狩人提督、着任ス    作:サバ缶みそ味

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 大分遅くなって申し訳ありません

 艦コレやって、イベに備えて只管バケツ集め、新艦ドロを求めて海を彷徨い…え?結果?

( ◜◡^)

 バケツが泡のように消えたよ

*注意!

 この提督達は一式装備です。「一式装備なんて嫌い」「そんな装備でそれはありえない」という方、ごめんなさい‼

 台本形式、SS形式となっております‼

 独自展開があります‼

 少し原作とは設定が違うところも有ります‼



△9 ちょっとした出会い、次の場所へ

inドンドルマ_ギルド本部

 

提督「いやー着実に電探の素材が集まって来てるな」ホンワカ

 

霞「司令官!そんなところで茶を飲んでる場合じゃないでしょ‼」スパーン

 

ベル「陸路だから時間は掛かったけども結構な量でリストのチェックが追い付かないよー‼」

鹿島「えと…これがコスモライト鉱石でこっちがマカライト鉱石で‥‥あわわ、どれがどれだか分かんないですー!」

 

ジン「‥‥」コソコソ

瑞鶴「ジンさん!勝手に資材を持って行っちゃだめでしょ!」

ジン「いや、もしかしたらここで建造できるかなと…」

木曾「もっとダメだろ!?」

 

明石「‥‥え、これ全部私が作るんですか…?」白目

 

提督「‥‥うん、皆頑張ってんね」ウンウン

霞「納得してる場合かーっ‼」スパーン

提督「あべすっ!?」

 

霞「まったくもう、少しは弥生を見習いなさいな!」プンスコ

 

ベル「いやホント凄いよね…弥生ちゃんが『ハンターイーター』を討伐したなんてビックリしたよ」

ジン「おかげでクバ砂漠の輸送ルートの安全も確保できた…」

提督「弥生は成長してるね。俺も負けてられんな…気合入れてやりますか!」

 

木曾「提督、ずっと書類と地図と睨めっこしてたようだけど何か考え事か?」

提督「うむ、完成した電探を何処に設置するかを考えててな、バルファルクの目撃情報や襲撃してきた場所とを比較してたんだ」

 

ジン「それで結論は出たか?」

 

提督「まあ…情報をまとめてみて恐らくだが、平地や雪原のような広大な土地、木々や山、岩場とか障害物の無い見晴らしのいい土地といった場所にしか降りてこないようだ」

 

ベル「そうとなると何処に設置するかは決まりそうかい?」

提督「うーん‥‥まず遺群嶺のあたりかな?あそこは障害物の無い広い場所も多いし、最も高い円形状の山もある。そこを第一に設置すればより広い範囲を索敵できるんじゃないかな」

 

ジン「じゃあ次の移動する場所も決まりだな…」

提督「電探が完成次第すぐに出航。東へ進みユクモ村に、そしてそっから遺群嶺へと向かおう」

 

木曾「え!?すぐに出立するのか‼

霞「それに合わせて支度をしないと…まあ司令官はマイペースだから私が手伝ってあげないとね!」

提督「いやはは、面目ない」

霞「それ以前にシャキッとしなさいな!」

 

ジン「‥‥あー俺もマイペースだから誰か手伝ってくんないかなー」棒読み

 

瑞鶴「ジンさんはもう支度すんでたでしょ?」

 

ジン「」ガクッ

瑞鶴「え、ちょ、ジンさん!?なんで力尽きてるの!?」

 

ベル「‥‥と、とりあえず俺達も仕事を済ましたら支度しようか」

鹿島「は、はい!って、ひゃあーっ!?間違えてマカライトとコスモライト鉱石の箱を混ぜちゃいました‼」アワワ

ベル「‥‥うん、終わるの時間かかるかも」白目

 

明石「‥‥あの、私これ全部やるんですか?」

 

団長「勿論だとも!さあ我々と共に一緒に電探を造ろう!」ガッ

加工担当「久々に腕が鳴るな…!」ガッ

加工屋の娘「今日は徹夜だーっ!」イヤッホーイ

 

明石「ひ、ひえええええっ‼」

 

___

 

inドンドルマ_商店街

 

ルルカ「ね?ここのドンドルマケバブサンドは美味いでしょ?」

 

