狩人提督、着任ス    作:サバ缶みそ味

11 / 203
ワル雨を撃破すれば春雨が手に入る…そう思ってた時期がありました…





●鎧袖一触?

ウィル「ふう…とりあえず腹は満たされた」まんぷく

 

レ級「デ、コイツハドウスルンダ?」ジーッ

 

ホッポ「一緒ニレップーヲ探ス!!」ふんすふんす

 

レ級「エー、ワル雨ハ?」

 

ワル雨「ワ、私モオ兄さん達ト探シマス!」

 

ウィル「…一つ聞いてもいいか?君たちはいったい何者なんだ?」

 

ワル雨「ア…」

 

レ級「フッフッフ、ヤット気ニナッタカ!私タチハ人デハナイ深海棲艦ダ!!」

 

ウィル「しんかいせいかん?」

 

__ホッポ説明中__

 

ウィル「…つまり、海底からやってきた者たちってことか」

 

ホッポ「ウン!ウマク説明デキタ!!」

 

レ級「ドウダ?怖イダロウ?」ニヤニヤ

 

ウィル「…ふーん」

 

レ級「ふ、フーンダト!?怖クナイノカ?」

 

ウィル「…モガという村には海の民という種族がいてな。外見的に爪が鋭く、指の間に水掻きが見られるのが特徴がある。」

 

ホッポ「水掻キ…潜ッタリ泳イダリデキルノカ?」

 

ウィル「そう。所謂亜人族かな?彼らは遥か昔から海と海の生物と共に共存をしている。他にも竜人族や土竜族…世界には人間だけじゃない、色んな種族がいるからな。深海棲艦も同じ自然に生きるもの…俺はそう思うから怖くはないさ」

 

レ級「ウーン、オ前ノイウコトハワカラン」

ワル雨「‥‥」

 

ウィル「はっはっは、今は悩むな。存分に楽しんどけ」ナデナデ

 

レ級「ワワッ、コラッ!ニンゲン風情ガ撫デルナッ」

 

ウィル「残念、俺はシナト村出身の竜人族なのさ」ドヤァ

 

ホッポ「ソレヨリモ、一緒ニレップー、探シニ行コウ!!」グイグイ

 

ウィル「よっしゃ、準備をしつつ『れっぷう』を見つけるぞ!」

 

レ級「エ、コイツモ連レテイクノカ!?」とことこ

 

ワル雨「‥‥」

 

レ級「ワル雨、ドウシタ?ウィルニ何かサレタカ?」

ワル雨「ウ、ウウン!ナンデモナイ!」アタフタ

 

 

~*~

 

ホッポ「コノ魚デイイノカ?」海から魚を大量捕獲

 

ウィル「ありがたい。このぐらいあれば大丈夫だ」

 

レ級「コンナ背ビレガ堅イ魚、何ニ使ウンダ?」クビカシゲ

 

ウィル「武器を研ぐ砥石がない時、『キレアジ』があれば砥石代わりになる。それに食べると腹も満たされる、一石二鳥ってやつさ」

 

ワル雨「堅ソウデ食ベラレナイノデハ?」

 

ウィル「そ、その気になれば食べる!さあホッポ、『れっぷう』はどこで探せばいい?」

 

ホッポ「ワカラナイ」きっぱり

 

ウィル「」(´゚д゚`)

 

レ級「レップーハ気マグレダカラネ。浜辺ニ漂着シテイル時モアレバ野良デ飛ンデイル時モアル。」

ワル雨「ト、トリアエズ、浜辺ニ戻ッテミマセンカ?」

 

ホッポ「ヤダ!アノ蟹ニ邪魔サレル!」ふんすふんす

 

レ級「ヘヘンダ、蟹ゴトキ、コノ戦艦レ級サマガ蹴散ラシテヤル」エッヘン

 

ウィル「頼もしいな。それじゃあ浜辺に戻るか?」

 

 

 

in浜辺

 

 

ホッポ「レップー…ナイ」ドンヨリ

 

ウィル「うごご…『れっぷう』とはいったい…」ドンヨリ

 

レ級「ウーン、今日モ無カッタナ」ヤレヤレ

ワル雨「ホッポちゃん、別ノ所デ探ソウ?」

 

ホッポ「ヤダ!オ姉チャンガ戻ッテクルマデ此処デレップー探ス!!」

 

ウィル「お姉ちゃん?」

 

レ級「‥‥ホッポニハ姉ガイルンダ。1週間前、ホッポト私タチヲココノ島ニ置イテ、艦娘ノ進攻ヲ止メニ行ッタ」

 

ウィル「1週間も待っているのか…」

 

ワル雨「水鬼ヤ棲姫ノオ姉サマ達モ行キマシタカラきっと帰ッテキマス」

レ級「沈ンデモマタ戻ッテクルカラネ」

 

ホッポ「…」

 

ウィル「…よし、腹が減ったろ?焼き魚にして食うか?」

 

ホッポ「…ウン!ホッポ、お腹スイタ!」

 

レ級「サッキ食ベタロ…マアイッカ」苦笑い

 

 

ズシイイインッ!

