狩人提督、着任ス    作:サバ缶みそ味

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神風、春風のグラフィックを見たとき、『はいからさんが通る』を思い出しました

>ハイカラですね


⑯留守番の鎮守府、元帥からの依頼

case1『鬼ごっこ』

 

皐月「鬼さんこちら~♪」タタタ

雷「こっちまでおいで~♪」タタタ

深雪「ほらほら捕まえてみろ~♪」タタタ

 

五十鈴「ん?駆逐艦の子たち楽しそうね」

高雄「提督がお戻りになるまでしばらく出撃はお休みですからね。」

龍驤「退屈しないように身体を動かすのはいいことや」ウンウン

 

 

アーロ「ははは!待て待て~!やっぱ駆逐艦は最高だぜ~!!」ドドドド

 

 

五十鈴「‥‥うん、龍驤、アーロさんを捕まえようか」

龍驤「よっしゃ、任せとき」

 

高雄「あ、あははは…」苦笑い

 

 

この後アーロは五十鈴と龍驤にめちゃくちゃ怒られた

 

 

case2『お手伝いさん募集中』

 

ヨモギ「赤城さんは強敵だったニャ…と、言うわけでお手伝いさん募集中ニャ」

 

時雨「それで僕たちを呼んだんだね?」

龍田「あの時は板前さんたちも大変だったわね~」

 

マシロ「簡単な作業ニャ。お料理もできるならとっても助かるニャ」

 

足柄「任せて!おつまみとか作るのは得意なの!」フンス

時雨「それなら僕もしぐれ煮とか作れるし頑張るよ」

龍田「それじゃあ私も竜田揚げを作ろうかしらね~」

 

サクラ「おお!これは心強いニャよ。」

 

磯風「うむ、私も手伝ってもいいだろうか?」

 

ヨモギ「たくさんいると僕たちも助かるニャ!」

 

時雨「磯風、大丈夫なの?」ソワソワ

磯風「心配はない。卵焼きを作ってみたんだ。板前さん、味見をしてくれ」

 

ヨモギ「どれどれ…」パク

マシロ「緑色の卵焼きは珍しいニャ」パク

サクラ「スパイシーでスイートな風味ニャ」パク

 

【ヨモギが力尽きました】

【マシロが力尽きました】

【サクラが力尽きました】  【クエストに失敗しました】

 

磯風「…あれ?」

時雨「やっぱりだめだったよ…」ゴメンネ

 

この後、板前のお手伝いさんは時雨、龍田、足柄に決まり、磯風は週一で板前ブラザーズに料理の指導を受けることとなった。

 

case3『港町のアイドル クマちゃん☆』

 

球磨「おお~、ここが港かクマ?美味しそうな魚が沢山クマ」キラキラ

川内「提督が言うには遠方からの貿易船も多々くるみたいだから毎日にぎわってるんだってさ」

 

漁師A「お、長門の姉御!今日も漁船の護衛ありがとうございやす!」

漁師B「押忍!可愛い艦娘の皆さんの為に美味しい魚用意していますぜ!」

 

長門「ああ、今日も新鮮な魚をよろしく頼む」

 

漁師C「!姉御、こちらのお嬢さんは…?」

 

長門「ああ、新しく鎮守府に来てくれた球磨だ」

球磨「よろしくクマ~」ノシ

 

漁師D「…これをどうぞ」つロアルドロスのぬいぐるみ

 

球磨「クマ?かわいいクマね」ニコニコ

 

漁師A「…これもどうぞ」つサーモン

 

球磨「!クーマー、クマクマ♡」ニッコリ

 

漁師たち「か、かわいいー!!」ウオオオ

 

\キャー、クマチャーン/\オレ、クマチャンのファンにナリマス!/\ワラッテー!/

 

長門「…新たなライバル出現だと?」

川内「ち、違うと思いますよ?」

 

この日、港町のチャンピオンに続いて港町のアイドルが爆誕した

 

 

case4『チコ村の元臆病なオトモアイルー』

 

in廊下

 

潮「…」うつむき加減

 

阿武隈「あ、潮ちゃん!」ノ

 

潮「!」ビクッ

 

天龍「どうした?元気がないぞ?」

 

潮「ご、ごめんなさーい‼」タタタッ

 

阿武隈「潮ちゃん…人に会うたびにびっくりして逃げちゃうみたい…」

天龍「…どうしたんだろうな?」

 

_中庭の隅

 

潮「…はあ。また逃げちゃった…」

 

 

___駆逐にしては…いい体じゃないか___

___大破しているから入渠させてくれと?…じっくり見せろよ__

 

 

潮「っ!…私、どうしたらいいの…」グスッグスッ

 

??「どうかしたのかニャ?元気を出すニャ」

 

潮「うひゃああっ!?」ビックリ

 

??「わわわ!?ごめんニャ。驚かすつもりはないニャ」

 

潮「あ、猫さん…えっと…」

 

