狩人提督、着任ス    作:サバ缶みそ味

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 かなーり時間が開いてしまった…(白目)

 気づけば、モンスターハンターワールドなるものが出るそうですね
 より背景がしっかりして、臨場感あふれているようです。
 心なしか、どこかの海外の恐竜ワールドゲームみたいな…

*注意!

この提督達は一式装備です。「一式装備なんて嫌い」「そんな装備でそれはありえない」という方、ごめんなさい!

台本形式となっております!

独自展開があります‼


△7 グレイとの出会い、迫りくる巨影

inドンドルマ_武器防具加工工房

 

加工担当「‥‥ここが武器や防具を製造する工房だ。ここなら電探とやらが製造できるはずだ」

 

明石「鍛冶場のようですけど…工廠とは全く違う雰囲気にもう驚きすぎて言葉が出ないです…」ボーゼン

加工屋の娘「明石さん!一緒に頑張ろうね!師匠と私、そして明石さんで力を合わせて行けば間違いなくすぐに完成するよ!」

 

妖精さん<見たこともないものばっかりー!

明石「ね、念のために妖精さん達も連れて来て正解だったわね…よし、郷に入っては郷に従えともいうしいっぱいここで学ぶわよ‼」フンス

加工担当「その意気だ‥‥」

 

明石「提督達の防具や武器のメカニズムが分かるかもしれない…よろしくお願いしますね!」

加工屋の娘「じゃあまずは…設計図からいこう‼」

加工担当「やはり電探というのだから…電気袋や雷狼竜の蓄電殻を使うか?」

加工屋の娘「金属部分は…鉱石の他にも鋼龍の素材も使って…」

 

明石「ごめんなさい。もうわかんないです」

 

__

 

inドンドルマ_商店街エリア

 

木曾「明石さん大変だろうなー…」

鹿島「本土とは異なった未知的な技術を一から学ぶことになりますし、少し心配ですね」

 

ベル「まあ明石さんのことならきっとすぐに覚えると思うな」

ルルカ「半日で極限化を鎮静化させる弾を作ったんですもの。きっと大丈夫よ…たぶん」

金剛「た、たぶん!?」

ルルカ「素材の中には扱い方を間違えるととんでもない事が起きるものとかあるものねー…」遠い目

ベル「昔、アーロがブラキディオスから採取される粘菌の入った瓶を開けっぱなしにして大爆発を起こした時もあったからねー…」遠い目

 

木曾「明石さん大丈夫かな‥‥」

 

金剛「Oh‼なんだかいい匂いがシマース‼」

ルルカ「さすが金剛ちゃん、冴えてるわね。あれがドンドルマ名物、ケバブサンド!」

金剛「…」ジーッ

ベル「わかってるって。買ってあげるよ」

ルルカ「っしゃあー‼ベル、あざーっす‼」

ベル「ちょ、ルルカは自分で払いなよ!?」

 

木曾「…各地の上手いもの巡りしかしてないような気がするんだけど…」

鹿島「うふふ、まあいいんじゃないですか?いい土産話になりますよ」

 

ルルカ「さあベルよ‼あたしらにもっと貢ぐのよ‼」フハハハ‼

ベル「ああ‥‥さよなら俺のお金」ボーゼン

 

___

 

inドンドルマ_ハンター訓練所

 

不知火「ここがジンさんがハンターの修行をしていた場所…‼」キラキラ

 

ジン「不知火がご満悦でなにより」

瑞鶴「すごいわね…大剣やランス、弓にボウガンの訓練のようだけど、統率のとれた動きに的確な行動」

ジン「あのように最初はそれぞれ使う武器の使い方をマスターするまでひたすら特訓だ。試験に合格してから教官やチームと共にクエストを熟していき、一人前のハンターになるまで日々精進をする」

 

不知火「‥‥」キラキラ

ジン「…一緒にやってみるか?」

不知火「ぬいっ!?い、いいのですか!?」アタフタ

瑞鶴「か、勝手に入ってもいいの?」

 

