遊戯王が当たり前?→ならプロデュエリストになる! 作:v!sion
急遽決闘相手とか変えたので時間がかかってしまいました。
今回は休日の話です、どーぞ!
「頭痛い…」
『殿…大丈夫ですか?』
「二日酔いだ…」
翌朝10時、慎也が目を覚ます。シエンが主の体を気遣う…しかし台所の缶に目をやるとその心配も杞憂に終わる
〘500缶1本でここまでとは…〙
「…どしたの?」
『い、いえ…なにか食べれますか?』
「あー…味噌汁飲みたいな…」
『では我が用意しましょう』
「ごめん…ありがと」
シエンが台所に立つ、味噌汁程度ならばシエンでも作れるようだ。シエンがエプロンを手に取るとチャイムがなった
「あーシエン出て…」
『はい。…いえ殿、我が出ても…』
「ああ、そうか…はいはいー」
シエンに促され慎也は体を起こした。玄関を開けると見覚えのある顔ぶれがあった。灰田と、知樹達だ…
「おはよう!!」
「う、うるさいよ…二日酔いなんだよ」
「大方500缶一つだろう?」
「弱いんだよ…もう呑まねえ…」
「そうか!取り敢えず入っていい!?」
灰田が勢い良く部屋に入る。知樹も続いて部屋に入り、蛭谷が最後に入った。脱ぎ散らかされた靴を並べてからリビングに向かった
「蛭谷いたのか…」
「おう、お邪魔するぜ」
「慎也も入れよ!」
自らの家に招かれる慎也。仕方なくリビングに足を入れた。
*
「ーで、こんな時間からどうしたの?」
味噌汁を飲みながら慎也が聞く
「俺は知樹に呼ばれたんだよ、暇だったしな」
コーヒーを飲みながら蛭谷が言う
「なに特に理由はないさ、たまには皆で休日を楽しもうとでもな」
コーヒーを飲みながら知樹が言う
「俺も暇だったから来た!」
牛乳を飲みながら灰田が言う
「にしても午後からにしろよ…なんで午前から来んだよおめえらはよ…」
「荒れてんなーおい」
「慎也は酔うといつもこうなるんだよ」
「外いこう!遊びに行こう!」
「だるい。寝る」
ベットに寝転がる慎也。"行かない"の強い意思表示だ。
「起きたら機嫌良くなるからその後出かけるとしよう」
「それまで決闘でもしてようぜ!」
「それより慎也が起きたらどこに行くんだぁ?」
「そうだな、あの馬鹿でかいショップでも行かないか?」
「都市部のか!行こう!!」
「うるせえ!!」
*
「[オニマル]で[ヴェノミナーガ]に攻撃」
「…負けだな」
「次俺な!」
「ちょっと休憩…延々とやってるから疲れた」
知樹がテーブルのカードをまとめると伸びをした。すると玄関のチャイムが鳴った、灰田が対応する。
「灰田です」
「ちげえだろ」
「あ、村上です…あー!どうぞ」
「誰だったんだあ?」
「皆木と黒川、誰だ呼んだのは!?」
「俺だ、3巡目の時に連絡した」
「知樹よぉ…一応慎也の家だぜ?」
「おおおおじゃまします!!」
「お邪魔しまーす」
黒川と詩織が慎也家に入る。
「いいマンションね、部屋も綺麗だし」
「あれ?村上さん…村上さんんんん!寝てるうう!?」
「大学生の一人暮らしとは思えないよな」
「黒川達はなんかのむ!?」
「寝顔も素敵ですぅうう!」
「お、おい皆木…今の慎也は機嫌が…」
「おい…何騒いでんだよ」
慎也が呟く。その声はいつものハスキーボイスでなく、まるで別人のものだった。部屋にいる全員がベットに視線をうつした。
「…慎也起きたか」
「村上さん!おはようございます!」
「皆木…やめとけって…」
不機嫌な慎也に構わず詰め寄る詩織。知樹達は過去の経験から今の慎也はとても危険と分かっている。テンションの上がる詩織を見て、焦燥に駆られていた。しかし慎也の反応は予想していなかったものだった。
「…あぁ詩織ちゃんか、いらっしゃい」
「はい!二日酔いは大丈夫なんですか?」
「もう治ったから、ちょっとシャワー浴びてくる」
「は、はい///」
「あらいつもの村上君じゃない?」
「皆木が来たら機嫌良くなったなあ、慎也のやつ」
「結構寝てたからね、早く行こ!!」
「その前に腹ごしらえしないか?」
*
午後12時45分。慎也宅で慎也が作った昼食を食べ、片付けが終わった6人は電車を乗り継ぎ、都心部に到着した。その後駅から数分歩き大型カードショップについた。この店はカードの品揃えが多く、決闘スペースも充実しているため、平日でも賑わっている
休日ならなおさらだ。
「ちらほら同じ大学のやついた!」
「そうだね、知樹俺ら決闘スペースで決闘してくる」
「わかった、俺はもう少し見てる」
「私ももう少し見たいわ」
「…妹から電話かかってきた、出てくる」
「蛭谷に妹いたんだ」
「まあな…もしもし、ああ、お兄ちゃんは今…」
