遊戯王が当たり前?→ならプロデュエリストになる!   作:v!sion

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※ミスがあまりにも多かったため最初から書き直しました。[双眼の銀龍]を出すタイミングがおかしいのと[超戦士の儀式]のレベルをピッタシにしないといけないのと[下準備]で持ってこれないの持ってきてる、などなどです。その後には影響しませんが一応...

それではどーぞ!


第十六話 白竜再び

「続いて準決勝です!トーナメント表はこのようになっております!」

 

 

村上 ー

    ├ー

   ー  │

      ├ー

   ー  │  │  

    ├ー   │  

   ー    │

        ├ー

   ー    │  │

    ├ー   │  │

   ー  │  │  │

      ├ー   │

   ー  │    │

    ├ー     │

灰田 ー      

        Aブロック優勝

   ー       

    ├ー     │

富永 ー  │    │

      ├ー   │

米良 ー  │  │  │

    ├ー   │  │

   ー    │  │

        ├ーー

黒川 ー    │

    ├ー   │

   ー  │  │

      ├ー

   ー  │

    ├ー

草薙 ー

 

 

 

「勝者は次のスペースに移動お願いします!」

 

相変わらずよく通る声がスピーカーを通して響く。順調に勝ち進んだ慎也の次の相手は灰田。普段仲の良い彼だが負ける訳にはいかない、内心慎也は闘志に燃えていた

 

「じゃあね、村上ちゃん。応援してるからね〜!」

 

「うん、ありがとう」

 

 

 

*

 

 

 

「あ!美姫ちゃん、おつかれー」

 

「あら詩織…負けちゃったわ…」

 

古賀同様に敗北した黒川が観客席にいる詩織達の元に来た。

 

「おつかれ黒川。どうだった?」

 

対戦相手の草薙の事だ。黒川は手にしていたジュースを口に含み潤す、そして語る

 

「なんていうのかしらね…驚きの連続ね」

 

「驚き、か」

 

「あのデッキに似合わない大型モンスターの連出…草薙さんはよく回せるわよね…」

「デッキの相性も私にかなり有利だったはずなのに…」

 

「まあ反省点はあるかもしれないが、灰田と慎也の決闘が始まるぞ」

 

「あ、村上さんー!頑張ってください!!」

 

「灰田の応援はねえのかよ…」

蛭谷が西条を率いてやって来た

 

「颯人か、おかえり…西条はどこにいた?」

 

「東棟にいたぜ」

 

「よ、よく掲示版みていなかったものですから…」

 

「迷ったと?」

 

頬を赤くしながら西条が頷く。もちまえの天然のおかげでAブロックの決闘の半分を見逃してしまった。

 

「L○NEしてやったというのに…」

 

「す、すみません…ご迷惑をお掛けしました…」

 

「まあまあ!麗華ちゃんも一緒に見ましょう!」

 

「え、ええ…」

 

詩織が見つめる先には…

 

 

 

「ここまできたか…慎也…」

ドスの効いた声で灰田が迎える

 

「お前こそ…よく俺に倒されるまでのこってたなぁ…」

慎也も威圧感ある声で応える

 

「お前とは"決闘学"以来だな…わるいな!お前に優勝はさせない…っ!ここで沈みなぁ!!」

 

「吐かすな!沈むのは貴様の方だぁ!!」

 

謎のテンションのやり取りをする慎也たちだが

 

「……さて!残り四名ですので生徒の紹介をさせていただきます!!熱いノリは一度お収めくださ~い…」

 

何時の間にかスペースのマイクがオンにされていた。慎也達の悪ノリは観客席まで届いてしまっていた…

灰田まで顔を真っ赤にしながら俯き、肩を震わせている

 

「現在残っている生徒は村上君、灰田君、富永君、草薙さんです!」

 

「多彩なデッキ使い、その戦闘スタイルはまさにトリックスター!特別枠の名は伊達じゃない!3年生村上慎也君!!」

 

「次々現れる龍達!その轟音の先に屹立するハイテンションボーイ!3年生灰田光明君!!」

 

「無名ながらも勝ち進む実力は本物!強豪相手に食らいつけ!2年生富永茂一君!!」

 

「美しいデッキとその姿、しかし現れる恐怖の大型モンスター達!操るその指もまた美しい!3年生草薙花音さん!!」

 

