狩人提督、着任ス    作:サバ缶みそ味

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〇は深海棲艦サイドのお話になります…

 冬イベE3のはボス深海双子姫ですか…いつかは双子キャラとか出てくるだろうなと思ってたら遂に出てきましたね。ええ、両方お持ち帰りで(キリッ


〇1 ウィルの悩み、ホッポの目標

 どうも、ウィルです。あの海戦から何日も経ちました。団長やお師匠さんのおかげでこの島は保護区に登録され、この島の海に暮らしている深海棲艦達の居場所になりました。

 

 最近では深海棲艦の提督かつこの島の生態調査する観察員として深海棲艦達と過ごしていおります。ここの深海棲艦と艦娘達が手を取り合ったということもあり、なんかすごい功労者として勲章やら色々と送られてきたりとてんやわんやです。

 

 今の大本営と各鎮守府の艦娘達は別の海域から襲撃してくる深海棲艦と戦っており、俺達は戦闘に参加しないけども時折輸送作戦とかはお手伝いしております。また、時折俺の噂を嗅ぎ付けて遠い海から深海棲艦が来たりと賑やかになってきてます。

 

 ただ‥‥最近、問題が二つほど起きております。その一つが

 

 

ホッポ「ウィル‼私もでっかいレップーを飼いたい‼」フンス

ウィル「え、えぇー…」

 

 

 ホッポがオトモンを欲しがっているのです。

 

 

ホッポ「弥生ちゃんの乗ってたレップー、とってもかっこよかった‼」

ウィル「まあ…確かにあの子とレウスはかっこよかったな」

ホッポ「私もライダーになりたい‼」フンス

 

ウィル「お、おう…ホッポ?そのためにはオトモンをちゃんと世話できる?」

ホッポ「勿論‼」フンス

ウィル「そのオトモンの生態や飼育管理のお勉強もできる?」

ホッポ「お、お勉強…!?」クワッ

 

ウィル「金魚鉢で金魚を飼うとはレベルが半端ないくらい違うからな?弥生ちゃんはしっかり勉強して、オトモンのお世話もちゃんとしてるからこそ、オトモンに乗ることができるんだ」

ホッポ「フムフム‥‥」

ウィル「そして何より大事なのはオトモンとの絆だ。リオレウスってプライドが高い飛竜でな、手懐けるのはとても難しいんだ。お互いが信頼し合っているからこそ、あの子は乗りこなしているんだ」

 

ホッポ「頑張る‼」シイラレテイルンダ!

ウィル「うん、気持ちは大事だな!はあ…竜舎を建てたり、お世話を教えたり、書類作成だったりやる事が沢山あるな‥‥」

 

駆逐水鬼「その事なら」ドヤァ

防空棲姫「あたし達にお任せ!」ドヤァ

ウィル「お前等も乗りたいんだなおい」

 

__

 

ウィル「と、いう訳で竜舎は頼んだぜ?」ポンポン

 

集積地棲姫「馬鹿ジャナイノ?」

 

ホッポ&ウィル「で、できないのか!?」

防空棲姫「貴女メカニックでしょ?」

 

集積地棲姫「だからメカニックを何だと思ってんだ」

駆逐水鬼「時の噂では無人島で一から鎮守府を建てた伝説の提督がいるとか…」

集積地棲姫「どこでそんな話を聞いたのよ」

ウィル「ドンドルマの戦闘街ではな。シェンガオレンの襲撃で荒らされた時はめげずに5日で建て直したんだぜ?」

集積地棲姫「さっきから人間離れしてる人達の話ばっかりじゃねえか!?」

 

戦艦水鬼「暇になって弛んでいたところだ。いい訓練になりそうだな」フンス

南方棲姫「大工はやった事ないけど…面白そうね」

軽巡棲鬼「アイドルの為なら肉体労働も農業もやってやるわ‼」

集積地棲姫「ちょ、あんた達やる気なの!?」

 

ホッポ「お姉ちゃん、これ設計図!」

港湾棲姫「うん…が、頑張ってみる」

集積地棲姫「いやいやいや!?できるの!?」

空母棲姫「艤装の子達や他の深海棲艦の子達の総力でやるわよ」

ウィル「団長がいたら『できるできる‼お前達ならできる‼』って言うだろうなぁ」

 

