狩人提督、着任ス    作:サバ缶みそ味

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 南方海域後、しばらくの休日です…で、できるといいなぁ…

*注意‼

この提督達は一式装備です。「一式装備なんて嫌い」「そんな装備でそれはありえない」という方、ごめんなさい!

台本形式となっております‼

独自展開があります‼


87 鎮守府の休日

in母港

 

提督「アグル、もっとゆっくりしていてもいいのに」シンミリ

アグル「クロードさん、お気持ちは嬉しいのですが、アマツマガツチ討伐の報告書や調査報告書をギルド本部に届けなきゃいけないんです…」

ベル「そっかー、アグルも忙しいんだね」

アグル「他にもまだまだ調べなきゃいけないこともあるみたいで…」

提督「調べなきゃいけない事?」

 

アグル「今各地方で噂になっている『二つの首を持つ古龍』の件です。龍歴院と協力して調査をしているのですが…『竜の墓場』の他にも『海で似たようなものを見た』とか色んな噂でてんやわんやです」

アーロ「そりゃぁギルドも龍歴院も大変だな」

アグル「各地のハンター達にも調査の依頼を出してるんで俺も行かなきゃいけなくて…」

提督「そうか…アグルも頑張れよ」

アグル「はい!短い期間でしたが、クロードさん達や艦娘の皆さんとご一緒できてほんと良かったです‼」

 

龍田「アグルさん、はいこれ」つお弁当

アグル「た、龍田さん!?こ、これって…」

龍田「うふふ、天龍ちゃんから聞いたわよー…今度来るときは、エスコートお願いね?」ウィンク

アグル「よ、喜んでー‼」ガッ

龍田「…その代り、女っ癖は直さなきゃダメよ?」回避

アグル「ぶべらっ‼」

 

弥生「あぐにゃん、またね…」ナデナデ

江風「またアグルさんと一緒に鎮守府に遊びに来てくれよな!」ナデナデ

あぐにゃん「((*'ω'*))」クルルル‥

アグル「弥生ちゃんもありがとね。もし、資格を取ってもっとほかの地方に行きたい時は兄貴に頼んでもらえば連れてってもらえるぞ!」

アーロ「オイコラ、勝手に無茶振りさせんじゃねえよ」

弥生「アグルさん、ありがとうございました」ニッコリ

 

アグル「クロードさん、お世話になりました」ペコリ

提督「いつでも遊びに来てくれよな。歓迎するぞ」

アグル「ベルさん、楽しかったですよ」

ベル「こっちも楽しかったよ。いつでもおいで!」

アグル「兄貴…うざい」

アーロ「おおい‼俺だけ辛辣だなおい‼」

 

アグル「ジョークだっての。ありがとうな」

アーロ「ったく、もうちょっと空気読める様になれよー」

天龍「えっ」

大井「えっ」

加賀「えっ」

 

アーロ「お前らどういうことなの…」

アグル「それとジンさん…」

 

ジン「…」

瑞鶴「…」

アグル「先にお祝言、渡しときますね☆」

ジン「うむ」

瑞鶴「『うむ』じゃないですよ!?」顔真っ赤

ジン「アグルもしっかりな」

 

アグル「はい!クロードさん、皆さん‼そして艦娘の皆さん‼また会いましょー‼」ノシ

あぐにゃん「(`ω´ ))」尻尾を振る

 

提督「おー‼元気でなー‼」ノシ

艦娘たち「さよならー‼」ノシ

 

__数日後__

 

in執務室

 

提督「‥‥」苦笑い

 

大和「…」ニコニコ

孫娘提督「…さぁ、遠慮しないで首を縦に振りなさいな」ドヤッ

提督「あの…えっと、お気持ちは嬉しいのですが…」チラッ

 

 

初月「この度こちらの鎮守府に着任することになりました、秋月型防空駆逐艦4番艦、初月です!」ビシッ

U-511「お、同じく…ドイツ海軍のUボート、潜水艦U-511です…よ、よろしくお願いします」アセアセ

 

 

提督「ほんとにいいんですか!?」

孫娘提督「何言ってんの。貴方達は嵐を操る古龍の脅威から南方海域を、艦娘たちを、自然を守って救ったのよ。普通の提督じゃできない功績をやり遂げたんだからもっと胸を張りなさいな」

 

提督「いや、俺達はその…皆を守ろうと…」アセアセ

孫娘提督「それだけじゃないわ。報告書もちゃんと読んで…『ディノバルド』、『オオナズチ』、『ラージャン』を撃退して南方海域の補給拠点を奪還した功績もあるし、大本営の皆も各地の提督達も喜んでいるのよ」

提督「孫娘提督殿、俺は…『英雄』なんかじゃないですよ…ただ大事な艦娘たちを想う、ただの提督ですよ」

 

