狩人提督、着任ス    作:サバ缶みそ味

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 今イベントのBGMも好きです。新艦の子達も可愛らしくていいです
 でも…しょっぱなからきつすぎやありませんか(血涙)
 今秋はバケツ集めに専念します…( ;ω;)

*注意‼

この提督達は一式装備です。「一式装備なんて嫌い」「そんな装備でそれはありえない」という方、ごめんなさい!

台本形式となっております‼

独自展開があります‼


93 アーロさんの一日提督、各海域の異変

in執務室

 

天龍「あれ?提督達は?」

長門「提督は霞と航海演習に行っている」

赤城「ジンさんは瑞鶴と一緒にお出かけですよ」

青葉「ベルさんは鹿島さんと一緒に遠洋練習航海のようですー」

 

天龍「はぁ、いつの間にか提督達も出掛けるようになってるな」

長門「ふふふ、羨ましいのか?」

天龍「あ、あったりめーだろ?羨ましいぜ」

青葉「すでにアーマイ事になってるかもしれませんね」

 

赤城「それでも提督達は頑張っていますし、留守番している私達も頑張りましょ」

長門「うむ、そうだな。演習や遠征も決めているし、今日は私が代理で…」

 

 

アーロ「…つまり、今日1日俺が提督だな?」ドヤァ

 

天龍「あ…いたの忘れてたぜ」

青葉「…アーロさんの事すっかり忘れてましたね」

長門「む…私としたことがうっかりしていた」

 

アーロ「お前ら‥‥」

 

赤城「そうでしたね。提督からはアーロさんに代理で務めてもらうと頼まれてたし、よろしくお願いしますね」

アーロ「おう!…で、提督ってなにするんだっけ?」

 

長門&青葉「」ズコー

天龍「おおい!?ずっと見て来てただろ!?」

アーロ「あっはっは‼ジョークだぜ、ジョーク(汗」

赤城「だ、大丈夫でしょうか…」

長門「あれはアーロさん焦っているな…」

 

青葉「そ、そういえばアーロさんは普段は…ペッコ達の世話をしたり、農作業したり、修理したりと力仕事を主にしてましたね…」

天龍「後は駆逐艦の子達と遊んだり…」

アーロ「大丈夫大丈夫!あいつのやってたことは見ててるから、俺にもできるだろ」

 

天龍「…心配だなー…」

長門「それでアーロさん、秘書艦は誰に任命するんだ?」

アーロ「秘書艦?」

 

赤城「霞ちゃんのように、提督のお仕事を補佐する艦娘の事を言うんです」

長門「今鎮守府にいる艦娘達の表はこれだ。鎮守府によっては当番制だったり、その子一筋、または秘書艦を二人決めていたりするんだ」

アーロ「うーむ……誰にしよう‥‥」ガクガク

 

青葉「たぶん、選ぶだけで1日かかりそうですね…」

天龍「…提督、早く帰ってきてくれ…」

 

__

 

in南西諸島海域の島

 

ジン「‥‥」

瑞鶴「…じ、ジンさん…た、確かに暖かい所に行きたいなーって言ってたのだけども…」

ジン「どうだ?ポカポカ陽気だぞ?」

瑞鶴「有言実行すぎ!?というか遠くまで出かけすぎ!?」

 

ジン「?」

瑞鶴「ま、まあ、ジンさんと出かけることができたのだからいい事だしー…」チラッチラッ

ジン「…今日は加賀は来てないぞ?」

瑞鶴「ホント!?じゃ、じゃあ…‼」

ジン「…?」

 

瑞鶴(つ、遂にジンさんと二人っきり‼)ヒャッハー

ジン「瑞鶴、それじゃあ行こうか」

瑞鶴「ふぇえっ!?じ、ジンさん…」顔真っ赤

ジン「?」

瑞鶴(二人っきり、ひと気のない森の中…‼ろ、ロマンチックの予感…‼)ドキドキ

 

 

 

ババコンガ「( `皿´)」ノッシノッシ

 

瑞鶴「えっ」

ジン「早速お出ましか…」つ飛竜刀【銀】

瑞鶴「え、ちょ、ジンさん?きょ、今日は…?」

ジン「?瑞鶴も一緒に島の探索をしたかったんだろ?」

瑞鶴「」( ゚д゚)

 

ババコンガ「三( `皿´)」突進

 

ジン「行くぞ!」ダッ

 

瑞鶴「こ、このピンクゴリラー‼空気読んで出てこないでよー‼」ウガー!