 

 

ワル雨「コノ足音ハ…!!」

 

ウィル「来たな、さっきのリベンジだ!今度は戦艦のレ級ちゃんがいるから、もう何も怖くねえ!!」

 

レ級「サア、私ニヤレタイ馬鹿ハ貴様カ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グラビモス亜種「(# `皿´)」グルルルr…

 

 

ワル雨「」

レ級「」

ウィル「…マジで?」

 

ホッポ「オオオオ!デカァァァイ!!」キラキラ

 

 

グラビ亜種「グオオオオオオオッ」咆哮

 

 

レ級「何アレ!?何アレ!?」

 

ホッポ「モシカシテ…レップー!?」キラキラ

 

ワル雨「ホッポちゃん、絶対レップージャナイヨ!?」

 

ウィル「黒グラビとかシャレになんねえ!」ホッポを肩車、右にワル雨、左にレ級を担ぐ

 

ホッポ「おおっ?」キラキラ

ワル雨「オ、お兄さん!?////」マッカ

レ級「ナンダヨ、アノ怪物ハ!?」アワワワ

 

ウィル「逃げろオオオオオっ!!」撤退!

 

グラビ亜種「(# `皿´)三三三三三〇」熱線!

 

ウィル「あぶなっ!」

 

レ級「ビーム!?アイツ、ビームヲ撃ッテキタゾ!?」

ホッポ「オオッ!ゴジラダ!」キラキラ

 

グラビ亜種「三三三(# `皿´)」マテヤゴラァ!

 

ワル雨「ハ、走ッテキマシタ!?」

ウィル「なんのこれしきぃぃぃぃっ」猛ダッシュ!!

 

~*~

 

_浜辺から反対側の対岸エリア

 

ウィル「ぜえ、ぜえ…ここまで来れば大丈夫だろう…」

 

ホッポ「ウィル、楽シカッタ!」ウキウキ

 

レ級「コノ島コワイ、コノ島コワイ…」ビクビク

 

ワル雨「レ級ちゃん、大丈夫?」

 

ウィル「…さてと、グラビモス亜種に矛砕ダイミョウザザミ。どうすっかなぁ…」

 

ホッポ「ウィル、勝テルノ?」

 

ウィル「ううむ、回復薬の素材の薬草、アオキノコ…ついでにハチミツがあれば…あとは落ち着ける拠点らしきものがあればなあ…」

 

ワル雨「秘密基地ジャアダメデスカ?」

 

ウィル「そこでもいいが、少し大きな場所がいいなぁ…」

 

レ級「…ソレナライイ場所ガアル。」指さす

 

ウィル「…ん?苔に覆われた石造りのかなり古い廃墟だな…」

 

レ級「…私ノ記憶ガ正シケレバ、遥カ昔ノ鎮守府。」

 

 

 

__ウィルの冒険日記__●月〇日__

 

 深海棲艦というのは不思議だな。自分たちは造られた兵器だというが、この子たちには心があり、感情があり、そしてなによりも温もりがある。いくら深く冷たい海にいようとも抜けることはないかもしれない。この子たちのことをもっと知ろうと思う。

 『れっぷう』というお宝を探すが黒グラビに出くわす。…俺、火耐性は絶望的ですので消し炭ですわw回復薬がないので一先ず撤退するしかない。兎に角、物を貯めれる拠点が欲しい所だ。レ級が見つけた『ちじゅふ』とやらはよくわからんが1000年前の廃墟のようだ。瓦礫が沢山ちらばり、まるで廃れた遺跡に変わっている。

 取りあえず、ここを拠点に『れっぷう』を探すか。それともホッポのお姉さん達を‥‥

 

____________________




霞改ニかぁ、かっこいいな!

さあて、改造レベルは60かな?70かな?

『Lv75』

(´゚д゚`)


追伸、ウィルは冒険家なので提督にはなりません

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。