狩人提督、着任ス    作:サバ缶みそ味

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   狩猟解禁















  PS4買わなきゃ‥‥(´・ω・`)


〇10 西部探索 前

ウィル「うーむ‥‥」

 

戦艦水鬼「む?珍しいな、ウィルがあそこまで悩んでいるのは久々に見る」

軽巡棲鬼「え!?ウィルさん悩んでいるんですか!?兜で顔が見えないんですけど」

 

レ級「ウィル、地図とずっとにらめっこしてどうしたんだ?」

ホッポ「もしや‥‥宝の地図!」

重巡棲姫「お腹すいた?」

 

ウィル「うーん、ようやくこの島の生態調査、地図が半分出来上がったんだ」

 

空母棲姫「あらいい事じゃないの」

ウィル「これだけ探索してようやく半分なんだ。まだまだ調査していない場所も多い」

戦艦棲姫「それを考えるとこの島結構大きいのね‥‥」

 

ウィル「俺達のいる島の東部…原生林、森林地帯はティガレックス、ナルガクルガの飛竜種を中心に鳥竜種、獣竜種、牙獣種、草食種等々バランスの取れた生態だ。そんで島の中心、高地地帯にゃリオレウスとリオレイアの希少種の繁殖地になっている‥‥とまあここまでは学術院に論文を渡したところなんだが、この島の反対側と北側にはまだ調査をしていない」

 

防空棲姫「じゃあその反対側へすぐ調査しにいくの?」

ウィル「そうしたいのが山々なんだけどなぁー…色々と準備しておかないと」

 

ホッポ「準備?」クビカシゲ

ウィル「樹海の中を探索してたらいつの間にか砂漠についてたり、気が付けば火山があったり、毒沼地獄かもしれないし…あるいは戻ってくるまで数週間かかるかもしれないからテントとか用意しなきゃと荷物が多い」

 

駆逐棲姫「す、数週間‥‥」

戦艦棲姫「ウィルならやりそうね」ウフフ

 

ホッポ「大丈夫!ホッポもお手伝いする!」フンス

ウィル「おおそれは頼もしいな。じゃあさっそくハチミツ採取の‥‥」

 

戦艦水鬼「なんかもう慣れた手つきね」

空母棲姫「でもホッポが行くとしたら‥‥」チラッ

 

重巡棲姫「ヴェア!ウィル、一緒に冒険!」

防空棲姫「対空砲、いるんじゃないの?」チラッチラッ

駆逐水鬼「モンスターと一戦交えるなら任せろ!」

空母水鬼「ねえウィルさん、あたしと危険な冒険するぅ?」

南方棲姫「そろそろ私の出番よね?」

欧州棲姫「ふっ、怪物退治ならあたしに任せなさい!騎士の名のもとに狩ってあげるわ‼」

双子棲姫(白)「お、お手伝いします!」

せんちゃん「ウィル、あそぶ…!」

泊地水鬼「‥‥っ!」アタフタ

 

 

ウィル「ちょ、皆自己主張激しすぎ!?というか押し寄せすぎで‥‥アーッ!?」(;´Д`)

 

駆逐棲姫「うぃ、ウィルさぁぁぁん!?」

レ級「またウィル押しつぶされちゃったよ‥‥」

 

____

 

in島西部_沿岸部

 

ウィル「イビルジョー討伐の時しかこっち側に来てなかったが‥‥これより本格的な調査を行う!」

 

ホッポ&せんちゃん「おーっ!」フンス

重巡棲姫「にくーっ!」

駆逐水鬼「バトルが待っているっ!」

 

レ級「本当に大丈夫なのこれ」

 

ウィル「いやー、荷物が多くて運ぶの手伝ってもらったさー」

ホッポ「ハチミツいっぱい!」

せんちゃん「タルの中にハチミツたっぷり!」

 

レ級「それ置いて行け」

 

ウィル「何とご無体な!?」

ホッポ「無慈悲!」プンスコ

せんちゃん「それを捨てるなんてとんでもない…!」プンスコ

 