「詩織ちゃん行こ」
「はい!」
ーーー
ーー
ー
ソリッドヴィジョン対応の決闘スペースに向かう慎也達。決闘スペースも人が多く空きがあまりなかった。唯一開いていたスペースに入ると少し遅れたタイミングで3人組が来た。
「あらら〜あなた方は…"聖帝大学"の生徒ですね?」
"聖帝大学"は慎也達の大学である。3人組の内の1人が慎也に近づき話しかけてきた
「そうですけどあなたも聖帝なの?」
「"草薙様"の事を知らないですって!?」
「聖帝の"花音様"だぞ!」
「ご、ごめんなさい知りませんでした…」
「すみません、お名前聞いてもいいですか!?」
「上下判明したけど?」
「"
「はいどうも…」
「随分混んでますよね〜?どうでしょうか、私達にこの場所を譲っていただけませんか?」
「嫌です」
「俺らのほうが早かったし!」
「は、はい…」
「お前たち!草薙様の提案を…!」
「よしなさい。ではこういうのはどうでしょうか?私達で3対3の
「いや俺らのほうが早かったから」
「そういうことなんで」
「…」
華麗にスルーする慎也達。しかし、草薙達も引くに引けない。
「お前たち…何度も!」
「花音様!やりましょう!」
「あの〜」
隣のスペースにいた集団が近づく
「俺らもう帰るんでよかったらどうぞ」
「え、あ…はいどうもありがとうございます…」
「花音様…」
「…」
気まずい沈黙。そこに灰田が折衷案を出す
「…普通に
「!?し、しかたありませんね!そこまでおっしゃるなら3体3をやりましょう!!」
「灰田、言い出しっぺから行きなよ」
「おう!」
「頑張ってください!」
「では、こちらからは…"愛莉"行きなさい」
「はい、花音様のためならば!」
紆余曲折あったが何とか決闘する事になった草薙達。慎也達も別に決闘すること自体には抵抗はない。
「灰田光明です、よろしく。」
「"
「「
灰田 LP8000
遠山 LP8000
「俺が先攻だな!フィールド魔法[光の霊堂]発動。そして[青き眼の賢士]を通常召喚、効果でデッキから光属性・レベル1チューナーモンスターを手札に加える。[青き眼の乙女]を手札に。」
「[光の霊堂]の効果で光属性・レベル1チューナーモンスターの召喚権が増えるから[乙女]召喚![霊堂]の効果を[乙女]を対象に発動!何かある?」
「なにもない」
「じゃあ[乙女]の効果をチェーンする、デッキから[青眼の白竜]を特殊召喚。[霊堂]効果でデッキから[青眼の白竜]を墓地に落としてそのレベル×100ポイント[乙女]の攻撃力を上げる。」
[青眼の白竜] ATK 3000
[青き眼の乙女] ATK 0→800
「レベル8の[青眼の白竜]にレベル1の[青き眼の賢士]をチューニング!神々しきその光纏い、龍の未来をその力で紡げ!シンクロ召喚!来い![青眼の精霊龍]!!」
[青眼の精霊龍] DEF 3000
「カードを1枚伏せてターンエンド」
灰田 手札:2枚 LP8000
モンスター/ [青眼の精霊龍] DEF 3000
/ [青き眼の乙女] ATK 0
魔法・罠 / リバース1枚
「私のターンドロー。」
「[精霊龍]の効果で2体以上同時に特殊召喚できないぜ!」
「ほう、それは困ったな。先ずは[王立魔導図書館]を通常召喚」
[王立魔導図書館] ATK0
「[イグナイト・ドラグノフ]と[イグナイト・デリンジャー]をスケールにセットする。ペンデュラムカードは魔法扱いのためカウンターが乗る。」
[王立魔導図書館] 魔力カウンター0→2
「イグナイトモンスターの共通ペンデュラム効果発動、自身ともう片方のスケールを破壊し、デッキから炎属性・戦士族モンスターを手札に加える。[イグナイト・マスケット]を手札に加える。そのまま[マスケット]をセット。」
[王立魔導図書館] 魔力カウンター2→3
「[王立魔導図書館]の効果発動、カウンターを3つ取り除き1枚ドロー」
「[イグナイト・ライオット]をスケールにセット。ここでペンデュラム召喚だ」
「[精霊龍]で…」
「私が行うペンデュラム召喚は1体だ!いけ[イグナイト・ドラグノフ]!」
[イグナイト・ドラグノフ] ATK 1700
「[精霊龍]がいると話にならないからな、レベル4の[イグナイト・ドラグノフ]と[王立魔導図書館]2体でオーバレイ、エクシーズ召喚[No. 39 希望皇ホープ]!」
[No. 39 希望皇ホープ] ATK 2500
「[ホープ]をカオスエクシーズチェンジ、来い![C No. 39 希望皇ホープレイ]!」
[C No. 39 希望皇ホープレイ] ATK 2500
