*注意‼
この提督たちは一式装備です。「一式装備なんて嫌い」「そんな装備でそれはありえない」という方、ごめんなさい‼
台本形式となっております!
独自展開があります!
ミケ「アーロさん、例の物が届いたニャ‼」
アーロ「おっ、やっと来たかー。そんじゃ早速使うとすっか」
in中庭
北上「アーロさん、言われた通りペッコを連れてきたよー」
皐月「ねえねえ、何するの?」
ペッコ「( ・ω・)?」
アーロ「ペッコにこれを付けるのさ」つ鞍
北上「んん?…鞍?」
アーロ「こいつはただの鞍じゃねえぞ?俺達のクルペッコが極限化セルレギオスの討伐に貢献したということで贈られたものだ。つまり、ギルド本部もこいつを正式なオトモンとして認めてくれたっていう勲章みたいなもんさ」
皐月「勲章かぁ、ペッコはすごいね!」ナデナデ
ペッコ「( ・´ω・`)」ドヤァ
アーロ「これをペッコに付けてと…よし、これで誰でも安全に乗れるようになったぜ」
北上「それじゃあ、あたし乗ってみるねー」ライド
ペッコ「(`ω´ )三」ダッシュ
北上「おおっ!いいねぇ、これは楽しいよ‼」
大井「なんかでかい鳥に乗ってる北上さん…かっこいいわぁ!」ホレボレ
アーロ「初めてにしちゃいい乗りこなしだな。『乗り人(ライダー)』になれるんじゃないか?」
皐月「ライダー?」クビカシゲ
アーロ「俺達『狩人(ハンター)』とは違ってモンスターに乗って活動する役職さ」
皐月「ハンターとは違うの?」
アーロ「モンスターに乗って共に戦うってところぐらいだ。最初のころはギルド本部は警戒して相容れないものだったけど、今は正式に認められた役職になっている」
皐月「へー、なんだかかっこいい‼」
アーロ「だがかつてはオトモンを使って悪さをする連中がいたり、モンスターの生態を理解していなくて無理やり街に連れてモンスターを暴れさせるバカがいるからライダーの資格をとるのはすっげえ難しいんだ」
皐月「どのくらい難しいの?」
アーロ「全てのモンスターのライフサイクル、生息地、その習性を熟知していること、すべてのオトモンの世話の仕方、手入れ、餌等々の計1000問以上の筆記試験に、オトモンとライダーの絆を見せる実技試験もあったりと厳しいんだ」
皐月「せ、1000問以上!?ぼ、僕にはできないよー!?」
大井「危険な生物を扱う分、それなりの知識と技術が必要なのね」
北上「アーロさん詳しいねー」
アーロ「まあな、俺の親友にライダーの資格持ってる奴がいるからな」エッヘン
皐月「いいなー、僕もライダーになってみたい!」
アーロ「そうだな…それなりの知識なら教えることはできるぜ?」
皐月「ホント!?アーロさん教えて教えて‼」
アーロ「ふふふ、いいだろう!まずはオトモンとのスキンシップだ。スキンシップは大事だからな」スッ
ペッコ「(`ω´)三」プイッ
アーロ「あってめっ、この鎮守府は女の子ばかりだからって分かってやがるな!?」
ペッコ「(`ω´*)三」ダダダ
アーロ「ちょ、待ちやがれー‼」ダダダ
北上&皐月「‥‥」
__数分後__
皐月「えへへー♪ペッコはいい子だねー♪」ナデナデ
北上「私達の言う事は聞くのにアーロさんの場合はやんちゃだねー」ナデナデ
ペッコ「(*´ω`)」クルルー
アーロ「ちょ、鳥竜種は基本臆病な性格の種類が多いからな…派手な格好してるハンターにすぐ警戒するし…」ゼェゼェ
大井「鎧外せばいいのに…」
皐月「次はなにすればいいの?」
アーロ「次は同種や他種、つまりはライダー以外の人に慣れさせる訓練だ」
in母港
アーロ「今回は艦娘達に慣れるよう訓練するか」
北上「駆逐艦の子達はペッコ達のお世話をするからすぐに慣れるけど戦艦や空母の人には滅多に会ってないもんね」
皐月「お散歩楽しいね!」ペッコにライド
ペッコ「(*´ω`)」
アーロ「中庭だけじゃなく他の場所に連れて慣れさせるのも大事な訓練だ」
龍驤「おっ?その大きな鳥がペッコちゃんやな?」
愛宕「鮮やかな鳥さんね~」
ペッコ「Σ(゚д゚)」
アーロ「おっと、こうビックリした時は撫でて落ち着かせるんだ」
皐月「よしよし、大丈夫だよ?」ナデナデ
龍驤「へ~、ちゃんとしつけをしてるやん。いい子やなぁ」ウンウン
北上「ただいま勉強中なんだー」
ペッコ「(゚д゚ )」ジー
愛宕「こ、この子、私の方をじっと見つめてるのだけど…」アセアセ
ペッコ「(`ω´*)」ツンツン
愛宕「きゃっ!?ちょっ、やっ、胸をつついちゃダメっ」アセアセ
ペッコ「(`ω´*)」ツンツン
皐月「あわわわ…アーロさん、こういう時はどうすればいいのかな?」
アーロ「‥‥」
皐月「アーロさん?」