ババコンガ「Σ(;´皿`)」シランガナ

 

__

 

鈴谷「むー…結局はあたしと初月と加賀さんでやることになったんだけど…」

アーロ「‥‥」♪~(´ε`;)

黒丸「ニャ、加賀さん。この書類はどうすればいいかニャ?」

加賀「これですか?ここの所にサインを…」

ミケ「ハンコは何処かニャ?」ガサゴソ

初月「その書類のハンコならこの引き出しの中に…」ガサゴソ

鈴谷「どうしてアイルーに秘書をやらせてんのよ!?」

 

アーロ「だってどの子にしようか選びずらいもーん‼」

黒丸「アーロさんは皆を気に入ってるからニャ」

初月「アーロさんらしいね…」

加賀「下手したら執務室が満室になりかねないですね」

アーロ「あ、それいいな」

鈴谷「やめときなさいって。あとで大井っちか龍田さんに〆られるよ?」

加賀「一つ変な事することでカンストしていきますので」

 

アーロ「りょ、了解です…で、まずは書類整理ってわけだな?」

加賀「はい。デイリーの任務の他に、報告書、在庫管理、進捗報告、それに加えてギルドに送る調査報告書、生態管理等々ありますので」

アーロ「…お、多すぎやしませんか?」

加賀「いつも提督はベルさん、秘書官に霞と鹿島とでやってます。今回は私達が手伝いますから」

アーロ「だ、だな!皆でやればあっという間に終わるぜ‼」

 

_数十分後_

 

鈴谷「はぁー、肩がこるー」

黒丸「お疲れでしたらオイラ達が肩叩きをしてあげるニャ‼」

ミケ「肉球百裂拳ニャ‼」ポポポポポ

鈴谷「おおっ‼いい感じー」

 

アーロ「う、羨ましい…‼」

加賀「ほら、余所見をしないで書いてください」

アーロ「ん、もう書き終わったぜ‼」

初月「どれどれ…アーロさん、これなんて書いてるの?」

加賀「日本語でもなく、英語でもなく…なんですかこれ…?」

アーロ「え?ドンドルマ文字だけど?」

加賀「普通に書いてください」アームロック

アーロ「がああああっ!?」

 

初月「そ、それ以上いけない…‼」アセアセ

 

__

 

in西方海域

 

ベル「西方海域で遠洋練習航海をするんだねー」

鹿島「はい、この演習任務はこの海域で行われるんです。丸一日使うのですがここで陣形、編隊などの訓練を行うんですよ」

 

天津風「うん!いい風ね!」

雪風「西方海域もまだ温かいですね!」

大井「うーん…アーロさんだけで大丈夫かしら…?」

木曾「…それにしても、この遠洋練習航海にベルさんはなんで同行したんだろうな?」

愛宕「うふふ、理由は考えなくてもいいじゃない?鹿島、すごく嬉しそうだし」

 

ベル「西方海域かぁ…」シミジミ

鹿島「‥‥?」

ベル「あ、いや、西方海域は色々とあったけど…こうして鹿島と一緒に海へ出れてよかったなーって」テレテレ

鹿島「‼も、もうっ、ベルさんったらー‼」ドン

ベル「わちょ、落ちる落ちる!?」アタフタ

鹿島「あわわ、ご、ごめんなさい!」

 

天津風「もー。そうイチャイチャしてないで演習やるわよ‼」

木曾「今日の遠洋練習は何をするんだ?」

鹿島「あ、そ、そうでしたね!それじゃあ…複縦陣から縦横陣へ移る訓練と…」

 

ベル「‥‥」

愛宕「あら?ベルさんはご覧にならないのですか?」

ベル「ちょっとこの海域の周りを見ておかないとね…」

___

 

in工廠

 

アーロ「ヒャッハー‼さあ建造の時間だぜ‼」

黒丸&ミケ「ニャッハー‼」

 

初月「だ、大丈夫かな…?」

アーロ「今日はアイルー達に任せるからな。俺は初月を撫でるだけ‼」ナデナデ

初月「わわっ!?きゅ、急に撫でるんじゃない‼」アタフタ

加賀「アーロさん、減点1です」

アーロ「」

 

黒丸「それじゃあ、このマカライトを…」

鈴谷「ちょっとタンマ!?もう不安なんですけど!?」

初月「こ、ここはやっぱり鋼鉄とボーキサイトを…」

ミケ「妖精さん、これお願いにゃ」つブレスワイン

妖精さん<ワーイ (⊃・ワ・)⊃

 

鈴谷「ちょっと!?今変なの入れてなかった!?」

アーロ「鋼鉄とボーキと素敵なもの(ブレスワイン)をいーっぱい♪」

加賀「いや、なんですかそれ」

アーロ「あれだ。お砂糖とスパイスと素敵なもので女の子ができる的な…」

ミケ「よし、隠し味に雌火竜の逆鱗を入れるニャ‼」

アーロ「イエーイ‼」

初月「あわわわ…」

黒丸「それと高速建造材を使うニャ‼」

アーロ「ヒャッハー‼出来上がりだぜー‼」つ【高速建造材】

 

_00:00:00_<新しい艦娘が建造されました!

