東方秘密録   作:AM256

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はい、リアルでいろいろありしばらく書ける状態ではなく投稿が遅くなりました申し訳ありません


さとり姉妹③

さとり達と旅をし始めてからもう1ヶ月が過ぎていた、いろいろ大変なことがあったが楽しく過ごせているのであの時誘ってよかったと心から思う。

 

問題があったとしたら人間の里に寄った時妖怪とすぐばれてしまうことだ、まぁ目立つよなサードアイってのは、端から見たら目が宙に浮いてるように見えるんだからしょうがないけど見た目で判断されるのはどうかと思えるけどな。

だからその為の対策として創造する程度の能力の応用でサードアイだけを見えなくさせてみるが妖力は流石に消してしまうとまずいので霊力の膜をはってごまかしているが案外うまくいくもんだな。

 

 

side 時雨&さとり

 

今はとある人里の茶屋でお団子を食べながら次何処へ行くかをさとりと二人で検討中だ。

 

 

「なぁおばちゃんこの辺りでなんか有名な所か面白いところってないかな?」

 

「そうだね〜この辺りで言ったら酒虫がとれるぐらいかね」

 

「酒虫…?さとり何か知ってるか?」

 

「はい、少しだけなら・・・なんでも水を酒に変化させるものだとか」

 

「へーそいつはすごいな!おばちゃんその酒虫ってのはどこで取れるんだい?」

 

「ちょうどすぐそこの山の小川の近くでとれるって聞いたことあるけどなかなか取れないみたいだけどねー」

 

「ふむ、あんがとなーお代はここに置いとくよ」

 

「ふふふ若いっていいわね〜また食べに来てちょうだいな」

 

団子屋を後にし今夜泊まる予定だった宿に向かう、ユキとこいしは先に宿で休んでもらってるので俺とさとりでこの村の散策を兼ねて情報収集してたというわけだ。

結構な村を見てきてわかったことと言えばどの村も妖怪によるいたずらまたは被害が起きていることだな、自衛手段を持つ人ってのはほんの一握りみたいで命を取られるも決して珍しくないことだ。だからできるだけ立ち寄った村では妖怪退治やらを引き受けることにしてる。

 

「ただいま〜戻ったぞー」

 

「あ、おかえりなさい時雨さんさとりさん」

 

「あら?ユキさんこいしはどうしたの?」

 

「こいしさんなら隣の部屋で寝てますよー久々のお布団ですからねーゆっくり休みたいんでしょう、どうせならさとりさんも寝てきては?」

 

「わたしはいいわ、先にお風呂に行きますので。ユキさんも一緒にどうでしょう?」

 

「いいですねー!では時雨さんこいしさんをみといてくださいねー!行ってきまーす!」

 

「いってら〜、さて少し作業しますか」

 

俺は幾つかの小瓶を取り出し作業し始める。何をしてるかというと霊力を小瓶の中に封じ込めていざって時の霊力回復道具を作っていた。いくら作っても置く場所にも特に困ったりしないのでどんどん量産中だ備えあればなんとやらだな。

 

「あれ〜?お兄ちゃんなにしてるの〜?」

 

「こいし起きたのか、今ちょっとした道具を作ってるんだよ」

 

「へ〜面白そうだね!ねぇねぇわたしにもやらせて!」

 

「べつに構わんぞー、そうだな妖力の瓶もつくるか。やり方はなまず妖力を手のひらに集中させるんだ、それからこの小瓶にすくって水を入れるような感じで妖力を流し込むんだ。あとは蓋を閉めて完成だよ、簡単だろ?」

 

「んー多分大丈夫かなー?こんな感じ?」

 

「そうそう大丈夫そうだな、じゃあ幾つかつくるか」

 

「うん!そういえばお姉ちゃん達はどうしたの?」

 

「2人はお風呂入りに行ったよ、あとでいくか?」

 

