狩人提督、着任ス    作:サバ缶みそ味

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 火の山って書いたら火の国をふと思い出しました

 火の国といえば‥‥MH4Gで「火の国を訪れし危機」というG級ジンオウガ亜種とブラキディオスの同時狩猟という鬼みたいなクエストがありました。
 爆破で大ダメージを与えるブラキ、ファンネルと化したデスボールを放つジンオウガ亜種‥‥あれで何度乙ったことか。火の国滅べと叫びそうになった


▲いざ火の山へ 鉱山編

inギルデカラン_ギルド本部

 

弥生「調査クエスト?」

 

ナビルー「その通り!普段ギルドから受注される討伐クエストや狩猟クエスト、採取クエストとは異なり対象のモンスターを調査するクエストの事さ!」

弥生「それを私がやるの?」

 

ナビルー「おうともさ!ナビルーが選びに選んで選びあげたクエストだぞ!」エッヘン

弥生「ナビルーが?」ジトー

ナビルー「ニャフッ!?ちゃ、ちゃんと真面目に選んだんだぞ!調査クエストの方が報酬も少し多いし、ハンターランクも少し上がりやすんだからな」

 

弥生「ドーナツはクエスト終わった後だからね」

ナビルー「にゃ、にゃふぅ…」ショボーン

 

弥生「対象のモンスターは?」

ナビルー「今回の対象はウラガンキンだ」

弥生「主任…?」

ナビルー「え?主任?」

 

弥生「よくアーロさんが遠征から帰ってくるたびに『もー折角沢山採取してたのにウラガンキン主任に邪魔されてパーだわー』って嘆いてたから」

ナビルー「あー…火山エリアの採取クエストから帰ってくるハンターさんもよく口にする奴だ‥‥」

弥生「でもなんでウラガンキンなの?」

 

ナビルー「ドヴァン火山に生息するはずのウラガンキンがドヴァン鉱山付近まで出現するようになったんだ。これじゃあ危険だから調査をして原因を見つけて欲しいとのことだ」

弥生「なるほど‥‥それを私達がやるの?」

ナビルー「おう!弥生直々にギルドから依頼が来たってことはかなり信頼されてるってことさ。頑張ってこなせば一人前のライダーになる日は近くなるぞ!」

 

弥生「うん‥‥頑張る」フンス

 

in竜舎

 

ナビルー「それじゃ今回連れてくオトモンを決めなきゃな」

弥生「コタロー、コテツ、おいで」ノシ

 

コタロー「(・ω・´)三」

コテツ「(^ω^ )三」

弥生「よしよし…」ナデナデ

 

ナビルー「クエストには制限があってな。今回はオトモンを一頭だけしか連れて行けれない」

コタロー&コテツ「(; ・`д・´)!?」

弥生「じゃあ‥‥」

 

コテツ「(^ω^ )))」ペロペロ

弥生「ひゃっ、コテツくすぐったいよ…」

コテツ「(^ω^)))」ペロペロ

弥生「もうダメだってば…うふふ」

 

コタロー「( #`Д´)⊃」尻尾でぶつ

コテツ「)゚3゚)・∵.」

 

コタロー「(#`ヘ´)」プンスカ

ナビルー「コテツ、アピールしすぎだぞ?」

 

弥生「今回は…コタローと行く」

コタロー「ヾ(*´∀`*)ノ 」

コテツ「(;´Д`)!?」

ナビルー「コテツはお留守番な!」

 

コテツ「(;ω; )」

弥生「お土産もってくるからね」ナデナデ

コテツ「((;ω; ))」コクリコクリ

 

ナビルー「準備は整ったな?それじゃあ出発だ!」

 

___

 

inフルクライトジオ

 

ナビルー「ここがドヴァン火山の麓にある街、フルクライトジオだ」

弥生「トロッコが沢山…」

ナビルー「この先にある鉱山から石炭だけじゃなく鉱石が沢山採れるから毎日多くのトロッコが行き交うんだ。最近はここで鉱石を加工して装飾品を生産してるみたいだ」

 

