遊戯王が当たり前?→ならプロデュエリストになる!   作:v!sion

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最近周りでブラックマジシャンデッキから流行ってます。
シエンで魔導陣を無効にすればいい!!

どうもこんにちわ!今回はVS麗華の本編です。


第三話 覚醒の時

(やっと彼のあのデッキと戦える...)

 

 

西条麗華(さいじょうれいか)はやっと来た復讐のチャンスに燃えていた。復讐と言っても一方的に抱いた勘違いだ。

 

慎也が1位であるのは"AO入試の《b》一時《b/》募集"での話であり、他にも二時試験や一般入試もある。そのため慎也がこの学年最強であるとは限らず、彼を倒せば1位にはならない。

 

勘違いや思い違いが生んだ対戦だが、構わずディスクが先攻後攻を決定した。先行は慎也のようだ。

 

 

「俺のターン...永続魔法[六武の門]発動!」

「当たり前のように持っていますわね」

「さらに永続魔法[六武衆の結束]を発動!」

「ドローカードまで...」

 

 

[六武の門]が出るまではドローカードでしかなかったカードだが、[六武の門]の恐ろしい所はここからだ

 

 

「手札から[真六武衆-カゲキ]を通常召喚。効果で[六武衆の影武者]を特殊召喚!!」

 

[真六武衆-カゲキ] ATK 1700

[六武衆の影武者] DEF 1800

 

[六武の門] 武士道カウンター2→4

     

[六武衆の結束] 武士道カウンター1→2

 

 

「[六武の門]の効果発動。[結束]のカウンター2つと[六武の門]の2つを取り除き、デッキから[真六武衆-キザン]を手札にくわえる!」

「お、同じカウンターだったのですね...」

 

 

[六武の門]は自分フィールドの他のカードに乗っている武士道カウンターも使用できる。[六武の門]でデッキを圧縮してからの[結束]でドローが理想の流れに値する。

 

カウンターを能動的に乗せることができる[カゲキ]、[影武者]が揃うと、[シエン]のシンクロ召喚と手札補充、[キザン]の展開など、とんどもない爆発力を秘めている

 

さきほどの決闘(デュエル)を眺めていた者ならそれについて理解できるだろう

 

 

「[キザン]を特殊召喚!そしてレベル3[真六武衆-カゲキ]にレベル2の[六武衆の影武者]をチューニング、シンクロ召喚!推参せよ、[真六武衆-シエン]!」

 

 

[真六武衆-シエン] ATK 2500

 

[真六武衆-キザン] ATK 1800

 

[六武の門] 武士道カウンター 2→4→6

    

[六武衆の結束] 武士道カウンター 0→1→2

 

 

「[六武の門]の効果発動。[六武の門]から2つ、[結束]から2つ取り除き[真六武衆-キザン]を手札に加える。もう1度[六武の門]から4つ取り除き[真六武衆-キザン]を手札に加える!2体の[キザン]を特殊召喚!」

 

 

[真六武衆-キザン] ATK 1800→2100

 

[真六武衆-キザン] ATK 1800→2100

 

[六武の門] 武士道カウンター 6→4→0→2→4

   

[六武衆の結束] 武士道カウンター 2→0→1→2

 

「[門]のカウンターを4つ取り除いて2枚目[真六武衆-カゲキ]を手札に…」

 

 

「[結束]の効果発動、墓地へ送り2枚ドローする!」

 

 

一通り展開すると、使い終わった永続魔法を手札に交換した。ここで並んだレベル4モンスターを活かす時が来た

 

 

「俺はレベル4の[真六武衆-キザン]2体でオーバレイ、エクシーズ召喚!現われろ、[No.106巨岩掌ジャイアント・ハンド]!」

 

[No.106巨岩掌ジャイアント・ハンド] DEF 2000

 

 

「これでターンエンド!」

 

 

慎也 手札:4枚 LP 8000

 

モンスター/ [真六武衆-シエン] ATK 2500

 

