狩人提督、着任ス    作:サバ缶みそ味

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長らくお待たせいたしました

一月ほど開けてしまったのでリハビリを兼ねて
ゆっくりと更新していきます

*注意!

この提督代理達は一式装備です。「一式装備なんて嫌い」「そんな装備でそれはありえない」という方、ごめんなさい‼

台本形式となっております

独自展開があります‼


〇3 アーロのパーフェクトオトモン教室Ⅱ 後

in艦娘寮 教室

 

アーロ「オトモンを知るためにはまずは学ぶことが大事だぜ‼」E:めがね

曙&潮(なんで兜の上から眼鏡を…?)

 

ホッポ「この本はなに?」クビカシゲ

駆逐棲姫「辞書…?」

アーロ「最近発刊された『子供でもわかるフィールド生態全集』‼各地域に生息するモンスターの種類や生態、習性が書かれているぜ!」

 

ウィル「随分とまあ分厚い本だな…重石にもなるぞこれ」

アーロ「そしてこれは『ライダー検定3級問題集』‼これと併用して勉強して行けばライダーの卵になれる!」

防空棲姫「これも結構分厚いわね…」

 

アーロ「さあ始めるぜ!ゼロから始めるオトモンry」

加賀「それ以上いけない」アームロック

アーロ「あがあああっ!?」

 

グレイ「まあそうなるわな…」

アーロ「と、とにかくレッツスタディ…!」ヨロヨロ

 

_数十分後

 

アーロ「そしてゲリョスは天敵であるネルスキュラから逃げるためにすぐ走って逃げれるよう体内に狂走エキスを蓄えているんだ」テキパキ

 

駆逐水鬼「ふむふむ…」メモメモ

曙「アーロさん、意外に教えるのうまいわね…」

加賀「ほんと、真面目にやってくれたらいいのだけど…」

潮「分厚いけどもこの本もわかりやすいね」

 

防空棲姫「ホッポ、どう?捗りそう?」チラッ

 

ホッポ「」プシュー

駆逐棲姫「ちょ、ホッポちゃん!?頭から湯気が出てる!?」

防空棲姫「知恵熱出るの速過ぎ!?」

 

加賀「アーロさん、少し詰め込みすぎなのでは?」

アーロ「まだ一時間も経ってないのに…ウィル、お前はどう思う?」

 

ウィル「」プシュー

アーロ「おめえもか!?」スパーン

ウィル「うるせえバーロー‼お前の解説じゃ眠くなるわ‼」

アーロ「ホッポちゃんはまだしもお前はダメだろ!何年俺達と冒険したと思ってんだ‼」

ウィル「ほとんどクロード任せじゃボケェ‼」

 

グレイ「ふむ…座学も確かに大事だが、やっぱ実際に見てみないと分かんねえよな」

ホッポ「??」クビカシゲ

グレイ「ここはフィールドワークと行きますか!」

 

 

重巡棲姫「ところでそのゲリョスは食べれるの?」

ウィル&アーロ「!?」

 

__

 

in渓流

 

 

ホッポ「これが渓流‼」キラキラ

 

グレイ「渓流は四季折々の気候によって変化しやすいフィールドだ。春にしか見られないサクラをはじめ、植物や生物にも変化があるからフィールドワークにはもってこいさ」

ホッポ「ここで何をするの?」

 

グレイ「ペンとスケッチブックでスケッチだ」

 

曙「描くものは何でもいいの?」

グレイ「小さいものから大きなものまで何でもOK。そこら辺に生えている苔や沢にいる小さな巻貝、そこに生息するものすべてが貴重な情報源だからな。それに観察するというのもいい訓練になるぞ」

 

朧「よし…頑張る!」フンス

暁「れでぃに相応しいものをスケッチするわ!」フンス

雪風「雪風、頑張って描きます!」

 

加賀「駆逐艦の子達ははぐれない様にしてくださいね」ノシ

 

防空棲姫「なんでもスケッチというのも難しいわね…」

重巡棲姫「‥‥」ジュルリ

 

ガーグァ「Σ(;゚∋゚)」ビクリ

 

ウィル「うん、ガーグァを見てこんがり肉を描くのはやめような」

重巡棲姫「えー…」

 

島風「できたー!」

グレイ「はやっ!?」

島風「私はスケッチするのも速いの」フンス

グレイ「どれどれ…ん?円を描いただけ…?」

島風「あそこの岩をスケッチしたの‼どう?速いでしょ!」ウキウキ

 

グレイ「うん…まあ…いっか」

 

