長期休業があったり投稿速度が極鈍化したりと想定より長期間になってしまいましたが、それでもやる気を無くさずにいられるのはやはり応援して貰えることによるモチベーションの上昇が大きいのでしょう。
やはりコメントは作者の栄養であります。
割と終盤に入っていますが、今後ともどうぞよろしくお願いします。
どうにか月一から隔週程度に戻したいところですね……。
「モモンガさーん! 一杯、や ら な い か ?!」
推定プレイヤーだったツアーとナザリックの今後を占う外交交渉を行ったあと、極度の疲労に苛まれたネクロロリコンは〈狂乱〉状態で〈金麦酒〉片手にモモンガの部屋に突撃していた。
疲労で思考能力が低下していたところで唯一心を許せる相手の許に行った彼は、いわゆる徹夜明けのテンションに近いものがあった。
睡眠不要のアンデッドではあるのだが。
「え? ネクロさん、どうしたんですかいきなり」
「こんなの呑まなきゃやってらんねーですよ! さぁ、モモンガさんもこの〈暴食のマスク〉を付けた付けた!! そしてこれ、持つ!」
異形種も飲食が可能になるというユグドラシル末期の特殊アイテムを顔面に押し付け、そのままグラスを握らせると、
「コルデー! 盟主殿の杯が空だぞ!!」
「はい、只今!」
否応なく手に持った〈金麦酒〉を注がせる。
「ちょ、これはマーレが作った金麦で作った〈金麦酒〉じゃないですか?!」
「うむ! 我々以外にプレイヤーがこの世界に来ていることが判明した以上、出来得る限りの戦力増強が必要だ! 具体的には経験値消費で用意できる随伴型NPCの量産だ!!」
「それで、経験値アイテムを使おうと? でも、こういうアイテムはレベルダウンしたときのために取っておいた方が……」
「死んで復活する経験値と、死なないために消費する経験値。どちらに投資するのが効率的か、100年間で用意できるNPCが齎す利益を考えればおのずとわかろうというモノ! いわば利息、経験値を消費することで生じる利益を作ってくれるのが随伴型NPC達ということだよ盟主殿。そも複利とは金貸しに多大な利益を齎し貧乏人から際限なく毟り取る悪魔の技術によって複利のシステムを使うことができる我々は正しく勝利のレールに乗ることができる勝ち組に違いないそのレールに乗らずにいることが如何に無駄の多いことか聡明な盟主殿であれば――――」
「だぁぁぁあああ解りました! 解りましたから顔にマスクを押し付けるのをやめてください!!」
「では、かんぱーい!!」
「え、ええ、乾杯!」
こうして、なりゆきのままにナザリック最高権力者達の酒宴が開幕したのだった。
「いや~、実は俺御酒って飲むの初めてなんですよー!」
「え、そうなんですか?」
駆けつけの一杯を一気に腹(片方はマスクの奥)に収めた二人は、殆ど風景オブジェクトと化していた来客用の机で向かい合う。
既にこの時点で一般メイドは退席させ、控えているのは二人の供を長らく務めたメイド忍者のみである。
「そうなんですよー! いや、興味はあったんですがね? お高いでしょう?? むしろモモンガさんが飲んだことあるってことの方が驚きですよ! ユグドラシル以外の趣味はないって言ってたジャンYO!」
「上司に呼ばれたり接待として何度か呑んだことがあるんですよ。でも言われてみれば自分から呑んだことは無かったですね。そういう場所で呑むお酒って気が疲れるばかりで味なんてわかりませんし……」
問われたモモンガは思わずリアルの飲酒事情を思い出して重苦しい息を吐く。
それほど良いものではないと。
そんなモモンガを見て、色々と察してしまったネクロロリコンも落胆の息を吐く。
「あー、そういうもんなの? 飲んだら楽しくなるって聞いてたから結構楽しみにしてたんだけどなぁ……」
普通の固形食物ですらそれなりに高価な末世がリアルの世界である。