「それでは決闘…スタート!!」

      「「決闘(デュエル)!!」」

        慎也 LP 8000

        灰田 LP 8000

 

「し、慎也!行くぞ!!」

「[青き眼の乙女]を通常召喚、フィールド魔法[光の霊堂]発動![乙女]を対象に取る!」

 

     [青き眼の乙女] ATK 0

     

「何もないです…」

 

「[乙女]の効果をチェーンする、デッキから[青眼の白竜(ブルーアイズホワイトドラゴン)]を特殊召喚!デッキから[アレキサンドライドラゴン]を墓地に送る!」

     

     [青眼の白竜(ブルーアイズホワイトドラゴン)] ATK 3000

 

     [青き眼の乙女] ATK 0→400

 

「[龍の霊廟]発動!デッキから[ダークストーム・ドラゴン]を墓地に送る、墓地では通常モンスター扱いだから[霊廟]の効果でもう1体墓地に送るよ![伝説(レジェンド)(オブ)白石(ホワイト)]を墓地に」

 

「墓地に送られた[白石]の効果発動!デッキから[青眼の白龍(ブルーアイズホワイトドラゴン)]を手札に加える!」

 

「[青眼(ブルーアイズ)亜白竜(オルタナティブドラゴン)]は手札の[青眼の白龍(ブルーアイズホワイトドラゴン)]を公開することで特殊召喚できる!行け、[亜白竜(オルタナティブドラゴン)]!!」

 

     [青眼(ブルーアイズ)亜白竜(オルタナティブドラゴン)] ATK 3000

 

「[トレード・イン]発動、[青眼の白龍(ブルーアイズホワイトドラゴン)]を捨てて2枚ドロー!」

 

「[ドラゴン・目覚めの旋律]を発動!手札を1枚捨ててデッキから[Sin 青眼(ブルーアイズ)白龍(ホワイトドラゴン)]と[混沌帝龍(カオスエンペラードラゴン)-終焉の使者-]を手札に加える!」

 

「デッキの[青眼(ブルーアイズ)白龍(ホワイトドラゴン)]を除外して[Sin(シン)青眼(ブルーアイズ)白竜(ホワイトドラゴン)]を特殊召喚!」

 

     [Sin(シン) 青眼(ブルーアイズ)白竜(ホワイトドラゴン)] ATK 3000

 

「レベル8の[青眼(ブルーアイズ)亜白竜(オルタナティブドラゴン)]と[Sin(シン) 青眼の白龍(ブルーアイズホワイトドラゴン)]2体でオーバレイ、エクシーズ召喚![No.107銀河眼(ギャラクシーアイズ)時空龍(タキオンドラゴン)]!!そしておなじみ[時空龍(タキオンドラゴン)]を素材にオーバレイ、[No.95ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン]をエクシーズ召喚!」

 

[No. 95ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン] ATK 4000

 

「効果発動!俺は[エクリプスワイバーン]と[アモルファージ・イリテュム]と[アークブレイブドラゴン]を墓地に送る、除外しろ」

 

「むぅ…[儀式魔人-ディザーズ-]、[儀式魔人-プレイサイダー-]、[儀式魔神-リリーサー-]を除外する」

 

儀式モンスターのサポートカードだ

 

「儀式…?」

 

「さあどうでしょう」

 

「…[エクリプス]の効果でデッキから[レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン]を除外する!」

 

「レベル8の[青眼(ブルーアイズ)白龍(ホワイトドラゴン)]にレベル1[青き眼の乙女]をチューニング!古より伝わる青き眼の力、今ここに銀龍の叫びを轟かせよ!!シンクロ召喚!!轟臨せよ、[蒼眼の銀龍]!!」

 

     [蒼眼の銀龍] DEF 3000

 

「[銀龍]の効果で俺のドラコン達に耐性を与える!ターンエンド!!」

 

灰田 手札:1枚 LP 8000

 

モンスター/ [No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン] ATK 4000

    

     / [蒼眼の銀龍] DEF 3000

 

魔法・罠 / なし

 

フィールド/ [光の霊堂]

 

「ドロー…」

 

「スタンバイフェイズに[イリテュム]を特殊召喚!」

 

   [アモルファージ・イリテュム] ATK 2750

   

