五月雨「…提督、これですね」
提督「…」
五月雨「…スペードの2ですね。揃いました、私の勝ちです!」ヤッター
提督「くそー、また負けたか―」
長波「提督、3連敗じゃーん」1抜け
ベル「相変わらずババ抜きは弱いのな」2抜け
天龍「提督がババ引いた時、すっごくわかりやすいんだよな」
提督「くそー、もう一戦だ!」
霞「そうよ、勝ちあがるまで何度も立ち上がりなさい!…ってちがーーーーーう!!」
提督「え?訓練じゃないの?」
霞「誰がババ抜きで訓練するのよ!?」
五月雨「…提督、ですか?」
霞「いやそうじゃなくて…ともかく、運動場で訓練を行うわよ!!」
~*~
提督「ところで、訓練とか出撃とかで得られる練度ってのは?」
霞「戦闘でより研ぎ澄まされた技量が活かされ有利になるわ。それと一定以上の練度に至ると『改』や『改ニ』変わることができるの」
ベル「『改ニ』?」
霞「艤装も性能が変わり、艦娘自体も変わるほどの大規模改造のことよ」
提督「へ~、かっこよくなるんだ。すっげえな!」
霞「ふん、そうなるようしっかり積ませなさい!」
天龍「おーい、準備できたぞー!」ジャージ
瑞鶴「提督、霞ちゃん、まずはなにからする?」ジャージ
提督「…あれは?」
霞「艦娘だって身体を鍛えなくちゃね。大淀さんに頼んで動きやすい運動着を配布してもらったの。ほとんどの鎮守府にあるものよ?」いつの間にジャージ+ブルマ
五月雨「お待たせしましたー!」体操服+ブルマ
長波「うーん、サイズ間違えたかな?」体操服+ブルマ
ベル「‥‥」ジー…
長波「?、?、?」
提督「ん?ベル、どうした?」
ベル「アーロが見たら間違いなく発狂してたな」
*一方そのころ*
アーロ「ヘッ…フエヘックシャルダオラ!!?」くしゃみ
川内「すごいクシャミですね!風邪ですか?」元気に書類整理
アーロ「いや…もしかしたら俺っちは何か絶好の機会を逃したのかもしれねえな」ドヤァ
ジン「…高雄さんの淹れるお茶がうまい…」(*´ω`)まったーり
高雄「う、嬉しいんですけど…ジンさんそろそろ書類を…」
黒丸「…そしてオイラは盗人メラルー共にこう言ったニャ、『…オイラの背後に立つんじゃニャい』ってな」
初霜「黒丸ちゃんの武勇伝‥‥すごいですね!」ワクワク
*
天龍「…なあ、今俺達は鎮守府内を外周しているんだよな?」走り中
瑞鶴「…まあね、走り込みも訓練の一つだからね」走り中
長波「おーい、五月雨。大丈夫かー?」走り中
五月雨「ふう、ふう…な、なんとか着いてこれてますー!」走り中
天龍「そうだよな…そうだけども…」
霞「ほら!ぐだぐだ言わず走ることに集中!!」走り中
瑞鶴「いや、あたし達よりもずば抜けて猛ダッシュしている提督とベルさんの体力がおかしすぎるんだけど…」
提督「はっはっはー!ベル、どっちが先にゴールできるか競争だ!!」猛ダッシュ!!
ベル「あっはっは!!残念だが勝たせてもらうよ!」猛ダッシュ!!