そんな世界における酒気類は高級嗜好品である。少なくない憧れがあったことは否めない。
「いえ、今は楽しいですよ? 気を使わなくても良い相手と呑む酒というのは格別だと聞きますし、実際この〈金麦酒〉は今まで飲んだどのお酒よりおいしいですから!」
そんなネクロロリコンの落胆に気が付いたモモンガは慌てて声をかける。
あくまで上司と飲む酒が楽しくなかっただけだと。
この辺りの気遣いができるのが彼の彼たる所以であろう。
「おっ! やっぱこの御酒おいしいんだ!! いや~、心がピョンピョンしてくるもんねぇ!!」
「ええ、楽しくなりますね!」
既に酔っているのだろう。
とたんに機嫌を直して赤ら顔で笑い始めたネクロロリコンにモモンガも相好を崩す。
「さあさあ。ンフィーレアを眷族にして経験値使ったんですから、もっと呑まないとですよ!」
「お注ぎ致します」
「おっ? ととっとォ! そんじゃ遠慮なく! んっんっんっ! ぷは~~ッ!! 生き返るゥゥウウ!!」
「ネクロさんアンデッドじゃないですか~?」
「そんなら、生き返ったァァアアアアア!!!!」
「なんですかそれ!」
スキル〈完全人化〉で文字通りアンデッドから人間に『戻った』ネクロロリコンが拳を突き上げる様子を見て、こちらも幾らか酒精が入ったのだろうモモンガも愉快そうに突っ込みを入れる。
この辺りのリアルスキルは長い社会人経験で習得済みである。
そうでなくとも、初飲酒であればたらふく呑ませてやりたいと思うのが人の情というものであろう。
「モモンガさんも、これから色々使うんですから飲んだ飲んだ!」
「盟主様、どうぞ」
「ああ、ありがとう」
「あっ、コルデー! こっちにも!!」
「はい、只今」
再び盃に酒を満たし、どちらからともなく盃を突き合わせる。
乾杯の音頭は勿論。
「「ナザリックに!!」
部屋に硬質な音が響き渡り、愉快そうな笑い声が響き渡る。
「しっかし茶釜さんには頭が上がらないねぇ。この御酒はマーレが用意してくれた〈金麦〉だし、アウラの御蔭で竜王とも密約も結べた! さらに法国の情報もたっぷり仕入れることができたんだからさ! 法国から過去の出来事について謝罪したいとかっていう国書が届いて大慌てだったけど、プレイヤーが居ないことが確定したんだから気楽なもんだよねー!!」
エ・ランテルで買い込んでおいた御摘みを机にばら撒きつつ、顔が真っ赤になったネクロロリコンは水を向ける。
支配者ロールが解けたとはいえ、二人の話題はやはりナザリックを取り巻くアレコレが中心となる。
酒の場で仕事の話は避けるべきではあるが、ネクロロリコンはそのようなモノを一切知らない以上やむをえまいとモモンガも応える。
「本当ですね、あの二人がいなければこうして晩酌をすることは無かったでしょう。何か御褒美でもあげたいですね」
「御褒美か、難しいな。年頃の子供って何が嬉しいんだろう?」
年少組へのプレゼントについて眉間に皺を寄せて考え込むネクロロリコンは、孫に与えるプレゼントについて悩む祖父を想わせる。
さすがにそれを指摘するモモンガではないが。
「アウラには前に茶釜さんの声入り腕時計をあげましたからね、マーレにもそれに準じた物をあげたいところです。さすがに二人に差をつけると今後のためにも良くないですし」
「外部で活躍している方が待遇が良いって思われたら不味いですからね。それこそ俺が嫉妬の的になってしまう。内部で頑張ってる奴らも相応に評価するべきだ」
この御酒を用意してくれたんだからと真面目に語るネクロロリコンではあるが、赤ら顔で酒に対する感謝を語っては唯の飲兵衛の戯言である。モモンガもこういうときに出た話題は大抵良くない方向に進むものだと経験的に悟っている。
今のところそれなりに冷静なモモンガは、理性があるうちに別の方向に会話の舵を切る。
「マーレが面倒を見ている魔法詠唱者チームも、コキュートス道場ほどではないですが結果を出しているようですね?」