金剛「Yes‼このデカさ、所謂G級ですネ!」

不知火「ぬい…しかし、お土産も屋台の料理もいただいてもよろしいでしょうか?」

 

ルルカ「いいのいいの!遠慮なく買って、食べなさいって。全部アーロに請求させとくから」

 

不知火「アーロさん…ゴチになります」敬礼

金剛「それにしてもこんなに人も多いようですが、何かfestivalでもあるのですカ?」

 

ルルカ「まあねー、今日は前にシェンガオレンを撃退できたっていうお祝いと…そろそろ『アレ』の時期が近づいて来てるから沢山のハンター達が集まって来てるから稼ぎ時ってわけ」

 

不知火&金剛「アレ?」

 

ルルカ「?クロード達から聞いてない?まあ今はバルファルクの事もあるし、それどころじゃないよねー…でも、折角のフェスティバルなんだから堪能して頂戴!」

 

金剛「Yes‼提督のお土産もここで買っておきマース!」

不知火「不知火、存分に楽しみます!」

 

ルルカ「クロードの話だけど、次はユクモに向かうそうね」

 

不知火「ユクモですか?確かジンさんの故郷でしたね」

ルルカ「ユクモはいいわよー。なんたって温泉があるんですから」

 

金剛「?ルルカさんはご一緒に行かないのですカ?」

 

ルルカ「同行したかったのはやまやまなんだけど、仕事が急遽できちゃってねー。なんたって『鏖魔』の目撃情報がでちゃったから…」

 

不知火「『鏖魔』?」

 

ルルカ「調査だけだし情報がガセだと信じたいわ‥‥さて湿っぽい話はここまでにして存分に楽しみましょ!」

 

金剛「ハイ!ルルカさん、あっちのドンドルマテチャとやらは何ですカ?」

ルルカ「あ、あのお茶は体にいいけどスッゴイ苦いわよ?眠気覚ましにも効くけどね」

金剛「けれどいい香りデス!お土産に買っておきたいですネー」

ルルカ「よっしゃ任せて!アーロにつけてもらうから!」

 

不知火「アーロさんの財布が‥‥おや?」

 

ルルカ「?不知火ちゃん、どうかしたの?」

 

不知火「いえ、あそこでキョロキョロしている女性の方…他の人達とは違う雰囲気のようでして…」

ルルカ「どこどこ?」

 

 

???「‥‥」キョロキョロ

 

ルルカ「ホントだわ、ハンターでもなさそうね‥‥」

金剛「Hum?何でしょうか…何処か私達艦娘と雰囲気がそっくりデース…」

不知火「あの十字架のマーク…ドイツの海外艦でしょうか?」

 

???「‥‥!」

 

ルルカ「あ、気づいてこっちに来た」

金剛「あの艦娘、いましたっけ?」

不知火「そんなはずは。司令官達とここに来たのは私達だけですし‥‥」

 

???「ねえ、少しいいかしら…?」

 

ルルカ「構わないけど、どうかしたの?(わーお、胸でけえな…!)」

不知火「ルルカさん、目がエロいです。アーロさんがふざけてる時みたいな目になってます」

 

???「私の指揮官、何処に行ったか知らない?」

 

不知火&金剛「」

 

___

 

inドンドルマ_ギルド本部、執務室

 

提督「ふー…何とか書類もまとまったし、支度もできたな。早く済んだのも霞のおかげだ」

霞「ほんっと司令官はマイペースなんだから…これで少しはゆっくりできるわね」

 

提督「付きっきりですまなかったな。霞も商店街へ行って遊んできてもいいんだぞ?」

 

霞「えっ、あ、そう?それなら…」ゴニョゴニョ

 

提督「?」

 

木曾「素直じゃないなー」ニヤニヤ

ジン「ユー、はっきり言っちゃいなよ。という訳で瑞鶴、俺達もry」

瑞鶴「ジンさん、まだ仕事残ってるでしょ?」

ジン「そんなー」(´・ω・`)

 

霞「外野うっさい‼」

 

提督「??」

 

霞「し、司令官!も、もしする事無かったら一緒に‥‥」

 

 