 

鈴谷「こ、怖くて開けたくないんだけど…」

初月「ど、どうなってるのかな‥‥」

アーロ「行けば分かるさ!工廠オープンっ‼」

 

 

 

 

ポーラ「うーん、このワイン、オイシー!あ‼もっとオカワリくだ(ry」キラキラ

 

アーロ「‥‥」そっ閉じ

鈴谷&初月「」

黒丸&ミケ「‥‥」アーロを見る

アーロ「‥‥」頷く

アーロ&黒丸&ミケ「逃げろおおおおっ‼」ダッ

 

明石「…加賀さん、逃がさないようにしてくださいね」

加賀「大丈夫です…仕留めます」艦載機発射!

 

in中庭

 

アーロ「ふぅ…酷い目にあったぜー…」タンコブ

初月「殆どアーロさんが原因だよね…」

アーロ「やっぱ俺は力仕事が向いてるわー」畑仕事

鈴谷「それがアーロさんらしいよー」ニヤニヤ

 

初月「‥‥」ジーッ

アーロ「ん?どした?」

初月「アーロさんは賑やかだね。提督はまったりとしたイメージがあって、ジンさんは物静かで、ベルさんは爽やかなイメージがあるんだ」

アーロ「‥‥」ポリポリ

初月「あ、でも提督も賑やかな感じもあるんだよ?」

 

アーロ「あれだな。俺の実家はな、バルバレっていうキャラバンが形成する市場を中心に砂漠やドンドルマで活動する雑貨屋でよ。『どんな時でもへこたれずに元気に』が家訓なんだ」

鈴谷「へー、アーロさんの実家って砂漠にあるんだ…って凄すぎ!?」

アーロ「あ、ちなみにアグル含めて6人ぐらい弟と妹がいるから」

鈴谷「大家族だったの!?」

加賀「初耳でした…」

アーロ「そりゃま大変だったぜ。大家族だし、船で移動するから、道中ジエンモーランに出くわすわ、腹をすかせたドスガレオスやセルレギオスに襲われるわ、突然ディアブロスにぶつかるわ…毎日が命がけだ」

 

初月「‥‥」ポカーン

アーロ「おかげで商売道具が壊されたり奪われたり…でもどんなに挫けそうになっても親父もお母んも諦めないでいるんだ。生きてりゃやり直せる、また元気にやれるって」

初月「だから、アーロさんもこう明るいんだね…」

アーロ「まあな。誰かが元気にいねえと誰かが元気にならねえだろ?」

加賀「…ですが、さすがに工廠のあれは諦めてほしいのですが…」

アーロ「あいたたた…」テヘペロ

 

__

 

in鎮守府近海、製油所地帯沿岸

 

提督「ふふんふふーん♪」釣り中

 

霞「…司令官も一緒に航海についてくるっていうから何かと思えば…釣りなのね」呆れ

龍田「まあまあ、それでも演習の指示はうまくやってるわよ?」

ビスマルク「最初の頃よりだいぶ形になってきてるわ。あれぐらい余裕をだしてていいじゃないの」

霞「まだまだ甘いわよ。他の鎮守府の演習した時は焦ってたし…」プンスカ

 

金剛「おやおやー?演習中に『いい指示出してるじゃない』とか言って喜んでたのは誰デスカー?」ニヤニヤ

龍驤「演習中、にやけてたのは誰だったかなー?」ニヤニヤ

霞「う、うるさーい‼」ウガー

金剛&龍驤「ヒャッハー‼」ニヤニヤ

 

提督「お、釣れた釣れた―♪」ハリマグロGet

大鳳「それにしても…提督、釣るの上手ですよね」

龍田「あれ、餌もつけないでルアーを垂らしてるだけで釣ってるのよ…」

大鳳「!?」

ビスマルク「あ、アドミラル凄すぎじゃないの!?」

 

