遊戯王が当たり前?→ならプロデュエリストになる!   作:v!sion

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随分時間が空いてしまいました…その割には今回短いです…すみません。
どうもおまたせしました!新しいの買いました!2箱!でずかフュージョンドラゴンは一枚も当たりませんでした!次元障壁はシクとスーパーが一枚ずつです当たりました、今回はクリストロン作りたいです。昔のテーマが色々強化されてますよね、デッキいじるのに時間取られましたー…


第十八話 超えるべきもの

Aブロック優勝者の慎也から軽く言葉をもらった司会は少しのインターバルを経て、Bブロックに移るべく進行する。

 

「それでは、構内大会Bブロックに移ります!Bブロックのトーナメント表はこのようになっております!」

 

 

 

松橋 ー

    ├ー

皆木 ー  │

      ├ー

秋天堂ー  │  │  

    ├ー   │  

豊田 ー    │

        ├ー

小林 ー    │  │

    ├ー   │  │

渡邉 ー  │  │  │

      ├ー   │

須原 ー  │    │

    ├ー     │

平松 ー      

        Bブロック優勝

関根 ー       

    ├ー     │

宇津木ー  │    │

      ├ー   │

篠崎 ー  │  │  │

    ├ー   │  │

西条 ー    │  │

        ├ーー

櫻井 ー    │

    ├ー   │

梶  ー  │  │

      ├ー

及川 ー  │

    ├ー

大島 ー

 

 

「それでは生徒は移動をお願い致します!」

 

少しのインターバル後のアナウンス。慎也達は集まって言葉を交わしていたが、西条と詩織はここで観客席をあとにしなければならない。西条が1歩前に出て語る

 

「ついにこの時が来ましたわ…さてお話はここまでです、楽しい時を過ごした友達も数分後には敵になるんです。皆木さん、私にt…「村上さぁん!!私、頑張ってきます!一緒に対抗戦でましょうね!?」

 

恐らく格好いいセリフが遮られた。後ろで蛭谷と友樹が声を殺して笑っていた

 

「うん、いってらっしゃい。ところで西条さんはなんて言おうとしたの?」

 

「…よ、よしてください!//」

 

「まあとにかく!西条も皆木も頑張れよ!」

 

「あ、はい!」

 

 

 

 

*

 

 

 

 

(村上さんと対抗戦、村上さんと対抗戦!)

 

謎の呪文を反芻しながら己のスペースを目指す詩織。目的の場所には倒すべく相手がいた

 

「村上さんと…あ、よろしくお願いします!」

 

その倒すべく相手は操作していた端末をポケットにしまい、詩織を見据えた

 

「あ、はいよろ…」

 

その人物の瞳には天使のような…可憐な少女が映っていた。実際には詩織なのだが

 

「ま、松橋遼です!よろしく!!」

(か、可愛い…っ!?なんて可愛い娘なんだ!)

 

「?皆木詩織です、よろしくお願いします」

(村上さんと…村上さんと…)

 

「ところで皆木さん!」

(あぁ…ため息が出るような美しさだ…)

 

「村上さ…あ、はい?」

 

「か、彼氏はいるの?」

 

「ふ、ふぇ!?」

 

突然の踏み込んだ質問に赤面しながら戸惑う詩織

 

「い、いませんよー…」

(彼氏…急に何でしょうかこの人?)

 

「じゃ、じゃあさ…こ、今度俺と一緒に映画とか見に行かない??」

(よし…!)

 

「え?きゅ、急に何ですか?」

(で、デートのお誘いでしょうか??)

 

「だめかな!?俺皆木さんとすっごく仲良くなりたいんだ!お願いっ!」

(このきっかけを逃したくない!)

 

「あ、あなたと今初めてあったばかりですし…そんな…」

(必死で圧が怖いです…村上さんはもっと上手に誘ってくれますよ!)

 

「じ、じゃあまずはお茶とかでいいからっ!」

(うぅ…手応えがない…)

 

「と、とりあえず落ち着いてくださいよ…」

(そうですよ!そもそも私には村上さんが…っ!)

 

「じゃあさ!じゃあさ!この決闘(デュエル)で俺が勝ったらデートの件考えてよ!ね?」

(頼む!)