金剛「ていとくぅぅぅぅぅぅっ‼」ドロップキック

ルルカ「どういうことじゃおらああああっ‼」跳び蹴り

 

提督「プケプケェェェェッ!?」.∵・(´ε゚((

 

霞「司令かぁぁぁぁん!?」(;゚Д゚)

 

瑞鶴「ど、どうしたの!?」

 

金剛「提督ー‼私達に黙って勝手に建造してたんですか!?」

ルルカ「どういう事よ!?浮気かコノヤロー‼」

 

提督「こ、こっちの台詞なんだけど!?」

 

ルルカ「『私の指揮官様』って言うし、指輪持ってるし、フタマタか‼不倫か‼重婚か‼死ねえっ!」

提督「お、落ち着け…あばぶっ!?」

 

木曾「ああっ‼ルルカさんになんだか殺意の波動のオーラが…‼」

 

霞「ちょ、ちょっと待って‼司令官が浮気できるわけないでしょ‼マイペースだし、どこか抜けてるところがあるし、ホットドリンクとかすぐに忘れるし、朴念仁なところもあるし」

提督「」

 

金剛「NO!?提督、しっかりしてくだサーイ!」

木曾「もうやめろ‼提督のライフはもうゼロだ‼」

 

不知火「修羅場な展開になってますね」

 

 

瑞鶴「不知火!どういう事になってんのこれ!?」

ジン「面白い事になってまいりました」

瑞鶴「うん、ジンさんはちょっと大人しくしてて」

ジン「(´・ω・`)」

 

不知火「何と言いますか‥‥私達の他にこのドンドルマに艦娘がいました」

霞「は!?べ、別の鎮守府からってわけじゃないの…?」

 

不知火「そうかと思いまして伺ったのですが…全く知らない所から来たようで確かメゼry…」

 

???「お取込み中いいかしら?」

 

不知火「あ、すいません。こちらの執務室にお連れいたしました」

 

???「‥‥‥」

 

木曾「うっそだろ…本当に艦娘か?」

瑞鶴「十字架のマーク…新しいドイツの艦娘?」

 

ジン「‥‥」

 

瑞鶴「ジンさん、今疚しい事考えてなかった?」

ジン「そのような事、あろうはずがございません」

 

不知火「それで貴女の探している指揮官殿はこちらですか?」

???「‥‥」ジーッ

提督「あ、あのー‥‥何か?」

霞「ジロジロ見すぎよ!」プンスコ

 

???「彼は私の探している指揮官じゃないわ。まあ、ちょっと抜けている様はどこかしこ雰囲気は似ているけどもね」

 

霞「ちょっと‼貴女誰よ!?」

 

プリンツ・オイゲン(アズ)「ごめんなさいね、申し遅れてたわ。私はアドミラル・ヒッパー級三番艦――プリンツ・オイゲン。よろしく」

 

提督&霞「‥‥えええええええっ!?」

 

___

 

in_ドンドルマ、飛行場

 

ベル「食糧に資材に、調合分の回復薬と生命の粉塵と、イサナ号に積む荷物は全部入れたかな」

鹿島「はい、準備は万全です!」

 

ソフィア「後は電探を完成させて持ち込むだけですね!」

鹿島「明石さん、大丈夫でしょうか…?」

ベル「大丈夫さ。団長と加工担当もいるんだし、アッと今に終わるだろうね。それまで鹿島もゆっくり休んでおきなよ?」

 

鹿島「はい、ありがとうございます!それにしても…」

ベル「?」

 

鹿島「バルファルクの襲撃の恐れもあるのに沢山の飛行船が停泊していますね」

ソフィア「各地からのハンターが集まって来てますし‥‥ベルさん、『アレ』じゃないですか」

ベル「『アレ』かぁ‥‥もうそんな時期か、早いねー」

 

鹿島「アレ…?」

 

ベル「でも、バルファルクの件もあるから安全が取れるまで少し時間かかりそうだけどね」

鹿島「ベルさん、『アレ』って何ですか?」

ベル「ああ、それはね…」

 

???「はいぃぃ!?すぐには出られないって、どゆこと!?」

 

近衛兵「すいません‥‥飛行中にバルファルクの襲撃もありますので、古龍観測所から安全の連絡が取れないと飛行船は飛ばせないんです…」

 