マーレについては〈金麦〉の量産を褒めるという方向性でも悪くは無いが、できれば人を使う上司として褒めるべきと。
「ああ、確か〈森司祭/ドルイド〉系のクラスを取らせようと畑の管理などをさせてたんだっけ? ちょっとずつ〈銅麦〉の割合が減って〈白金麦〉が増えてきたとか! 凄いよねー!!」
さすがは酔っ払い、あっさりと乗ってくる。
普段であれば訳知り顔で「ああ、モモンガさんもそこを評価しているのかね?」などと返してくるところだが、アルコールの力はかくも恐ろしいものか。
「ええ。彼らの頑張りも込みで、マーレに褒美を取らすのが良いと思います。リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウンの所持を認めるのが良いかと思いますが?」
「……ほう」
ピタリ、とネクロロリコンの口元に運ばれた盃が止まる。
ナザリックの急所である指輪を与えるという栄誉がシモベ達にとって非常に重いものであるということは、デミウルゴスの反応を見る限り間違いない。しかしそれ以上に、ギルド武器への経路を増やす危険な行為でもある。
ギルドを崩壊へと導くギルド武器へ辿り着く可能性を無暗に増やしてしまうことがどれほど危険なことかは、酔った彼とて十分に理解できているのだろう。
早まったか?
背筋に冷たい物を感じつつ、鋭く細められたネクロロリコンに射すくめられたモモンガは―――
「やっぱりモモンガさんもそう思うよね!」
相好を崩したネクロロリコンの顔を凝視する以外のことができなくなってしまった。
「俺も思うんだよ! 新しい仲間を強化することの重要さって言うの? この世界で手に入れた仲間を如何に強化するかって奴! モモンガさんみたくアンデッド化して兵団にするのも確かに合理的だけどそれぞれが考えてくれる方が色々と発展性があると思うわけよ!! それにこの世界にはタレントとか原始の魔法とか色々俺らの想定を外すものが溢れてるわけでそれを使わないことがどれだけ非合理的かってことはモモンガさんもわかってたわけだね!? いや俺もモモンガさんを侮っていたわけじゃないよ? それでもレベリングの手間を考えるとある意味非合理的かもって考えは出てくるわけだそれでも新たな可能性に手を伸ばすべく――――――」
その結果、ネクロロリコンの長口上を止めるタイミングを逃してしまう。
こうなれば長い。
言われるまでもなくモモンガは知っている。
ネクロロリコンに設定などに関わる談義をさせたら、それこそ日が明けるまで続く危険性すらある。実際にそんな経験もある。
そこにアルコールを追加してしまえば、いったいどれだけ延長されるか想像もつかない。
しかし、
「―――この辺の魔法を効率的に習得させてやれば対人特化の武技道場より効率的に対ギルド要員の育成ができるはずだしミノタウロス達を見習って魔銃の研究を進めていけばそれこそ上位プレイヤーへ打撃を与えられる兵団が無制限に作れてしまうわけだから―――」
上機嫌で未来のナザリックを語る相棒の話の腰を折る気にもなれず、モモンガはそのまま数時間にも渡って相槌を打ち続けたのだった。
恐るべきはその忍耐力であろう。
アインズ・ウール・ゴウンの問題児達を纏め続けるという難業を務めた男の器量が窺える。
「しっかし、ツアーはプレイヤーじゃなかったのな! 俺は絶対プレイヤーだと思ったのにさぁ~」
コルデーに酌をされる事十数回。
ここで漸くナザリックの強化から話題がそれる。
「チクショウ、対プレイヤー用に滅茶苦茶用意したってのに!」
「本当ですよ、肩すかしというか、何と言うか。まあよかったですよ、現地民と本当の意味で友好的な関係を築けたわけですから」
「それな! これまでの苦労が報われたって感じよね!!」
「そうですね、ネクロさんお疲れさまでした!」