 

「むむ…」

(…でももし村上さんが積極的だったら…)

 

ーー

ーーー

 

「今日は楽しかったですね!村上さん!?」

 

「…何言ってんだよ?お楽しみはこれからだろ?」

 

「ふぇ!?でももう夜も遅いですし…」

 

「詩織、今夜は泊まっていけよ…ただし寝かせないけどな…?」

 

ーーー

ーー

 

「…いいですねぇ//」

 

「まじで!?やった!約束だよ!!」

 

「…ふぇ?…どうしましt…「お待たせしました!Bブロック第一回戦…決闘…スタート!!」

 

誤解のまま決闘の火蓋が切られる

 

       「「決闘(デュエル)!!」」

        詩織 LP 8000

        松橋 LP 8000

 

「勝ってデート…っ!俺のターン!」

 

「[トゥーン・キングダム]発動!効果処理ではデッキトップ3枚除外する!」

 

「トゥーンですか」

 

「そうだよっ![トゥーン・ヂェミナイ・エルフ]を通常召喚、カードを2枚伏せてターンエンド!」

 

松橋 手札:1枚 LP 8000

 

モンスター/ [トゥーン・ヂェミナイ・エルフ] ATK 1900

 

魔法・罠 / リバース2枚

 

フィールド/ [トゥーン・キングダム]

 

 

「私のターンです!ドロー」

 

「[トゥーン・キングダム]はトゥーンモンスターの破壊をデッキトップ除外で防ぐ効果とトゥーンが効果対象にされなくなる効果があるからねっ!」

 

トゥーンの場持ちを良くし、尚且つトゥーン持ち前のダイレクトアタック効果でビートを繰り返す。詩織は戦闘ダメージこそ与えられるが、伏せも2枚あるため警戒を要するだろう

 

「…[ファーニマル・ドッグ]を通常召喚します!」

 

    [ファーニマル・ドッグ] ATK 1700

 

「召喚時効果でデッキから[ファーニマル・ベア]を手札に加えます!」

 

「[ベア]を捨てて効果発動です!デッキから[トイポット]をセットします。そのまま発動です!手札の[ファーニマル・ウイング]を捨ててドロー!…引いたのは[エッジインプ・チェーン]です、ファーニマルモンスターではないので墓地に送られます…」

 

「あー…どんまい」

 

「いいえ!この場合は[チェーン]の効果が発動します!手札から墓地に行ったのでデッキから[魔玩具融合(デストーイ・フュージョン)]を手札に加えます!」

 

 

ドロー後の処理なので手札から墓地に行った扱いになる。下手にファーニマルを引くよりこちらのほうがお得かもしれない

 

「な、なるほど…無駄がないね…」

 

「そして[融合]を発動します!手札の[エッジインプ・シザー]と[ファーニマル・マウス]と場の[ファーニマル・ドッグ]を融合!愛らしい姿は悪魔と化す、来るものを鋏の錆にしろ!融合召喚!現れ出ちゃってください、[デストーイ・シザー・タイガー]!」

 

   [デストーイ・シザー・タイガー] ATK 1900

 

「[シザー・タイガー]の効果発動です!3体素材にしたので3枚場のカードを破壊します、[トゥーン・キングダム]とリバースカード2枚を対象に発動です!」

 

発動宣言後、[シザー・タイガー]は持ち前の鋏を振り回し、[キングダム]を真っ二つに引き裂いた。それだけで止まらず控えていた伏せカードまでも粉微塵に変えてしまった。[ジェミナイエルフ]の姿も見えない

 

「[トゥーン・ワールド]が無くなるとトゥーンモンスターは破壊される…[キングダム]も[ワールド]扱いのため[ジェミナイエルフ]を破壊する…」

 

一気に場のカードが無くなってしまった

 

「むー…[魔玩具融合(デストーイ・フュージョン)]を発動します!墓地の[エッジインプ・シザー]と[ファーニマル・ドッグ]と[ファーニマル・マウス]と[ファーニマル・ベア]を融合!滴る血の雫、全てを喰らい、殲滅しろ!融合召喚、現れ出ちゃってください![デストーイ・シザー・ウルフ]!」

 

  [デストーイ・シザー・ウルフ] ATK 2000→2600

 

「4体融合!?」

 

素材の数に驚く松橋、だが遠方には…

 

 

「慎也…皆木のやつ」

 

「うん…相変わらず見かけによらないプレイングするよね…」

 

「ああ、攻撃的だなあ?」

 

「…まあそのギャップがいいんだけどね」ボソッ

 

「皆木もだけどさ!一番奥のスペース見てみろよ!」

 

「なになに…ほう?いい布陣だな」

 

「ああ…最近強化されたのもあるからなあ」

 

「うん、なんか可愛いね…」

 

ーー

 

