東方秘密録   作:AM256

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ちょこちょこ書きつつ頑張ってます、週一投稿頑張らねば


諏訪大戦

一騎打ちの約束をつけた翌日から諏訪子も修行に加わった。なんでも今のままじゃダメだと本人が言い出したからだ。まぁ最近怠けてたからちょうどいいよな、よくユキに吹き飛ばされて泣きかけてるけど本当に大丈夫なのか心配になる。その中俺はきになることがあったので別で準備を進める。そうして1ヶ月はあっとゆうまに過ぎていった。

 

「よし諏訪子決戦の日だぞ。気を引き締めて行けよ!」

 

「諏訪子さんあんだけ吹き飛ばされてもめげませんでしたからなんとなりますよ!私も応援に行きますので‼︎」

 

「うん、ありがとね2人とも、時雨は応援に来てくれないの?」

 

「すまん気になることがあるから少し遅れていく。俺が行くまで負けるんじゃないぞ。」

 

「そっか…できるだけ早く来てね!」

 

俺は諏訪子とユキそして玲奈と希を見送り俺は俺で準備を進める。気になっていることは最近この神社を偵察に来ていた奴がいたからである。捕まえて聞き出したら大和の者だと言うじゃないか、嫌な予感がした俺は念のため神社に残ってるのである。

 

「まぁ少ししてもなにもなければ俺も諏訪子の応援に向かうか。」

 

瞑想しながら時が過ぎるのを待つ。そして嫌な予感が的中した、やたら神社の周りに気配を感じるのである。耳を澄ますと声が聞こえてくる。

 

「スサノオ様もえげつないよな、どうせ勝つのは大和なのだからこんなちっぽけな神社など破壊してしまえだってよ。ほんと怖いお方だよ

 

「なんでも諏訪の使者が来た時にコケにされたらしいぜ?それで腹たってこんなこと指示したんだろうな。あー神奈子様の応援に行きたかったな」

 

「そこ、何か言ったか?」

 

「いえなんでもありません!早く終わらせてしまいましょう」

 

(コケにされたって…本当のことを言ったまでだがな。てことはあの集まりにいたってことか。ここで叩いておくのがあとのためか)

 

俺は扉を開け堂々と正面からスサノオらしき奴に話しかける。

 

「おいあんた今の話は本当か?」

 

「貴様はあの時の!ふっ…ちょうどいい神社ごと消し去ってくれるわ!」

 

「はぁ…ほんとに呆れるねこんなんが神様だなんて。ここで止めさせてもらう、覚悟しろよ」

 

(準備しといてよかったな、これが役に立ちそうだ)

 

懐から2枚の札を取り出す

 

「守り札『障壁の陣』」

「戦札『戦狂いの兵士達』」

 

俺が二つの札を唱えると神社の周りに障壁が貼られる。これで外に出ることも中に入ろうとすることもできない。そしてもう一つスサノオの兵たちの周りに突然兵士が現れる。

 

「これで周りを気にせずお前と戦えるってもんさ、行くぞ!」

 

神格化し刀を抜く。

 

「お前ごとに負ける私ではないわ!」

スサノオも負けじと剣を抜き構える

お互い距離を詰め打ち合いを始める。剣の腕は互角…互いに一歩も引かない

 

「ちっ…流石は神様か何発かもらっちまったぜ」

 

時雨の肩や腕から斬られた傷が複数ある。だがスサノオも同じである、時雨は全く負けてはいない。むしろ打ちあうたびに鋭さを増している。

 

「どうした?今降参すれば楽に殺してやろう」

 

「笑わせんな、降参?相手の実力をわかってないお前なんかに負けるか、次で終わりにしてやるよ」

 

時雨の持つ刀から莫大な力が放たれ始める。スサノオも負けじと構える

 

「炎月、雷月モードチェンジ炎雷月」

 

俺がそう言うと炎月と雷月が融合していき一本の刀となる。

 

「炎雷月星奥義!『炎撃雷空斬』」

 

炎と雷が融合された一撃がスサノオを襲う、躱しに入っていたがあまりにも範囲がでかすぎる。一瞬でスサノオを飲み込む。

 

