*注意!
この提督たちは一式装備です。「一式装備なんて嫌い」「そんな装備でそれはありえない」という方、ごめんなさい!
台本形式となっております!
独自展開があります!
青年提督「へ、へぇ~…クロードさんって何者なんですか?」
孫市提督「彼らは故郷の地では『狩人』という仕事をしていたようだよ」
幼馴染提督「か、狩人?所謂猟友会みたいなものですか?」
孫市提督「私も彼に同じようなことを言ってみたら彼は少し考えて『ただ狩猟をするんじゃなくて人と自然の調和のバランスを取るようなものだ』と言っていたね」
青年提督「な、なんだかスケールが大きいですね…」
幼馴染提督「それでクロードさんは何をしてたんです?」
■■■
__彼は私が指揮する第二連合艦隊の泊地に仲間達を連れてやってきた。彼だけでなくその仲間達も見たこともない鎧を身につけていたよ__
孫市提督「く、クロードくん、その彼らは…?」
クロード「はい、彼らは私と一緒についてきてくれた仲間達です」
ジン「…ここが俺達の活動場所か?」
ベル「新天地での初仕事だ、張り切っていこうか!」
アーロ「も、もう鉄の船の中でごろ寝するのは嫌だ…うっぷ…」((川´Д`))
クロード「すみません、孫市提督殿。しばらくやっかいになります」ペコリ
孫市提督「あ、ああ…こちらこそよろしく」
クロード「じゃあまずは荷物を下ろしておこうか。黒丸、皆もよろしく」
黒丸「了解ニャ‼」
ミケ「旦那さん、テントは立てるかニャ?」
ヨモギ「すみません、キッチンをお借りしてもいいでしょうかニャ」
孫市提督「」( ゚д゚)
■■■
幼馴染提督「ええっ!?猫が二足歩行してしかも人語を話すんですか!?」
孫市提督「彼らの地方では猫は二足歩行ができるらしい…」
青年提督「マジかよ…」
■■■
in第二連合艦隊泊地総司令官室
叢雲改ニ「‥‥」チラッ
ジン&ベル「…」ジーッ
叢雲「ちょっと提督‼なんなのこの人たちは!?」
孫市提督「すまない…ちょっとした調査で彼らをここにいさせることになってしまったんだ」
ジン「…この子が…艦娘?」
ベル「この子が海の上を走るんですかー」
叢雲「もう、ジロジロ見るな!」
クロード「いやー申し訳ない、初めて艦娘をこう間近で見れて嬉しいんですよ」アハハハ
孫市提督「あ、あまりうちの秘書艦を弄らないでくれ…叢雲、海図を広げてくれ」
叢雲「は、はい!」サッ
孫市提督「今ここにいる第二連合艦隊の泊地から離れたところ…第一連合艦隊の向かうこの海域で謎の襲撃を受けている」
叢雲「出撃しても全機大破で強制撤退する始末で私達は厳しい状況になっているわ」
クロード「ふむふむ…必ずこのエリアで起きているんですね」
ジン「…迂回ルートは考えてないのか?」
叢雲「この海域を通った方が早くアイアンボトムサウンドに着くの。ルート変更は難しいわね」
クロード「‥‥」ウーム
孫市提督「クロードくん、君のいう『龍』とやらが原因と考えているのなら君はどうするんだい?」
クロード「その海域に行って調査するのが普通なんですが…今回の場合はも少し情報が必要ですね…」
孫市提督「今回の場合?」
クロード「私の地方では『飛竜種』『獣竜種』『海竜種』と様々な『竜』がいるんですが…『古龍』と呼ばれた『龍』というがいます」
ジン「…『古龍』というのは『雷』『風』『嵐』など自然や人知を超越した力を操る龍のことだ」
ベル「彼らの力は天災でもあり、脅威でもあるんです」
孫市提督「う、ううむ…君たちの言いたいことは分かるんだが…その古龍とやらは危険なのだな?」
クロード「はい、避難して『遠くへ去るのを待つ』か『狩人が撃退する』しか方法はないですね」
ジン「…もしクロードの考えが合っていたら、かなり危険の状況だ」
ベル「今の目撃証言を見て明らかに『アレ』っぽいよね」
クロード「それを明確にするために、調査が必要です…孫市提督殿、少しやっかいになりますがよろしくお願いします」
_数分後_
叢雲「はぁ…なんだか面倒な事になってるわね」
孫市提督「ははは、彼らは上官も恐れず、しかも娘の威圧もなんとも思わず意見を言っていた…なかなかの連中だと思うな」
叢雲「…で、あんたは信じるの?その『龍』とやらを」
孫市提督「彼らは『龍』ではなく『自然に生きる物』と見ていると言っていた…俺達の知らない世界を知っているんだ。少しは信じている」
叢雲「そう…」
孫市提督「心配するな。」ナデナデ
叢雲「もう、バカ…////」
孫市提督「…叢雲」ズイッ
叢雲「…て、提督…」ズイッ
