狩人提督、着任ス    作:サバ缶みそ味

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 10月上旬まで暑かったのに、急に冷えてきましたね。夏から秋に変わる頃が体調を崩しやすい時期です。皆さんも気を付けてくださいね!(ハックション!)

*注意‼

この提督達は一式装備です。「一式装備なんて嫌い」「そんな装備でそれはありえない」という方、ごめんなさい!

台本形式となっております‼

独自展開があります‼


79 提督、風邪をひく

in執務室

 

提督「ブヘックション!?」クシャミ

 

霞「すっごいくしゃみね。大丈夫なの?」

提督「うーむ…ジンと飲んだ後、夜通しで書類整理をしたのがいかんかったかなぁ…」

霞「あたしが寝た後もまだやってたの!?ダメじゃないの、体壊すわよ」

大淀「提督、なんだか声の調子もよくなさそうですし体調の方はどうなんですか?」

提督「だ、大丈夫だ。問題ない」キリッ

霞「正直に言いなさい」ゲシッ

 

提督「ね、熱っぽい?」

霞「夕立風に言われても…司令官、今日は休養しなさい!」

ジン「最近、気温が急に冷えてきたからな。あれほど体調管理には気をつけろといったのにな」ケロッ

霞「ジンさんは大丈夫なの?」

ジン「酒は良薬!」ドヤッ

大淀「ま、まあ…ほどほどにしてくださいね…」ニガワライ

霞「困ったわね、今日は大本営から配属される子が来るのに…」チラッ

 

ジン「( ・´ー・`)b」ドヤァ

霞「‥‥ベルさんは?」

大淀「ベルさんは鹿島さんと遠征に行ってます」

霞「……」チラッ

ジン「d( ・´ー・`)」ドヤァ

霞「…ジンさんしかいないわね」

大淀「そ、そうですね」

 

in中庭

 

天龍「え、提督が寝込んだ!?」

阿武隈「うん、風邪をひいたみたいよ?」

川内「速く治るといいねー」

 

黒丸「久々の天日干しニャ」

ミケ「しっかりお手入れするニャー」

 

阿武隈「黒丸、それって提督がいつも着てる鎧じゃ…」

黒丸「そうニャ。熱を出してちゃダメだから旦那さんには鎧を脱いでもらったニャ」

ミケ「時たまお手入れしないと防御力が下がってしまうニャ」

天龍「鎧がここにあるということは…」

 

青葉「いまの提督は鎧を脱いでいて生身の姿ですね!?ついに提督の素顔が見れる、これはスクープです‼」

川内「わっ!?いつの間に!?」

天龍「青葉の言う通りだな!これはチャンスだぜ‼」ダッ

青葉「さあ急いで医務室に行きましょー‼」ダッ

 

in医務室

 

青葉「お邪魔しますよ提督ー‼お顔拝見ですー‼」

天龍「提督!お見舞いのついでに素顔を見せてくれー‼」

 

 

提督「うん?」ガルルガフェイク

 

青葉&天龍「なんでだぁぁぁぁっ!?」ズコー

提督「???」クビカシゲ

霞「こら!今の司令官は療養中なのよ‼」プンスカ

青葉&天龍「は、はーい!」アタフタ

 

in工廠

 

アーロ「久しぶりの建造だなー」

明石「アーロさんかジンさんが建造や開発をやるといっつも心配なんですよねー」

夕張「大丈夫ですよ明石さん‼私がちゃんと見張ってますから」

明石「それでも心配ですね…」

 

アグル「働く女性ってかっこかわいいですよね?」キリッ

明石「え、あ、ありがとうございます?」

アーロ「お前は黙ってろや」アイアンクロー

アグル「あだだだだ」

 

__00:00:00__<新しい艦娘が建造できました!

 

アーロ「おっ、できたみたいだな」

明石「本当に変なのは入れてないですよね?」

アーロ「疑り深いなぁ…ジンほど変にいじったりしないぞ」

アグル「ブーメランw」m9(^Д^)

アーロ「おらぁぁっ‼」卍固め

アグル「グアアアッ!?」バンバン!

 

明石「はぁ…それじゃあ開けますよ?」工廠オープン

 

 

朝潮「朝潮型駆逐艦、ネームシップ。朝潮です!どうかよろしくお願いいたします!」

 

アーロ「どりゃあああっ‼」

アグル「ギブギブギブッ‼」

朝潮「」( ゚д゚)

 

明石「うん…大丈夫よ。あの人達、ああ見えて結構いい人達だから…」遠い目

夕張「あ、提督は今風邪で療養中ですが…」

明石「そ、そうね。とりあえずベルさんでいっか。そろそろ戻って来る頃だしね」

朝潮「???」アタフタ

 

in執務室

 

ベル「…提督が療養中でジンが代理なんだね…」

ジン「一日提督」ドヤ

瑞鶴「それで私が秘書艦なのね…」

加賀「なんか納得いかない気がします…」ジトー

鹿島「い、一日の辛抱ですから」アタフタ

 

大淀「ジンさ…」

ジン「提督で」キリッ

 

ベル「瑞鶴、やっちゃって」OK!

瑞鶴「はい!爆撃用意‼」

 

ドドドーン‼

 

朝潮「ば、爆撃!?敵襲ですか!?」

明石「あー…たぶん違うと思うわ…」

夕張「あ、先に大本営から配属された子が来たみたいですよ?」

 

 

春雨「こ、この度大本営からこの鎮守府へ配属されることになりました、白露型駆逐艦5番艦の春雨です!」

時津風「同じく配属されました、陽炎型駆逐艦10番艦の時津風だよー」

 

ジン「うむ…今は提督が休養中なので代理として務めているジンだ」プスプス

 

春雨&時津風(こ、焦げてる…!?)