???「バルファルクがなんぼのもんじゃい!こちとらシャンティエンとかガルバダオラとか飛行船が危険な状況でも戦ったんだぞ‼あ、シャンティエンの時は墜落したけど」

 

近衛兵「で、ですが古龍ですし…」

 

???「こっちも古龍‼しゃあない…こうなったらお前のセクシー大作戦で‥‥って、あれ?あれぇぇぇっ!?」

 

鹿島「…な、なんだか賑やかな人ですね。それに…凄く真っ白な鎧を着てますよ?」

 

ベル「あの鎧は‥‥どうしたんだい?」

 

???「む?おお!あんたはハンターか?それともここのお偉いさんか?」

ベル「は、ハンターだけど?何か出立で困っているのかい?」

 

???「いやまー…あの島に一番乗りで行きたかったんだがな、連れとはぐれちまってさー…おれのうっかりさん!」テヘペロ

ベル「ま、まあ『アレ』の時期も近いし、早く行きたいのは分かるけど…バルファルクは飛行船を木端微塵にするからさ、すぐには出れないよ」

 

???「そのバルファルクって奴も大概だな‥‥しゃあない、待ってやるかー。で、連れを探さなきゃなんねえんだけど…あいつドンドルマに来るの初めてだから迷ってるんじゃねえかなー」

 

鹿島「そ、それでお連れの方の特徴とかは…」

 

???「ん…んん?あんた…ユニオンか?いや‥‥服は重桜の…いや、尻尾とか角とかない。あんた、いい美人さん連れてんじゃないの。彼女、将来いい奥さんになれるぜ?」

 

鹿島「び、美人さん…!お、奥さん‥‥‼」プシュー

ベル「ちょ、鹿島落ち着いて!?そ、それで、連れの人って‥‥」

 

???「ああ、プリンツってんだけど、知らない?」

 

鹿島&ベル「‥‥え?」

 

___

 

提督「えええっ!?プリンツ!?うそぉ!?」

 

ジン「俺の知ってるプリンツはこう…ふわふわしててプリプリしてたな」

木曾「おい」

瑞鶴「銀髪だし、色っぽいし…あ、胸はプリンツと同じくらいね」

木曾「おい!?」

提督「天津風が大人になったらこんな感じなのかなー」ホンワカ

木曾「もうツッコミ切れねえ‼」

 

霞「あ、貴女…本当にプリンツ・オイゲンなの!?」

 

プリンツ(アズ)「何度も言わせないでくれる?というよりも貴方達の知ってるプリンツとは違うわよ?」

 

ジン「主にどの辺りでしょうか?」ジーッ

木曾「そこまでだ」アームロック

ジン「あがあああっ!?」

金剛「それ以上、いけない!」

 

プリンツ(アズ)「はあ‥‥こっちと同じくらい賑やかね」ニガワライ

 

不知火「どうやら別の鎮守府の方のようですね」

ルルカ「あー焦ったわー。まさか一夫多妻制の陰謀かと思ったわー」

ジン「‥‥焦り過ぎ」

ルルカ「死にたいらしいな」([∩∩])

ジン「ヒッ」

 

金剛「じゃ、じゃあその指揮官とかいう人はどんな人なんデス‥‥?」

 

プリンツ(アズ)「そうね‥‥最初出会った時は本当に彼が指揮官で大丈夫か凄く心配だったわ。勝手に何処か行って勝手に怪我して、迷惑と思った…でも、私達の為に戦って、怪我をしても尚私達を守ってくれたり励ましてくれたり、私達を兵器や怪物でなく、同じ人として見てくれて大事な事を教えてた、素敵な人…」

 

不知火「あのデレ模様、似てますね」

霞「何故こっち見る」

瑞鶴「何故こっちを見てるの」

 

ベル「あ、あのー‥‥今入っても大丈夫?」

 

ジン「今いいとこなのに…」

提督「もう少し待ってくれてもなー」

ルルカ「ちっ…」

 

ベル「なんで俺怒られてんの‥‥」(´・ω・`)

鹿島「そ、その、プリンツという人を探しているというハンターさんをお連れしたのですが…」

 