     / [真六武衆-キザン] ATK 1800

 

     / [NO.106巨岩掌ジャイアント・ハンド] DEF 2000 

 

魔法・罠 / [六武の門] カウンター0

      

 

先攻の動きとしてはなかなかだ。手札も残し、次の展開用の[カゲキ]も手にしている。ただし、リバースカードは無い。先程の決闘(デュエル)では活躍出来なかった[ジャイアント・ハンド]と[シエン]がどこまでフィールドを制圧出来るかが重要だ

 

慎也は西条の使用するデッキの公開を待つ

 

 

「[真六武衆-シエン]、いきなりですか...」

 

ノーコストでの魔法・罠の無効。[奈落の落とし穴]等も気にせず展開でき、召喚するだけでアドが取りやすいカード。さらに代わりに他の六武衆を身代わりにし、破壊を免れる効果も備えている。

 

モンスター効果を止められる[ジャイアント・ハンド]と並べるとなかなかの制圧力になる。

 

 

「行きます、私のターンドロー」

 

後攻の特権である1枚多い手札。それら6枚全てと一通り目を合わすと、そのうちの1枚をディスクに通した

 

 

「手札から[マドルチェ・ミルフィーヤ]を通常召喚、効果発動!」

「マドルチェか…」

 

 

[マドルチェ・ミルフィーヤ] ATK 500

 

 

「[ミルフィーヤ]は召喚時に手札からマドルチェと名のついたモンスターを特殊召喚できます!」

「[カゲキ]と同じだな...チェーンして[ミルフィーヤ]を対象に[ジャイアント・ハンド]の効果発動![ハンド]がいる限り対象のモンスターの効果を無効にする」

 

 

[

ジャイアント・ハンド]が素早く手を開け閉めすると同時に、[ミルフィーヤ]まで迫った。巨岩掌と名乗るだけあり、強固かつ巨大な拳を前にか弱き小動物は怯えるしかなかった

 

 

「さらにその効果にチェーンして速攻魔法[月の書]を[ジャイアント・ハンド]を対象に発動します!」

 

 

[ジャイアント・ハンド]の効果は自身と対象のモンスターが表側でフィールド上にいる間のみ適用される。そのためチェーンの最中に裏側になってしまうと不発に終わってしまう。

 

ORUを使い切る[ジャイアント・ハンド]はこれが通らなければ仕事は無くなる。[ミルフィーヤ]の効果も召喚権を使用している。チェーン合戦にさらに重ねるようだ

 

 

「うーん...使おう。[シエン]の効果発動![月の書]の発動を無効にして破壊する!」

 

 

実質消費無しで2枚のカードを無効にした慎也。ペースは慎也が握っているように見えるが、[ジャイアント・ハンド]のORUを使いきってしまった。手札消費が激しい六武衆に長期戦は少し分が悪いため、慎也としても迅速に勝負をつけたい所だ。

 

 

「では、私は手札から永続魔法[マドルチェ・チケット]を発動します!」

「[シエン]は使っちゃったからね...」

 

「カードを2枚伏せてターンエンドです。」

 

 

西条 手札:1枚 LP8000

 

モンスター/ [マドルチェ・ミルフィーヤ] ATK 500

 

魔法・罠 /  リバース2枚

 

     /  [マドルチェ・チケット]

 

 

「俺のターンドロー...」

 

回ってきたこのターンでできる限りダメージを与えたい。六武衆を召喚できる回数や、それに比例して増えるカウンターの数を暗算しながら考える

 

 

「手札から[真六武衆-カゲキ]を召喚、効果で[六武衆-イロウ]を特殊召喚する」

  

[真六武衆-カゲキ] ATK 200→1700

 

[六武衆-イロウ] ATK 1700

 

[六武の門] 武士道カウンター 0→2→4

 

 