弥生「後でお土産に買っておこうかな‥‥」

コタロー「( 'ω')!」

弥生「コタロー、どうかしたの?」

コタロー「(( 'ω')」

弥生「ナビルー、向こうから誰か手を振って来てるよ?知り合い?」

ナビルー「うん?あれは…」

 

???「おーーーい!」ノシ

ナビルー「あれは‥‥」ジー

???「おーーい!」ノシ

ナビルー「あれは‥‥えー‥‥」ジー

???「おーい!」ノシ

 

ナビルー「‥‥誰だっけ?」

???「なんでだよ!?」ズコー

 

ナビルー「冗談だ冗談!久しぶりじゃないか!デブ‥‥‥リ!」

デブリ「デブリだ!スッと言え‼スッと!」

 

弥生「ナビルー、この人は?」

ナビルー「デブリはかつて一緒に冒険した仲間だ!今は‥‥‥ドーナツ職人だっけ?」

デブリ「貿易商の手伝い兼見習いだ!なんでドーナツ職人なんだよ!?」

 

弥生「デブリさん初めまして、弥生といいます」ペコリ

デブリ「おお…滅茶苦茶礼儀正しい子じゃないか。どっかのナビルーとは違って滅茶苦茶礼儀正しいじゃないか」

ナビルー「なぜ二回いった」

 

弥生「それとこの子はコタローです」

コタロー「('ω')ノ」クルル…

デブリ「リオレウス‥‥やっぱナビルーはリオレウスと縁があるんじゃないか?」ニヤニヤ

弥生「???」

 

ナビルー「それでデブリ、ドヴァン鉱山に現れたウラガンキンの調査をギルドに通して依頼したのはお前なんだよな?」

デブリ「おう!最近は新大陸の拠点、アステラに送る物資を揃えたり用意したりしてるんだが‥‥急に鉱山に火山に生息しているはずのウラガンキンが現れて送らなきゃいけない鉱石が採取できなくなっちまったんだ」

ナビルー「本来は火山にいるのに何で火山から下りて鉱山に移動したんだろうな‥‥」

 

デブリ「バルファルクの件で飛行船も輸送船も送りにくくなってるからいち早くアステラに物資を届けなきゃいけないんだ。兎に角原因を探って解決してほしい」

ナビルー「むむむ、これはすぐにでも向かわなきゃいけないな。弥生、鉱山へ行くぞ!‥‥あれ?弥生?」

 

デブリ「あの子ならトロッコに乗っちまったぞ?」

弥生「これがトロッコ‥‥!」キラキラ

ナビルー「弥生ぃぃぃ!?」

コタロー「(;´Д`)」

 

___

 

in坑道

 

弥生「かなり広い坑道だね‥‥」

デブリ「ここでは多くの炭鉱夫達が毎日採掘しているからな。おかげで道も結構入り組んでいるから迷わないように気をつけろ」

ナビルー「というかなんでデブリまでついてくるんだよ?」

 

デブリ「あれだ、久しぶりの冒険のにおいがしたからさ。俺もお供するぜ?」ドヤ

 

ナビルー「薄暗いからこけないようにな。あとバサルモスが擬態してる場合もあるから間違えて尻尾を踏まないように」

弥生「松明もってきた」つ【松明】

コタロー「(((*´ω`)」

 

デブリ「話を聞けよ!?」

 

弥生「ナビルー、道は分かるの?」

ナビルー「任せておけ!あちこちを冒険して歩き回ったナビルーならこんな坑道ちょちょいのちょいだぜ!」

 

――数十分後

 

弥生「‥‥」スタスタ

コタロー「‥‥?」キョロキョロ

デブリ「‥‥おい、どんどんと入り組んだ道に来てるみたいだが?」

 

ナビルー「‥‥‥あ、あれ?えーと確か‥‥あれ?」

弥生「‥‥もしかして迷った?」

 

ナビルー「ち、違うぞ!久々すぎてちょっと道を間違っただけだ!」

デブリ「絶賛迷子じゃねえか!?」

ナビルー「ニャフッ!?」

デブリ「しょうがねえ、ここは俺に任せておきな!」

 