「バトルフェイズです![シザー・ウルフ]は融合素材にした数まで攻撃できます!ダイレクトアタック!!」

 

「…うん?素材の数って…」

 

4体だ、再び魔の鋏が松橋を襲う

 

 

松橋 LP 8000→5400

 

 

「もう一度[シザー・ウルフ]でダイレクトアタック!」

 

 

松橋 LP 5400→2800

 

 

「まだです![シザー・ウルフ]でダイレクトアタック!!」

 

 

松橋 LP 2800→200

 

 

「そ、そんな…まさか…」

 

「終わりです![シザー・ウルフ]でダイレクアタック!"シザーズ・フィアー"!!」

 

守る手段の伏せカードを一掃し、ゲームエンドの数値分殴る。シンプルすぎる決闘だ、もちろん…

 

 

        LP 200→0

          松橋LOSE

 

次に聞こえるのは松橋の震える声でなく、終了を告げるブザーだ

 

「ま、負けた…」

 

「やったぁ!まずは1勝です!!」

 

慎也のいるであろう観客席を見ると慎也と目があった。慎也は笑顔で見つめてはくれているが、他の決闘(デュエル)を気にしている事には詩織も気づいた

 

(ん?何かあるのでしょうかね?)

 

試しに隣のスペースに視線を移すとそちらの決闘(デュエル)も終盤に差し掛かっていた

 

 

秋天堂 手札1枚 LP 8000

 

モンスター/ [魔妖仙獣 大刃禍是] ATK 3000

 

     / [魔妖仙獣 大刃禍是] ATK 3000

 

     / [妖仙獣 鎌壱太刀] ATK 1600

 

     / [妖仙獣 鎌参太刀] ATK 1500

 

     / [妖仙獣 鎌弐太刀] ATK 1800

     

魔法・罠 / リバース3枚

 

スケール / [妖仙獣 右鎌神柱](11)

 

     / [妖仙獣 左鎌神柱](3)

 

「さあ終わりだね、[大刃禍是]でダイレクトアタックだよ!」

 

「うわぁぁぁあ!??」

 

 

        LP 1100→0

          豊田LOSE

 

 

特別枠が圧倒していた。次の詩織の相手でもある秋天堂の勝利に観客席が湧いた

 

(秋天堂さん…あの人を倒さないと村上さんの所にはいけません…)

 

(…おや?あの子はたしか村上君の…)

 

視線に気づいた秋天堂が詩織に微笑みかえす。しかし彼女達はこれなら戦う事になる

 

(…負けません!勝って対抗戦です!!)

 

(…残酷だね)

 

迅速に勝利を掴んだ彼女達を他所に他の生徒達は奮闘を続けている。今の彼女たちにできる事は周りの生徒の邪魔にならぬよう、静かに闘志の炎を燃やし、次の相手を待つだけだ…

 

 




デストーイでワンキル、それだけです


          〜おまけ〜

「それではAブロック優勝者の村上君に1言頂きたいと思います!…終えてみてどうでしたか??」

(えぇ…何も考えてないよ…どうしよう、シエン?)

『ふむ…2回も地縛神とハンデスの餌食になりましたので…是非それは言いたいですな』

「んー…地縛神とハンデスがきつかったかな!?」

「アハハハ!!」「確かに手札なかったねーw」「そっか、地縛神使い2人相手にしたのか」「村上さーん!!」「いいぞー!w「お疲れ様ー!」

「なるほど!確かに草薙さんも色嶋さんも強敵でしたもんね!?では今の心境はどうですか?」

『特別枠という肩書がプレッシャーだった、でいきましょう』

「うん…特別枠とかプレッシャーがあったからね…肩の荷が下りたって感じかな」

「あー確かにね~」「うんうん!」「初戦から特別枠同士だったわよね…」「村上さん素敵ですよー!!」「だよね…ww」

「なるほど!ではずばり!今一番したいことはなんでしょうか!?」

「タバコが…『殿、本音すぎますぞ!くれーぷの名を出すのです!』

「ず、ずっと緊張してたから甘いものとか食べたいなー…なんて?」

「あーかわいいーw」「村上君が3年生ってたまに忘れるよ…」「ていうか今タバコって言いかけなかったか?」「村上さぁぁぁあん…!!」

『殿、くれーぷは?』

(シエンが食べたいだけでしょ…)

ぶっちゃけどうですか?

  • 読みたいからやめて欲しくない
  • 読みたいけど無くなったら読まない
  • 普通
  • 無くてもいい
  • 読むのが億劫

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