各々放つ

 

「うにゃ!?...ドローしただけなのにぃ~」

 

高城 LP 8000→6500→5000

 

「すまないね!ちなみに[花札衛(カーディアン)-雨四光-]がいる限りオレの場の花札衛(カーディアン)モンスターは効果対象にならず、効果破壊されなくなるぞ!」

 

「あやや~参りましたね~」

「ではでは、[マジェスペクター・キャット]を召喚します~」

 

    [マジェスペクター・キャット] ATK 100

 

「[ラクーンちゃん]の効果でデッキからマジェスペクターカードをサーチします~[マジェスペクター・ユニコーン]をサーチ~」

 

「フィールド魔法[マジェスティック|P(ペガサス)]を発動~私のフィールドのマジェスペクターモンスターは攻・守が300ポイントアップします~」

 

  [マジェスペクター・キャット] ATK 100→400

  

「さらにさらに~マジェスペクターモンスターをリリースするとデッキからレベル4以下のマジェスペクターモンスターを特殊召喚できるよ~[キャットちゃん]をリリースしてデッキから[フォックスちゃん]を特殊召喚~」

 

 [マジェスペクター・フォックス] ATK 1500→1800

 

「[フォックスちゃん]の効果でデッキからマジェスペクタートラップカードをサーチするよ~[マジェスペクター・テンペスト]をサーチ~」

 

「そしてそして~[エキセントリック・デーモン]と[マジェスペクター・フォックス]をスケールにセット~」

 

   [エキセントリック・デーモン] (7)

 

   [マジェスペクター・フォックス] (2)

 

「ここでペンデュラム召喚!みんな集合~!」

 

 [マジェスペクター・ユニコーン] ATK 2000→2300

 

 [マジェスペクター・キャット] DEF 1800→2100

 

 [マジェスペクター・クロウ] DEF 1500→1800

 

「特殊召喚された[クロウちゃん]の効果で...」

「来たなペンデュラム!ここで永続(トラップ)発動![イカサマ御法度]!相手が手札からモンスターを特殊召喚した時、相手の場の手札から特殊召喚されたモンスター全てを手札に戻す!」

 

「やん!?イカサマなんかしてないのに~」

 

マジェスペクターモンスターは常に相手の効果対象にならず、効果破壊されない耐性と召喚時にサーチ効果を持っている。対する斎藤は対象を取らない全体バウンスで対応した。お互い耐性持ちのモンスターを操るが、斎藤の方が打点が高い。さらにドローフェイズの1500バーンも合わせるとなかなか厳しものだ

 

「仕方ない~帰っておいで私のマジェスペクターちゃん達、でも[クロウちゃん]の効果でデッキからマジェスペクター魔法はサーチするよ~?」

 

「無効にはしないからね、いいよ」

 

「[マジェスペクター・ソニック]をサーチ~そして[フォックスちゃん]を対象に発動~!攻撃力を倍!」

 

「倍!?」

 

 [マジェスペクター・フォックス] ATK 1800→3300

 

「おいおいーオレがあんなに頑張って出したのに簡単に超えられちゃったよ」

 

「ごめんね~バトル、[フォックスちゃん]で[雨四光]に攻撃~!」

 

斎藤 LP 8000→7850

 

「[ソニック]は攻撃力倍の変わりに相手に与えるダメージが半分になっちゃうよ~」

 

「またカス札から始めなきゃ...」

 

「カードを2枚伏せてターンエンド~」

「エンドフェイズに[花札衛(カーディアン)-雨四光-]の強制効果で次の相手スタンバイまで[花札衛(カーディアン)-雨四光-]の効果か次のオレのドローフェイズを放棄しなきゃいけない。オレはドローフェイズを捨てるよ」

 

高城 手札:2枚 LP 5000

 

モンスター/ [マジェスペクター・フォックス] 3300→1800

 

     / [マジェスペクター・キャット] DEF 2100

 

魔法・罠 / リバース2枚

 

フィールド/ [マジェスティックP(ペガサス)]

 

「オレのターン、ドローは無いっと...じゃあ[花札衛(カーディアン)-松-]を通常召喚するよ!」

 

   [花札衛(カーディアン)-松-] ATK 100

 

「[花札衛(カーディアン)-松-]の効果でドローするよ!」

 

「ウ〜ン...手札もないですし、カウンター(トラップ)[マジェスペクター・テンペスト]を発動します!私のフィールド上の風属性・魔法使い族モンスターをリリースしてカードの発動を無効にして破壊します~!」

 

マジェスペクター用のカウンター罠、発動条件から他テーマでも使用出来ないことはないカードだ。だが、名称からサーチが可能なマジェスペクターでこそその本領が発揮できるためマジェスペクター専用カードと言ってもいいだろう。何がともあれ斎藤の一手は止められてしまった

 

「おいおいー...じゃあかけてみるか、墓地の[花積み]の効果発動!除外して墓地の花札衛(カーディアン)モンスターを1体手札に加えるよ![花札衛(カーディアン)-柳-]を手札に」

 

