東方秘密録   作:AM256

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なんだかんだで3話目半日で書いておりました、カラオケ中も書いてたのは内緒である。

では続きをどぞー


ツキヨミ

 

 

永琳の所で過ごして数日が経った永琳には自由にしてていいと言われた。彼女は研究だと言って部屋から出てこなかったりお偉いさんに呼ばれてたりしてたようだ。

俺とユキは能力の扱い方、霊力を向上させるための座禅、神格化の維持の為の基礎力向上など様々な訓練を2人でしていた。ユキの協力のおかげで基礎的な術はできるようになってきた。

 

「とりあえず今日はここまでにしましょうか休むのも修行の一環ですから♪たった数日でここまで能力をあげれるなんてなかなかのセンスですよ!」

 

「そうか?そう言ってくれると嬉しいな、とりあえずしばらくはこれを繰り返して基礎力あげていかな強力な術は使えないからな。また明日も頼むわ」

 

「もちろんですよ〜私もまだまだ未熟ですのでがんばりますよー」

 

お前が未熟ならほとんどが未熟じゃないかと心の中で思いながら家に戻った。ちなみに今日は永琳遅くなると言っていたので料理は俺の担当だ。生きていた頃もそこそこには料理はしていたので問題はない。

 

(今日の飯はハンバーグあたりを作ろうかな、ソースはオリジナルで作ってみるか。ここに来てから驚きっぱなしだな特に不自由なく生活できてるし、これ俺がいた時代より技術が進歩してるしな…)

 

そんな事を考えつつ料理に取り組んだ。ハンバーグの形を整える時はユキも手伝うと言ってくれた。ユキはなんだかんだで子供っぽいところが多い、だがそれを口に出すとろくなことにならないのは経験済みなので黙っておこう。ハンバーグを焼きにかかった時にちょうど永琳が帰ってきた。

 

「ただいま〜今帰ったわよ。今飯を…って時雨料理できたのね、意外だわ」

 

「意外とはなんだ意外とはもう直ぐ出来るから待っててくれ。ユキご飯の用意とお茶の準備頼むぞー」

 

「わっかりましたー!」

 

あれだけ動いた後なのに元気いいなと思いつつも料理に取り組む。何分かして焼きあがったのを皿に盛り付けていく。

 

(ソースも作っていこう。確か…レシピはハンバーグ焼いたフライパンにケチャップとソース、それと砂糖を少し加え火を通す。いい感じになったら火を止め容器に移し替えて完成だっと)

 

「ほらハンバーグできたぞー食おうぜー」

 

時雨の一声で皆席に着く

 

「じゃ、いただきまーす。」永琳とユキも続けていただきまーすと言った。

 

「あら?このソースおいしいわね、今度レシピ教えてちょうだい」

 

「いいぜ〜あとでな〜久々のハンバーグうめぇー」

 

「時雨料理できるんですね、もうこれからは時雨が料理作ったら?永琳さんは忙しいみたいですし」

 

「まぁ考えておくよ、忙しい時は作ってやるさ。」

 

「あ、2人に話があるのだけど、実はこの都市で一番偉いツキヨミ様って方がいらっしゃるだけど、あなた達の事を話したら是非あなた達と話がしてみたいそうで明日私と一緒に来てもらいたいのだけどいいかしら?」

 

「別にいいけどそんなお偉いさんが俺になんのようなのなやら、なぁユキ」

 

「…時雨さんあとで話があるんですがいいですか?」

 

「?あぁ別にいいけど、とりあえず明日は永琳と一緒に行けばいいのか?」

 

「そうしてちょうだい、じゃ先にお風呂もらうわね」

 

永琳がお風呂に入りに行った後ユキが話しかけてきた。

 

「時雨さん話のことなんですが…ツキヨミとゆう人物…お母さん…天照大御神様の妹かもしれません。」

 

「まじで?その根拠はなんかあるのか」

 

「名前です」

 

「名前…?根拠はそれだけか?」

 

「はい、神様と同じ名前を使うような人物なんてそうそういるとは思えませんしおおよそ間違いないと思います。それとツキヨミ様は時雨さんの転生の有無を決める会議にも参加していましたので古代に飛ばれていることも知っておられます。それと時雨さんの転生に伴って私たちも世界を見直そうじゃないかとゆう話になりまして転生会議に出席していた神様たちはみな古代に飛ばされております。」

 

「そうか…てことは会ったらわかるってことか…とりあえずは失礼のないようにしなくちゃな。今日は早めに寝るぞ」

 

「そうしましょうか」

 