アーロ「…実にいいものだな」ウンウン
大井「ちゃんと教えなさいよぉぉぉっ‼」ドロップキック
アーロ「ゴメンヌ!?」(#)'3`;;)・;'.、
龍驤「…なんでや。なんでうちにはいたずらしないねん…」白目
in中庭、
大井「次はちゃんと真面目にしてくださいね」プンスカ
アーロ「さ、さあ次はクルペッコのお手入れの仕方だ」タンコブ
皐月「ホースにバケツ、ブラシ、大きなビニールプールを用意してるけどなんで?」
アーロ「鱗を持つイャンクックと異なりクルペッコは鱗と羽毛を持ち、羽に付いた汚れや寄生虫、脂粉を落とすために水浴びをする習性がある。なので水場がない所は定期的に水浴びをさせなきゃいけないんだ」
北上「綺麗にするのに大事な作業なんだね」
アーロ「丁寧に綺麗にしていけばとっても色鮮やかな羽毛を持つ。人と触れ合うのに見た目も十分大事だからな」
ペッコ「(=゚ω゚)?」
アーロ「ビニールプールに水を溜めて、後は自然と水浴びをするまで待つ」
ペッコ「((*´ω`))」バシャバシャ
アーロ「この時、すっごい水がかかるから気を付けるんだぞー」ビショヌレ
北上&大井「ぜったい忘れてたでしょ」傘
皐月「水浴びは冬もするの?」傘
アーロ「ああ。だけど冬だからとお湯やぬるま湯で水浴びをさせるのはダメだ。羽についてる水をはじく油を溶かして体温低下の原因になるからな」
北上「ブラシを持ってきたのは?」
アーロ「歯磨きと足の汚れ落としだ。特に歯磨きは…」スッ
ペッコ「(`ω´ )三」尻尾をビンタ
アーロ「ふべしっ!?い、嫌がるから気を付け…」
皐月「ぜんぜん嫌がらないよ?」歯磨き
ペッコ「(*´ω`)♪」
アーロ「…解せぬ」
__数分後__
皐月「今度は何をするの?」
チャチャ「今度はオレチャマ達の出番ッチャ‼」ドンチキ♪┏((W))┛ドンチキ♪
カヤンバ「華麗なステップと音楽で踊るンバ‼」ドンチキ♪┏((〒))┛ドンチキ♪
アーロ「クルペッコは鳴き声と踊りでコミュニケーションをとる。ストレスの解消にもなるし、別の音を学ばせることで騒音になる鳴き声をしなくなるぞ‼」ドンチキ♪┏((^ω^))┛ドンチキ♪
ペッコ「♪(^ω^)三(^ω^)♪」
北上「よっ、ほいさっ、ほいさっさ」ホイサッサ┏((^ω^))┛ホイサッサ
皐月「よっ、ほっ…な、なかなか難しいね…」
チャチャ「タンジアステップは最初は難しいッチャ。ここは簡単にできるユクモステップッチャ‼」ユクモステップ
カヤンバ「リズミカルなステップを踏むンバ‼」ユクモステップ
アーロ「あそーれそれ‼」ユクモステップ
大井「うん、なんかアホの集団にしか見えないわよ?」
那珂「音楽と聞いて、那珂ちゃんのゲリラライブを始めてもいいですか?」キャピッ
大井「…お断りします」
__数十分後__
アーロ「クルペッコの主食は魚だ。一日に3,4回。与えすぎは太るから気を付けるんだぞ?」
ペッコ「(*´ω`)♡」食事中
アーロ「だいだい教えることはそのぐらいかな?よくできました」ナデナデ
皐月「うん!ちゃんとお世話できるよう頑張るよ‼」
北上「いやー、今日はとっても勉強になったよー。私もお世話の手伝いしようかな?」
大井「オトモンライダー北上さん…かっこいいわ‼」ウットリ
in鎮守府1階の廊下
大井「大きな虫に蟹、そして鳥…また別の生物を飼うようになったら鎮守府じゃなくて珍獣府になりそうね」
ガチャリ
弥生「…んー‥」部屋から出て背伸び
大井「あら?弥生ちゃん?」
弥生「あ、大井さん、こんばんは…」ペコリ
大井「確かそこは書斎室だったわね。お勉強かしら?」
弥生「はい、司令官達の故郷に棲息する生物の勉強です」
大井「生物の勉強?」
弥生「司令官から『ライダー』の話を聞いて私もなりたいって思ったんです」
大井「て、提督から…でも試験ってとても難しいって聞いたわよ?」
弥生「そしたら低年齢でもオトモンの世話だけの資格がもらえる『ライダー3級』があるって教えてくれたんです」
大井「!?」Σ(;´Д`)
弥生「司令官がギルド本部に問題集と試験資格の申請をしてくれました。この冬、本土のギルド本部で行われる試験に向けて猛勉強です」フンス
大井「そ、そう…でも夜更かしは体に悪いから気を付けるのよ?」アセアセ
弥生「はい、気を付けます…」ペコリ
大井「…皐月ちゃん、北上さん…提督に教えてもらった方が早かったんじゃ…」
__翌日、駆逐艦の間でユクモステップが流行り、アーロ、チャチャ、カヤンバは大井さんに怒られたのは後の話__
水無月…ボーイッシュぽいのに、ボクっ子じゃないのね(´・ω・` )
皐月と一緒に抱きしめてメリーゴーランドしたい