「さらに[ホープレイ]をハイパーランクアップ!現われろ[S No. 39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング]!」
[S No. 39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング] ATK 2500
「ヤバ!?[精霊龍]の効果発動!自身をリリースして、エクストラデッキから光属性・ドラゴン族シンクロモンスターを特殊召喚する!行け![月華龍 ブラック・ローズ]!!」
[月華龍 ブラック・ローズ] ATK 2400
「[ブラック・ローズ]の効果発動、[ライトニング]を手札に戻す!」
「ふん。[精霊龍]がいなくなっただけマシか、2枚伏せてターンエンド」
「エンドフェイズに[精霊龍]で特殊召喚したモンスターは破壊される…[月華龍 ブラック・ローズ]を破壊する…」
愛莉 手札:1枚 LP 8000
モンスター/ なし
魔法・罠 / リバース2枚
スケール / [イグナイト・マスケット](2)
/ [イグナイト・ライオット](7)
「ドロー!…フィールドを[混沌空間]に張替える」
「トラップカード[龍魂の城]、[乙女]を対象に[白竜]を除外して発動![乙女]の効果をチェーンする。墓地から[青眼の白竜]を特殊召喚![乙女]の攻撃力アップ!!」
[青き眼の乙女] ATK0→700
[青眼の白竜] ATK 3000
[混沌空間] カオスカウンター0→1
「[伝説の白石]を通常召喚、レベル1の[青き眼の乙女]と[伝説の白石]2体でオーバレイ、エクシーズ召喚!来い[森羅の姫芽宮]!」
[森羅の姫芽宮] ATK 1800
「[姫芽宮]の効果発動、デッキトップをめくり魔法・罠なら手札に加える、違ったら墓地!…カードは[復活の福音]!手札に加える。」
「墓地に送られた[白石]の効果発動、デッキから[青眼の白竜]を手札に加える」
「[復活の福音]発動!墓地のレベル7か8のドラゴン族モンスターを特殊召喚する!来い![青眼の白竜]!!」
[青眼の白竜] ATK 3000
「レベル8の[青眼の白竜]2体でオーバレイ、エクシーズ召喚!来い![No. 107 銀河眼の時空龍]!!そして[タキオンドラゴン]で再構築、エクシーズ召喚![No. 95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン]!!」
[No. 95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン] ATK 4000
「[ダークマター]の効果をデッキから[エクリプス・ワイバーン]と[アモルファージ・イリテュム]と[アークブレイブドラゴン]を墓地に落として発動!デッキからモンスターを3対を除外しな!」
「[王立魔導図書館]と[イグナイト・イーグル]と[イグナイト・マグナム]を除外する」
[タキオンドラゴン]が己の身体に闇を纏い、その姿を変える。お馴染みの光景である。慎也は[ダークマター]をサーチのように使ったが、愛莉はデッキを圧縮するのに使用した。
「[エクリプス]の効果でデッキから[レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン]を除外する」
[混沌空間] カオスカウンター1→5
「バトルフェイズだ![ダークマター]と[森羅の姫芽宮]でダイレクトアタック!」
愛莉 LP 8000→4000→2200
「ターンエンド!」
灰田 手札:2枚 LP 8000
モンスター/ [No. 95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン] ATK 4000
/ [森羅の姫芽宮] ATK 1800
魔法・罠 / [龍魂の城]
フィールド/ [混沌空間] カオスカウンター5
「私のターン、ドロー…」
「スタンバイフェイズに[アークブレイブ]効果で墓地の[イリテュム]を特殊召喚!」
[アモルファージ・イリテュム] ATK2750
再度行われるペンデュラム封じ。イグナイトデッキにはかなりの痛手だが…
「メインフェイズ。リバースカードオープン![イグナイト・バースト]![
「くっ!墓地の[エクリプス]を除外して[ダークマター]を対象にとって[竜魂の城]発動![ダークマター]の攻撃力アップ…」
[No. 95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン] ATK4000→4700
