狩人提督、着任ス    作:サバ缶みそ味

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△は提督サイドのお話となります。

バルファルクとの戦闘は‥‥だーいぶ先になりますね(白目)
どうか発売延期になりませんように…‼

*注意!

この提督達は一式装備です。「一式装備なんて嫌い」「そんな装備でそれはありえない」という方、ごめんなさい

台本形式となっております‼

独自展開があります‼


△1 艦娘、砂漠の海へ

△団長と提督達がドンドルマでグレイに出会う前のお話し…

 

inイサナ号

 

不知火&霞「…」ポカーン

 

団長「はっはっは、初めての空の旅はどうかな?」

 

霞「いや、ちょ、凄すぎなんだけど!?」

不知火「一日雲の上の飛んでただけで見える景色が大自然の様な景色に変わるのって別の意味でおかしいですよ!?」

団長「はっはっは‼世界は広いようで狭いからな!」ハッハッハ

霞「いやよく分からないんだけど!?」

 

木曾「すごいなー…大草原が見える…」

金剛「びゅ、beautifulデース…」

瑞鶴「なんか…街の景色がよく見えた本土から異世界へ移った気分だわ…」ボーゼン

明石「でも弥生ちゃん、とても楽しそうですよ?」

 

 

弥生「すごい…これが司令官達の故郷…」ウットリ

コタロウ「三(* `ω´)」

団長「弥生ちゃん、コタロウ!疲れたら遠慮なくイサナ号に乗り込んでいいからな―!」

コタロウ「三(* `ω´)」グオオッ!

 

ジン「二人とも、かなり楽しんでるな…」

提督「喜んでくれて何よりだよ」ハハハ

瑞鶴「ジンさん!提督!」

霞「しばらく操舵室でベルさんと話し合ってたけど何してたの?」

提督「今日のバルバレはどこにあるか方角を確認していたんだ」

 

不知火「今日のバルバレ?」

ジン「バルバレっていうのは場所のことではなく移動する船型の集会所を中心にキャラバンが集まってできる市場のことだ」

提督「集会所が移動するたびにキャラバンも移動するからね、地図には載らないんだ」

瑞鶴「それじゃあどうやって探すの?」

 

提督「集会所が移動し終わるとギルド本部に場所を知らせ、それを介してハンター達に通知される。今回はバルバレにソフィアと竜人商人がいてくれたからね、場所はすぐに分かったよ」

ジン「今は大砂漠の境界付近に留まっている」

霞「大砂漠?砂漠は初めて見るわね」

提督「すっごく驚くぞー」ニヤニヤ

 

団長「バルバレは世界中の商人やさすらいのハンター達が集い、各地の様々な情報が集まる。『知りたい事があったらバルバレへ行け』という言葉があるくらい、賑わっているぞ!」

木曾「成程、提督はバルファルクの情報を探るためにまずはバルバレへ行くことにしたんだな!」ウンウン

金剛「さすがは提督デース‼」

 

提督「う、うんソウダヨー…(棒読み」ガクブル

霞「‥‥」ジトー

団長「はっはっは‼バルバレにはアーロの家族が商いをしている。まずは挨拶に伺うとしようか!」

 

弥生「アグルさん、いるかな…」ワクワク

 

ベル「ふふふ、皆楽しそうだねー」

鹿島「次の方角は砂漠の方へ向かうようですが…どういったところなんですか?」

ベル「うーん‥‥海みたいに広大で、果てしなく広がっている、かな?ま、見てのお楽しみってやつだね」

 

提督「ベル、大砂漠に向けて舵を頼んだ!」

ベル「了解っ!」

 

__イサナ号で飛んで二日後__

 

 

ジン「もう間もなく大砂漠に入るぞ…」

提督「さあ、ようこそ。まずは砂の海原、大砂漠だ!」

 

 

-地平線の先まで広がるは砂の海。木々も生えぬ暑さと乾燥したこの大地にはガレオスやモノブロス、ネルスキュラ亜種など独自の進化をした生物が多々棲息する。大海原を駆ける艦娘達にとって、この砂の海は初めて見るものであり、その光景にはとても驚き、感動していた。

                                by提督の手記 -

 

 

霞「すごい…‼これが大砂漠なの…‼」

金剛「提督の言う通りまるで海のように広がってマース…‼」

 