 

ジン「‥‥」ジー

時津風「?どしたのー?」

ジン「‥‥お手」スッ

時津風「はいっ!」ポンッ

ジン「おかわり」スッ

時津風「ほいっ」ポンッ

ジン「‥‥」ナデナデナデナデ

時津風「わふ~♡」フニャー

加賀「なにやってるんですか」ゲンコツ

ジン「ぶっ!?いや…つい…」タンコブ

 

ベル「ま、まああまり硬くならず気楽にいていいよ」

春雨「あ、ありがとうございます!」ペコペコ

 

朝潮「‥‥こ、ここの鎮守府は鎧が制服なんでしょうか…?」

明石「うん、うちの鎮守府だけがちょっと特殊なのよ…」

 

 

in母港

 

アグル「兄貴、ちょっと町役場の方に行ってくるわ」

アーロ「あ?どうかしたのか?」

アグル「いや、ギルド本部から連絡があったらしくてな。ちょいと聞いてくるだけさ」

アーロ「うん?あぐにゃんに乗っていかないのか?」

アグル「あぐにゃんは…」チラッ

 

 

弥生「♪」ゴシゴシ

あぐにゃん「♡(`ω´ *)」ご機嫌

 

アーロ「…すっかり弥生に懐いちまってんな」

アグル「弥生ちゃんが資格を取るためならいいさ…」遠い目

アーロ「帰るときはしっかりお世話するんだぞ」ポンポン

アグル「うん…」テクテク

 

in医務室

 

提督「ふんふんふふーん♪」

 

霞「司令官、お薬持ってきたわ…よ…?」

 

ガルルガフェイク<置かれてるぜ!

 

提督「お、霞。もうお昼か」素顔

霞「」( д)゚゚

提督「うん?どした?」

霞「し、司令官…兜…」

提督「ああ、霞は素顔見るのが初めてだっけ?」ニッコリ

 

霞「え、ええ…その、顔に斜めの傷跡がついてるわね」

提督「これかい?あはは、これは俺がまだ新米ハンターだった頃についた傷さ。密林でナルガクルガという生物と戦っている時、頭の防具が取れてしまって刃翼で斬られてしまったんだ」

霞「だ、大丈夫なの!?」

提督「あの時は運がよかった。もし傷が深かったらヤバかったかもなー」シンミリ

霞「…」

 

提督「ま、まだこれは軽いもんだぞ?」上着を脱ぐ

霞「!?」ブッ!?

提督「ほらこの横っ腹の噛み跡、イビルジョーっていうやつに噛まれたんだ。嚙む力が強くてな、防具がしっかりした物じゃなかったら喰われてたよ」

霞「司令官はここに来るまでずっと戦ってたのね…」

 

提督「ハンターは採取に、観察、討伐と色々やるからな」

霞「…司令官、はやく元気になってよね」

提督「そうだな。早く治して残りの任務を熟さないと」

霞「…サーモン海域の補給拠点の奪還ね。話は聞いてるわ…艦娘に重傷を与える凶暴な生物がいるって」

提督「ああ。あれは古龍と同じくらいとっても危険な奴なんだ。その種とは幾度となく戦ってきたが…何度も危ない目にあったことやら」

 

霞「司令官、無茶をしないでて言っても無茶するだろうし…いい?貴方は私の、私達の大事な司令官なのよ?絶対に勝って」

提督「心配をかけるな、霞。大丈夫、必ずやってみせるさ」ナデナデ

霞「ん…」

 

アーロ「おーい、お見舞いにやってきたぞー‼」ドーン

 

霞「」顔真っ赤

提督「ああ、アーロか」上半身裸

アーロ「」

霞「え、えっと、こ、これは…」アタフタ

 

アーロ「…ふっ、アーロはクールに去るぜ…大丈夫、立ち入り禁止にしとくからよ…」スッ

霞「わあああああっ‼」シャイニングウィザード

アーロ「ぶべらっ!?」=○)゚Д)゚・∵.

提督「えっ」

 

アーロ「」チーン

霞「ぜぇぜぇ…」顔真っ赤

提督「か、霞さん…?」

霞「今の見てなかった!いいわね!?」

提督「あ、アッハイ」

 

___

 

in大本営、元帥のお部屋

 

元帥「クロードくんのおかげで補給拠点は復旧しつつあるな…」

孫娘提督「はい。おかげで他の鎮守府からも出撃、進撃しやすくなり海域攻略の橋立になってます」

元帥「もし彼らがいなかったら時間はかかっていたかもしれなかっただろう」

孫娘提督「残すところはあと一か所です」

元帥「うむ、このまま彼らに任せても心配はなさそうだ」

 

孫娘提督「あの…おじいちゃ、いえ元帥殿。少し気になることが‥」

元帥「?」

孫娘提督「例の南方海域遠方に突如発生した台風ですが…」

元帥「気象観測所であの台風はそれるから心配はないと話を聞いたが、どうかしたのかね?」

孫娘提督「それが…妙なんです」

元帥「妙?」

 

孫娘提督「その台風の進路を観測していますと…風の影響を受けず直進し、急に止まったりしているんです。まるで…生きているみたいに」

元帥「生きている…?その台風の進む先は?」

孫娘提督「…このまま行くと、サーモン海域に入ります」

元帥「…一度、彼らかギルド本部に聞くべきか…少し様子を見よう…」




 霞に看病してもらいたい人生だった(オイ

 なか卯コラボの秋津洲ちゃんがカワ(・∀・)イイ!!

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