???「お?おおーっ‼プリンツ‼探したぜー‼」

プリンツ(アズ)「指揮官…!フフ、まったく、すぐに迷子になるんだから」ギュッ

???「いやいや、お前さんは猫みたいに自由だからなー」ナデナデ

 

提督「あ、あのー…どちら様?」

 

アルト「おう!俺はパローネ鎮守府から来た、アルトだ!」アルテラ一式

提督「パローネ…ああ、パローネ=キャラバンの!そりゃあ違うわけだ」

 

霞「?どういう事?」

 

提督「こちらの方は別の大陸から来た人達なんだ。噂じゃ全く違う艦娘がいる鎮守府があるとか…」

アルト「そうさな、最初はセイレーンだとか重桜だとかユニオンだとかややこしくてなー。バーってやってブワーってやって頑張ってまとめてるんだ」

 

ベル「うん、よく分からないのだけど!?」

アルト「俺もよく分からん!」キッパリ

 

プリンツ(アズ)「ふふふ、ほんと自由な人なんだから」スパーン

アルト「ひでぶっ!?」

 

木曾「‥‥大井姉さんにしばかれてるアーロさんを思い浮かぶんだが」

瑞鶴「奇遇ね‥‥今頃アーロさんも大井さんか加賀さんにしばかれるかも」

 

■■■■

 

アーロ「アンジャナフッ‼」クシャミ

 

グレイ「凄いクシャミだな」

初月「風邪でもひいたのか?」

 

アーロ「ふ…今頃、クロード達が誰かに俺の雄姿を語ってるんだろうな」

 

大井「そんな事よりサボってないで書類整理しなさい!」スパーンッ

 

アーロ「ゴメンヌ!?」

 

■■■■

 

霞「その別の大陸の人がどうしてこのドンドルマに?」

 

アルト「ああ、もうそろそろ行われる『古龍渡り』の調査をしようとしてな、次の島に備えてここに訪れたんだ」

 

艦娘達「古龍渡り…?」

 

提督「あー…もうそんな時期か。それで飛行船の数が多いわけか」

 

霞「司令官、古龍渡りって?」

 

提督「10年に一度、古龍が遥か彼方にある新大陸へと渡ることを言うんだ。何故古龍がその島へ渡るのかその謎の明かすために、または古龍の生態が明らかになる貴重な調査にもなるから多くのハンター達がその大陸へと向かう」

 

アルト「しかも最近じゃこっちの大陸の古龍もその新大陸へ渡るって分かったらしくてな、俺達も新大陸へと調査することになったんだ」

 

鹿島「鎮守府は開けて大丈夫だったのですか?」

 

アルト「大丈夫さ。俺の相方が切り盛りしてるから心配はねえ」

プリンツ(アズ)「寧ろよくなっているんじゃないの?」クスクス

アルト「そ、そんな馬鹿な…」白目

 

提督「まあ何はともあれ、そちらの大陸の指揮官とお会いできて光栄です」握手

アルト「おう、そっちの艦娘、とやらを指揮してる提督だな?よろしくな!という訳で何か食べに行こう」握手

 

プリンツ(アズ)「何言ってるの、まだ宿もとってないし、やる事あるでしょ?」

アルト「おうふ…船はまだ出ないしなー…考えてなかったぜ」テヘペロ

 

 

 

明石「で、できましたー‥‥‼」ゼエゼエ

 

提督「おおっ‼完成したのか‼」

 

明石「きゅ、急ピッチで…もう、疲れましたよ‥‥ドンドルマの技術、おかしすぎぃ…」ヘナヘナ

木曾「本当に電探だこれ‥‥!」

ジン「さすが明石さんだな」

 

アルト「こっちの明石さん…ずいぶんとでけえな」

プリンツ(アズ)「どこが?」ニッコリ

アルト「いだだだだだ!?足!足思いっきり踏んでる‼」

 

団長「はっはっは‼沢山造っておいたぞ‼」

鹿島「だ、団長さん‼持ってき過ぎです!?」

団長「これが電探というやるだ、ほれ!」

ベル「わ、ちょ、団長!?投げちゃダメですよ!?」

加工担当「む?初めて見る人もいるな」

 