レ級「だからハチミツヨコセって未だに言われるんだもの‥‥」

 

ウィル「と、いう訳でこれより探索へ出発する!ちゃんとついてくるんだぞ!」

 

ホッポ&せんちゃん「はーい」

 

ウィル「よし、それじゃあ出発だ!」

 

ホッポ「ウィル、おやつのハチミツは?」

ウィル「10個まで持ち込み可!」クワッ

 

レ級「遠足じゃないんだからというか持ちすぎだっての」

 

___古代樹林

 

ウィル「ほほぅ‥‥どの木も植物も古代種のものばかりだな‥‥」

 

ホッポ「でっかい蛾!」

せんちゃん「キノコ…」

 

ウィル「うむ、不老蛾と深層シメジだな‥‥となると、古代林と同じ環境かな?いやしかしゼンマイ種はない‥‥というよりも古代樹の森だな」

 

レ級「随分と悩んでいるな」

ウィル「まさか東部と西部でこうも環境が異なるとは‥‥高地の山を境目に二つの生態があるのかもな」

 

駆逐水鬼「む!ウィル、向こうに何かいるぞ」

 

 

イャンクック「)))( ゚∋゚)」クゥー

 

ウィル「あれはイャンクックだな‥‥生息する生物はあまり変わらないのか?」

駆逐水鬼「一戦やるか?」

ウィル「やらなくていい。鳥竜種はガルルガを除いて臆病な性格の種が多いからこちらが手を出さない限り襲ってこないさ」

駆逐水鬼「むぅ…」

 

重巡棲姫「ウィルーお腹すいたー」

ウィル「こんがり肉はもう少し探索してからな」

重巡棲姫「むー!」プンスカ

 

ウィル「‥‥」キョロキョロ

レ級「ウィル、さっきから何を探しているんだ?」

ウィル「この辺りを縄張りにしているだろう飛竜種や獣竜種の縄張りの跡やここを大型モンスターが通った痕跡が無いか探しているんだ。その痕跡や跡があればどんなモンスターがいるのかがだいたいわかる」

 

せんちゃん「ウィル、物知り‥‥!」キラキラ

ウィル「いやー照れちゃうなぁ!いっちょ頑張って探しちゃうぞー」テヘヘ

レ級「それじゃあ日が暮れそうだなー」

 

ウィル「今のところ東部にいたティガレックスやナルガクルガのような飛竜種の痕跡はないなぁ‥‥一つや二つあってもいいと思うんだが。後は希少種がいる痕跡とかも欲しいな‥‥」

 

ホッポ「ウィル!変なの見つけた!」

ウィル「変なの?なんだ?」

ホッポ「あそこの岩に臭いのがついてる!」

 

ウィル「あれか…確かに岩に臭いのある粘液のような物がついてるな‥‥」クンクン

駆逐水鬼「に、臭いを嗅いで大丈夫なのか‥‥?」

ウィル「くちゃい」

レ級「当たり前でしょうが」スパーン

 

ウィル「確かにこれは大型モンスターがマーキングした痕跡だ」

ホッポ「やったー!でかいの見つける!」フンス

ウィル「ティガでもないし…ナルガなら岩や木に翼刃で傷をつけたりするし‥‥となると獣竜種?」

せんちゃん「じゅーりゅーしゅ?」ハテナ

 

重巡棲姫「ウィルー!お腹すいた!我慢できない‼」フンガー

ウィル「しょうがないなぁ‥‥はい」つ【こんがり肉】

重巡棲姫「ウィル大好き!」ムシャムシャ

 

レ級「でもどんな獣竜種なんだ?」

ホッポ「頭でっかち!」

ウィル「それはボルボロスな。えーと確かこういったマーキングをする奴を資料で見た事があるぞ」

ホッポ「どんなのどんなの?」

ウィル「確か名前が‥‥‥‥」フリーズ

 

