ウィル「ふう…とりあえず腹は満たされた」まんぷく
レ級「デ、コイツハドウスルンダ?」ジーッ
ホッポ「一緒ニレップーヲ探ス!!」ふんすふんす
レ級「エー、ワル雨ハ?」
ワル雨「ワ、私モオ兄さん達ト探シマス!」
ウィル「…一つ聞いてもいいか?君たちはいったい何者なんだ?」
ワル雨「ア…」
レ級「フッフッフ、ヤット気ニナッタカ!私タチハ人デハナイ深海棲艦ダ!!」
ウィル「しんかいせいかん?」
__ホッポ説明中__
ウィル「…つまり、海底からやってきた者たちってことか」
ホッポ「ウン!ウマク説明デキタ!!」
レ級「ドウダ?怖イダロウ?」ニヤニヤ
ウィル「…ふーん」
レ級「ふ、フーンダト!?怖クナイノカ?」
ウィル「…モガという村には海の民という種族がいてな。外見的に爪が鋭く、指の間に水掻きが見られるのが特徴がある。」
ホッポ「水掻キ…潜ッタリ泳イダリデキルノカ?」
ウィル「そう。所謂亜人族かな?彼らは遥か昔から海と海の生物と共に共存をしている。他にも竜人族や土竜族…世界には人間だけじゃない、色んな種族がいるからな。深海棲艦も同じ自然に生きるもの…俺はそう思うから怖くはないさ」
レ級「ウーン、オ前ノイウコトハワカラン」
ワル雨「‥‥」
ウィル「はっはっは、今は悩むな。存分に楽しんどけ」ナデナデ
レ級「ワワッ、コラッ!ニンゲン風情ガ撫デルナッ」
ウィル「残念、俺はシナト村出身の竜人族なのさ」ドヤァ
ホッポ「ソレヨリモ、一緒ニレップー、探シニ行コウ!!」グイグイ
ウィル「よっしゃ、準備をしつつ『れっぷう』を見つけるぞ!」
レ級「エ、コイツモ連レテイクノカ!?」とことこ
ワル雨「‥‥」
レ級「ワル雨、ドウシタ?ウィルニ何かサレタカ?」
ワル雨「ウ、ウウン!ナンデモナイ!」アタフタ
~*~
ホッポ「コノ魚デイイノカ?」海から魚を大量捕獲
ウィル「ありがたい。このぐらいあれば大丈夫だ」
レ級「コンナ背ビレガ堅イ魚、何ニ使ウンダ?」クビカシゲ
ウィル「武器を研ぐ砥石がない時、『キレアジ』があれば砥石代わりになる。それに食べると腹も満たされる、一石二鳥ってやつさ」
ワル雨「堅ソウデ食ベラレナイノデハ?」
ウィル「そ、その気になれば食べる!さあホッポ、『れっぷう』はどこで探せばいい?」
ホッポ「ワカラナイ」きっぱり
ウィル「」(´゚д゚`)
レ級「レップーハ気マグレダカラネ。浜辺ニ漂着シテイル時モアレバ野良デ飛ンデイル時モアル。」
ワル雨「ト、トリアエズ、浜辺ニ戻ッテミマセンカ?」
ホッポ「ヤダ!アノ蟹ニ邪魔サレル!」ふんすふんす
レ級「ヘヘンダ、蟹ゴトキ、コノ戦艦レ級サマガ蹴散ラシテヤル」エッヘン
ウィル「頼もしいな。それじゃあ浜辺に戻るか?」
in浜辺
ホッポ「レップー…ナイ」ドンヨリ
ウィル「うごご…『れっぷう』とはいったい…」ドンヨリ
レ級「ウーン、今日モ無カッタナ」ヤレヤレ
ワル雨「ホッポちゃん、別ノ所デ探ソウ?」
ホッポ「ヤダ!オ姉チャンガ戻ッテクルマデ此処デレップー探ス!!」
ウィル「お姉ちゃん?」
レ級「‥‥ホッポニハ姉ガイルンダ。1週間前、ホッポト私タチヲココノ島ニ置イテ、艦娘ノ進攻ヲ止メニ行ッタ」
ウィル「1週間も待っているのか…」
ワル雨「水鬼ヤ棲姫ノオ姉サマ達モ行キマシタカラきっと帰ッテキマス」
レ級「沈ンデモマタ戻ッテクルカラネ」
ホッポ「…」
ウィル「…よし、腹が減ったろ?焼き魚にして食うか?」
ホッポ「…ウン!ホッポ、お腹スイタ!」
レ級「サッキ食ベタロ…マアイッカ」苦笑い
ズシイイインッ!