ジン「明石さん、バケツいる?」

明石「せ、節約を…」ゲッソリ

 

霞「…喧しすぎるわよ…」

 

___

 

in飛行場

 

アルト「なんだー、もう行かなきゃいけねえのな」

 

提督「申し訳ない、こっちもバルファルクの事で急がなきゃいけないからね」

アルト「まあおかげでこっちもすぐに船が出せるようになったし…今度はゆっくり飲みながら駄弁ろうや」

提督「そちらの大陸の冒険も聞きたいしね。また、よろしく」つ名刺

アルト「おう。あ、こっちの鎮守府の事も教えてな?」つ名刺

 

霞「い、いつの間に名刺交換を…」

 

プリンツ(アズ)「ふふふ、おもしろい提督さんね」

 

ベル「クロード、忘れ物ない?」

提督「ああ、大丈夫…」

 

明石「ちょ、提督ーっ‼電探!電探を忘れちゃダメじゃないですか!」ワッセワッセ

ルルカ「忘れるってレベルじゃねーよ‼」ワッセワッセ

 

提督「あ、いっけね」テヘペロ

霞「テヘペロ、じゃないでしょ‼」スパーン

提督「あばす!?」

 

木曾「やっぱうちの提督もあっちに負けない程マイペースだな…」

不知火「それでも頼りになりますから」

 

提督「さ、さてもう忘れ物はないな!」

金剛「Yes‼バッチリデース‼」

 

提督「それじゃあ出発だ‼」

 

アルト「そっちの冒険も頑張れよー‼」ノシ

 

提督「ああ‼また会おう‼」ノシ

 

 

ベル「いやはや‥‥ドンドルマはいろんな出会いがあるからいいよね」

提督「ああ‥‥最初に4人が出会った時も、ウィルと出会った時もドンドルマだったもんな。アルトとはまた会えるだろうな」

 

 

木曾「次は…ユクモ村だな」

瑞鶴「ジンさんの故郷ね。温泉もあるし楽しみだわ!」

 

ジン「‥‥温泉…」ニヤァ

金剛「じ、ジンさん!?すっごいにやついてますヨ!?」

 

提督「温泉かー…村長に会うのも楽しみだな」

 

霞「そう言えば‥‥アーロさん、よく『ユクモの温泉かと思って』とか言って入渠に入って来てたわよね」

ジン「」ギクッ

瑞鶴「‥‥ジンさんもしかして、ユクモの温泉って‥‥‥混浴?」ジトー

 

ジン「♪~(´ε`;)」

瑞鶴「ジンさん?なんで視線をそむくの?」

ジン「♪~(´ε`;)」

瑞鶴「ジンさん?」

 

____

 

 

アルト「‥‥行っちまったな」

プリンツ(アズ)「ホームシックになった?」

アルト「ははは、プリンツがいりゃあ寂しくねえさ」

 

ルルカ「‥‥お熱いわねー」ジーッ

 

アルト「なんの、元々お熱いからな。ほれ」

 

ルルカ「‥‥!?そ、それは指輪‼ということは…‼」スッ

 

プリンツ(アズ)「?」

 

ルルカ「‥‥こっちにも指輪…‼ま、まさかあんた達‥‥っ‼」

 

アルト「結婚してて、新婚旅行兼ねての冒険さ」

プリンツ(アズ)「もっといい旅行はあったのに…まあいいわ」クスッ

 

ルルカ「ちくしょおおおおおおおっ‼」




 
 新たな鎮守府に着任することになった『鉄血』のプリンツ・オイゲン…しかし、彼女が着任した鎮守府は変わった場所だった。

アルテラ一式「おらーっ‼そんなことより狩りにいくぜ‼」
メラギ一式「ちょっと!?サボらないで‼せめてお弁当食べてから‼」

プリンツ・オイゲン「‥‥帰りたい」

  『アズールレーンF(フロンティア)』‥‥‥‥始まらない


 アズールレーンから、プリンツさん。そしてMHFのゼルレウス装備一式を着たアルトさんでした。
 アズールレーンのおかげで少しの可能性が‥‥できるかなぁ…

 MHWの曲、『星に駆られて』、本当に新たな冒険をするんだなという雰囲気を感じるいい曲です(コナミ感)

 

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