瑞鶴「この広い砂漠をジンさん達は冒険してたのね…」

ジン「この砂漠を見るのは久しぶりだな」

ベル「よく夜のクエでアーロと提督が道に迷ってたよねー」

 

不知火「おや…司令官、砂漠のど真ん中に船が見えますね。移動してる…?」

提督「あれは商船だね。大砂漠を移動するときは船を使って渡る事もあるんだ」

木曾「船で移動するのか!?ほんとに海みたいだな…」

提督「道中にモノブロスやドスガレオスに出くわす恐れがあるからね。安全に迅速に移動するには船がいいんだ」

ジン「たまに…ジエンモーランやダレンモーランに出くわす時があるけどな」

団長「お前達と最初に出会った頃を思い出すなぁ」シミジミ

ベル「いやほんとあれは死ぬかと思いましたよ…」遠い目

 

不知火「あ、黒丸から聞いたことがあります。団長さんと最初に出会った頃に司令官達はパンツ一丁でダレンモーランを撃退したとか」

霞&鹿島「ブッ!?」Σ(;´Д`)

金剛「ぱ、パンツ一丁!?し、不知火、詳しく話すデース‼」フンスフンス

明石「こ、金剛さん、鼻息が荒いですよ!?」

 

提督「ああ…あれは黒歴史だな」遠い目

ジン「眉毛が濃いとか、美声の持ち主とか、筋肉モリモリマッチョマンの変態だとか、変な噂が広がってしまったことがあったな」遠い目

瑞鶴「ふ、二人ともすごく遠い目をしてる…!?」

 

弥生「団長さん、バルバレは後どれくらいですか?」

団長「ふむ、このまま飛び続けて半日くらいで着くと思うぞ?それまで空の旅を堪能してくれ!」ハッハッハ

 

木曾「艦娘の艤装で砂漠の海は渡れるかなー…」

明石「艤装を改良すればできそうですね…」フムフム

 

__空を飛ぶこと半日__

 

鹿島「あれ?何か大きな船とその周りに船が沢山停泊してるのが見えますよ?」

ベル「うん、やっと見えてきたね。あれがバルバレだよ」

団長「いつものように賑わっているようだな!このまま進んで、到着といこうか‼」

 

 

-欲しい情報を探しているのならバルバレへ、という言葉ある様に移動する集会所を中心に世界各地のキャラバンが集う市場、それがバルバレである。ユクモ、ドンドルマ、ベルナ、タンジアと各地からやって来た商人やハンター達で賑わう。ドンドルマと違ったその賑わいに彼女達はどう見て、反応するか、楽しみである。

                                 by提督の手記 -

 

 

霞「ここがバルバレ…‼凄い賑わいね!」

提督「商人やハンター、彼らをまかなう料理人等々、この地には各地から多くの旅人が集うんだ」

金剛「はっ…‼もしかして紅茶とかもありますカ!?」

ベル「どうかなー…紅茶の様なものはあると思うけど」

 

ジン「他の地域に行かないと手に入らない商品も売っている。アーロの母親に挨拶する前に見ていくか?」

瑞鶴「いいわね!じゃあジンさん、いこっか‼」ウキウキ

 

ハンター達「‥‥」ジーッ

弥生「?何か、時折こちらに気になるような視線を感じますね」

木曾「特に俺と弥生、瑞鶴と金剛さんに集中してるな…」アセアセ

ベル「この地では見られない恰好だからねー。珍しい装備だと思ってるんだよ」

提督「それに弥生はリオレウスを手懐けている最年少ライダーとして見ている感じだね」

弥生「ライダー…うふふ」テレテレ

 

 

ソフィア「団長さーん‼クロードさーん‼こちらですよー‼」ノシ

提督「ソフィア‼久しぶりー」ノシ

ソフィア「艦隊の皆さんもお久しぶ…ってリオレウス!?」ギョッ

コタロウ「(* `ω´)」クルルー

弥生「私のオトモンのコタロウです」ナデナデ

 

ソフィア「貴女のオトモンなんですね…あ‼もしかしてオストガロア変異種と戦ったという小さなライダーさんって貴女の事なんですね!」キラキラ

弥生「私の事?」クビカシゲ

ソフィア「そりゃあもうドンドルマのギルド本部で噂されてますよ‼はるか遠い地に生息していたオストガロア変異種をクロードさん達と戦ったリオレウスに乗った小さなライダーがいるって!」