駆逐水鬼「‥‥ウィル?」

レ級「きゅ、急に固まってどうしたんだ?」

重巡棲姫「(´~`)モグモグ」

 

ウィル「‥‥‥マジで?マジで!?」

 

レ級「い、いきなり驚くし何があったんだ!?」

ウィル「こいつぁすげぇ‥‥新大陸にしかいないと聞いていたのに!これはマジで大発見だ‼」

重巡棲姫「(´~`)モグモグ」

ホッポ「凄い発見なの?」

ウィル「やべーよ、こんな奥地にいたとは。となると‥‥この島は新大陸が近いのか?」

 

レ級「もったいぶらないで教えなよ!」

 

ウィル「こいつは新大陸にしか生息していないと言われていた獣竜種が縄張りとしてマーキングした跡なんだ」

ホッポ「じゃあれっぷーみたいにすっごいレアなんだ!」キラキラ

 

ウィル「それがこの島の西部にもいるとなるとびっくりぽんだぜ!きっとギルド本部も驚くだろうなぁ」

駆逐水鬼「ウィルがここまで驚くとなると相当‥‥ん?」

せんちゃん「‥‥あ」

レ級「( ゚д゚)」

 

ウィル「そうだともお前らも驚くほどすげえぞ!なんたってこいつは‥‥『蛮顎竜』アンジャナフという獣竜種がいる証拠になる!」

 

ホッポ「」

重巡棲姫「(´~`)モグモグ」

 

ウィル「いやー、これは探すのが楽しみだなー‼」

 

レ級「うぃ、ウィル‥‥」

ウィル「どうした?そんなオバケでも見た様な顔して」

レ級「その‥‥アンジャナフとかいうのって‥‥‥後ろにいる奴?」

ウィル「ん?」クルリ

 

 

 

アンジャナフ「(`皿´ )」グルルル‥‥

 

ウィル「そうそう!こんな羽毛が生えている奴がアンジャナフだ!しかも驚くなよ?なんとこいつ火も吐けるんだぜ!」

 

アンジャナフ「ε三(`皿´ )」フンスッ

 

ウィル「このように鼻孔をトサカのように膨らませることができ、これで獲物の匂いを嗅いで獲物を探すんだ」

 

アンジャナフ「(`皿´ )」グルルルルル…

 

ウィル「まさかそのアンジャナフがいるなんてなぁ、しかも東部と西部とで生態のバランスが保たれているし、生態系が豊かすぎるぜ‥‥って、え?」

 

アンジャナフ「‥‥」

ウィル「‥‥」

アンジャナフ「‥‥」

 

ウィル「‥‥い、い、いい、い、いいか?落ち着いてゆ、ゆ、ゆっくりと後ろへ下がるんだだだだだ」ガクブル

駆逐水鬼「うぃ、ウィル、かなり震えているぞ‥‥」

レ級「なにあれメッチャ怖いんだけど‥‥!?」

せんちゃん&ホッポ「‥‥」

レ級「二人とも怖すぎて固まってるぞ‥‥!?」

 

ホッポ&せんちゃん「カッコイイ‥‥‼」キラキラ

ウィル「うん、純粋すぎる!」

 

アンジャナフ「(`皿´ )」ジュルリ

 

レ級「あ、あいつ舌なめずりしたぞ…というか涎たれてるし!?」

重巡棲姫「(´~`)モグモグ」

ウィル「それだ!絶対にそれだ‼重巡棲姫、早くそのこんがり肉を渡しなさい!」

 

重巡棲姫「‥‥うん?」

アンジャナフ「‥‥」ジーッ

重巡棲姫「‥‥ハグハグハグ」ガツガツガツ

アンジャナフ「Σ(´皿` )」

重巡棲姫「あげない、これウィルがくれたものだもん!」プンスコ

 

ウィル「あげてやってもいいのよ!?ああこいつ全部食いやがった‼」

 

