狩人提督、着任ス    作:サバ缶みそ味

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 朝潮型はガチ

 *注意!

 この提督達は一式装備です。「一式装備なんて嫌い」「この装備でそれはありえない」という方、ごめんなさい!

 台本形式となっております!

 戦闘描写はうまくありません。すみません!

 お砂糖注意もあります!下手かもしれませんのでごめんなさい!



㉛夏祭り防衛戦、『金雷公』ジンオウガ 前編

in執務室

 

提督「緊急事態だ。二つ名、『金雷公・ジンオウガ』がこの街に近づいてきている」

ジン「…二つ名か、手強い奴だ」

ベル「街の人たちには避難指示はだしているのかい?」

提督「ああ、街の境目の所ははチャチャやミケ達がバリケードを張っている。万が一の為街の人たちには避難するよう言った」

アーロ「輸送の物資や街に続くの道も閉じられてるからな…早く片付けねえとまずいぜ」

 

提督「金雷公を討伐もしくは撃退しない限り、夏祭りは中止だ」

 

ジン「…なんだと?」ピクリ

アーロ「…なんですと?」ピクリ

ベル「ちょ、二人とも怖すぎっ!?」

 

団長「提督‼話は聞いたぞ!『我らの団』も協力しよう!」

提督「団長、ありがとうございます‼」

団長「ああ、久々に『我らの団』の任務の開始だ‼」

 

in艦娘寮前の掲示板

 

【お知らせ  山の方で緊急事態が起きたため、解決するまで夏祭りは中止】

【      本当にスマヌ (´・ω・`) by提督          】

 

伊401「ええー…楽しみにしてたのにー」

五月雨「ううー、山の方で一体何があったんでしょうか…」

高雄「仕方ないわよ。山の方で事故が起きて道が通れなくなったって聞いたわ」

時雨「それに解決するまでだから、無事に済んだらきっと再開するよ」

金剛「せっかく浴衣買ったのに残念デース…」

 

霞「…」

不知火「霞、どうかしましたか?」

霞「え?あ、な、なんでもないわ!」

響「物凄く怖い顔してたよ?」

初雪「よっぽど夏祭りを楽しみにしてたんだー」

霞「ち、違うわよ!」

 

in工廠

 

明石「あれ?何をしてるんですか?」

 

加工担当「…提督達にできることといったら俺は装備と武具の補強ぐらいだからな」

加工屋の娘「今こうしてみんなの防具の補強をしてるんですよ!」

 

明石「この鎧…全部提督達がつけてたやつですね…」

 

天龍「と、いうことは‼」

皐月「今の司令官達は鎧を付けていない!」

曙「つ、ついにクソ提督達の素顔が見れるのね!?」

伊168「そ、それで提督達は!?」

 

加工担当「…今は風呂に入っている」

加工屋の娘「そろそろ戻ってくると思うよ!」

 

提督「いやー、いい風呂だったなー‼」

 

伊168「き、来たっ‼」

皐月「ど、どんな顔かな…っ‼」

 

提督「お、さっすが加工担当‼いい感じじゃないか!」スカルヘッドそれ以外ユアミ装備

ジン「…前よりも頑丈そうだ」ガーグァフェイク

ベル「武器も一層綺麗になってるね!」ガルルガフェイク

アーロ「ん?どうした?天龍達なんかスッゴイ落ち込んでいるが…」ファンゴフェイク

 

天龍「…なんで頭だけ隠してんだよ!」

曙「へ、変態!タオル一丁で歩き回らないでよ!」

 

in執務室

 

団長「支度はできているな?」

 

提督「勿論ですよ。うちけしの実とか砥石とか準備はできてます」

団長「あと…艦娘達には事情は話さなくていいのか?」

 

提督「…これを言ったら皆心配しますから。」

団長「かと言っても、お前達を気に掛けている子もいる。お前たちが気づいていないところで心配をしている子もいるんだ、あまり女の子を泣かせるちゃいかんぞ?」

 