弥生「デブリさんが?」

デブリ「ふっ、ナビルーとリュートと一緒にあちこち冒険したんだ。この坑道もしっかりと熟知してるぜ」ドヤァ

ナビルー「大丈夫かなー」ジトー

 

 

―――更に数十分後

 

デブリ「あるぇー?」

ナビルー「余計迷子になってるじゃないか!」

デブリ「ち、違うぞ‼こ、今回は坑道の地図を持ってくるのを忘れただけだ!」

ナビルー「尚更ダメじゃないか!」

 

弥生「目印の石があるから‥‥次は左の道を通ればいいみたい」

ナビルー「や、弥生?本当か!?」

デブリ「よ、よくわかるな」

 

弥生「地図‥‥お店で買った」

デブリ「持ってたんかい!?」

ナビルー「というか売ってたのか!?」

 

デブリ「弥生って子、しっかりしてるな」

ナビルー「なんたってクロードの教え子だからな」

デブリ「クロードさんの!?確かに納得できるな‥‥」

弥生「デブリさん、司令官をご存知なのですか?」

 

デブリ「司令官‥‥?あ、ああ。クロードさんと初めて会ったのもここの坑道だったな。確かあの時は‥‥鳥竜骨と鳴き袋で作った笛を吹きながら生肉を翳してイーオスの群れと共に坑道を颯爽と走り回ってた」

弥生「さすが司令官‥‥!」キラキラ

ナビルー「ほんとあの人自由すぎるよな‥‥」

 

コタロー「(( `・ω・´)‼」

弥生「コタロー、どうかしたの?」

ナビルー「モンスターの匂いを察知したみたいだ」

 

コタロー「((`・ω・´))」

弥生「匂いの下はこっち…ナビルー、行くよ」ダッ

ナビルー「よし、行こう!もしかしたらウラガンキンかもしれない‼」ダッ

 

デブリ「ちょ、ちょっと待ってくれー‼」ドタドタ

 

ナビルー「結構広い所に出たな」

弥生「コタロー、この辺りなの?」

コタロー「((( ・`ω・´))」キョロキョロ

 

デブリ「お、お前らちょっと待ってっての」ゼエゼエ

 

弥生「ここ少し暑い‥‥」

ナビルー「火山から流れる溶岩が流れている所があるからな。ここから先はクーラードリンクを飲んでおいた方がいい」

デブリ「モンスターがいる気配がしないんだけど何処にいるんだ‥‥?」

 

 

ドドドドドッ

 

弥生「?何の音?」

デブリ「トロッコにしては音が大きいな?」

 

ドドドドドッ

 

弥生「こっちに近づいてるみたい」

ナビルー「これはまさか‥‥」

 

 

三三三◎

ドドドドドッ

 

弥生「何か転がって来た!?」

 

ナビルー「急いで避けろ‼」緊急回避

弥生「…っ‼」緊急回避

デブリ「うおわああっ!?」緊急回避

コタロー「(((;´ω`)」回避

 

弥生「ナビルー、あれって‥‥!」

ナビルー「ああ!間違いない、『爆鎚竜』ウラガンキンだ!」

 

ウラガンキン「(  `皿´)」ヴォオォォォッ‼

 

デブリ「さ、さっそく現れやがったな!」岩場に隠れる

ナビルー「早速隠れるなっての‥‥」

 

弥生「あれが調査対象の‥‥!」

ナビルー「弥生、コタロー、ウラガンキンの頑丈な顎の一撃は強力だ。気をつけるんだぞ‼」

 

弥生「分かった。コタロー、行くよ…!」

コタロー「( `Д´)」グオォォォッ!





 MHWでも主任の如く龍結晶の地を徘徊するウラガンキンさん
 寝床でエキサイトバイクしたり、爆弾岩ばら撒いたりと相変わらずですが‥‥
 
 バゼルのばら撒く爆弾と混ざってごっちゃになると地獄絵図になるからやめてほしい
 特に歴戦バゼルとの戦いの時はヒヤッとする(個人的に

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