 

 

「少し手加減したし死にはしないだろう。まぁしばらくは動けないだろうから今のうちに異空間に閉じ込めておくか。周りの兵士達もまとめて放り込んでおこう」

 

(とりあえず術の完成度は90%ってところか、周りに影響出てないし兵士達の相手もさせて倒せるんなら問題はないか)

 

「さて諏訪子達のところに行くかな。時間かかりすぎちまったから終わっちまったかな。っとその前にこんな傷だらけで行ったらなに言われるかわかんねぇから服着替えて包帯でも巻いておくか。」

 

俺は急いで諏訪子達のところに向かう。しばらくして一騎打ちをすると聞いていた平原についたがやはり戦いは終わっていたみたいだ。

勝負は神奈子の勝ちらしい、俺はユキ達に合流する。

 

「悪い遅くなった‼︎この様子だと終わっちまったみたいだなすまんな諏訪子」

 

「もぉー!もっと早く来てよね!時雨が見ていてくれたら勝てたかもしれないのに!」

 

「諏訪子様それはないと思います。はじめから全開でいけばいいのに力を抜いていたのはどなたでしたかね?」

 

希に鋭いツッコミを入れられて諏訪子は耳を塞いで聞こえないふりをしている、子供かよと思ったが言葉には出さなかった。

 

「それにしても時雨さん…ちょっと服脱いでください。」

 

「は?なんでだよ、そうゆう冗談はよしてくれよ」

 

「ふーん…シラを切るつもりですか。えい!」

 

ユキは時雨の服だけを切り、包帯だらけの身体を見られてしまった。

 

「やっぱり…微かに血の匂いがしてましたがこれはどうゆうことなのか説明してくれますよね?」

 

「…たっくお前には敵わないな、そうだなちょっとあいつらも呼んで話してやるよ、アマテラスー!ちょっとこっちに来てくれー!」

 

「なんですか時雨さん、こんな格好をして女の子を呼びつけるなんて」

 

「ちょっと話したいことがあってな、まずこいつらを見てくれ」

 

異空間に閉じ込めて置いたスサノオとその兵士達を放り出す。

 

「こいつらが諏訪子の神社を破壊をしようとしていたんだ、その時に負った傷だがまぁ大したことはない、とりあえずこいつらの処理をどうしようと思ってな。どうするアマテラスさんよ」

 

「なんてことでしょう…!処理は全てこちらで行います申し訳ありません。それで…被害などは出てしまいましたか?」

 

「いや、被害は一切と言っていいほどないぜ?能力使ってたからなんとかなったよ」

 

「お詫びになんですが信仰の事でご相談があるんですが…信仰を移すのではなく、諏訪神社に形だけの神様を立ててその信仰を神奈子に流すのはいかがでしょう?これなら今までとあまり変わりないはずです。強いて言えば神奈子をそちらの神社に移すことぐらいですかね」

 

「その神奈子ってのはどこにいるんだ?」

 

「さっきからいるが?1ヶ月ぶりだな、あの時は盛大に言い放ってくれたな」

 

「あんたはスサノオと一緒にいた…あんたが神奈子だったのか。あの時はついむかついてな、言いたい事全部言ってやっただけだけどな」

 

「まぁあの時はスサノオに非があるとは私も思ってたがな、あれは言い過ぎてたな」

 

「とりあえず一旦この話は終いにしようぜ?この戦の後処理もあるし休もうぜ」

 

時雨がこの話をするとお互い撤退の準備を始めた、改めて見てみると大和の方どんだけここに来てたんだよと心の中で突っ込んでいた。

 

(今日は頑張った諏訪子に美味しいもん作ってやるか。一騎打ちも見てやれなかったしお詫びも兼ねてな)

 

こっからまた少し大変になるなるのかなっと考えながら帰路につく

 

 

 

 

 

 

 




諏訪大戦と書いてあるがまさかの諏訪子と神奈子の戦いはカットである。時雨君メインになってしまってたのでVSスサノオのタイトル変えたほうがよかったのだろかw

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