「[門]の効果でデッキから[エニシ]を手札に加える。ここは攻める、[ハンド]を攻撃表示に変更。バトルフェイズ[真六武衆-シエン]で[ミルフィーヤ]に攻撃!」

 

 

得心をいったようひとつ頷く[シエン]。[ミルフィーヤ]まで距離を詰め、見事な抜刀術を()せた。

 

 

西条 LP 8000→6000

 

 

「マドルチェモンスターは相手によって破壊されるとデッキに戻る強制効果を持っています。この時[チケット]の効果発動。マドルチェが私のもとに戻るとデッキからマドルチェモンスターを手札に加えます[マドルチェ・マジョレーヌ]を手札に」

 

「構うものか、[キザン]でダイレクトアタック!!」

「かかりましたね!罠発動、[砂塵(さじん)のバリア-ダスト・フォース-]!!」

「なっ、[シエン]の効果発動!その発動を無効にする!」

「許しません。さらに罠発動、[ブレイクスルー・スキル]を[シエン]を対戦に発動!効果を無効にします!」

「う、うわ!」

 

 

地面から砂埃が舞い、麗華を守るように[キザン]の刃を受け止めた。[キザン]を追い越し、前に出た[シエン]がその刀でバリアを破ろうと試みるが、その背後から現れた腕に遮られた。

[シエン]が手こずっている間に[キザン]ごと後方へ吹き飛ばされ、砂塵が慎也のフィールドを飲み込んだ

 

 

「相手の攻撃宣言時相手フィールドの攻撃表示モンスターをすべて裏側守備表示にします」

「やられたな...そのままターンエンド」

 

 

慎也 手札:4枚 LP8000

 

モンスター/ 裏守備×5

 

魔法・罠 / [六武の門] 武士道カウンター0

 

 

六武衆達がすべて裏側にされてしまった。制圧力は無に帰し、ただ守備表示のモンスターが並んでいるだけになった

 

 

「私のターンドロー。[マドルチェ・マジョレーヌ]を通常召喚。そして効果発動!デッキからマドルチェモンスターを手札に加えます。[マドルチェ・ミルフィーヤ]を再び手札に」

 

[マドルチェ・マジョレーヌ] ATK 1400

 

「[シエン]がいないので安心して使えます、[二重召喚(デュアルサモン)]発動!]

「[二重召喚(デュアルサモン)]...っ!」

「効果でもう一度通常召喚可能です、[マドルチェ・ミルフィーヤ]を通常召喚。今度こそ効果発動、[マドルチェ・エンジェリー]を特殊召喚します!」

 

[マドルチェ・ミルフィーヤ] ATK 500

 

[マドルチェ・エンジェリー] ATK 1000

 

 

「[エンジェリー]の効果発動。自身をリリースし、デッキからマドルチェモンスターを特殊召喚します。来て[マドルチェ・ホーットケーキ]!」

  

[マドルチェ・ホーットケーキ] ATK 1500

 

「[ホーットケーキ]の効果発動。墓地のモンスターをゲームから除外することで、デッキからマドルチェモンスターを特殊召喚します。来て[マドルチェ・メッセンジェラート]!」

 

[マドルチェ・メッセンジェラート] ATK 1600

 

「[メッセンジェラート]は特殊召喚に成功した時、他にマドルチェと名のつく獣族モンスターが存在するとデッキからマドルチェ魔法・罠を手札に加える事ができます。[マドルチェ・シャトー]を手札に加えます。そのまま[シャトー]を発動!フィールド上のマドルチェモンスターの攻守が、500ポイントアップします!」

 

 

マドルチェのサポートカードの中で、二強と誇るフィード魔法と永続魔法が揃った。あくまでおまけの攻撃力アップも500と高い

 

 

「レベル3の[マドルチェ・ホーットケーキ]と[マドルチェ・ミルフィーヤ]でオーバレイ、エクシーズ召喚!来なさい[虚空海竜リヴァイエール]!」

 

[虚空海竜リヴァイエール] ATK 1800

 