提督「わ、わかってますよ。その為に無事に帰ってくるつもりなんですから」

 

団長「ま、『我らの団』のハンター達だ。俺みたいに無茶をする連中だからな!しっかりやってこい」

 

提督「…時間ですね。そろそろ行かなくては」

団長「…ところで、お前もしかして『あの子』に『あの事』を話していないな?」ニヤニヤ

 

提督「ちょ、それはまだ言ってないですよ!照れますし、それに話しても引かれるだけですよー」アセアセ

団長「はっはっは‼言ってみなきゃわからんぞー?」ハッハッハ

 

ソフィア「提督さん、団長さん‼ギルド本部に通信して『金雷公・ジンオウガ』の討伐および撃退の許可が下りました!」

 

団長「うむ、いよいよだな…」

 

in母港

 

瑞鶴「うーん、折角ジンさんに浴衣を買ってもらったのに残念だなー」

 

ジン「…安心しろ。夏祭りは必ず再開させる」(`・ω・´)b

 

瑞鶴「ジンさん…」

ジン「‥‥瑞鶴と楽しみたいからな。夏祭りを邪魔する輩は何人たりとも許さん」プンスカ( `Д´)ノ

 

瑞鶴「ジンさん、どうして私に気をかけてくれるの?これまで気にしてなかったけど…気になってきたの」

ジン「…瑞鶴、実はな…」ズイッ

瑞鶴「ジ、ジンさん!?ち、近いですっ!?」アワワ

 

ジン「…ス」

瑞鶴「ス?」

ジン「…スス…ス…スススス」ガクガクガク

瑞鶴「ジンさん!?物凄く震えてるよ!?」

 

アーロ「おーい!もうすぐ出発だそうだぞ!ジン、支度できたかー?」ノシ

 

ジン「」ジロリ

アーロ「え?ジン、な、なんで怒っての?」

 

ジン「」ε≡≡ヘ(#`Д´)ノ

アーロ「ちょ、なんで追いかけてくるんだ!?」ε≡≡ヘ(;´Д`)ノ

 

瑞鶴「…」キョトーン

 

鎮守府門前

 

提督「アーロ、なんでたんこぶできてんだ?」

アーロ「…俺にもわからん」

ベル「ジン、なんかあったのかい?機嫌が悪そうだけど…?」

ジン「‥‥」ムスーッ

 

提督「さてと、本作戦は金雷公を発見し討伐および撃退をする。そして街へとつなぐ道の安全の確保‼…そして、夏祭りを再開させること‼」

 

屋台の料理長「これは私が作った中華おむすびニャル。これを食べて気合いだすニャルね」

ソフィア「提督さん、皆さんもけがなく無事に帰ってきてください」

団長「あとは俺に任せとけ!…それと、お前さん達ならできる、できる!」

 

アーロ「懐かしいな。よく団長さんに言われてたぜ」

ジン「…結構無茶されたけどな」

 

霞「司令官‼」

 

提督「ん?霞か。すまないな、ちょっと山の方にでかけry」

霞「もう、また何も言わず勝手に行くんだから‼ちゃんと目を見て話しなさいよ!」プンスカ

 

提督「あー…そうだったな。ちょいと街の人たちと、お前たちを守りにいってくるー」

霞「…私達艦娘も行っちゃ駄目なの?私も戦えるのに、また何もできないなんて嫌よ…‼」

 

提督「…お前には心配かけさせてんな。悪い」ナデナデ

霞「ちょ、撫でないでよ!子供じゃないんだから‼」

 

提督「大丈夫、無事に帰ってくるさ。…あと、この任務が終わったら…」

 

アーロ「それフラグやん」

ベル「アーロ、そこは空気読もう」ゲシッ

ジン「…」無言のパンチ

アーロ「ゴメンヌ!?」));`3´)・∵.ドガッ

 

提督「…か、帰ってきてから話すわ。んじゃ行ってきまーす‼」ノシ

 