アンジャナフ「‥‥」ジーッ

レ級「ちょ、ちょっと待って。なんであたしを見てるの!?」

ウィル「‥‥たぶん、レ級の尻尾美味しそうだなーって思ってるんじゃね?」

レ級「なッ!?こ、これは美味しくないぞ!」

駆逐水鬼「というか私達を見て美味しそうだなと思っているんじゃないのか?」

ウィル「まさかー、イビルなわけないしー」

 

アンジャナフ「‥‥」ジュルリ

 

ウィル「あー‥‥今朝食ったこんがり肉の匂いがついてるのかなー」遠い目

ホッポ「どうするのウィル?」

ウィル「決まっているでしょう‥‥」ホッポとせんちゃんを担ぐ

 

アンジャナフ「グオオオオオッ‼」咆哮

 

ウィル「逃げるんだよぉぉぉぉっ‼」ダッシュ

レ級「た、食べないでーっ‼」ダッシュ

駆逐水鬼「くっ…一度引くがいつか相手してやるぞ・・・!」ダッシュ

重巡棲姫「まってー」

 

アンジャナフ「ヘ(`皿´ )ノ三三三」ドドドドドッ

 

 

レ級「いやああああ‼あいつめっちゃ追いかけてくる!」

ウィル「アンジャナフは好戦的な性格で、狙った獲物は絶対に逃がさないと言わんばかりの執念で追いかけてくるんだ‼」

ホッポ「はっやーい‼」キャッキャ

せんちゃん「ダイナソー‥‥」

 

駆逐水鬼「ウィル!戦わせてくれ‼」

ウィル「ダメだ!アンジャナフは『蛮顎竜』の呼び名の通り、噛む力はイビルにも劣らない!大怪我じゃすまないぞ‼」

 

アンジャナフ「(`皿´ )三三三」グオオオオッ!

 

ウィル「こういう時はこやし玉を‥‥あれ?」

レ級「まさか…」

ウィル「忘れてしまったでゴザル」テヘペロ

レ級「だからハチミツは置いて行けって言ってたでしょ!?」

ウィル「ハチミツは必需品だ!置いて行けるもんか!」

 

アンジャナフ「∩(`皿´∩ )三三三」大ジャンプ

 

レ級&駆逐水鬼「と、跳んだぁぁぁぁっ!?」

ホッポ&せんちゃん「」キラキラ

ウィル「あぶねぇっ!?踏みつぶされるところだったー‥‥見かけによらずかなりの脚力を持っているなー」

 

せんちゃん「ウィル、向こう崖‼」

レ級「崖かー‥‥」察し

 

ウィル「そこなら‥‥みんなしっかり俺にしがみつけよーっ‼」

せんちゃん「どうするの…?」

 

ウィル「とぶのさぁぁぁぁっ‼」崖からダイブ

せんちゃん「えええええっ!?」

ホッポ「いやっほーっ!」

レ級「いつ見てもこわぁぁぁぁぁい‼」

 

せんちゃん「落ちる落ちる…!」アワワワ

ウィル「よいしょー」スタッ

せんちゃん「え」

 

レ級「あー…怖かったー…」

ホッポ「とても楽しかった!」

 

駆逐水鬼「いててて、どうもウィルみたいに着地ができないな」

重巡棲姫「( ・´ー・`)」うまく着地できたとドヤ顔

 

せんちゃん「ウィル、崖から落ちても平気?」

ホッポ「ウィルは高い所から落ちてもヘッチャラ!」

ウィル「まー溶岩ダイブは無理だけどなー」

せんちゃん「‥‥カッコイイ」

 

レ級「まあこれでうまく逃げきれた‥‥」ホッ

ウィル「こんぐらいの高さだ、流石にあいつもここまでは追ってry」

 

 

 

 

アンジャナフ「( `皿´ )」ズゥゥゥン

 

レ級「」

 

ウィル「‥‥すっげえ執念だわこれ」白目




 モンスタハンターワールド狩猟解禁としてアンジャナフさんのご登場です。

 凶暴な見た目に反して、生態とか寝る姿はかなりギャップ萌え(オイ

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