「[リヴァイエール]の効果発動。ORUを1つ取り除き、除外されているレベル4 以下のモンスターを特殊召喚します!私の除外ゾーンから[マドルチェ・エンジェリー]を特殊召喚!」

 

 

無駄なく[エンジェリー]をフィールドに戻し、綺麗な流れでレベル4モンスターを2体並べた。

ランク3エクシーズモンスターの次はランク4だ

 

「私はレベル4 の[マドルチェ・マジョレーヌ]と[マドルチェ・エンジェリー]でオーバレイ、魅惑の香りは来る者誘き(おび)、お菓子の国へと迷わせる!エクシーズ召喚!来てくださいお菓子の国の女王[クイーンマドルチェ・ティアラミス]!」

 

[クイーンマドルチェ・ティアラミス] ATK2200→2700

 

 

「マドルチェの切り札...っ!」

「[ティアラミス]は墓地のマドルチェカードを2枚までデッキに戻し、その枚数分相手フィールド上のカードをデッキに戻す効果を持ち合わせています」

 

 

マドルチェはその性質上墓地モンスターがたまり辛いテーマである。戻すカードはマドルチェ魔法・罠でもいいのだかそれを含めても[ティアラミス]の効果は意外と発動しづらい。

今回、墓地には[リヴァイエール]のコストのモンスターが控えているためすぐに発動が可能だ

 

 

「[ティアラミス]の効果発動。ORU(オーバーレイユニット)を1つ取り除き、[ミルフィーヤ]と[エンジェリー]をデッキに戻し、裏守備の[シエン]と[イロウ]をデッキに戻します。"魅惑の甘風(スウィートストーム)"!!」

 

 

[シエン]はエクストラに、[イロウ]はメインデッキに戻される。[ティアラミス]の効果は対象を取らないため、最高峰の除去効果と言える。

[チケット]と[シャトー]が揃っていればそれだけでは済まない。

 

 

「[シャトー]の効果によりマドルチェモンスターの効果によりデッキにモンスターが戻る場合、手札に戻せます。そして[チケット]の効果発動、デッキからマドルチェモンスターを手札に加える効果ですが、場にマドルチェと名のつく天使族モンスターが存在する場合は手札に加えず特殊召喚できます!来て[マドルチェ・メッセンジェラート]!」

 

[マドルチェ・メッセンジェラート] ATK 1600→2100

 

「バトルフェイズ![メッセンジェラート]2体と[リヴァイエール]で裏守備に攻撃!」

 

 

裏守備のまま蹂躙される武士達、守備力は全員低いため黙って戦闘破壊を受け入れた。

 

 

「[ティアラミス]でダイレクトアタック!」

「くっ...」

 

 

慎也 LP 8000→5300

 

 

「...全滅か」

「メイン2、私はレベル4の[マドルチェ・メッセンジェラート]2体でオーバレイ、エクシーズ召喚!来て![フレシアの蟲惑魔(こわくま)]!!」

 

[フレシアの蟲惑魔(こわくま)] DEF 2500

 

「私はターンエンドです。」

 

 

西条 手札:2枚 LP 6000

 

モンスター/ [クイーンマドルチェ・ティアラミス] ATK 2700

 

     / [虚空海竜リヴァイエール] ATK 1800

 

     / [フレシアの蟲惑魔(こわくま)] DEF 2500

 

魔法・罠 / [マドルチェ・チケット]

 

フィールド/  [マドルチェ・シャトー]

 

 

[フレシア]により発動条件を満たしている落とし穴罠をデッキから発動できる。一度は召喚を無効にされる可能性が生まれた。

しかし、半端な展開では次ターンに[ティラミス]に返り討ちにされてしまう。[シャトー]の効果で[ミルフィーヤ]も[メッセンジェラート]が手札に加わっているため

次のターンに相手はさらなる展開を約束されている。望まれるのはこのターンの大逆転だ

 

 

「俺のターンドロー!!」

 

