狩人提督、着任ス    作:サバ缶みそ味

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 ついに、ついに大和型戦艦の武蔵が改二に‥‥‼めちゃくちゃかっこいいー‼
 瑞鶴の決戦衣装といい、島風のグラといい、カッコかわいくなっちゃって

 武蔵の改二には…え、素材が結構いるの‥‥?(グニャアッ・・・

 だ、大丈夫…調査クエストをクリアして素材を入手すれば‥‥

 え?作品が違う‥‥?(グニャアッ・・・


◇16 南方海域調査、襲来の青い稲妻

in執務室

 

皐月「アーロさーん!今日もあっそぼー‼」

暁「レディが鬼ごっこに付き合ってあげるわよ‼」

松輪「きょ、今日もターザンごっこしたい、です…!」

 

ガラーン…

 

皐月「あれ?アーロさんとグレイさんがいない?」

暁「わかったわ!今日はかくれんぼね!」

松輪「が、頑張って見つけます!」

 

大淀「アーロさんとグレイさんでしたら外出中ですよ?」

鈴谷「今日は私達はお留守番ってわけ!」

北上「たまーにはのんびりするのもいいわねー」

 

皐月「えー!アーロさん達だけお出かけなんてずるーい!」プンスカ

暁「レディに黙って外出なんてずるいわ‼プンスカ‼」

 

鈴谷「大丈夫大丈夫、きっとアーロさん達美味しいお土産とか持ってきてくれるかもよ?」

松輪「そ、それなら楽しみです…!」

皐月「何がいいかなー、あまーいお菓子とかがいいな!」

 

北上「というわけでのんびり遠征したり演習しておいで!」

 

皐月&暁&対馬「はーい!」ドタドタ

 

鈴谷「‥‥ふー、アーロさん達も無理矢理なんだから」ヤレヤレ

大淀「一応駆逐艦の子達が心配するからという訳で内緒に孫娘提督の下へと出掛けたようですが‥‥」

北上「再び超弩級深海棲艦の目撃、かぁ‥‥こりゃ大変だわー」

鈴谷「大丈夫でしょ!アーロさん達は強いんだから!」

 

大淀「私達でも何かできる事があるはずです。私達なりに情報を集めてみましょう」

鈴谷「オッケー!山城さん達にも掛け合ってみるね!」

北上「大井っち大丈夫かなー…」

 

___

 

in南方海域_サーモン海域泊地、会議室

 

アーロ「」ガクガクガクガク

 

孫娘提督「‥‥あの、大丈夫なの?」

 

大井「ええ大丈夫です。いつものことですので」

 

大和「どうみても大丈夫じゃなさそうなんですけど‥‥」

 

加賀「大丈夫ですよ。叩けば直るので」

孫娘提督「ラジオじゃなんだから!?」

 

アーロ「めっちゃ他の提督達が俺を見てるよー…ヤベー、ヤッベーイ」

 

初月「ほら、アーロさんしっかり深呼吸して。そうすれば緊張なんて吹っ飛ぶから」

アーロ「そ、そうか?ひっひっふー、ひっひっふー」

孫娘提督「それ違う呼吸法だから!?」

 

グレイ「まったく緊張しすぎだっての。こんな大勢の人達に見られてる前で説明するのは慣れてるし?」

ザラ「グレイさん、足かなり震えてますよ‥‥」

ガングート「ほら、しっかりしろ」バンバン

 

アーロ「おうふ‥‥ナイスガッツ。少しは緊張がくんずほぐれつだぜ」

大井「本当に大丈夫なの?」

 

アーロ「うし…じゃあ今回は突然現れた超弩級深海棲艦の追跡及び調査において、俺から説明をする」

 

孫娘提督「今回の超弩級深海棲艦は各地の鎮守府を襲撃し、跡形もなく破壊し何処へ消えていったわ。今後また現れて襲撃してくるかもしれないわ。各鎮守府の提督達は十分に注意してちょうだい」

 

長門「今回は艦娘どころか建物を狙って破壊していくと‥‥かなり厄介な相手だな」

 

孫娘提督「あの時の超弩級深海棲艦‥‥正体はオストガロアと呼ばれる古龍の仕業だったわ。今回も古龍の可能性はあるのかしら?」

アーロ「うーん、そこがまだはっきりしない。建物を根こそぎ消して、しまいにゃ姿も消すなんてあの巨大な体躯を消すことができる古龍なんて‥‥」

 

グレイ「でも深海棲艦ではなくて別の生物の可能もあることは考慮すべきだろうな。正体が分からないから言い切れるわけじゃないが」

 

孫娘提督「それで、アーロさん。今回は追跡と調査で何か考えがあると聞いたのだけど?」

 

アーロ「おう。連合艦隊を組んで大規模な追跡を行う。つまりはじわりじわりと包囲する様に追跡をするんだ」

 

他提督達<ザワザワ‥‥

 

大和「包囲網を造り狭めて行って追いつめるわけですね?」

アイオワ「ワーオ‼所謂、マグロ漁デスネ‼」

ザラ「あのち、違うと思いますよ…?」

 