アーロ「すいませーん、ちょっとお願いがあるんですけど…あっ」
孫市提督&叢雲「」(゚д゚)(゚д゚)
アーロ「‥‥さ、俺に構わず続けてください」bグッ
叢雲「つ、続けれるかぁぁぁっ‼」ドロップキック
アーロ「ゴメンヌ‼」))´Д`;)
孫市提督「…ご、ごほん、何か用か?」アセアセ
アーロ「は、帆船を2,3隻お借りしたいのですが…」(((;´Д`)))
in泊地港
孫市提督「こちらの帆船を使ってくれ」
クロード「いやぁすみません、ありがとうございます」ペコリ
ベル「アーロ、物凄いたんこぶがついてるんだけど何かしたの?」
アーロ「…気にしないでくれ…」ションボリ
孫市提督「しかし、第一連合艦隊の泊地で借りれたのではないのか?」
クロード「あはは、そうしたかったのですが…総司令官に『あんた達のようなちんけな連中に貸す船はない』と怒られまして」アハハ
ジン「…だからタンジアから帆船も持ってくればよかったんだ」
孫市提督(…あのバカ娘、何考えんだ…)
叢雲「でもなんで帆船なの?こっちの船の方がいいわよ?」
クロード「帆船の方が動きやすいんです。それに鉄の船は動力で大きな音が出てるので、他の生物に見つかりやすいんですよ」
__そう言った後、支度をした彼らは二組に分かれて海へと出て行った__
■■■
青年提督「そのアーロってヤツ、空気読めないのな」
幼馴染提督「あんたにそっくりね」フンッ
孫市提督「ほんとあの時はヒヤッとしたよ…」ニガワライ
幼馴染提督「でもなんで二手に分かれて行動したんですか?」
孫市提督「…彼の『考え』で二手に分かれたんだ」
青年&幼馴染提督「??」
■■■
__彼らが戻ってきたのは夕方ごろだ。クロードとジンはなぜか濡れていた。彼らはテントで各々報告し、情報を整理していたよ__
孫市提督「どうだい、成果はあったか?」
クロード「あ、どうもお疲れ様です。調査は…まずい方向に進んでますね」
孫市提督「…まずいこととは?」
ジン「…クロードの予想が当たりそうだということだ。もしそうだとすれば緊急事態になる」
孫市提督「…その根拠は?」
ジン「…他の生物が皆恐れてあの海域から離れていることだ。強大なものに怯えている」
クロード「あの海域の道中、深海棲艦は一度も見ていませんよね?」
孫市提督「…確かにそうだ。あの海域に深海棲艦に出くわしていないな」
クロード「念のためギルド本部には連絡してあります。最悪の場合もありますので考慮してください」
孫市提督「最悪の場合とは?」
クロード「その海は危険になります。全連合艦隊、ここから撤退することですね」
孫市提督「馬鹿な…津波が起こるわけじゃあるまいし、海を制している我々が撤退をする必要は…」
クロード「孫市提督殿、最初から人は海を自由に制してはいません。海や自然はいつだって人の味方ではないんです。その事を心掛けないと、大変なことになるんですよ」
孫市提督「‥‥」
クロード「納得はできかねないと思います。しかし、事は急いてます。どうかご理解ください」
孫市提督「…君は、同じ事態に出くわしたことがあるのか?」
ジン「…ある。何度も体験した。雪山にある村がピンチになったり」
ベル「故郷が危険な目にあったり」
アーロ「危険なウイルスばらまく奴がいてでとある村が立ち入り禁止地区になりかけたり」
クロード「俺達は何度もそんな状況に出くわしています。そして力を合わせて乗り越えていきました」
孫市提督「…わかった君たちを信じよう。元帥殿や上層部達には俺が伝えておこう」
クロード「あ、ありがとうございます‼」
孫市提督「それで…俺に手伝えることはあるか?」
クロード「そうですね…その前に、御飯にしましょう!」
孫市提督「」ヽ(・ω・)/ズコー
クロード「厨房でヨモギ達が第二連合艦隊の皆様に盛大に料理を用意しています。美味しいですよ!」ニッコリ
アーロ「ほかにもドンドルマから取り寄せてきたうまい酒も用意してあるぜ‼」
孫市提督「あ、あははは…それじゃあ遠慮なくいただこうか」
__その後、彼らが振る舞う料理はとても美味しく、酒も美味しかった。見たことない料理の数々だったが、長い戦いに疲弊していた提督達や艦娘達の心は癒された…第二連合艦隊は彼らを受け入れてくれたようでよかった__
アーロ「うっぷ…飲みすぎた…」((川´Д`)
隼鷹「あ、あたしも飲みすぎた…」((川´Д`)
孫市提督「ふ、不覚…」((川´Д`)
叢雲「…全く、あんた達は」ハァ
アーケード版の叢雲は可愛いですね(ニッコリ
典型的なツンデレっぽくて素敵‼