南方棲姫「ウィル、こっちは私達に任せておきなさい」

戦艦水鬼「メカニックもいるから、何とかなるぞ」

集積地棲姫「結局あたし頼りじゃねえか!?」

戦艦棲姫「む、無理のないようにするから…」ニガワライ

 

ウィル「うん、すまないな…」ニガワライ

ホッポ「それじゃあオトモン探しにいこ‼」グイグイ

 

空母棲姫「ええ、いってらっしゃーい」ノシ

集積地棲姫「で、これからどうするんだよ!?大工の知識とかないわよ!?」

 

戦艦棲姫「とりあえず丸太でも用意するか」フンス

南方棲姫「そうね、丸太ね」

軽巡棲鬼「みんな、丸太を用意するわよ‼」

 

集積地棲姫「うちの面子、脳筋すぎるんだけど」

戦艦棲姫「だ、大丈夫かしら…」

空母棲姫「ダメな気がする」

港湾棲姫「ねえ、設計図にホッポの石像が書かれてるんだけど、いるのかな?」

 

in古代林地帯

 

ホッポ「よし!オトモン探しを開始する‼」フンス

 

防空棲姫「やったー!」

駆逐水鬼「よし…腕がなるな!」

 

ウィル「あのな、苦労するのは俺だからな?」

駆逐棲姫「わ、私もお手伝いします!」アセアセ

重巡棲姫「ヴェア‼ウィル、お手伝いする!」フンス

 

ウィル「取り敢えず聞くけど…どんなオトモンが欲しいんだ?」

 

ホッポ&防空&駆逐水鬼「とにかくカッコイイの‼」

ウィル「ですよねー!?」ガックリ

駆逐棲姫「み、みんな、ウィルさんが分かりやすいように説明しないと!」

 

ウィル「ま、まあ気持ちはわかるが…まずオトモン探しというのはな(ry」

 

重巡棲姫「ウィル‼これ欲しい‼」グイグイ

ウィル「ん…?」チラッ

 

 

テツカブラ「(# `皿´)」グルルル…

ウィル「 ⊙ ⊙ (Д )」

 

テツカブラ「(# `Д´)」グオオオオッ‼

 

防空棲姫「ちょ、なにあれ!?カエル!?」

ホッポ「牙がカッコイイ‼」キラキラ

駆逐水鬼「ふむ、最初の相手はあれか…」フンス

重巡棲姫「ウィル、見てて‼捕まえてやる‼」フンス

 

ウィル「いきなりはダメー‼撤退ー‼」二人を抱えて逃げる

駆逐棲姫「ホッポちゃんも行くよ‼」グイグイ

ホッポ「あ、あれも欲しいー!」

 

-数十分後-

 

ウィル「全く、力ずくで手懐けようとしても相手は懐かないぞ」プンスカ

 

駆逐水鬼「むむ…すまない…」ションボリ

重巡棲姫「うぅ…怒られた…」( ;ω;)

 

防空棲姫「ウィル、オトモン探しって普段はどうやってるの?」

ウィル「ライダーがオトモンを手に入れる方法が幾つかある。一つは卵を手に入れて孵化させて一から育てるんだ」

ホッポ「よし!卵を見つけよう!」フンス

駆逐棲姫「はやいよ!?」

 

ウィル「卵を見つけるって言っても結構厳しいんだぞ?まずライダーの資格を手に入れなきゃならんし、その後にギルド本部に申請。許可証や誓約書等の書類を書いて、欲しいモンスターの卵を手に入れるためにハンターにクエストを依頼。種類によってはハンターが取ってくるまで長い期間を要するものもあるし、直に巣へ行って卵を取るから勿論親のモンスターに襲われたり、運搬中にトラブルもあったりと失敗することもある」

 

防空棲姫「ハンターに依頼する、という事だからかなりの高額になるのよね?」

ウィル「そうだな、ハンターも命懸けだからな。後は竜種は卵だけども牙獣種は胎生だからな。牙獣種は子供を取るという事からモラルを気にして断るのが多い。依頼されたハンターが牙獣種の子供を連れてくる場合は自然災害や病気や縄張り争いで死んだ親から引き取る、討伐した個体に子供がいたことが発覚した場合だからな」