「[イグナイト・バースト]の効果、他のイグナイトカードを三枚まで破壊してその分相手フィールド上のモンスターをバウンスする。[ライオット]を破壊して[イリテュム]をバウンスする」
「1枚かよ…」
[イグナイト・バースト]は一度発動を宣言してから破壊とバウンスの処理を行う。自身のイグナイトカードの破壊はコストでなく、対象も取らない。もちろんバウンス効果も対象を取らない。そのため[乙女]も効果を使えない。
「[エクリプス]が除外されたので[レダメ]を手札に加える…」
「エクストラデッキにカードが送られたので[
[混沌空間] カオスカウンター5→6
[
「フィールド魔法[イグニッションP]発動、効果により場のイグナイトカードを破壊し、デッキからイグナイトカードを手札に加える。[マスケット]を破壊し、デッキから[イグナイト・ドラグノフ]を手札に加える。エクストラデッキにカードが送られたので[
[
「[イグナイト・ドラグノフ]と[イグナイト・キャリバー]をスケールにセット。効果発動、スケール2つを破壊してデッキから[イグナイト・ウージー]を手札に加える。[
[
「[
「[増援]を発動、デッキから[イグナイト・マスケット]を手札に加える。そしてスケールにセット。」
「ペンデュラム召喚、エクストラから4体だ。行け!お前たち!!」
[イグナイト・デリンジャー] ATK 2400
[イグナイト・ライオット] ATK 1500
[イグナイト・マスケット] ATK 1400
[イグナイト・ドラグノフ] ATK1700
「いっぱい出てきたな…」
「[エクシーズ・チェンジ・タクティクス]発動、[ホープ]モンスターがエクシーズ召喚される度にLPを500ポイント払うことで一枚ドローできる。」
「レベル4の[イグナイト・ドラグノフ]と[イグナイト・マスケット]2体でオーバレイ、エクシーズ召喚!行け、[No. 39 希望皇ホープ]!」
[No. 39 希望皇ホープ] ATK 2500
「[エクシーズ・チェンジ・タクティクス]の効果でドロー」
愛莉 LP 2200→1700
「[希望皇ホープ]でカオスエクシーズチェンジ!エクシーズ召喚![C No. 39 希望皇ホープレイ]![エクシーズ・チェンジ・タクティクス]の効果でドローする」
愛莉 LP 1700→1200
「[ホープレイ]でランクアップエクシーズチェンジ!エクシーズ召喚![S No. 39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング]!」
[S No. 39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング] ATK 2500
「[タクティクス]の効果でドローする」
愛莉 LP 1200→700
「レベル5の[イグナイト・デリンジャー]と[イグナイト・ライオット]2体でオーバレイ、エクシーズ召喚![シャーク・フォートレス]!!」
[シャーク・フォートレス] ATK 2400
「[シャーク・フォートレス]の効果発動、ORUを取り除き、[ライトニング]を2回攻撃可能にする。」
「[レスキューラビット]を通常召喚、効果発動。自身を除外してデッキから同名通常モンスターを2体特殊召喚する行け[エンジェル・トランペッター]!」
[エンジェル・トランペッター] ATK 1900
[エンジェル・トランペッター] ATK 1900
[混沌空間] カオスカウンター6→7
「[龍の鏡]発動。墓地の通常モンスターでドラゴン族融合モンスターを融合召喚する。[ライオット]と[ドラグノフ]を除外して[始祖竜 ワイアーム]を特殊召喚!」
[始祖竜 ワイアーム] ATK 2700
[混沌空間] カオスカウンター7→9
「バトルフェイズだ。[ライトニング]で[ダークマター]に攻撃、効果で攻撃力を5000にする。」
「ぼ、墓地の[福音]を除外してこの戦闘による破壊を免れる!」
灰田 LP 8000→7700
「もう一度[ライトニング]で[ダークマター]に攻撃!」
灰田 LP 7700→7400
「[ワイアーム]で[姫芽宮]に攻撃!」
「くっ!?」
灰田 LP 7400→6500
「[シャーク・フォートレス]と[エンジェル・トランペッター]2体でダイレクトアタック!!」
「うわぁ!?」
灰田 LP 6500→4100→2200→300
「レベル4の[エンジェル・トランペッター]2体でオーバレイ、エクシーズ召喚!行け!![フレシアの蟲惑魔]!!」
[フレシアの蟲惑魔] DEF 2500