「出たな…まずは[光の援軍]発動!デッキトップ3枚墓地に送ってデッキからライトロードと名のつくモンスターを手札に加える。デッキトップは[ライトロード・アサシン ライデン]、[ライトロード・ビースト ヴォルフ]、[超戦士の魂]…[ライトロード・サモナー ルミナス]を手札に加える。そのまま通常召喚!」

 

  [ライトロード・サモナー ルミナス] ATK 1000

 

「デッキから墓地に送られた[ヴォルフ]の効果で特殊召喚する!」

 

  [ライトロード・ビースト ヴォルフ] ATK 2100

 

「ライロ...?」

 

「[超戦士の魂]の効果でデッキから[宵闇の戦士]を手札に加える!」

「そして…儀式魔法[超戦士の儀式]発動!手札の[宵闇の戦士]と[超電磁タートル]をリリース、呑め闇、照らせ光!カオスの名を冠する挑戦士を導け!儀式召喚、降臨せよ![超戦士カオス・ソルジャー]!!」

 

    [超戦士カオス・ソルジャー] ATK 3000

 

「[カオス・ソルジャー]…っ!そのデッキは…」

 

「"カオスライロ"だよ![宵闇]を素材にした[カオス・ソルジャー]は相手モンスターの除外と手札を次のエンドフェイズまで裏側除外する効果がある!バトルフェイズ![カオス・ソルジャー]で[イリテュム]に攻撃!」

 

エクストラデッキを睨み、いつもの仕事をしていた[イリテュム]だが手札からの大型モンスターには対応できず、[カオス・ソルジャー]に引き裂かれた。[イリテュム]はペンデュラムモンスターのため墓地に行かずエクストラデッキに行くため[超戦士]の効果は使えずダメージは少なくなった。

 

灰田 LP 8000→7750

 

「メイン2、[ルミナス]の効果発動!手札を1枚捨てて墓地の[ライデン]を特殊召喚する!」

 

  [ライトロード・アサシン ライデン] ATK 1700

 

「[ライデン]の効果発動!デッキトップ2枚墓地に落とす![開闢の戦士]、[グローアップ・バルブ]を墓地に」

「墓地の[グローアップ・バルブ]の効果発動、デッキトップを墓地に送り自身を特殊召喚!」

 

   [グローアップ・バルブ] DEF 100

 

「レベル3の[ライトロード・サモナー ルミナス]にレベル1の[グローアップ・バルブ]をチューニング、シンクロ召喚!現われろ[虹光(アーク)宣告者(デクレアラー)]!」

 

   [虹光(アーク)宣告者(デクレアラー)] DEF 1000

 

「[宣告者]は自身をリリースして魔法・罠・効果モンスターの効果の発動を無効にできる!」

 

「レベル4の[ライトロード・ビースト ヴォルフ]と[ライトロード・アサシン ライデン]でオーバレイ、エクシーズ召喚!現れろ、[ライトロード・セイント ミネルバ]!」

 

  [ライトロード・セイント ミネルバ] DEF 800

 

「[ミネルバ]の効果発動!デッキトップ3枚を墓地に落とす!...[超戦士の盾]、[ツイン・ツイスター]、[覚醒の暗黒騎士ガイア]...」

 

墓地に送りたいカードだけでなく強力なカードも落ちてしまう。ランダム要素の運命ともいえる

 

「さらに[超戦士カオス・ソルジャー]の効果発動、手札を除外しな」

 

残り1枚のためそれを除外する灰田。ハンドレスからのスタートとなる

 

「これでターンエンド」

 

慎也 手札:1枚 LP 8000

 

モンスター/ [超戦士カオス・ソルジャー] ATK 3000

   

     / [虹光(アーク)宣告者(デクレアラー)] DEF 1000

 

     / [ライトロード・セイント ミネルバ] DEF 800

     

魔法・罠 / なし

 

 

「ドロー…スタンバイは…」

 

[蒼眼の銀龍]により[青眼(ブルーアイズ)白竜(ホワイトドラゴン)]を蘇生できるフェイズに入ったが、効果無効化を持つ[宣告者]が睨みをきかせている。しかしここで使わせたほうがいいと判断した灰田は宣言する

 

「[銀龍]の効果発動するよ!」

 

虹光(アーク)宣告者(デクレアラー)] をリリースしてその効果を無効にして破壊する!」

 