白髪教官「ややっ!?どこの見学者かと思えば…ジンじゃないか!」

ジン「教官‥‥お久しぶりです」ペコリ

瑞鶴「じ、ジンさん、この人は…?」

 

ジン「俺が半人前のハンター時代にお世話になった教官だ」

不知火&瑞鶴(髪以外、どの教官も同じ装備で分かりづらいのだけど…)

 

白髪教官「はっはっは‼勝手にモノブロスを討伐に出てモノブロス亜種に出くわして死にかけたちんちくりんだったお前が…今ではダラ・アマデュラを討伐したいっちょ前になるとはな‼」

ジン「あの時は…本当にご迷惑をおかけしました」ペコリ

白髪教官「本土とやらの土地での活躍、団長から聞いているぞ!片角のアマツマガツチやオストガロア変異種といった凶悪な古龍を討伐したとか。やるではないか!」ハッハー!

 

ジン「団長…お口が軽い」

瑞鶴「あのジンさんが照れてる…!?」

白髪教官「それで…お前さんのそばにいるかわいい子達は?」

 

不知火「し、不知火です!」ビシッ

瑞鶴「瑞鶴です!」

白髪教官「ほほーう、いい面構えをしている。ジン、ちゃっかりこの子達にも技を教えているのだな?」

ジン「…教官にはお見通しですか。教官、不知火はハンターに興味があるんです。どうか教えてくださいませんか?」

 

白髪教官「おおっ‼それは実に興味深い‼君はどんな武器が得意かな?」

不知火「わ、私はヘビィボウガンが‥‥」

白髪教官「よろしい‼ドンドルマにいる間ならワガハイがじっくり指導してあげよう!まずは一緒に回りを5周だ‼」ダッ

不知火「は、はいっ‼」ダッ

 

瑞鶴「不知火、かなり張りきってるわねー」

ジン「あの教官の下で頑張ればすぐにでもハンターになれるだろうな…」

 

白髪教官「ところでジンよ」

瑞鶴「はやっ!?もう戻ってきた!?」

ジン「なにか?」

白髪教官「そこの子と随分と雰囲気が良さそうなのだが‥‥まさか」

ジン「( ・´ー・`)v」

 

白髪教官「ぬおおおっ‼」ブロー

ジン「ふぅぅんっ‼」受け止める

白髪教官「ちゃっかりいちゃつきおってからにーっ‼お前も鍛え直してやるーっ‼」ググググ

ジン「望むところ…っ‼」ググググ

 

瑞鶴「なんか組手始まったーっ!?」

不知火「ぬ…ぬい…教官、速すぎです…」ゼエゼエ

__

 

inドンドルマ_ギルド本部図書室

 

霞「‥‥」熟読中

 

パラパラ

 

霞「‥‥」熟読中

 

ソフィア「霞ちゃん、お勉強かな?」

霞「ひゃわっ!?」ビクッ

竜人商人「ほっほっほ、随分と熱心のようじゃのう!」

 

霞「私も司令官達の手伝いができたらなって。そのためにはまず司令官達が探している古龍について知らなくちゃ」

ソフィア「偉いです‼霞ちゃんの為にも私もお手伝いしますよ‼」

竜人商人「バルファルクの文献はなかなか少ないからのぅ…ギルデカランの書庫なら少し詳しい文献があるやもしれん」

霞「そんなに少ないの?」

ソフィア「バルファルクは超高空域に生息するという古龍で、古龍の中でも目撃例も少ないんです。ですので詳しい文献はかなり古いものしかないの」

 

霞「むぅ…思った以上に難しいのね」

ソフィア「でもその文献を写したものがありますよ!クロードさん達の為にもちゃーんと書いてきました‼」

霞「さすがソフィアさんね!」

ソフィア「これが私がまとめたモンスターノートです!」

霞「‥‥そ、ソフィアさん?心なしか物凄くポップな絵になっているんですけど…」

 