「墓地効果まであるんだねぇ~強い強い」

 

「そうだね、[花札衛(カーディアン)-柳-]を特殊召喚!」

 

    [花札衛(カーディアン)-柳-] DEF 100

 

「効果で墓地の[花札衛(カーディアン)-松-]をデッキに戻して1枚ドローするよ!」

 

[柳]は斎藤の墓地に力を使う。デッキにいてもいいカス札を戻し、必要になるサポートカードを引けるよう、願いカードを引く

 

「うん!いいね、[超こいこい]を発動!行くぞ!?」

 

「かけるんだね~」

 

「ああ![超こいこい]は3枚めくったうちの花札衛(カーディアン)モンスター以外のカードは裏側で除外して1枚につきライフを1000失うデメリットがある...」

 

そう言い、静かに効果の処理を行う斎藤。ライフにはまだ余裕があるとはいえここで多くの花札衛(カーディアン)モンスターを特殊召喚出来なければ[雨四光]のデメリット効果も合わせて形成は不利になる。めくられたカードは...

 

「[花札衛(カーディアン)-紅葉に鹿-]、[花積み]、[花札衛(カーディアン)-桐-]だ!」

 

「2枚だね~」

 

「ああ!2体を特殊召喚だよ!」

 

    [花札衛(カーディアン)-紅葉に鹿-] DEF 1000

 

    [花札衛(カーディアン)-桐-] DEF 100

 

斎藤 LP 7850→6850

 

「墓地の[超こいこい]の効果を発動!除外し、場の花札衛(カーディアン)モンスターをリリースすることで手札の花札衛(カーディアン)モンスターを召喚条件を無視して特殊召喚できる![桐]をリリース!行ってくれ[花札衛(カーディアン)-柳に小野道風-]!」

 

   [花札衛(カーディアン)-柳に小野道風-] DEF 2000

 

「効果でドロー![花札衛(カーディアン)-萩に猪-]だ、手札に加える!」

 

「手札から[花札衛(カーディアン)-芒-]を特殊召喚!」

 

   [花札衛(カーディアン)-芒-] DEF 100

 

「効果は使わない、レベル2の[花札衛(カーディアン)-紅葉に鹿-]と[花札衛(カーディアン)-芒-]にレベル2として扱う[花札衛(カーディアン)-柳に小野道風-]をチューニング、手札に異光が灯る!敵を貫き、光札の道を創れ!シンクロ召喚!言ってくれ[花札衛(カーディアン)-猪鹿蝶-]!」

 

    [花札衛(カーディアン)-猪鹿蝶-] ATK 2000

 

「バトルだ!って[キャット]守備力高いな...[雨四光]で[キャット]に攻撃だ![猪鹿蝶]がいる限り、オレの場の花札衛(カーディアン)モンスターが貫通効果を得るぞ!」

 

「やん![キャットちゃん]~...」

 

高城 LP 5000→4100

 

「[猪鹿蝶]でダイレクトアタックだ!」

 

高城 LP 4100→2100

 

「およよ~...やばいね!」

 

「ターンエンドだよ!」

 

斎藤 手札:0枚 LP 6850

 

モンスター/ [花札衛(カーディアン)-雨四光-] ATK 3000

 

モンスター/ [花札衛(カーディアン)-猪鹿蝶-] ATK 2000

 

魔法・罠 / [イカサマ御法度]

 

「うぅ~ドロー」

「ドローフェイズに入ったね?1500バーンを与えるよ!」

 

高城 LP 2100→600

 

「むむむ...もうこれ以上は無理だね~」

「でもでも!私はやっちゃうよ~!ペンデュラム召喚~みんな集合~!」

 

   [マジェスペクター・キャット] DEF 2100

 

   [マジェスペクター・フォックス] ATK 1800

 

   [マジェスペクター・クロウ] DEF 1800

 

   [マジェスペクター・ユニコーン] ATK 2300

 

「この子達の効果をチェーンするよ~[キャットちゃん]と[クロウちゃん]で[マジェスペクター・ソニック]を、[フォックスちゃん]で[マジェスペクター・テンペスト]をサーチするよ~」

 

「来たね、でも[イカサマ御法度]を使わせてもらう!手札から出てきた奴には帰ってもらおう!」

 

斎藤の場の永続罠が輝く。対するマジェスペクター達もサーチ可能なカードをデッキから高城に手渡した。その役目を終えると自らも高城の手札に加わった

 

「よしよし~じゃあ[マジェスティックP(ペガサス)]の効果発動~[キャットちゃん]をリリースしてデッキから[フロッグちゃん]を特殊召喚~」

 

   [マジェスペクター・フロッグ] ATK 1600

 

「私のフィールド上に魔法使い族モンスターがいるから[デーモン・イーター]を特殊召喚~」

 

   [デーモン・イーター] ATK 1500

   

「[フロッグちゃん]の効果でデッキから[マジェスペクター・テンペスト]をセットするよ~」

 

「[フロッグちゃん]をリリースして[ユニコーンちゃん]をアドバンス召喚!」

 