引いたカードを確認すると慎也が口元に笑みを浮かべた。すぐにその魔法カードに手をかけた。 

 

 

「手札から永続魔法2枚目の[六武の門]を発動!」

「なんですって!?」

 

2枚目の[門]により1度の特殊召喚によりサーチに必要なカウンター4つを毎回稼げるようになった。[キザン]の存在により、危険性は十二分に伝わる

 

 

「手札から[真六武衆-エニシ]を通常召喚。何かあるか!?」

「くっ.....[フレシア]の効果発動!デッキから[奈落の落とし穴]を発動します!」

「[エニシ]の効果をチェーンする!墓地の[影武者]と[カゲキ]を除外して[ティアラミス]を手札に戻す!」

 

「[ティアラミス]っ!?」

 

[エニシ]は[フレシア]の妨害をその身で受けつつ自身の仕事をこなした。[フレシア]の効果と[ティアラミス]を1人で封じる。カウンターを乗せる処理はチェーンブロックを作らないため、召喚が無効にならない限りカウントされる

 

[六武の門] 武士道カウンター 0→2

 

[六武の門] 武士道カウンター 0→2

 

 

「[門]の効果でデッキから[六武衆のご隠居]を手札に加える。[ご隠居]は自分フィールド上にモンスターが存在せず、相手の場にのみモンスターが存在する時に特殊召喚できる!特殊召喚、何かあるか?」

「い、いえ...なにもありません...」

 

[六武衆のご隠居] ATK 400

 

[六武の門] 武士道カウンター2→0→2

 

[六武の門] 武士道カウンター2→0→2

 

 

「[六武衆の荒行]発動。[ご隠居]と同じ攻撃力の六武衆モンスターをデッキから特殊召喚する!来い[六武衆の影武者]!」

 

[六武衆の影武者] ATK 400

 

[六武の門] 武士道カウンター 2→4

  

[六武の門] 武士道カウンター 2→ 4

 

 

「俺はレベル3の[六武衆のご隠居]にレベル2の[六武衆の影武者]をチューニング、六武を統べる者、三度この世を切り裂け!シンクロ召喚、現われろ[真六武衆-シエン]!」

 

[真六武衆-シエン] ATK2500

 

[六武の門] 武士道カウンター 4→6

  

[六武の門] 武士道カウンター 4→6

 

 

再び現れた[シエン]

その瞳は闘志に燃えたぎっており、その刃も不吉に輝いていた

 

 

「[六武の門]の効果を2回使う。墓地の[キザン]2体を手札に加え、2体とも特殊召喚!」

 

[真六武衆-キザン] ATK 1800→2100

 

[真六武衆-キザン] ATK 1800→2100

 

[六武の門] 武士道カウンター 6→4→2→4→6

  

[六武の門] 武士道カウンター 6→ 4→2→4→6

 

 

「カウンターが減らない...っ!」

「そしてレベル4の[真六武衆-キザン]2体でオーバレイ!エクシーズ召喚、現われろ[No.101 S・H・Ark Knight(サイレント オナーズアークナイト)]!!」

 

[No.101S・H・Ark Knight(サイレント オナーズ アーク ナイト)] ATK 2100  

 

 

|Ark Knight(アーク ナイト)の効果発動、[リヴァイエール]をこのカードのエクシーズ素材にする。」

 

「くっ、1体ずつ...」

 

 

[リヴァイエール]がS・H・Ark Knight(サイレント オナーズ アーク ナイト)に狙いを定められ、光の粒子と変化した。それを回収するかのように[Ark Knight(ア-クナイト)]が[リヴァイエール]だったものに飛び交い、自身のORUとしても飲み込んだ

 

 

 

「さらに[六武の門]の効果で墓地の[キザン]を手札に加え特殊召喚!まだまだ、[六武の門]の効果でもう1体の[キザン]を手札に加え、特殊召喚!」

 