ソフィア「気を付けてくださいねー‼」ノシ

 

霞「…」ノシ

 

団長「霞ちゃん、あいつらは本当に不器用な連中さ。彼も心中は君たちを心配しているんだ」

霞「…でも、司令官はどうして私にああ言うのかわからないんです…」

 

団長「…提督が、彼が君を信頼している理由を知っているよ」

霞「え?」

 

団長「そうだな…彼が提督になろうとした理由でもある。彼が黒いラギアクルスに襲われ話は聞いているかい?」

霞「は、はい…ウィルっていう人を失った日のことですね?」

団長「そう…あれには話がもう少し続いていた。『我らの団』総員で彼らを探していた時、提督は無事に無人島の浜に打ち上げらえていたのを見つけたんだ。数週間泣いていたが…提督は語ったんだ」

 

■■『我らの団』にいた頃■■

 

団長「…もう大丈夫か?」

提督「ええ…心配をおかけしました」

 

団長「よかった。…それにしても運がよかったな。黒いラギアに襲われずに島に無事に流れ着くなんてな」

提督「…実は、助けてもらったんです」

団長「?誰にだ?他のハンターもいなかったはずだぞ?」

提督「…大樽にしがみ付いて流れていたんですけど、体力は消耗してて意識が朦朧としてたんです。あのままずり落ちて海の底に落ちていたかもしれません。…でも、そんな時、見たんですよ。」

 

団長「な、なにをだ?」

提督「大きな鉄を背負って海の上を走る女の子です。『この手に掴まれ』って言って手を差し伸べて運んでくれたんですよ」

団長「…」

提督「背は子供ぐらいで…髪の色は銀色かな?あと緑のリボンをつけた小さなサイドテールで…でも途中で意識を失っちゃってあまりおぼえてないんですよね」

団長「‥‥お前さん、寝ぼけてないか?」

提督「ちょ、マジですから‼」

団長「いやいや、海の上を走る時点で軽くホラーじゃないか!あ、でもなんか面白そうだな」

 

提督「俺、気になってしかたないです。団長、この真相、探ってみます‼」

団長「そうだな…気になるな!よし、俺も手伝おう‼」

 

■■

 

団長「と、まああちこちを転々として遂に遠い国で『艦娘』という海を走る女の子の話を聞いてぜひ提督をやりたい!と言って提督を目指したんだ」

 

霞「た、確かに司令官を助けたのは『霞』ですけど…」

 

団長「ああ、それにな…」

 

■■『我らの団』を離れる前□■

 

団長「そうか…『艦娘』のいる『鎮守府』という所で『提督』になるんだな」

提督「狩人兼提督のようです…団長、ご迷惑をおかけしました」

団長「なに、気にするな!」ハッハッハ

提督「元帥の話によると、俺を助けた子はいないがそれと同じ姿の子は沢山いると聞きました」

団長「そうか…もしその子に会ったらどうするんだ?」

 

提督「そうですね…まずは『ありがとう』と言おうと思います。そんでその子を守れるような提督になろうと思います」ニッコリ

 

■■

 

霞「」("゚д゚)

 

団長「でもあいつは不器用だ。ちゃんとまだ『ありがとう』って言ってないしなぁ」ニヤニヤ

 

霞「////」ボンッ

 

団長「ハッハッハ‼後はあいつらの帰りを待とうか!」ナデナデ

 

霞「わ、私‼待っていられないわよ!」

 

団長「…あれ?」

霞「団長さん‼お願い‼」

団長「…多少はいっか。よし!『我らの団』もこっそり行こうか‼」




 霞か五月雨か、正直すごく悩みました。…すべてはあみだくじの導きのままに…

 最初の霞は歴戦の艦ぽくて厳しくも勇敢でしっかりと提督を導く艦だなと感じました
 今の霞は指輪をあげたり、改ニになった時や期間限定ボイスですごくデレるのでびっくりしました

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