[銀龍]は光を帯び、墓地に眠る[青眼(ブルーアイズ)白竜(ホワイトドラゴン)]に呼びかける。しかしその光を超える輝きが[宣告者(デクレアラー)]を包み、[銀龍]と共に墓地へ落ちた。

 

「[宣告者(デクレアラー)]の効果発動、墓地に送られるとデッキから儀式パーツを手札に加える。[超戦士カオス・ソルジャー]を手札に加える」

 

相手の効果を無効にしつつ[超戦士]の儀式パーツを集める慎也。しかし手札消費は両者共に激しいため、早急な儀式素材の収集が望まれる

 

「...[ダークマター]の効果でORUを取り除いて2回攻撃可能にする!その後…[貪欲な壷]発動!」

 

戻したカード  [伝説の白石]

        [No.107 銀河眼(ギャラクシーアイズ)時空龍(タキオンドラゴン)]

        [青き眼の乙女]

        [アレキサンドライドラゴン]

        [アークブレイブドラゴン]

 

「ドロー!…[青き眼の賢士]を通常召喚、効果でデッキから[青き眼の乙女]を手札に加える![霊堂]の効果で召喚権が増えているのでそのまま召喚!」

 

     [青き眼の賢士] ATK 0

 

     [青き眼の乙女] ATK 0

 

「[光の霊堂]の効果発動!なにかあるか?」

 

「ない」

 

「[乙女]をチェーンする!墓地の[青眼(ブルーアイズ)白龍(ホワイトドラゴン)]扱いの[青眼(ブルーアイズ)亜白竜(オルタナティブドラゴン)]を特殊召喚!そしてデッキから[ガード・オブ・フレムベル]を墓地に送る」

 

     [青き眼の乙女] ATK 0→100

 

     [青眼(ブルーアイズ)亜白竜(オルタナティブドラゴン)] ATK 3000

 

「ハンデスはきついからな![青眼(ブルーアイズ)亜白竜(オルタナティブドラゴン)]の効果で[超戦士カオス・ソルジャー]を破壊する!」

 

代役と言わんばかりに現れた[青眼(ブルーアイズ)白龍(ホワイトドラゴン)]の亜種。備えている破壊効果により慎也の場を開ける

 

「相手により破壊された[超戦士カオス・ソルジャー]の効果発動!デッキから[覚醒の暗黒騎士ガイア]を特殊召喚!」

 

    [覚醒の暗黒騎士ガイア] DEF 2100

 

「レベル8の[青眼の亜白竜]にレベル1の[青き眼の賢士]をチューニング!古より伝わりし青き眼の願い、異光の力は新たな龍を呼ぶ!シンクロ召喚!行け、[青眼(ブルーアイズ)精霊龍(スピリットドラゴン)]!!」

 

     [青眼(ブルーアイズ)精霊龍(スピリットドラゴン)] DEF 3000

 

「バトルフェイズ![ダークマター]で[ガイア]と[ミネルバ]に攻撃!」

 

[ダークマター]は[ガイア]を粉砕する。そのまま隣に位置していた[ミネルバ]までもを破壊する。守備表示のためダメージこそはないが...

 

「[ミネルバ]の効果発動!デッキトップ3枚を墓地に落とし、ライトロードモンスターの数までフィールドのカードを破壊する!来い、[カオス・ソルジャー-開闢の使者-]、[聖なるバリア-ミラーフォース-]、[超戦士の盾]...」

 

「強そうなのいっぱい落ちたね!?」

 

「...どうぞ?」

 

「俺は1枚伏せてエンドフェイズに除外されたの戻して…ターンエンド!」

 

 

灰田 手札:1枚 LP 7750

 

モンスター/ [No.95 ギャラクシー・ダークマター・ドラゴン] ATK 4000

 

     / [青眼(ブルーアイズ)精霊龍(スピリットドラゴン)] DEF 3000

     / [青き眼の乙女] ATK 0

 

魔法・罠 / リバース1枚

 

フィールド/ [光の霊堂]

 

「ドロー。[強欲で貪欲な壺]発動!デッキトップ10枚裏側で除外して2枚ドロー!!」

 

「いいな!」

 