[真六武衆-キザン] ATK1800→2100

 

[真六武衆-キザン] ATK1800→2100

 

[六武の門] 武士道カウンター6→4→2→4→6

 

[六武の門] 武士道カウンター6→4→2→4→6

 

 

「レベル4の[真六武衆-キザン]2体でオーバーレイ!現われろ、[鳥銃士 カステル]!」

 

[鳥銃士 カステル] ATK 2000

 

「[カステル]の効果発動、ORUを2つ取り除き相手フィールド上の表側カードをデッキに戻す。[フレシア]をデッキに戻せ!」

「デ、デッキバウンスですって!?」

「マドルチェ使いが何を驚く」

 

 

そんな会話を他所に[カステル]は愛銃で[フレシア]を打ち抜いた。[フレシア]は光の玉となり、緩やかな曲線を描いて静かにエクストラデッキに戻った

 

「[六武の門]の効果で、墓地から[キザン]2体を手札に加える。そのまま特殊召喚!」

  

[真六武衆-キザン] ATK 1800→2100

 

[真六武衆-キザン] ATK 1800→ 2100

 

[六武の門] 武士道カウンター6→4→2→4→6

 

[六武の門] 武士道カウンター6→4→2→4→6

  

「[六武の門]のカウンター2つ取り除いて効果を発動、場の六武衆一体の攻撃力を500ポイントアップさせる。これを5回[シエン]に使用する!」

 

[六武よ門]の加護を受け、攻撃力が倍になった[シエン]。伏せも気にせず殴れる攻撃力5000のモンスターだ。[キザン]の連続召喚を経て、ついでと言わんばかりに攻撃力を増強させ、盤面をひっくり返す事に成功した

 

  

[真六武衆-シエン] ATK 2500→ 5000

 

[六武の門] 武士道カウンター6→4→2→0

 

[六武の門] 武士道カウンター6→4→2

 

 

 

「そんな...こんなことって...」

「バトルフェイズだ、[キザン]でダイレクトアタックだ!」

 

 

麗華 LP5300→4200

 

「トドメだ、[シエン]でダイレクトアタック!!」

 

 

西条の残りライフでは到底耐えられない数値だ。[シエン]の行き過ぎた攻撃力を前に、西条は敗北を噛み締めた

 

美しくも大雑把な刃が敵を切り裂く

 

 

LP 5000→0

 西条 LOSE

 

 

 

 

 

決闘終了のブザーが鳴ったと同時に、慎也は強い目眩に襲われた。立っているのも億劫になり、目頭を抑えながら何か掴まれるものがないか模索している

 

 

(これだよ.....このデッキを使うと頭痛が...うぅ、目眩までしてきた...)

 

 

何とか耐えようとしていたが、とうとう立っていられなくなってしまった

力を失った足では耐えられず、前のめりに...

 

 

(......あれ?)

 

 

倒れなかった。誰かが支えてくれたみたいだ。

西条か?知樹か?とにかくお礼を言おうと慎也は顔を上げた。

 

 

そして驚愕した

 

「え?決闘(デュエル)はおわったけど...」

 

 

シエンが目の前にいた、[真六武衆-シエン]だ。

決闘(デュエル)は終了し、ソリッドヴィジョンは起動していない。なぜモンスターがまだ残っているのか、そしてどうして触れることが出来るのか

 

 

『殿、お体の方は平気でござるか?』

 

 

話しかけてきた。

 

 

「喋ったぁぁああ!?」

 

 

シエンが話しかけてきた

気がつけば頭部の痛みなど忘れていた

 

 




マドルチェVS六武衆でした。

このデッキどうしなら長期戦はかけませんねぇ。

門2枚引いたら六武衆は強い。そして謎のシエン実体化!はたしてどうなる!?

ぶっちゃけどうですか?

  • 読みたいからやめて欲しくない
  • 読みたいけど無くなったら読まない
  • 普通
  • 無くてもいい
  • 読むのが億劫

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