団長「すまん、ついうっかりギルド本部に手紙で書いてしまってな」テヘペロ

ソフィア「勿論、その海で艦娘さん達の活躍も聞いてますよ‼」フンス

弥生「‥‥」テレテレ

 

ジン「よかったな、随分と有名になってるようで」ナデナデ

コタロウ「(*´ω`)」クルル

ソフィア「ささ、折角はるばる遠い地からやって来たんですから存分にバルバレを堪能してください!」

 

提督「ところでソフィア、竜人商人さんはどこ?」

ソフィア「それならあそこの方で叩き売りをしてますよ?」

 

 

竜人商人「さあさあ!本土という土地にしかないと言われているペンギンとモコモコじゃ‼ただの癒しの置物にしてもよし、モコモコを枕にするもよし、レンキンすれば生命の粉塵等の調合素材として使えるぞ!」

ハンター達「うおおおっ‼」押しかけるハンター達

 

提督「」( ゚д゚)

霞「し、失敗ペンギンとモコモコを売ってる…!?」

 

竜人商人「わっはっは、商売繁盛‼…お?そこにおるのはクロード達じゃないか!久しぶりよのう‼」

ベル「久しぶりー…って何売ってるんだよ!?」

鹿島「モコモコにそんな使い道があったなんて驚きです…」

竜人商人「ふふふ、いかにして売るか試行錯誤して開発したんじゃよ」ドヤァ

明石「イヤイヤイヤ!?よくできましたよね!?その技術はおかしいですよ!?」

 

 

瑞鶴「へー…食材に雑貨に、武具といろんなものが売ってるわね」キョロキョロ

 

ハンターA「おい…あの子の装備、なんかすごくねえか?」

ハンターB「ああ、タマミツネ?それともアマツマガツチかな?可愛いな」

ハンターA「ちょっと声をかけてみようか…おー(ry」

 

ジン「( ‘ᾥ’ )」

 

ハンターA&B「」

 

瑞鶴「?ジンさん、どうかしたの?」クビカシゲ

ジン「いや、なんでもない。確かバルバレにしかないスイーツとやらがあると聞いたが…食べに行くか?」

瑞鶴「うん!やったー♪」

 

ハンターA「…あれは声をかけたらいけない奴だね…」ガクブル

ハンターB「あの子…愛されているね…」遠い目

 

 

木曾「‥‥やっぱり色んな視線を感じるなー」ソワソワ

金剛「木曾の格好はある意味珍しいデスからねー。注目の的デース」

明石「というよりもここでは艤装は珍しいんですよ」

ソフィア「ハンターさん達が身に着けている鎧の様に一種の装備だと思うんですよ」ウフフ

 

提督「お、確かここがアーロの実家の雑貨店だ」

霞「ここがアーロさんの…大きな船ね」

 

 

??「おやおや!?そこにいるのはクロードかい!?」

提督「あはは、お久しぶりですアロエさん」

アロエ「いやー、こんなに逞しくなって‼」

霞「司令官、この人は?」

提督「紹介しよう、この人はこの雑貨店『踊る虎鮫』の店長でアーロの母親のアロエさんだ」

ベル「最近は飲み屋も始めたようで店内は賑わってますね!」

アロエ「あれま、ベルくんまで来てくれたのかい!」

 

ジン「スイーツがなかった」ショボーン

瑞鶴「ジンさん、元気出して、またの機会にしましょ」ポンポン

団長「忙しいところすまないな。他にも来ている」ワッハッハ

アロエ「あらー‼ジンくん、団長さんに…こんなに可愛らしい女の子達まで来ちゃってー‼」アラアラ

 

弥生「あの、すみません。この子は店前でいさせてもいいでしょうか?」

アロエ「おやま。リオレウスまで…今日は久々にクロードくん達が来てくれたから大盤振る舞いよ‼」ヒャッハー!