「...よし、墓地の[超戦士の儀式]の効果発動!墓地の光と闇のモンスターを除外して手札からカオスソルジャー儀式モンスターを特殊召喚する!墓地の[宵闇の騎士]と[開闢の騎士]を除外し...現われろ!」

 

    [超戦士カオス・ソルジャー] ATK 3000

 

「除外された[宵闇]と[開闢]の効果発動!デッキから儀式魔法と儀式モンスターを手札に加える!」

 

「[カオス・ソルジャー]の特殊召喚はターン1だろ!?」

 

「灰田...カオスライロと言ったな...?」

 

「ん?」

 

「あれは嘘だ。デッキから[カオス・フォーム]と[ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン]を手札に加える!」

 

「ブルーアイズ!?」

 

騎士達のサーチ効果は[カオス・ソルジャー]関係でなくてもいい。レベル8でカオスの名を冠している者同士相性はいいのだろう

 

「[異次元からの埋葬]を発動!除外されている[儀式魔人-ディザーズ-]、[儀式魔人-プレイサイダー-]、[儀式魔神-リリーサー-]を墓地に戻す」

 

「ま、また俺の[ダークマター]を...っ!」

 

今回も慎也は[ダークマター]の除外効果をサーチのように使った。[異次元からの埋葬]を引けて満足そうに続ける

 

「[カオス・フォーム]を発動!墓地の[儀式魔人-ディザーズ-]、[儀式魔人-プレイサイダー-]、[儀式魔神-リリーサー-]を素材に儀式、白竜に宿りし光と闇、今ここにカオスの名を冠して、降臨せよ!儀式召喚!現れろ[ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン]!」

 

 [ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン] ATK 4000

 

「儀式魔人を素材にした事により[カオス・MAX]は・このカードは罠カードの効果を受けない。・戦闘によってモンスターを破壊した場合、その儀式モンスターのコントローラーはデッキからカードを1枚ドローする。・相手はこのカードが表側で存在する限り、モンスターを特殊召喚することができない。の効果を得る」

 

まさに儀式召喚に相応しい効果。その姿から儀式の重々しい雰囲気と威厳が感じられた。

 

「バトルフェイズ![カオス・ソルジャー]で[乙女]に攻撃だ!」

 

[乙女]は攻撃対象にされると守備表示になり、攻撃を止め、[青眼の白竜(ブルーアイズ・ホワイトドラゴン)]を特殊召喚する効果がある。だが、今は[カオス・MAX]が特殊召喚を許さない。特殊召喚は無効化の後の任意効果のため止めるだけなら可能だ。しかし

 

「[乙女]の効果は...使わない...」

 

灰田 LP 7750→4750

 

[カオス・MAX]は守備表示モンスターを破壊すると倍の貫通ダメージを与えられる。そのため4000の倍の8000ダメージでそのまま敗北が決定してしまう。[乙女]でそのまま受けるしかない

 

「[カオス・MAX]で[銀龍]に攻撃!」

 

灰田 LP 4750→2750 

 

自身の効果により破壊耐性があるが、戦闘破壊はどう使用もない。慎也がペースを握り始めている

 

「効果で1枚ドロー。さあ、ターンエンドだ!」

 

慎也 手札:3枚 LP 8000

 

モンスター/ [超戦士 カオス・ソルジャー] ATK 3000

 

     / [ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン] ATK 4000

 

 

「ドロー!!...リバースカード、[竜魂の城]発動!墓地の[ガードオブ・フレムベル]を除外して[ダークマター・ドラゴン]の攻撃力を700ポイントアップさせる!」

 

[No.95 ギャラクシー・ダークマター・ドラゴン] ATK 4000→4700

 

「[ダークマター・ドラゴン]の効果発動!2回攻撃可能にする!バトルフェイズ![ダークマター・ドラゴン]で[カオス・ソルジャー]と[カオス・MAX]に攻撃!!」

 

4000オーバーの大型ドラゴンがサポートカードの恩恵を受け、猛攻を始める。[カオス・MAX]も効果破壊耐性があるが、やはり戦闘破壊は平等に受け入れる。ちなみに[乙女]にこの効果を使ったとしても、[カオス・ソルジャー]の効果により戦闘破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを与える効果により、結局3000ダメージが入っていた

 

慎也 LP 8000→6300→5600

 