霞「ほら、休憩が済んだら次の演習をするわよー」

金剛「ハーイ♪」

龍田「うふふ、それじゃあ霞ちゃん。お先に行くわねー」ウフフ

霞「まったく、もう…司令官、次の航海演習するわよ」

 

提督「お、そうだったな…そうだ、霞。ここの場所、覚えているか?」

霞「ここは…確か私が初めて司令官が戦ってるのをみた所よね」

提督「…霞、昨日の電報で近々イベント海戦が行われるのは聞いたよな?」

霞「ええ、何やら超弩級深海棲艦が大暴れしているとか…」

提督「…実はな、その超弩級深海棲艦がどんどんと活動範囲を広げているせいで各海域に深海棲艦が押し寄せて来てたり、他の生物たちやその生態に異変が起きているんだ」

 

霞「え!?そうなの!?」

提督「別の地域から別の生物が押しかけて元から棲んでいた生物が追い出されてしまったり、突然モンスターが現れて大暴れしたり…すべての海域に影響が出ている。ジンやベルに生態調査を行ってもらっている」

霞「そんなことが…」

 

提督「…こうなっている以上は俺達が止めなくちゃいけない。だから、この中部海域攻略、イベント海戦は各海域を巻き込んだ大掛かりなものになりそうだ」

霞「司令官。これまでずっと見て来て…司令官は無茶する人だってわかってるわ。私は止めないわよ」ヤレヤレ

提督「…」

霞「でも…司令官がやるからには、絶対に勝って。そして無事に帰ってきて」

提督「…ああ。霞も、お互い頑張っていくぞ」

霞「そのつもりよ」ニッ

 

 

龍驤「いいわー。素敵やー」

金剛「アマーイでーす」

 

____

 

in執務室

 

提督「…で、なんやかんやで帰って来たんだけど…」

 

 

ポーラ「えへへへー、もっと飲みマショー」ヘベレケ

ジン「瑞鶴、今日は良く飲むな…」ウンウン

瑞鶴「酒‼飲まずにいられないわ‼」オカワリ‼」

リットリオ「すみません、すみません!うちのポーラがご迷惑を…!」アセアセ

愛宕「ヨ~ソロ~‼」酔った

 

ベル「ちょっと!?書類の山が半端ないんだけど!?」

鹿島「あわわ…こ、これなんて書いてるんですか‥」アワワ

ビスマルク「この書類、猫の手のハンコが押されてるわ…‼」

天津風「司令官‼なぜかジャガイモが沢山発注されてるわ‼」

雪風「今日は肉じゃがですね!」

 

提督「」

初月「う、うん‥僕たち全力でサポートしたんだけど…」

加賀「アーロさんのフリーダムさには負けました」

鈴谷「いやー、スゴイよね!」

 

霞「アーロさんは何処‼」

 

初月「あ、アーロさんなら『ちょっくらオリョクル行ってくる!』って…」

龍田「うふふふ、逃がさないわよー」

大井「提督、出撃命令を‼標的はアーロさん‼」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

___

 

in北方海域  キス島守備隊基地

 

兵士A「た、大変だ‼」ドタバタ

 

兵士B「どうした!?例の超弩級深海棲艦が襲ってきたのか!?」

兵士C「それとも深海棲艦が沢山襲ってきたのか?」

 

兵士A「し、深海棲艦じゃなくて…ぜぇぜぇ…きょ、きょ、きょ…」ヒーヒー

兵士D「落ち着け新人。水飲むか?」つ水

 

兵士A「あ、ああ…それより大変なんだ‼」

兵士C「一体何があったんだ?」

兵士A「きょ、極圏でヤバい事が起きてるんだよ‼」

兵士B&D「ヤバイ事?」

 

兵士A「極圏で深海棲艦を調査してたら…すごい咆哮が響いたんだ。そしたら…氷山が凄い勢いで崩れて…現れたんだ」

兵士B「いや、何が現れたんだ?」

兵士A「白くてバカでかい龍が現れたんだ‼」

 

兵士B&C&D「」

兵士A「マジだよ‼マジでアゴが凄くて…しかもそいつ氷の中を泳ぐように移動してこっちに来てるんだよ‼」

兵士B&C&D「な、なんだってー!?」





 いよいよ中部海域編、本格化(?)しました。

 白き神「アマツマガツチがやられたようだな…」
 ???「フフフ…奴は四天王に入らなかった奴だ…」
 ???「いやwお前ら古龍じゃないじゃんw俺、二つ名だけどw」
 ???「フッ、どうやら古龍は俺だけのようだな」


 くじで決めたんだけど、一番最初がいきなりやばい奴に当たるなんて…(白目)

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