 

霞「…アーロさんがフリーダムな理由がよくわかるわね…」

 

__

 

アロエ「そうなのー…アーロは本土に残ってしっかり頑張ってるのね」

提督「アロエさん、ごめんな」

アロエ「いいってことさね!あのバカ息子が皆に信頼されるくらい立派になってやってるんなら嬉しいもんさ!」

 

明石「…アーロさん、しっかりやってくれてるかしら…」

霞「心なしか、加賀さんや大井さんに怒られてるイメージしか湧かないんだけど…」

 

弥生「あの…アグルさんはいませんか?」ソワソワ

アロエ「アグル?あー…ごめんね。あの子は今タンジアにいるの」

弥生「タンジア?」

アロエ「ええ、海上の輸送船がバルファルクっていう古龍に襲われてからギルド本部の指示でハンターやライダーと一緒に海上護衛を行うためにタンジアで活動してるのよ」

弥生「そうですか…」ションボリ

 

団長「ふむ…バルファルクは神出鬼没のようでいつまた襲ってくるか分からんし、その古龍の影響で他のモンスターが暴れ出す可能性があるからな」

アロエ「それに…その古龍のせいか、バルバレはあまり砂漠を移動するのを控えているみたいよ?」

提督「キャラバンの移動を控えてる?まだダレンモーランが出てくる時期じゃないのに…」

アロエ「最近、砂漠の奥地で変な角を持ったディアブロスが徘徊して荒らしまわっている噂があるの。目撃したハンターや商人もいるようで、危険だからしばらくここに滞在しているってわけよ」

 

瑞鶴「それじゃあ商品の入ってくるルートとか貯蓄とかは大丈夫なんですか?」

アロエ「ふっふっふ、その辺は心配ご無用。ドンドルマやギルデガラン経由のルートもあるから長くここにいても大丈夫なの‼」

ベル「さすがはバルバレの商人たちだね」

アロエ「だから、折角ここに来たんだから楽しんでいってね!さあ皆、しっかりもてなすわよー‼」

父ちゃん「バカ息子がお世話になってまーす」ノシ

息子や娘達「おおー‼」

 

鹿島「すごい…アーロさんが言ってた様に大家族ですね…」

 

アロエ「ところでクロードくんの隣にいる、子は指輪をしてるけど…」ニヤニヤ

霞「え、えっと…し、司令官と…」ソワソワ

アロエ「あれま。クロードくん、こんな可愛らしい子をお嫁さんに‼」アラー

提督「あ、えっと…お、幼な妻ですー‼」

霞「」ズコー

 

明石「提督、それ墓穴を掘ってますよ…」

瑞鶴「というか何処からそんな言葉を…」

 

アロエ「そうときたら、盛大にお祝いしなくちゃ‼ほら、こっそり盗み聞きしているあんた達も今日は奢りだから盛り上げるのよ‼」

ハンター達「ヒャッハー‼ただ酒だー‼」(*゚∀゚)ノ

 

木曾「す、すごいノリだな…」

 

__

 

ジン「いやー…結構飲んだな」ほろ酔い

金剛「ふにゃあ…ここのお酒はとても強いデース…」

鹿島「ZZZ」

 

木曾「那智さんやポーラが喜びそうなお酒だね」

ソフィア「お土産に買って帰りますか?」ウフフ

アロエ「それで、クロードくんはこれからどうするんだい?」

 

提督「そうですね。暫くバルバレがこの地にあるならいつでも行けれますし、ドンドルマに行く時間も結構ありますから…もう少し滞在した後にタンジアかユクモかポッケ村へと」

ベル「もしくはギルデガランへ行って情報集めとか色々とやる事もありますからね」

 

霞「司令官…司令官の故郷に行ってみたいの」

提督「俺の故郷、ベルナへ?霞、ベルナに行ってみたいのかい?」

霞「うん…ダメ?」キュンキュン

 

提督「…よし、ベルナへ行こうか。龍歴院もあるし、バルファルクの情報もまとめなくちゃいけないからね」

霞「やったー‼かしゅみ、司令官のことだいしゅき‼」

 

提督「‥‥ん?んん!?」二度見

 

 

ジン「…霞の奴、酔ってるな」

瑞鶴「誰…霞にお酒を飲ませたの」

 

団長「ん?ダメだったか?」

 





 砂漠の海を駆ける艦娘…そんな光景をはやく作りたい(切実
 でもまだまだ序章の序の字も入ってないので…それは後程になるかも

 次の観光(オイ)はベルナ、クロードのホームへ

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