ガングート「包囲網をつくるのはいいが、どうやって対象を探すのだ?」

孫娘提督「その通りね‥‥私達でも追跡はしたけども電探もソナーでも見つからなかったのよ?」

 

グレイ「対象を探す方法は他に方法がある。こいつを使うんだ」ゴトッ

 

長門「これはなんだ?ランプ‥‥?」

加賀「ですが光が動いているように見えますね‥‥」

初月「蛍みたいでとても綺麗だ‥‥!」

 

孫娘提督「こ、これは何なの?」

 

グレイ「こいつは『導蟲』だ」

 

孫娘提督「む、虫!?」

大和「だ、大丈夫ですよ提督。カナブンみたいな形はしてませんし」

大井「虫を使って探すの‥‥!?」

 

グレイ「こいつはただの蟲じゃあない。導蟲は特定の匂いや物質に反応して群がる習性があり、一度覚えたものは何処にそれがあるかを見つけ出す力があるんだ。あるハンターや調査団はこいつを使ってモンスターや鉱石や木の実、周辺の環境生物の追跡に利用している」

 

アーロ「足跡や爪痕、分泌物といった痕跡を導蟲に覚えさせれば嵐の中でも火山の中でも、空中や地中そして水中だって何処へでも追跡できるんだ」

 

ガングート「自然の追跡装置か。アーロさん達の故郷の技術は素晴らしいな‼」

孫娘提督「便利ね。鎮守府の匂いを覚えさせれば、はぐれた艦娘達も迷わずに無事に帰って来れることもできる‥‥普及できたらいいわね」

 

グレイ「本来は新大陸へ調査へ赴くハンターとかに普及されるもんだが、書士隊にも普及されているんだ。俺が今まで使っていたものが幾つかある。今回はこれを使って超弩級深海棲艦を追跡して包囲する」

ザラ「ち、ちなみに深海棲艦の匂いとかも覚えてくれるのですか…?」

 

グレイ「試した事はないが‥‥導蟲は人の匂いも記憶する。だから大丈夫だろうな」

アーロ「まずは襲撃してきた場所で痕跡を集め、導蟲で追うぞ‼」

 

孫娘提督「ソナーや電探以外の方法でやる価値はあるわね‥‥痕跡を回収し導蟲が誘導出来次第、連合艦隊で出撃するわよ‼」

 

他提督達「おおーーっ‼」

 

アーロ「‥‥ふぅー、緊張したー…」

初月「アーロさん、お疲れ。うまくできてたよ」

 

加賀「しかし導蟲とやらがあったなんて‥‥本当に提督達の故郷には驚かされますね」

アーロ「それにしてもグレイ、お前の導蟲って結構使ってたんだろ?大丈夫なのか?」

 

グレイ「問題ない。毎日ハチミツあげてるから超元気」

アーロ「‥‥ウィルが聞いたら発狂しそうだな」

 

___

 

某鎮守府_襲撃跡地

 

アーロ「ありゃまー‥‥これはひどい荒れ様だな。更地?」

グレイ「本当に残骸も根こそぎ消滅されてるな‥‥」

 

孫娘提督「私も最初見た時は目がテンになったわ…これだけきれいさっぱり破壊していく深海棲艦なんて聞いたことないわ」

ザラ「これじゃあ痕跡の一つもなんじゃ…?」

 

グレイ「大丈夫。導蟲はかならず痕跡を見つける。見えにくい足跡もモンスターの匂いやフェロモンもどんな小さな痕跡さえも見逃さないんだ」

 

サァァァ…

 

初月「緑色に光ってた導蟲が青色に光った!?」

グレイ「さっそく見つけたようだな。導蟲についていこう」

 

加賀「この辺りに止まりましたが…どのあたりに痕跡が?」

アーロ「よーく目を凝らせば見つかるぜ?」

グレイ「あったぞ。足跡だ」

 

ガングート「かなりでかい足跡だな‥‥」

アイオワ「そうとなると本体はかなり巨大デスネ‥‥まるでカイジュウね」

 

グレイ「まず一つ回収できたな‥‥」

アーロ「足跡についている微かな匂いを導蟲に覚えさせ、どんどんと痕跡を集めればまずは次の痕跡へ、そして対象への誘導をしてくれるんだ」

 

グレイ「よし、次の場所へ移動だ」

孫娘提督「この調子で集めて行けばいいのね!」

 

大井「ねえ、導蟲にアーロの匂いを覚えさせればアーロさんがどこでサボっているのかすぐに分かるっていうわけね?」

グレイ「おう、ハンターの誘導もしてくれるぞ」

加賀「それは便利ですね。さっそくやりましょうか」

 

アーロ「ひっ‥‥!?」

 

 

___痕跡回収中___

 

グレイ「十分に痕跡は集まった。これで導蟲も記憶してくれたはずだ」

 

パアアアアッ…

 