ソフィア「えへへ、よく言われます。あ、最初のページにある挿絵のダレンモーランと戦っている4人のパンツ一丁のハンターさん、これクロードさん達ですよ」

霞「ほんとにパンツ一丁だった!?」

竜人商人「当時はパンツ一丁で追い払ったと騒がれてたのう…」

 

霞「ほんと、司令官達って人離れしてるわね…そういえば、司令官と団長さんは何処に行ったのかしら?」

 

ソフィア「クロードさんと団長さんでしたら、提督代理になってくれる人の所に行きましたよ」

霞「提督代理?」

ソフィア「はい、アーロさんのサポートをしてくれる方です!」

 

__

 

inドンドルマ_とある生物書士隊のお家

 

提督「ここ…ですか?」

団長「うむ!グレイとは書士隊の活動を指導していた仲でな。書士隊としての知識だけでなくハンターとしての腕もかなり頼りになるぞ!」

提督「なるほど。おや、この家紋…もしやしてあの冒険家の本と同じマークじゃないか!」

団長「グレイの祖父はお前とウィルがよく読んでいた冒険譚を書いた冒険家だ」

提督「懐かしいなぁ‥‥ますます会うのが楽しみになってきた!」ワクワク

 

団長「ふふふ、きっとお前と気が合うぞ。さて、入ろうか」ノックしてin

提督「おじゃましまーす…って本の山ばかり!?」

団長「こりゃまた随分と散らかしてるなぁ…おーいグレイ‼」

 

ガサガサッ

 

提督「本の山が蠢いてる…もしや埋もれてるのでは?」

団長「はっはっは、やんちゃな奴だなー。グレイはあわてんぼうのようだ」ワッハッハ

提督「ははは。これならアーロとすぐ仲良くなれそうだし、大丈夫そうだな」アッハッハ

 

 

グレイ「ちょっとー!?呑気に話してないでお助けてくれよ!?」本の山からこんにちは

 

_数分後

 

団長「さて、本も整った事だし改めて紹介しよう。彼はグレイ、書士隊兼ハンターだ」

 

グレイ「どうもよろしく!そちらの話は団長から伺ってる」

提督「ああ。俺がクロードだ。本土ではハンター兼提督をやってる」

グレイ「その、提督って?団長は『海の上を駆ける少女』を指揮する人だとしか聞いてないんだけど…?」

 

提督「ははは、その通りなんだ。まあ、本土では『艦娘』と呼ばれる少女達と一緒に海を守るって感じかな?」

グレイ「艦娘…海を駆ける少女…とても興味深いな」

提督「提督ってのは意外と難しくてな…艦娘は深海棲艦っていうのと戦う、でも心も身体もちゃんとした女の子だ。彼女達を支え、守ってあげるのも提督として大事な事だ」

 

グレイ「‥‥」

提督「今は本土にある鎮守府に一人、代理を任せているが少し無理をしている。少し無理を言うかもしれないが…どうか、彼の力になってくれないか?そして彼女達を支えてくれないか?」

グレイ「…クロード、水臭いぜ。本土には前から興味があったんだ。艦娘という初めて見る、聞いたことに増々行きたいと思ってる。力になってやるよ」

 

提督「ほ、本当か!?ありがとう‼」握手

グレイ「おう!それに…本土に行けば爺ちゃんが探していたモノが見つかるかもしれん」

提督「探していたモノ?」

グレイ「ああ…爺ちゃんが余生を賭けて海へ出て探し続けたモノさ。俺もあちこち探したが、見つからなかった。オストガロア変異種の話を聞いてピンと来たんだ。もしかしたら本土にいるかもしれん。わくわくが止まらないぜ」

 

提督「見つかるといいな!冒険っぽくて面白うそうだ!」

グレイ「そう言ってくれるのはクロード達ぐらいかもな…さてと、荷造りの準備しなきゃな」

提督「俺も手伝おうか?それに一緒に艦娘の子達を何人か連れてきているんだ」

グレイ「それは楽しみだ!まだ出立の日にちとかは決められてないし、是非ともお会いしてry」

 