霞「‥‥なんであそこまでずば抜けて走れるのよ…」呆れ
長波「提督曰く、『走り込みなら体力じゃなくてスタミナ調節すればほぼずっと走れるぜ!』ってさ」
天龍「スタミナって…本当に変わった提督だよな…」
30分後
五月雨「ふえええ、久々の走り込みは疲れましたー」グダー
長波「いやー、いい汗かいたぜー!」
瑞鶴「それにしても…」
天龍「提督達、疲れている様子すらみえねぇ…」
提督「ふはは、『猫の逃走術』つけていた俺に隙はなかった」( ・´ー・`)
ベル「くそう、提督が先頭だった時、勝負はすでについていたのかー」
霞「…まあ、中々の走りだったわよ?」仕方なく納得
__時間は過ぎて、夜中__
霞「はあ…なんていうかとんでもない鎮守府に来ちゃったわね…」
霞side 本当にここの鎮守府は変わっている。提督達はなぜか鎧を着ているし、食堂では猫…アイルーが料理をしているし…アイルーが鎮守府内に沢山…かわいいからいいけれど、特に提督達は…どこか抜けているのか、一癖も二癖もある人たちだ
霞「…はあ、明日出撃する海域について理解しているか心配だわ…」
そうだ。次の海域から敵艦隊には戦艦級の深海棲艦がいるという情報がある。いつものように出撃していたら危ない。そこのところはわかっているのか…あれ?提督室が何やら騒がしい。こっそり覗いてみよっと
提督「…みんな、揃ったな?」
ベル「オーケーだよ」
ジン「…オトモもみんないる」
アーロ「さっさと会議を始めようぜ!」
会議?提督の他にジンさん達やアイルーたちを集めてなんの会議をするのだろうか…もしかして次の海域の作戦かしら?
提督「それじゃあまず…『お風呂をユクモみたいに混浴にしようぜ!』という案から」
霞「」ズコッ
期待した私がばかだったわ…いきなりそんなことを会議するのバカはいるか!?
提督「家具職人さんから、どうしようかという意見でこういうのがあったが…大淀さん、意見をどうぞ」
大淀「却下です。実行して憲兵に連れていかれるかウスイホンを読むかで満足してください」
アーロ「そんな…ご無体な!」
霞「その案を出したのはあんたか!!」超小声
提督「じゃあ次…『間違えてジャガイモ320個発注しちゃったニャ』について」
霞「それ、草案じゃなくて懺悔!」超小声
クサモチ「いやー、ごめんニャさい。ついついうっかりニャ」
ベル「しばらく朝昼晩とジャガイモ料理だね」
ジン「…ジャガイモの焼酎を作ってみるか…」
ミケ「もう、ジンさんは相変わらずの酒好きだニャ」
\ワッハッハッハッハ/
なんという連中だろうか。提督として、まったく自覚がない…こうなったら乗り込んで喝を入れてやるしかない
提督「…次、『明日出撃する海域について』だ。大淀さん、他の鎮守府からの情報と解説を」
大淀「はい、次の海域には…」
いつの間に頼んでいたのだろうか。攻略を進んでいる他の鎮守府からの情報や、その海域から出現する深海棲艦の説明をしている大淀さんの話をみんな真剣に聞いているじゃないの
提督「ふうむ…戦艦か…こちらにも欲しいなぁ」
大淀「そうですね…でも、今の艦隊での編成をうまくこなせば攻略は可能ですよ?」
提督「その線でいこう。アーロとジンは再度、建造を行ってくれ」
大淀「くれぐれも指定の資材以外のものを入れないで下さいよ…?」
ジン「…もう明石さんに怒られたくない」
アーロ「明石さんは最強やでぇ…」
提督は大淀さん達と出撃編成について会議を始めた…なんだ、ちゃんとできるじゃないの。明日はきっと朝一番に提督が「この編成で大丈夫か?」と聞いてくるだろう…
霞「…ちゃんと、アドバイスしてあげないとね…」
ここにいては提督達の邪魔になるだろう。さっさと部屋に戻って寝ることにするわ‥‥
大淀「それじゃあ明日の出撃する艦隊はこの編成でいきましょう」
提督「おk。それじゃあ次は、3人に報告だ。南西諸島沖・製油所地帯沿岸にて漁師たちから『水竜』ガノトトスの大型個体が目撃される情報が入った」
アーロ「マジ!?」
ジン「…亜空間タックル嫌い…」
ベル「それで、どうするんだい?」
提督「この地域で今動けるハンターは俺達だけだ。これから進撃するウチの子や他の鎮守府の子たちに被害が合わないよう手分けして探して撃退する。以上だ」
~前回のあとがきの続き~
75だと…遠いな…だが、今からやればレベリングで稼ぐぞ!!
霞Lv11
▂▅▇█▓▒░(’ω’)░▒▓█▇▅▂うわあああああああああ