巻雲「グレイさーん、できましたー!」パタパタ

グレイ「おっ、どんなの描いたんだ?」

巻雲「向こうで美味しそうにハチミツを食べている青い熊さんを描いたんですよー‼」

グレイ「うん…めっちゃ可愛く描いてる!これも良しとしましょう」

 

ヴェールヌイ「グレイさん、私もアオアシラをスケッチしたよ」

グレイ「‥‥ペンで描いたんだよね?」

ヴェールヌイ「???」クビカシゲ

グレイ「まるで水墨画‥‥よしとしよっか」

ヴェールヌイ「ハラショー」

 

ホッポ「うーん‥‥」悩み中

グレイ「難しく考えなくてもいいんだぞ?」

ホッポ「なんかカッコイイのスケッチしたい!」ムスーッ

グレイ「カッコイイのかー…ちょっと待ってろ」つ双眼鏡

ホッポ「???」

 

グレイ「えーと…おっ、いたいた。アーロ、ウィル!ちょっといいか?」

 

ウィル「おっ、なんか見つけたのか?」

アーロ「嫌な予感がするんだけど…」

 

グレイ「ほら、双眼鏡で覗いた先に見えるか?」

ウィル「どれどれ…おお、あそこに見えるはドボルベルクだな」

アーロ「まだまだ若い個体だな…丁度食事中ってところか」

 

グレイ「あそこにドボルベルクがおるじゃろ?」ニッコリ

 

ウィル「‥‥えっ」

アーロ「‥‥えっ」

 

 

__数分後

 

グレイ「どうだ?捗ってるかい?」

ホッポ「うん!あれもカッコイイ‼」キラキラ

駆逐水鬼「ホッポが楽しそうで何よりだな」ウンウン

 

 

雪風「グレイさん、できました‼」

グレイ「どれどれ…おお、うまく描けてるじゃないか」

雪風「はい!アーロさんとウィルさんがドボルベルクさんと遊んでる所を描いてみました!」キラキラ

加賀「あら、いいですね。執務室に飾っておきますか」

 

 

 

アーロ「うわあああっ!?」緊急回避

ドボル「(`皿´ )三」突進

ウィル「武器ナシでドボルとか馬鹿じゃないの!?」

 

ドボル「\(`皿´)/」高くジャンプ

アーロ「やっべえ‼ダイブしてくるぞ‼」

ウィル「ちょ、早く逃げろぉぉっ‼」

 

ドボル「三(`皿´)三」ボディプレス

アーロ&ウィル「あひぃぃぃぃっ!?」(;´Д`)

 

 

__

 

in食堂

 

ウィル「」チーン

アーロ「」チーン

 

加賀「お二人とも、ご苦労様でした」

グレイ「二人のおかげでみんな一生懸命にスケッチできたぜ!」ニッコリ

 

ウィル「お褒めの言葉として受け取ろうか…」(#^ω^)ピキピキ

アーロ「次はお前がやれよ…」(#^ω^)ピキピキ

 

ホッポ「おかわり‼」つお茶碗

赤城「うふふ、よく食べますね。私も負けてられません‼」つお茶碗

飛龍「あ、赤城さん、そこまで張り合わなくてもいいんですよ…」

 

重巡棲姫「お肉‼お肉‼」((*´ω`))

ヨモギ「慌てなくてもおかわりは沢山あるニャ」

防空棲姫「貴女は野菜も食べなさい」

重巡棲姫「えー」

 

 

加賀「…他の深海棲艦達もこう艦娘達と仲良くできたらいいですね…」

アーロ「そうだな…今は戦ってるところもあるけども、いつか一緒に手を取る日がくるさ」

ウィル「そんな時は俺に任せておきなっ」ドヤッ

アーロ「お前の場合だと色々不安だ」

 

ウィル「ああ?…そうだ、ちょっとギルドに通してほしいことがあってな」

アーロ「うん?お前がそう俺に頼み込んでくるのは珍しいな。何か島で起きたのか?」

ウィル「いやまあ…島で冒険をしたら‥‥ティガ希少種がいるかもしれないことが分かって来てさ…」

 

アーロ「」( ゚д゚)

グレイ「マジで…?」

加賀「?それって不味いことなんですか?」

グレイ「ティガレックス希少種は『大轟竜』とも呼ばれ、体格も大きく、力も原種や亜種よりも強く凶暴なんだ。目撃情報が少なく、生態もそこまで詳しく明かされていないからな、大発見でもあり緊急事態でもあるんだ」

 