「お風呂どうぞ〜って話は終わったのかしら?」

 

永琳が髪を拭きながら扉を開けた

 

「あぁちょうど終わったとこだよ、じゃ次入ってくるわ」

 

着替えを抱え風呂場に向かう体を洗い終わり湯船に使って考え事をしているとふと風呂場の扉が勢いよく開く

 

「時雨さーん!一緒にはいりましょー」

 

「!?」

 

「ユキ⁉︎お前いきなり何やってんだ!お前には恥じらいがないのか⁉︎」俺は急いで目を反らすが一瞬見えてしまったユキの体が脳裏を離れない

 

「えーそりゃぁ恥じらいくらいありますよ、けど時雨さんならいいかな〜って私時雨さんの事好きですし、時雨さんが生前に彼女達の為に命をかけてまで助ける姿すごいかっこよかったです。それを見て私はあなたについて行くと決めたんです。」

 

「あの時か…なんか懐かしいな、まだ数日も経ってないはずなのにな…って話そらしてんじゃないよ、全く…わかった一緒に入るのはいいけどタオルまいときなさい」

 

「やったー!時雨さーん髪洗ってくれませんか?ついでに体もなんて♪」

 

「髪だけな〜修行に手伝ってくれてるお礼だ、体は自分で洗え」

 

ユキは少し不満そうな顔をして渋々タオルを取り体を洗い出す。やれやれと思いながらもユキの髪を洗ってやる。できるだけ体を見ないように慎重に…

髪と体を流し終わって2人で湯船に浸かることに俺は邪念を消すのに必死で風呂場の事をよく覚えてなかった。風呂から出ると永琳がニヤニヤしながらお楽しみでしたねなんて言ってきたがそんなことはないと言っておいた。風呂に入ってる間に洗い物は永琳がしてくれたようだ。俺たちは自分たちの部屋にもどりゆっくり睡眠をとった。

 

翌日…飯を食べた後永琳と共に家を後にした。ユキは眠いと言って俺の中で寝ている。

 

(そういえば永琳の家の付近しか外に出てないからなんか新鮮だな…なんか周りの人に見られてる気がするがなんか変かな?)

なんて考える間に着いたみたいだ。永琳がカードキーをかざすと扉が開く。

 

「着いたわよここの一番上の会にツキヨミ様がいらっしゃるわ。行くわよ、案内するわ。」

 

(ユキそろそろ起きとけもう直ぐご対面みたいだぞ)

 

(んーもう大丈夫、ありがと時雨…)

 

眠そうだがもう大丈夫そうだ、さて気を引き締めようかなユキの話が当たっているなら神様ぽいっし。

 

「わかってるとは思うけど失礼のないようにね。あなた達なら大丈夫だと思うけどもいちようね」

 

「はいはい、わかってますよ」

 

「ツキヨミ様2人をお連れいたしました」

 

「永琳か….下がってよいぞ、2人は入ってまいれ。」

 

「じゃ2人とも後でね」

 

俺は緊張しながらも部屋をノックする…入ってもよいぞ〜っと聞こえたので扉を開ける。

 

「失礼します…この度はお呼びいただきありがとうございます。」

 

「まぁそう固くなるんじゃない、お主と我は初対面じゃろう」

 

ツキヨミは苦笑しながらもこちらを興味津々に見ている

 

「あの…?どうかしましたか?」

 

「いやお主から神力を感じるのでなそうは見えないから不思議じゃの〜ってな」

 

「あぁそれは多分…」

 

「私の神力が漏れちゃってるのかな」

 

ユキは眠そうにしながらも俺の体から出てくる。ツキヨミは少し驚きながらも納得したような表情をする。

 

「なるほどな…お主の神力だったかユキ、となるとこの男が転生者の時雨か。顔をあわせるのは初めてじゃの、我はツキヨミこの都市をおさめている者じゃ、これからよろしく頼む」

 

「こちらこそよろお願いします。えっと…ツキヨミ様」

 

「様付けなんてせんでええそのままツキヨミで構わんよ」

 

「いろいろと聞きたいこともあるじゃろう、ゆっくり話そうか」

 

俺はツキヨミに今のこの都市の現状や技術の進歩や神力の操り方などいろいろ教えてもらった、そんな時間はあっとゆう間に過ぎていき気づけば夜も遅くなっておりユキは眠りこけるのも御構い無しに永琳が迎えに来るまで話し続けた。

 

 

 




ゆっくりと暇な時間を見つけては小説を書いております。
それはそうとそろそろ例大祭ですね、今回の例大祭は自分も行こうかと思っております。楽しみだなw

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