   [マジェスペクター・ユニコーン] ATK 2300

 

「バトルに入るよ~」

「さっきと同じか...っ!」

 

「[ソニック]で[フォックスちゃん]の攻撃力を倍!そして[雨四光]に攻撃~!」

 

斎藤 LP6850→6700

 

「やるね...」

「やるよ~![ユニコーンちゃん]の効果発動~!私の場のペンデュラムモンスターと相手のフィールド上のモンスターをバウンスするよ~![フォックスちゃん]と[猪鹿蝶]をバウンス~」

 

「[雨四光]がいないからね...通すしかない。[イカサマ御法度]はオレの場に花札衛(カーディアン)シンクロモンスターがいないと維持出来なくなるよ」

 

[猪鹿蝶]と共に[イカサマ御法度]も消えた。高城は迷わず攻めの姿勢を続ける

 

「[ユニコーンちゃん]でダイレクトアタック~!」

「通すよ、[テンペスト]はきついけどオレのターンで...「攻撃宣言時!」

 

「...何かあるのかい?」

 

「[マジシャンズ・サークル]を発動~!魔法使い族モンスターが攻撃宣言した時、お互いにデッキから攻撃力2000以下の魔法使い族モンスターを特殊召喚できるよ~!」

 

「お互いか...ってオレのデッキにはいないよ」

 

「ではでは私だけ~おい[ユニコーンちゃん]~!」

 

   [マジェスペクター・ユニコーン] ATK 2300

 

「あ、[ユニコーンちゃん]の攻撃はしますよ~」

 

斎藤 LP 6700→4400

 

「今出てきた[ユニコーンちゃん]でもダイレクトアタック~」

 

「これは厳しいな...」

 

斎藤 LP 4400→2100

 

「[デーモン・イーター]でもダイレクトアタック~!」

 

バトルフェイズ中のフリーチェーンカードにより、斎藤に大ダメージを与える高城。前半のおっとりさも抜け、攻めの手を緩めず猛攻するが

 

斎藤 LP 2100→600

 

「...危ないね」

([花積み]も落ちてる、何とかなりそうだけど...)

 

[花積み]の墓地効果で花札衛(カーディアン)モンスターを回収し、ドローを繰り返し展開を考える斎藤。ライフはお互い残り600と少なく、次にターンがくる斎藤が600を削れるか否かに決闘(デュエル)の勝敗がかかっているようにみえる

 

「いいえ、メイン2 にはいるよ~![マジェスティックP(ペガサス)]の効果で[ユニコーンちゃん]をリリースしてデッキから[フロッグちゃん]を特殊召喚するよ~」

 

    [マジェスペクター・フロッグ] ATK 1300

 

「...まさか?」

 

「ほいさ!レベル4の[デーモン・イーター]と[マジェスペクター・フロッグ]でオーバレイネットワークを構築~エクシーズ召喚!おいで[ガガガガンマン]~」

 

    [ガガガガンマン] DEF 2400

 

「ははは...参ったね...そのための[デーモン・イーター]か」

 

「えへへ~[ガンマンさん]の効果発動~!相手に800バーンダメージを与えるよ~」

 

バーンで始まり、バーンで終える決闘(デュエル)だった。その所要ターンは2。短い決闘(デュエル)だが随分長く感じるものだった、斎藤のライフは0を刻む

 

       LP 600→0

           斎藤LOSE

 

 




ガンマンって懐かしいですよね


~おまけ~

「高城の決闘(デュエル)だ、マジェ可愛いね[ラクーン]と[フロッグ]抱いて寝むりたい」

「そうだね!慎也、早乙女先輩の[アルファン]は!?」

「普通に可愛いね~手握りたい、尻尾モフモフしたいー」

「...というより村上君なんでも可愛いって言うわよね?」

「そのようですね...」

「及川さんのカエル達も可愛い可愛いってにやけてたわよ。ね、詩織?」

「は、はい...そうですねー」

「...あらあら」


「慎也、あっちのフィールドは?」

「うんうん~可愛い~」

「慎也あっちは...」

「可愛いねー」

「慎也、慎也の左にいる女の子は?」

「うん、可愛い」

「ふぇえ!?」

「どのへんが?」

「華奢なのに力持ちのギャップとか、誰相手でも丁寧語なのに驚くとたまに出る変な声とか、読書すると眠くなっちゃうとことか、俺のブカブカのシャツきて喜ぶ子供っぽい所とか、子供っぽいのに下着は意外とセクシーなものな所とか、お酒に弱い所とか...あと美味しいご飯作る所かな?」

「む、村上さん///」

「ちょっと待なさい、何個か聞き捨てならない箇所があったんだけれど?」

「皆木さん...どんなお召し物で?」

「れ、麗華ちゃん!スカート捲らないで!!///」

「アハハハハハ!!」

「あー可愛いねー」

『殿...皆木殿達が軽くパニック状態になっておりますが...?』

「え?...どしたのみんな??」

《殿...無意識ですか...》

ぶっちゃけどうですか?

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