アーロ「わかった、ギルドに伝えておく。でも俺達も今は手伝うことができないんだ」

ウィル「そっちもなんかあるのか?」

アーロ「今日の電報でな、大本営から『光作戦』の実行の通達が来たんだ。俺達も出撃することになったし補給地点の安全の確保かつ溶岩島の調査もある」

ウィル「お互いてんやわんやだな…クロードがいたら『そこは俺に任せよう(キリッ』って言うと思うんだよなー」

アーロ「ぷぷっ…ちょっと似てたぜ」クスクス

ウィル「『ハチミツください(キリッ』」

アーロ「ぶっ、あはははは‼」バンバン

 

加賀「…提督が戻ってきたらチクっておきますね」

アーロ&ウィル「すみませんでした」土下座

 

グレイ「‥‥」

加賀「グレイさん、何か考え事ですか?」

グレイ「ああいや、冒険と聞いてちょっと昔を思い出しただけ」

 

ウィル「たしか間違ってなきゃグレイのお爺さんはとても有名な冒険家だと聞いたことがあるんだが…」

グレイ「ああ。俺の爺さんは冒険家だ‥‥俺がまだガキの頃に亡くなったけどさ」

ウィル「その人の書いた冒険譚の本はすっごく面白くてな、俺が冒険家になろうときっかけになったんだ」

グレイ「爺さんが生きてたら喜んでくれただろうな‥‥」

 

ウィル「でもある時期を境に冒険の本を書かず、ひたすら海に出て何かを探していたって聞いたんだ」

グレイ「‥‥爺さんは亡くなる前日に俺に教えてくれた。爺さんが海に出るきっかけになったものについて家族にもギルドにもハンター達にも話しても誰も信じてくれなかった。自分でそれは本当だと証明しようとたった一人で海に出て探していたんだってさ」

 

ウィル「その‥‥お爺さんが見たものとは…」ゴクリ

グレイ「‥‥教えてあげないよー」テヘペロ

 

ウィル「てめこのやろっ‼」プンスカ

グレイ「爺ちゃんの遺言でな『誰にも話すなよ☆』って言われてるからな!」

アーロ「お前の爺ちゃんめっちゃやんちゃだろ!?」

 

 

__翌日

 

 

in母港

 

ホッポ「とっても勉強になった!」フンス

駆逐棲姫「色々と教えてくださりありがとうございました」ペコリ

 

アーロ「まあ楽しんでもらってなによりだぜ。これを機に沢山学んで素敵なオトモンライダーになるんだぞ!」

ホッポ「うん、頑張る‼」フンス

ザラ「また遊びに来てね。とても楽しかったわ」

 

ウィル「次はちゃんと電報で伝えておくからさ」

アーロ「また壊すんじゃねえよ?」

防空棲姫「こ、こんどは大丈夫よ」

 

グレイ「はいこれ、鎮守府内のお庭で採れたお野菜とハチミツな」つ紙袋

重巡棲姫「わーい」(*´ω`)

 

ウィル「そんじゃま、また遊びにくるぜー‼またな‼」ノシ

アーロ「いつでもこいよー‼」ノシ

 

 

大淀「いつも喧嘩してる感じがするけどもやっぱり仲が良いですね」ウフフ

加賀「アーロさんが一気に3人になった気分でした…」ヤレヤレ

 

長門「むっ‼もう行ってしまったか…」グヌヌ

ザラ「な、長門さん?その両手に持ってる紙袋は…」

長門「これか?遊び道具とかおもちゃとか…もっとホッポちゃん達と遊びたかった!」クワッ

 

大淀「…全員が駆逐艦の深海棲艦の子達でしたからね…」

ザラ「…い、一応、ビッグセブンなのよね…?」

 

 

__

 

in島

 

 

ウィル「…うん、確かに竜舎が欲しいって言ってたけどさ…」

 

戦艦水鬼「すまん…色々とやったんだが…」ションボリ

南方棲鬼「試行錯誤して頑張ってみたんだが…」ションボリ

軽巡棲鬼「これが限界だったわ…」ションボリ

 

ウィル「これ、明らかに犬小屋ですよねー…」

 

集積地棲姫「だから言ったじゃん!」プンスカ

戦艦棲姫「こ、今度はプロの人達を呼んでやるわね‥‥」

 

港湾棲姫「ホッポの石像はできた」フンス

ホッポ「やったー‼さすがお姉ちゃん‼」キラキラ




光作戦も終わっちゃったしMHXXも発売しちゃってるし…大遅刻だこれ!?

な、なんとか追いつけるよう頑張ります!(;´Д`)

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