ニコ「ボクはチコ村出身のニコっていうニャ。みんなから『元臆病なオトモアイルー』って呼ばれてるニャ」

 

潮「も、元臆病?」クビカシゲ

 

ニコ「これを食べて元気を出すニャ」つ熱帯イチゴ

潮「あ、ありがとうございます…!おいしい‥」モグモグ

 

ニコ「何か困っていることがあるのかニャ?良ければボクが相談に乗るニャ」

潮「‥‥あ、あの‥」

 

曙「潮!探したたわよ!」タタタタ

 

潮「あ、曙ちゃん」

曙「このクソねこ!潮に変な事してないわよね?」ギロリ

ニコ「大丈夫ニャ。何か困り事がありそうで相談に乗ってたところニャ」ニコニコ

 

曙「!ふんっ、余計なお世話よ。ほら潮、戻るわよ?」グイッ

潮「あっ…えと、ニコさん、また今度で…」ノシ

 

ニコ「いつでも待ってるニャー」ノシ

 

 

case5『弓はそうじゃない』

 

in空母練習場

 

瑞鶴「…」弓を引いて狙いを定める

 

キンッ

 

シュバッ!

 

的<ど真ん中を貫いたぜ!

 

ジン「…慣れてきたじゃないか」ウンウン

瑞鶴「どう?貫通弓はやっと一段目が撃てるようになったのよ?」ニコッリ

 

赤城「あ、あのー…貫通って…」ポカーン

 

瑞鶴「ジンさんが教えてくれたおかげで艦載機がより速く飛べるようになったんです!」

ジン「…まだまだ伸びしろはある。」

 

赤城「ジンさんも弓が得意なんですか?」

 

ジン「…新米だった頃は使っていた。どれ、赤城の弓は…」キンッキンッキンッ!

 

赤城「ジンさん、腕が光ってますよ!?」

 

シュバッ

 

的<一度に4つの弓矢だと!?

 

シュバッ!

 

的<また2回目もあるのかよ!?

 

赤城「」

 

ジン「…赤城の弓は連射か。クリティカル距離を掴めばうまくいける」

 

瑞鶴「2回目の動作は『剛射』っていうんです。私もはやくできるようになりたいなー」

 

赤城「ゆ、弓ってそうじゃないのでは…」

 

 

 

__大本営__

 

元帥「わざわざ遠くまで来てくれてすまないな…」

 

提督「いえいえ構いませんよ。こうやって大型種について教えることができて光栄です」

ベル「少しでも他の鎮守府の艦娘や提督達のためになれたらいいですよ」

 

元帥「…君たちハンターと初めて出会った『アイアンボトムサウンド』の『緊急任務・G級作戦』以来、自然の脅威を知ることができた。あの作戦では君たちのおかげで多くの艦娘を失わずにすんだのだからね」

 

提督「…特に『古龍』と呼ばれる種は危険です。彼らが持つ超越した力や想像を遥かに超える巨体は時に災厄とも呼ばれます」

 

元帥「だからこそ、私たちはもっと知らなければならないようだ。」うなずき

 

提督「…ところで、他にも私たちを呼んだ理由があるとお聞きしました。」

 

元帥「ああ…実は南西諸島海域のバシー半島、東部オリョール海付近で奇妙なことがあってね」

 

ベル「奇妙なことですか?」

 

元帥「バシー半島付近の海域で空母が飛ばした艦載機が行方不明になったこと、オリョール海域で出撃中の潜水艦の艦娘が謎の襲撃を受けたと報告があった」

 

提督「それはどういう状況でしょうか?」

 

元帥「バシーの方は行方不明になった艦載機が最後に映した映像がどれも突然『大きな緑の蛍光色の爪とステンドグラスのような翼を持つなにか』に追われているものばかりなのだ。『紫電』や『晴嵐』を失った多くの提督が嘆いている。オリョールでは潜水艦の子が襲われて大破、轟沈をしかける事態になった。なんとか帰投できた彼女たちの目撃情報によると『大きな生物が電気を放電したり、吐いたりしてきた』とのことだ」

 

提督「…」

 

元帥「しばらくの間、全鎮守府に南西諸島海域の出撃を控えるよう知らせている。すまないが調べてきてほしい。危険な種であれば撃退をお願いする。彼女たち艦娘を守ってくれ。」

 

提督「…わかりました。その任務、受けましょう」

 

__大本営、控室

 

五月雨「」ウトウト

 

提督「五月雨、終わったよ~♪」

 

五月雨「ふえ?…あっ!お、お疲れ様です!」

 

ベル「ごめんね随分と待たせちゃって」

 

五月雨「いえいえ!お疲れ様です!」

 

提督「それじゃあ、下町に行ってお土産を買って帰ろう!」





MH4ではチコ村の臆病なオトモアイルーの話は
シャガルマガラについて語る団長と大僧正の話の次に好きです


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