「なぁに、俺も結構楽しませてもらったからね! これで名実ともに吸血貴族ネクロロリコンと相成ったわけだ!!」
ここで遂にモモンガは話題の転換を成功させた。
日が明ける前に終わらせたのだから上出来であろう。
ケタケタと笑う相棒を見て、モモンガもマスクで覆われた仮初の頬を緩ませる。
幾らかの疲労感を含ませつつ。
「そういえば『ドラキュラ伯爵』もそろそろ完成するんでしたっけ?」
「そうなのよ! ブラム・ストーカーが『ドラキュラ伯爵』の生みの親になるわけだ!!」
塩漬け肉を口に放り込み、高い筋力値で噛み砕きつつ上機嫌で本来の目的を語る。
「最初から隠してなかったですって体裁を取りたかったわけなのよ。他のプレイヤーに対するメッセージにもなるかな? って思いもあったけども」
「それで元祖吸血鬼であるドラキュラをこの世界に誕生させたかったわけですか」
同じくモモンガも炒り豆を口に放り込みつつ相槌を打つ。
なおこのドラキュラ伯爵談義についてもこれが初めてというわけではない。これまでに何度も話し合われた内容である。
「実際ブラム・ストーカーとその子供ブラド、そして『ドラキュラ伯爵』。隠す気配がありませんからね」
「ある程度はプレイヤーの存在を匂わせておきたかったのよね。単に現地出身の傑物とは思えない、他からきた何者かによってなされていますってさ!」
「かと言って八欲王みたいに派手に暴れたら襲われる理由になる。良い塩梅だったと思いますよ?」
「ああ、他のプレイヤーから文句を言われない、現地の奴らからも危険視されない、人間ができそうな最大限の範囲で動いていたからな」
「その分、気苦労も多かったですがね」
肩を竦めるモモンガにネクロロリコンも苦笑いで応える。
それは確かに、と。
「エントマはどうなの? 虐められてない??」
ここでふと眉を顰めつつ訊ねたのは、酒精のせいであろうか。
「はい、第6階層にて盟主様の御命令に従いコンストラクタの護衛と人間達の監視を行っております。他の守護者、シモベ達との接触は僅かですので、物理的な圧力は無い物と思われます」
普段であればあり得ない質問であったが、訊ねられたコルデーは端的にエントマの置かれた状況を報告する。
「しかしながら、旦那様の御叱責を受けたことは相当に応えているものと思われます。朝昼晩の食事以外での飲食は無く、これまで行っていたという『黒棺』におけるつまみ食いも無くなったと聞いております。……他のプレアデスメンバーともあまり話していないようで、食事は凡そ一人で、自室に持ち帰って摂っているとか。他者の目を気にしているものと思われます」
「……むぅ」
報告するコルデーの表情は変わらないが、幾らか棘がある。
ギルド:アインズ・ウール・ゴウンのメイド第一号である彼女からすれば、プレアデスも41人の一般メイド達も纏めて妹分のようなものである。そのため苦境に立たされている後輩メイドは見過ごせない。
その状況を作ったのが他ならぬ自身の創造主であるため、幾らかの責任も感じている。
これはある意味もの申せる場所に創造主がいるからこその考え方でもあるのだが、他のシモベからは指摘されたことはない。これはそもそも指摘のしようがないとも言える。
それほどまでに、自身の創造主がナザリックに残っている彼女の立場は尊く、重い。少なくない嫉妬の感情を向けられてしまうほどに。
これは他の眷族達も同様ではあるが、常に傍らに侍る彼女は格別である。
同じ立場にいるもう一人の被造物はどちらかというとシモベ達側についているため、それほど嫉妬の眼差しを向けられてはいない。これは創造主たるモモンガがそうなるように仕向けたからというところが大きい。
自身の傍に置かぬように、と。
その意味をどうとらえるかは、受け手によるだろう。
これらの事情により、メイド忍者コルデーはエントマの情報を積極的に仕入れるようにしていた。