霞「ほんと、司令官は遠慮しがちよね」

大淀「でもそれが提督のいいところです」

霞「でも司令官、折角あの子たちも来てくれたんだから返しちゃうのも悪いし受け入れたら?」

提督「むむむ…それもそうか…わかりました」

孫娘提督「そうこなくっちゃね!それと、南方海域では無茶を頼んだ上に古龍とも戦って大変だったでしょ?しばらくはゆっくり休みなさいよ」

 

提督「孫娘提督殿、毎度毎度本当にありがとうございます」ペコリ

孫娘提督「うふふ、それじゃあ私は失礼するわね」

大和「今度は交易所でユクモやロックラックの品物を買いに行くんですね?」

孫娘提督「だー‼もう余計な事を言わないでよー‼」プンスカ

 

提督「さてと…初月、Uちゃん、鎮守府へようこそ。あまり硬くならずにゆっくりしてね」

初月「うん…噂でとっても賑やかな鎮守府って聞いてる。僕も馴染めるよう頑張るよ」

U511「ユーちゃんも…が、頑張る…」アセアセ

提督「よし、じゃあ黒丸、鎮守府内の案内を頼んだよ」

 

黒丸「任せるニャ‼さあこちらへご案内するニャ」

U511「ね、猫がしゃべった…!?」アセアセ

初月「しかも二足歩行で歩いてる…‼この鎮守府はすごいな…」

 

__

 

in空母練習場

 

飛龍「それでさ、瑞鶴。どうだった?」ニヤニヤ

瑞鶴「えっ…?」

龍驤「ミケやカヤンバ達から聞いたでー。ジンさんとラブラブなんやろー?」

瑞鶴「えぇっ!?もうみんな知ってるの!?」顔真っ赤

 

加賀「あれだけジンさんがアプローチしてるんですもの。皆知ってるわよ」

瑞鶴「そ、そんなー‼皆をびっくりさせようと思ったのに―‼」

赤城「でも良かったじゃないの。ね、瑞鶴」ニコニコ

瑞鶴「は、はい…ほんと嬉しかった…です…」ポッ

 

龍驤「あー。すっごい甘いわー」サトウダバー

飛龍「いいぞもっとやれー」

加賀「それにしても…改二甲ですか」

瑞鶴「は、はいっ。ジンさんがカタパルトを造ってて、希望の証と一緒に使ってできたんです」

 

龍驤「ジ、ジンさんが造ったんかー…」遠い目

赤城「どんな資材を使ったんでしょうね」クビカシゲ

瑞鶴「ジンさんに聞いたんですけど…確か…メランジェ鉱石と『鋼龍の剛翼』と『鋼龍の大宝玉』と『火竜の天鱗』で造ったとか…」

 

明石「やっぱりぃぃぃぃっ‼」ダッ

 

瑞鶴「うぇっ!?あ、明石さん!?」

龍驤「あかん!明石さんがお冠や‼」

飛龍「逃げて‼ジンさんすごく逃げて‼」

 

加賀「…ジンさんにカタパルトを造ってもらえば…私にも改ニのチャンスが…」ボソッ

赤城「加賀さん?」

 

in中庭

 

アーロ「‥‥」ジーッ

初月「うん?僕に何か用かい?」

アーロ「…時津風、朝潮、時雨、こっちに来て―」

 

時津風「なになにー?」

時雨「アーロさん、どうかしたの?」

朝潮「アーロさん‼ご命令をどうぞ!」

初月「???」

 

アーロ「…お手」スッ

時津風&朝潮「はい!」

時雨&初月「はい」

 

アーロ「…おかわり」

時津風&朝潮「はい!」

時雨&初月「はい」

 

アーロ「‥‥」つボール

時津風&朝潮「(゚ω゚*)‼」

時雨&初月「('ω' )…」

 

アーロ「よーし、とってこーい!」三〇

 

時津風「はーい♪」三( *'ω')

朝潮「はい!取って来ます‼」三(`・ω・)

時雨&初月「('ω' )…」ジーッ

アーロ「‥‥」ナデナデ

初月「わわっ!?く、くすぐったいよ」

時雨「こ、これも悪くないかな…」

 

アーロ「…癒しだ」ホッコリ

 

響「わんこだね」

不知火「わんこですね…」

五十鈴「いや、なにやってんのよ…」

 

長門「ぐぬぬぬ…羨ましいぞ…」グヌヌ…

ビスマルク「長門…」

 

in母港

 

U-511「えっと…潜水艦、U-511、です…よ、よろしくお願いします」ペコペコ

ペッコ「?( 'ω')?」クビカシゲ

ゴーヤ「Uちゃん、ベルさんはこっちでち」ポンポン

U511「あわわわ…ご、ごめんなさい、です」アタフタ

 

ベル「ははは、慌てなくてもいいよ」ナデナデ

U-511「あわわわ…」アセアセ

シオイ「それでベルさん、鹿島さん、今日は潜水艦の演習だね!」

鹿島「そうですね。潜水艦ならではの作戦や任務もあります」

ベル「それに備えて、訓練や演習もしておかないとね」

 