「[シャーク・フォートレス]がいる限り、お前は[シャーク・フォートレス]しか攻撃対象にできない、ターンエンドだ。」
愛莉 手札:0枚 LP 700
モンスター/ [S No. 39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング] ATK 2500
/ [シャーク・フォートレス] ATK 2400
/ [フレシアの蟲惑魔] DEF 2500
/ [始祖竜 ワイアーム] ATK 2700
「村上さん…[フレシア]まで出ましたよ…灰田さん大丈夫ですかね?」
「いや大丈夫でしょ」
「え?」
「あらら〜これはまずは一勝ですかね?」
「いいぞー愛莉!」
勝利を確信する草薙達をよそに慎也は余裕の表情を見せる。彼の視線の先には灰田の墓地のあるカードがあった。
「俺のターンドロー!!」
「墓地の[光の霊堂]の効果発動!除外し、デッキから[
「そのカードは!?」
[青眼の白竜]の必殺技カード。相手フィールド上のモンスターすべてを破壊する効果により、通常モンスター以外の効果を受けず、破壊されない[ワイアーム]も高守備力の[フレシア]も簡単に除去できる。しかしその発動条件は[青眼の白竜]がいる事。[フレシア]がそれの召喚を妨害しにくるが…
「[混沌空間]のカウンターを8個取り除き、除外ゾーンからレベル8の[青眼の白竜]を特殊召喚する!来い![青眼の白竜]!!」
[混沌空間] カオスカウンター9→0
[青眼の白竜] ATK 3000
「させないぞ![フレシア]の効果発動!デッキから[奈落の落とし穴]を墓地に送り、その効果を使う!除外ゾーンに戻れ!」
フィールドに[青眼の白竜]が現れるが[フレシア]により再びその身を除外ゾーンに置くことになった。
[混沌空間] カオスカウンター1→2
「さあどうする?」
「こうする!手札から装備魔法[光の導き]発動!!」
「なに!?」
「墓地にブルーアイズモンスターが3体以上いる時発動可能!その内の1体を特殊召喚し、墓地のブルーアイズモンスターの数まで攻撃可能にする!!来い![青眼の白竜]!!」
[青眼の白竜] ATK 3000
「1度[滅びの
「灰田さんにしては珍しいプレイングですね...」
「墓地には[青眼の精霊龍]と[青眼の白竜]が残ってるため2回攻撃可能だ![青眼の白竜]で[シャーク・フォートレス]に攻撃だ!
自身の効果により、攻撃を誘導する[シャーク・フォートレス]。しかし[青眼の白竜]の猛攻は止められず、その身を地にあずけた。
愛莉 LP 700→100
「続けて[ワイアーム]に攻撃だ!"[
体制持ちの竜もその相手が通常モンスターの竜では意味をなさない。[青眼の白竜]はその竜への追撃の戦闘ダメージで勝負の幕を閉じた。慎也その光景を見て一人考える
(...[滅びの
LP 100→0
愛莉 LOSE
イグナイト戦でした。モブなのにどうしても魅せようとしてしまいよくわからない感じになっちゃいました…
〜おまけ〜
「それにしても近くに駅、コンビニ、商店街までもあるなんてねー。本当に大学生の一人暮らしにしては豪華ずきないかしら??」
「もともとこっちで実家ぐらしだったんだよ。父親の仕事でみんなで引っ越す話だったんだけど、俺は進学の関係上こっちに残ることにしたの」
「じゃあ一人暮らし3年目なんだなあ」
「村上さんは寂しかったりしないんですか?」
「もう慣れたよ」
(最近は二人暮しだし)
『そうですな』
「…慎也。寂しかったら皆木が一緒に住んでくれるそうだぞ」
「お!それいいじゃん!!」
「ははw頼もうかな?」
「む、村上さん///…わ、私は…私はいt《まもなく、一番線ホームに電車が参ります。危ないですので黄色い線の内側までお下がりください》
(…間の悪い子ね)
ぶっちゃけどうですか?
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読みたいからやめて欲しくない
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読みたいけど無くなったら読まない
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普通
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無くてもいい
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読むのが億劫