普段からそれとなく主に訊かれていたということも多分にあったのだが、それは言わないのができるメイドである。
「そのあたりは、フォローしておいた方が良いかもですね?」
「でもさー、ナザリックの評価が一発で地に落ちていたかもって思うと、見せしめとしてある程度は、ねぇ?」
ムスッとした表情でちびちびと酒を呷る相方を見て、相当に不本意なことを言っているのだろうとモモンガは悟る。
別にシモベ達を困らせたいわけではない。彼も時折吐露しているし、そのことはモモンガも承知している。そのうえで見過ごせなかったからこそのエントマの現状である。
理性で許すわけにはいかないと感じつつも、どうにかしたいと悩んでいる。
そんな複雑な心境を知ればこそ、傍らに控える彼女も報告以上のことはしていないのだろうとモモンガは推測する。
ならばここで助け船を出すのは自身であるとも奮起する。
「今度、視察に行ってみてはどうでしょう?」
「視察ぅ?」
胡乱な眼を向けるネクロロリコンに、彼女を許す口実を与えようとモモンガは思考を巡らせる。
「エントマが外部活動を制限されているのは、人間をつまみ食いするかもしれないという懸念があることが大きいわけですよね? だからこそ唯一人間が多数活動する第6階層で監視任務に就かせたわけですし」
「それで、今のところ人間を食べてないから外でも我慢できると? 事実上コキュートスやマーレの部下という扱いになっている連中を喰ってないからってだけで、そこまで言うのは拡大解釈って奴でしょう?」
「ええ、そうですね」
失った信頼を取り戻すのは難しい。
ナザリックの命運を賭けた一大作戦の最中にミスをしたのだから、それをあっさり赦したとあっては他の者たちにも示しが付かないという思いもある。
モモンガとネクロロリコンというナザリックのトップが赦しても、他の者達が果たして納得できるのか。
モモンガとしては、あの会議中に受けた圧力を思えば楽観視して良い問題ではないと思える。
しかし、それとは別に。
「現状の頑張りを認めるかどうかは、別ではないですか? あのミスを無かったことにするかは置いておいて、反省しているということを認めてあげるのも、上司の仕事ではないかと」
ジッとモモンガを見つめて話を聞いていたネクロロリコンは、暫し瞑目した後盃を呷る。
そして口内の酒をゆっくりと咀嚼し、呑み込むと、
「そうだな、頑張っているなら、それは認められるべきだ!」
「ええ、頑張ったなら報われるべきです!」
ネクロロリコンの支えの取れたような晴れやかな顔を見て、思わずモモンガも口角を緩めつつ応える。
これでまた一つ、懸念が消えたと。
「……旦那様、盃が空でございますよ?」
「おお! もう一杯頼む。ほらモモンガさんも、シケた顔してないで!!」
シケた顔になった理由が何を言うか、などとは言わない。
「ええ、頂きます」
酌を受け、ゆっくりと味わうように口に含み。
「美味しいですねぇ」
酒気を含んだ声だけを吐きだす。
ナザリックの運営に問題は無い。
悩みの多くも、解決しつつある。
そんな状態で、気の合う仲間と飲む酒が、不味いわけがないのだから。
すいせいむし、あるいは酔っ払いアンデッド。
書いてみたかった元社会人同士の酒宴、一周年記念(遅れは気にしない)で実現です。
タイトルと内容だけ頭にあって中々形に出来ないっていうのは作者あるあるかなって思います。
いい加減エントマちゃんも赦されて欲しいですし、ネクロさんも赦したいという気持ちがあるんだって言う事を示しておきたかったのです。
どうでも良いですが、人生初の酔っ払いモードになったネクロさんが「ルゥゥァァアアアアアアム・チョォォォッッップ!!!」とか言いつつラムチョップを齧ってゲタゲタ笑う話になるはずでしたが、意外と真面目でしんみりした話になってしまいました。
この辺が創作の面白さですね。