ワル雨「コノ足音ハ…!!」
ウィル「来たな、さっきのリベンジだ!今度は戦艦のレ級ちゃんがいるから、もう何も怖くねえ!!」
レ級「サア、私ニヤレタイ馬鹿ハ貴様カ!!」
グラビモス亜種「(# `皿´)」グルルルr…
ワル雨「」
レ級「」
ウィル「…マジで?」
ホッポ「オオオオ!デカァァァイ!!」キラキラ
グラビ亜種「グオオオオオオオッ」咆哮
レ級「何アレ!?何アレ!?」
ホッポ「モシカシテ…レップー!?」キラキラ
ワル雨「ホッポちゃん、絶対レップージャナイヨ!?」
ウィル「黒グラビとかシャレになんねえ!」ホッポを肩車、右にワル雨、左にレ級を担ぐ
ホッポ「おおっ?」キラキラ
ワル雨「オ、お兄さん!?////」マッカ
レ級「ナンダヨ、アノ怪物ハ!?」アワワワ
ウィル「逃げろオオオオオっ!!」撤退!
グラビ亜種「(# `皿´)三三三三三〇」熱線!
ウィル「あぶなっ!」
レ級「ビーム!?アイツ、ビームヲ撃ッテキタゾ!?」
ホッポ「オオッ!ゴジラダ!」キラキラ
グラビ亜種「三三三(# `皿´)」マテヤゴラァ!
ワル雨「ハ、走ッテキマシタ!?」
ウィル「なんのこれしきぃぃぃぃっ」猛ダッシュ!!
~*~
_浜辺から反対側の対岸エリア
ウィル「ぜえ、ぜえ…ここまで来れば大丈夫だろう…」
ホッポ「ウィル、楽シカッタ!」ウキウキ
レ級「コノ島コワイ、コノ島コワイ…」ビクビク
ワル雨「レ級ちゃん、大丈夫?」
ウィル「…さてと、グラビモス亜種に矛砕ダイミョウザザミ。どうすっかなぁ…」
ホッポ「ウィル、勝テルノ?」
ウィル「ううむ、回復薬の素材の薬草、アオキノコ…ついでにハチミツがあれば…あとは落ち着ける拠点らしきものがあればなあ…」
ワル雨「秘密基地ジャアダメデスカ?」
ウィル「そこでもいいが、少し大きな場所がいいなぁ…」
レ級「…ソレナライイ場所ガアル。」指さす
ウィル「…ん?苔に覆われた石造りのかなり古い廃墟だな…」
レ級「…私ノ記憶ガ正シケレバ、遥カ昔ノ鎮守府。」
__ウィルの冒険日記__●月〇日__
深海棲艦というのは不思議だな。自分たちは造られた兵器だというが、この子たちには心があり、感情があり、そしてなによりも温もりがある。いくら深く冷たい海にいようとも抜けることはないかもしれない。この子たちのことをもっと知ろうと思う。
『れっぷう』というお宝を探すが黒グラビに出くわす。…俺、火耐性は絶望的ですので消し炭ですわw回復薬がないので一先ず撤退するしかない。兎に角、物を貯めれる拠点が欲しい所だ。レ級が見つけた『ちじゅふ』とやらはよくわからんが1000年前の廃墟のようだ。瓦礫が沢山ちらばり、まるで廃れた遺跡に変わっている。
取りあえず、ここを拠点に『れっぷう』を探すか。それともホッポのお姉さん達を‥‥
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霞改ニかぁ、かっこいいな!
さあて、改造レベルは60かな?70かな?
『Lv75』
(´゚д゚`)
追伸、ウィルは冒険家なので提督にはなりません