イムヤ「遠征の他にも出番がありそうね!頑張らなくちゃ!」

U-511「え、演習、よろしくお願いします!」ペコペコ

ペッコ「?( 'ω')?」クビカシゲ

ゴーヤ「Uちゃん、演習相手はペッコちゃんじゃなくてこっちでち」ポンポン

 

U-511「あわわわ…ご、ごめんなさい、です…」アタフタ

電「はわわわ…あ、謝ることはないなのです…」アセアセ

U-511「あわわわ…」アタフタ

電「はわわわ…」アセアセ

 

天龍「うん、ナニコレ」

夕張「まあまあ、見てるだけでも面白いですよ」

暁「でもベルさん、潜水艦は4人しかいないわよ?」

雷「こっちは6人いるし、編成組んでた方がいいじゃない?」

皐月「あと二人いるんじゃない?」

 

ベル「そうなんだよなー…」

イムヤ「そうよねー…『潜れる人』が二人ほどいればねー」チラッ

ベル「…えっ?」

シオイ「だよねー…半永久的に『潜れる人』がいたらなー」チラッ

ベル「…えっ…えっ!?」

ゴーヤ「そうでち‥‥『潜れる人』がいればいいでちねー」チラッ

 

チャチャ「なんだか呼ばれた気がするので助っ人にやってきたッチャ‼ベル殿、いっちょやるッチャよ‼」

ベル「ええっ!?俺も!?」

鹿島「ベルさん、頑張ってください!」フンス

ベル「鹿島!?」

 

暁「ベルさんとチャチャって…ずるいわよー‼」プンスカ

 

___

 

in執務室

 

ジン「提督、ちょっといいか?」

提督「ジンか…どうした?なにやら神妙な様子だが…」大福モグモグ

 

ジン「…数日前、瑞鶴に告白した…」

提督「そっかー…ジン、よかったな」ニコニコ

霞「司令官…」やや呆れ

 

ジン「…それで、俺は決めたんだ…」

提督「うん?」大福モグモグ

 

ジン「…ケッコン…ケッコンカッコガチをする」

提督「((´゚д゚`))」

霞「!?」ビクッ

提督「☆th▷kェ×v(*´ω`*)<ハヤルpm〇r!?」喉を詰まらせる

霞「し、司令官‼お茶‼」つお茶

提督「‥‥っ‼ぷはぁ‼ジン、マジで…?」

ジン「マジだ」

 

提督「そ、そっか…そりゃあめでたいなぁ…」アセアセ

霞「‥‥?」

ジン「…それで、提督。指輪を…」

提督「か、霞?あ、あれって練度が関係してるんだっけ…?」

霞「え、ええ…一定以上の練度に達しないとその指輪が付けることができないの…」

ジン「む…そうなのか…」

霞「ジンさん、焦ることはないわよ。瑞鶴さんもわかってくれるから、待ってて大丈夫よ」

ジン「なるほど、すまないな」

 

提督「時期になったらすぐに用意するよ…それまで皆には内緒だぞ?」

ジン「うむ、わかった…」

明石「ジンさん‼すっこしお話しがあります‼」ドンッ

 

ジン「ではまたな‼」窓から飛び降りる

明石「ああ、逃げられた!待ちなさーい‼」ドンッ

 

霞&提督「‥‥」

霞「し、司令官…その、け、ケッコンカッコカリの指輪なんだけど…」モジモジ

提督「‥‥あ、いっけねー‼在庫のチェックをしなくちゃー!」ガタッ

霞「ふぇっ!?」

提督「か、霞‼そういうことで、ちょっくら倉庫を見てくるぜー‼」ダッ

霞「し、司令官!?」

 

 

 

提督「…ふー、あっぶなかったー‥‥指輪かぁー…マジでどうしよう…」

 

◆_鎮守府着任当時_◆

 

提督「へー、この指輪はすごいものなんだ」

大淀「はい。ケッコンカッコカリと言って、鎮守府では練度を一定値に達した艦娘に、という事と大事に思っている艦娘に渡すものなんですよ」

提督「…大事な艦娘、か…」

 

黒丸「大淀さーん‼この荷物をどこに入れたらいいかニャー‼」

大淀「それでしたら…案内しますね!」スタスタ

 

提督「ふーん…ケッコンカッコカリ、かぁ…」指輪を掲げる

 

ツルッ

 

提督「あ」

 

コロコロ‥‥ポチャン

 

提督「」

 

◆_◆

 

 

提督「い、言えない…指輪を海に落としちゃったって言えない…‼」ガクブル




 初月はクールな子かなと思ってたのですが、なんとボクっ子で可愛らしい事か‼
 ムツゴロウさんみたくものすごくナデナデしたい…!

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