 

駆逐水鬼「ふむ…卵の場合は許可が必要なのだな。他に方法は?」

ウィル「次に捕獲だ。ハンター、若しくはライダーがモンスターと戦い、罠や麻酔玉を使って捕獲し、手懐けていく場合がある。だが、これはかなりの年月を要する」

防空棲姫「なんだ?」

 

ウィル「社会化期というものがあってな。生後数週間ぐらいの子供が周りの環境、同種や他種、誰と仲良くしていくか、誰が敵なのかを学んで社会…生きていく環境に慣れていく為の期間の事だ。孵化した幼体の場合はそれを学ばせるチャンスがあるが、成体はもう学ぶことは無い。一から学ばせることはかなり難しくて、モンスターが友好的な性格をしたやつじゃないとすぐには懐いてくれないんだ」

駆逐棲姫「捕獲した場合は難しいんですね…」

 

ウィル「まあ例外もある。鳥竜種のクルペッコとかは友好的な性格をした個体もいる。他にはハンターのおかげで懐いてくれるのもいるが…結構まれだな」

防空棲姫「むむむ…ほ、他にはないの?」

 

ウィル「すっっっごーくレアなんだが、何かしらのきっかけで懐いてくれる場合がある」

防空棲姫「何よそれ!?」

ウィル「俺もよく分からん。死にかけの個体を助けた、襲われている所を助けたとかモンスターにも恩義があるのか懐いてくれる場合があるんだ。実を言うとライダーがこのパターンでオトモンを手に入れるがよくある」

駆逐棲息「それってお互いの絆が深いという事なんですね!」

ウィル「諸説あるが…ライダーが持っている絆石のおかげなのかもしれん」

防空棲姫「所謂不思議パワーってやつね…他にはあるのかしら?」

 

ウィル「後は…ライダーがブリーダーをしている所もある。そこから子を貰う所ぐらいだな。無論、ギルドに申請、許可、少し高い金額を払うけどな。ま、上がるとすればこれらの方法ぐらいだ。ホッポ、分かったか?」

 

ホッポ「」プシュー

重巡棲姫「」プシュー

 

駆逐水鬼「どうやら分からない事が多くて頭がパンクしてしまったようだ」

ウィル「あちゃー…」

防空棲姫「おーい、大丈夫かしらー?」パタパタ

 

ホッポ「はっ…要は、学ぶことがいっぱい!」シイラレテイルンダ!

ウィル「うんそうだね!まずはそこから頑張ろうか」

駆逐棲姫「そういえば…クロードさんの鎮守府ではオトモンの飼育のお勉強ができる本とかがあるって皐月ちゃんが言ってましたね」

駆逐水鬼「確か…アーロさんという人に飼い方を教えてもらったとか」

 

ホッポ「よし!鎮守府に行こう‼」フンス

ウィル「あー…やっぱりそうなるわな」ヤレヤレ

ホッポ「そうと決まればすぐに行こう‼」

ウィル「きょ、今日っすか!?」

ホッポ「善は急げ!」フンス

 

駆逐棲姫「そうと決まれば戦艦棲姫さん達に伝えておきますね」

防空棲姫「お土産何がいいかしら?」

駆逐水鬼「お泊りもするの?」

ウィル「楽しそうでなにより…」ホンワカ

 

重巡棲姫「ウィル…」グイグイ

ウィル「ん?どした?」

重巡棲姫「今日も見つけたよ」グイグイ

ウィル「おうふ…こんな所にもあったのか…」

 

 

 

 この島に最近起きた問題の二つ目、それは…

 

 

 

 

重巡棲姫「でっかい足跡‼」

ウィル「足跡はでかいな。後は爪痕に赤い鱗粉も…これはこれで出くわしたらヤバイな…」

 

 

 この島に…ティガレックス希少種がいるかもしれません…




今年の冬イベントは輸送作戦がメインなのかな…?
彩雲が必須とか…瑞雲じゃ、瑞雲じゃだめなのですか!?

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