「いくいく〜お兄ちゃん一緒にはいろ!」

 

「あはは〜入れたらな〜とりあえずさっさとつくるぞー」

 

こいしの提案を軽く流して2人で作る作業に入った。

 

 

 

〜少年少女作業中〜

 

 

「ふ〜さすがに疲れてきたなこいしそろそろ終わろっか」

 

「わたしも疲れたよ〜けどたくさんできたよ!褒めて褒めて〜!」

 

「手伝ってくれてありがとなこいし」

 

俺はこいしの頭を撫でてやると満足な表情を浮かべたがやはり疲れてるのだろう少し疲労の色が見えた気がした。

 

「お風呂いただきました・・・ってなんですかこの瓶の数は足の踏み場がないじゃないですか」

 

「あぁ悪い悪いすぐ片付けるよ、なにを作っていたかはわかるだろ?」

 

「なるほど瓶に霊力をこめていざって時の回復道具にしてるんですか、お疲れ様です」

 

「説明いらねぇのは楽だな〜そういやユキは?」

 

「宿の人のお手伝いしてるみたいですよ、困っていたみたいでしたので」

 

「なるほどな、じゃ俺は風呂行ってくるよ」

 

「わたしもわたしも〜」

 

「…まぁ貴方なら大丈夫でしょう、こいしをお願いします」

 

「えらく信頼されてるなおい、普通は止めると思うんだが?」

 

「貴方がこいしに手を出すわけないと信じてますので」

 

「まったくたいした信頼だな、こいし行くぞー」

 

 

 

2人を見送ってしばらくしてお手伝いをしていたユキさんが戻ってきた。

 

「ただいまでーす!って時雨さんとこいしさんは何処へ?」

 

「2人ならお風呂に入ったわよ、とりあえずお疲れ様」

 

「あららすれ違いでしたか…そうだ!せっかくですしさとりさんたまには2人で話しましょうよー!女将さんからお酒をもらってきたんですよ!」

 

「・・・そうねたまにはいいかもね、頂くわ」

 

「結構強いお酒なんでお気をつけを…まぁ私たち人外ですので平気だと思いますけどねーではではどうぞー」

 

「ありがとね、じゃあこちらからも…」

 

「どうもどうも!そういえば前々からさとりさんには聞いてみたかったことがあるんですよ」

 

「んぐんぐ・・・何かしら?というかなぜ心が読めないようにしてるのかしら?」

 

「心読まれて先読みされてもおもしろくないので〜で本題に入りますが時雨さんのことどう思ってます?」

 

「直球ですね…まぁいいですけど、そうね好きよ好きだけどそれだけじゃないわ」

 

「それだけじゃないって他には何が?」

 

「同時に憧れでもあるわね、あんな人いままで見たことなかったわ。妖怪のわたしたちに手を差し伸べてくれた見ず知らずの妖怪によ?普通だったらありえないわ。いつか私もあんな風になりたい…なんてね」

 

「うふふ…やっぱりさとりさんも時雨さんの事好きなんですね〜まぁなんとなくわかってましたけど、しかし憧れですかあんな人滅多にいませんしね。誰も差別することなんてないあの人はそういう人ですから昔からずっと、まぁ時雨さんの欠点を上げるとするなら人の為に無茶しすぎることがある…ぐらいですかね?」

 

「そんな風になる前に私たちでフォローしなくちゃですね。そんな無茶させる前にね」

 

「ですね♪頼みますよ〜さとりさん」

 

「ふふ…ひさしぶりのお酒で少し口が軽くなってしまったかしら?」

 

「まぁまぁたまにはいいじゃないですか、じゃんじゃん飲んじゃいましょう!」

 

その後お風呂から戻ってきた時雨たちにベロンベロンに酔った二人が悪酔いをして少し面倒になったのは言うまでもない。

 

 




少しずつ落ち着いてきてはいますので1週間以内を目標に次の投稿したいと思います

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