「破壊された[カオス・ソルジャー]の効果で墓地から[覚醒の暗黒騎士 ガイア]を特殊召喚する!」

 

  [覚醒の暗黒騎士 ガイア] DEF 2100

 

「メイン2、[復活の福音]を発動!墓地の[亜白龍(オルタナティブ・ドラゴン)]を特殊召喚する!」

 

   [青眼(ブルーアイズ)亜白龍(オルタナティブ・ドラゴン)] ATK 2500

 

「[亜白龍(オルタナティブ・ドラゴン)]の効果で[ガイア]を破壊する!」

 

「くっ!?」

 

慎也のフィールドを開けまいと現れた[ガイア]も破壊されてしまう。慎也はフィールドに何ない更地状態から始まる

 

「ターンエンドだ!」

 

灰田 手札:0枚 LP 2750

 

モンスター/ [No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン] ATK 4000

 

     / [青眼(ブルーアイズ)亜白龍(オルタナティブ・ドラゴン)] ATK 2500

 

魔法・罠 / [竜魂の城]

 

フィールド/ [光の霊堂]

 

「ドロー...さて引いてみようか、[ソーラー・エクスチェンジ]を手札の[ライトロード・ビースト ヴォルフ]を捨てて2枚ドロー!その後デッキトップ2枚を墓地に送る!」

 

慎也は高速の墓地肥やしにより残りのデッキは半分を下回っている。しかし、目当てのカードは引けたようだ

 

「フフフ...俺の墓地にライトロードモンスターが4種以上いる...」

 

「ま、まさか!?」

 

「[裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)]を特殊召喚!!」

 

  [裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)] ATK 3000

 

[裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)]の効果発動!ライフを1000ポイント払って、このカード以外のフィールド上のモンスターをすべて破壊する!

 

ライトロードの切り札がフィールド上に天雷を落とす。その光景は正しく裁きだ。

 

慎也 LP 5600→4600

 

「[竜魂の城]の効果発動!除外されているドラゴン、[青眼(ブルーアイズ)白竜(ホワイトドラゴン)]を特殊召喚!」

 

   [青眼(ブルーアイズ)白竜(ホワイトドラゴン)] ATK 3000

 

「まだだ!もう1回発動!すべて破壊する!」

 

「墓地の[福音]の効果でドラゴンの破壊を免れる!」

 

蘇生魔法の墓地での永続効果により裁きを躱す灰田。しかし天雷は場に残る事を許さないだろう

 

慎也 LP 4600→3600

 

「終わりだよ...効果発動!全てを破壊しろ!」

 

慎也 LP 3600→2600

 

ターン1ではない、全破壊。守る手段をすべて使わせ、最後の最後で灰田の場を無に帰した

 

「う、うぅ.....」

 

「バトルフェイズだ、[裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)]でダイレクトアタック!“ジャッジメント・ナイツ・オブ・サンダー“!」

 

最後はゴリ押しだが、慎也が相手のライフを0にした。[カオス・ソルジャー]や[カオス・MAX]や[ライトロード]も、ライフを0にすれば勝ちには変わりない。何度目かの雷が灰田を襲う

 

        2750→0

           灰田LOSE

        




カオスっていいですね。はい
[裁きの龍]は今の環境で見ても優秀だと思うんですけどね




         ~おまけ~

「それでは準決勝の生徒のご紹介です!その前に生徒たちはの今の状況を見てみましょうか」

《よ、よろしくおねがいします…》
《ええ、よろしくおねがいいたしますわ》

「草薙さんと富永さんのスペースの映像ですね」
《申し訳ありませんけど私は村上さんを倒さなければなりません。ここで負けていただkます》
《は、はは…まいったな…》

「…続いて村上さんと灰田さんのところはどうなっているんでしょうか!?」
《…ここで沈め!!》
《吐かせ!沈むのは貴様のほうだ!!》
「…」

「あら司会が黙っちゃったわ」

「慎也たちは何をしているんだ…」

「……さて!残り四名ですので生徒の紹介をさせていただきます!!熱いノリは一度お収めくださ~い…」

「これは恥ずかしいだろうなあ…」

「え、ええ…」

「はぁぁあああ!!村上さん顔を真っ赤にしちゃって…かわいいですねぇええ!!」

「確かにこれは恥ずかしいものだな…」

ぶっちゃけどうですか?

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