長門「最初の時よりもかなり強く光ったな」

アーロ「これで次の痕跡の場所或いは対象の誘導をしてくれるぜ」

 

孫娘提督「それじゃあこの導蟲たちを連合艦隊に配布して追跡を開始するわね!」

グレイ「あ、一つ言い忘れていた。導蟲はこう見えて臆病な性格だ。何か身の危険を感じ取ったら導蟲は赤く光り、瓶の中へと逃げる。安全が取れるまでこもりっきりになるからその時は追跡はできないから注意してくれ」

 

孫娘提督「分かったわ、私達もできるだけ無理はしない。貴方達も気をつけて」

 

アーロ「おうよ!そんじゃ俺達も導蟲を使って追跡、調査をするぞ‼」

 

大井「その前に、ちゃんと皆に事情を話してちゃんと編成を組んでから出撃でしょ?」

加賀「二人とも大慌てで来たんですから、まだ準備も整ってませんよ」

 

グレイ「いやー、導蟲を使うアイディアを思いついた時はスッゴイ大慌てしてたもんで」テヘペロ

アーロ「寝坊しかけてました☆」テヘペロ

 

加賀「アーロさんは反省してください」スパーン

アーロ「ベブシュ!?」.∵・(´ε゚((

 

孫娘提督「ほ、本当に大丈夫なの‥‥?」ヤレヤレ

 

他提督A「孫娘提督殿‼た、大変です‼」ドタドタ

他提督B「南方海域近海の泊地が襲撃されいます‼」

 

孫娘提督「なんですって!?もう現れたの!?」

 

他提督A「い、いえ今回は超弩級深海棲艦ではなく別の生物が突然飛来して泊地を襲撃、破壊活動をしているんです‼」

他提督B「青く光って電気を発して、ステンドグラスのような翼をしたドラゴンが‥‥‼」

 

アーロ&グレイ「!?」

 

初月「あ、アーロさん、どうしたの…?」

ザラ「グレイさんも、凄く緊迫した表情になってますが…」

 

アーロ「それマジかー‥‥マジでヤベエぞ」

グレイ「ああ‥‥他の方は兎に角安全な場所へ避難をお願いします」

アーロ「やるしかねえなぁ。孫娘提督さん、ちょっくら俺らで行ってくる」

 

孫娘提督「え?援護とかやるわよ?連合艦隊なら一気に支援砲撃で‥‥」

 

アーロ「悪いな、こいつは俺達でやった方がいい。あいつは、『二つ名』相手じゃヤバすぎる」

グレイ「しかも相当危険な相手だ。これ以上被害が大きくなる前にやろう」

 

初月「でも‥‥」

アーロ「心配すんなって。俺に任せとけ」ナデナデ

 

ガングート「いいのか?私やアイオワ、戦艦の火力にも十分頼ってもいいんだぞ?」

アーロ「お前達にも被害が及ばせたくなんだ。もしも何かあったら俺はクロード達に会わす顔がねえ」

大井「アーロさん…無茶だけはしないでくださいね」

アーロ「おうよ。ちゃちゃっと片付けてやるさ!」ノシ

グレイ「それじゃザラ、行ってくる」ノシ

 

ザラ「‥‥」

大井「大丈夫よ。アーロさん達なら、きっと無事に帰って来てくれるわ…」

ザラ「ですが‥‥グレイさんもアーロさんもかなり緊張した様子でした」

長門「よほどの強敵なのかもしれん‥‥」

 

 

___

 

in南方海域__珊瑚諸島泊地周辺

 

アーロ「‥‥」

グレイ「‥‥やっぱ心配か?」

 

アーロ「まあな。ちょっと嘘ついちゃったことに多少」

グレイ「‥‥正直俺も『アイツ』相手に怪我無く戦えた事がないし、一度命からがら退散した事もある」

アーロ「今回は流石に大怪我すっかもなぁ。大井さんや初月たちに怒られるかも」

 

グレイ「その時は俺がしっかりサポートしてやるさ」

アーロ「頼んだ‥‥って、くるぞっ‼」

 

バチバチバチィッ‼

 

グレイ「あぶねっ!?いきなり雷球飛ばして来やがった!?」回避

アーロ「本来自分のテリトリーにしかおらず、侵入してきた相手には容赦なく襲い掛かるあいつが飛来してきたなんて‥‥異常だ」

グレイ「今回の件に関連してるかもな!見えたぞ‼」

 

アーロ「二つ名、『青電主』ライゼクス‥‥‼」

 

青電主・ライゼクス「グルルル‥‥‼」

 

アーロ「二つ名は油断できない。ぜってえ止まるなよ‼」

グレイ「ああ‼アーロもな‼」

 

青電主「キシャァァァァァァッ‼」




 X時のライゼクス…うん、戦って楽しい!BGMもなかなか
 
 XX時のG級ライゼクス…モーションも追加して少し強くなったな。

 二つ名、青電主‥‥やべえ、かなり強い。手強い相手でやりがいがある!

 超特殊許可‥‥無理。超つおい(白目

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