団長「その事なんだが…実は大本営に、今から5日後に鎮守府に着任すると話してたの忘れてた」テヘペロ

グレイ「…5日後…?」

提督「えーと‥‥ドンドルマから飛行船を経て、砂漠を通り越して、本土へ行ける船がある港町まで行くと…」

 

グレイ&提督「急がないと間に合わない!?」

団長「うん、すまん」

 

グレイ「ちょ、やばいって!?ま、まだ荷造りしてねええっ!」

提督「と、とにかく急いで荷造りしなきゃ‼」つ狂走薬グレート

グレイ「うおおおおおおおおおおおおっ‼」獅子宿し状態で荷造り

提督「おおっ!?あっという間に!?」

 

グレイ「っしゃあ‼つ、次は飛行船の便だが‥‥っ‼」

提督「超高速便に乗って、船ですっげえ早く飛ばせば間に合うぞ‼」

グレイ「それだっ‼飛竜種より速く超高速で行けばギリギリ間に合うっ‼」ダッ

 

提督「グレイっ‼ほんっと短い時間だったが楽しかったぜ‼鎮守府のアーロと皆をよろしく頼んだ‼」

グレイ「おうっ‼艦娘を一目見れないのは残念だったが、あっちでしっかりやるから任せとけ!そっちもバルファルクの調査、頑張れよっ‼」ノシ

 

団長「‥‥あっという間だったな」

提督「あれなら大丈夫だ…ぶつからなきゃいいけど」

団長「で、ここの戸締りはどうすればいい…?」

提督「…あ」

 

___

 

inドンドルマ_展望エリア

 

金剛「Yes‼とてもいい眺めデース‼」

木曾「すっげえ…山々のその先まで眺めれる」

 

ルルカ「ここは観光スポットとでも有名だし、カップルで行くのもいいものよー」ベルを凝視

ベル「何故お前はこっちを見る」

鹿島「‥‥」ギュッ

ベル「鹿島、なんで腕に抱き着いてるの…?」

 

金剛「あまいわー」

木曾「おっ、双眼鏡があるじゃないか」

金剛「私達はこれでも使って景色を眺めておきましょうカ」

木曾「100円を入れなくても見えるんだ。おおっ!かなり遠くまで見える‼」

 

金剛「‥‥?」

木曾「うん?どうかしたのか?」

金剛「いま…山が動いたような気が…What!?」

木曾「ど、どうかしたのか!?」

金剛「あ、あっちで何か動いてマース!」

木曾「あっちって…うおっ!?マジで何か動いてる!?」

 

金剛「べ、ベルさーん‼すごくジャイアントなモノが動いてるが見えマース!」

ベル「巨大なもの…?」

木曾「本当にでかいぜ‼ほら、これを覗いたら見える‼」

 

ベル「どれどれ…おお。シェンガオレンじゃん」

ルルカ「え、ほんと?うーん…ああ、ほんとだ。シェンガオレンだわ」

鹿島「シェ、シェンガオレンってなんですか?」

ベル「シェンガオレンは巨大な甲殻種なんだ」

ルルカ「シェンガオレンは縄張りを徘徊する習性があるの。だからああやって動いてるのが見えるのよ」

ベル「懐かしいなー、新米だった頃はウィルとアーロも含めて6人で戦ったっけ?」

ルルカ「懐かしいわねー。あれが来たときは本当に面倒だったわー」

 

ベル「あははは」

ルルカ「うふふふ」

 

 

木曾「‥‥というか、こっちにきてねえか?」

ベル&ルルカ「‥‥やっべええええええええっ‼」




 ラオシャンロンと思った!?残念、シェンガオレンでしたっ(土下座
 MHXXではラオシャンロンが出てましたのでこちらでは出番が背景しかなかったシェンガオレンさんのご登場です

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