謀りが錯綜しているって言うだけです。
そして作者が迷走しているだけです。
ラナーとか言う化け物の思考は想像するだけで頭から煙が出そうです。
あと今回長いです。
無駄に色んな視点で書いてしまいました。
休日だからってやりすぎでしたね・・・。
「では、その後のクレマンティーヌの足取りは全く掴めないという事ですか」
「エ・ランテルにおける不死者騒動については、当該人物が奪い去った『叡者の額冠』を用いて引き起こされたものかと思われますが……」
「待ってほしい。あのマジックアイテムを使用する事が出来る人材はこのスレイン法国においても数年に一度出るかどうかだ。そう都合よく出てくるものかね?」
「あるいは目星がついていたからこそ奪い去ったということでは?」
「そもそも件の魔法を使える何者かと接触した可能性も考慮に入れるべきだ」
スレイン法国の中枢では今日も人類存続の為に最善を尽くすべく議論が交わされている。
今の議題は逃亡者クレマンティーヌ、そして奪われた最秘宝『叡者の額冠』のその後についてであった。
「〈アンデス・アーミー〉は第7位階の魔法だ、そんな魔法を使えるものがいるとは思えないが?」
「クレマンティーヌの足取りを追った結果、最後に接触していたのはかの秘密結社ズーラーノーンの高弟であるカジット・デイル・バダンテールだ。更に彼女自身高弟の1人としての地位を得ていた事を考えればかのズーラーノーンの助力を得る事も可能ではないだろうか?」
「盟主であるズーラーノーンが今一度『死の螺旋』を行おうとした、と言う事かね?」
「〈オーバーマジック〉を用いて無理やり発動させたという可能性の方が現実的だが、そういう意味でもズーラーノーンの関わりは考えておくべきだろうな。彼等がこれまで行った外道の所業は皆も忘れていないはずだ」
各々意見を出し合い、各自が得た情報を共有し合う。
その中には未確認ながらもズーラーノーンの高弟の1人を、彼が従える伝説のアンデッドである【骨の龍】もろとも始末した無名の英雄『漆黒の剣士モモン』の話題もあった。
「この人物についてはどう思う?」
「噂が本当であれば素晴らしい実力の持ち主だと評価出来るな。陽光聖典が壊滅し、漆黒聖典にも空きがある今是非とも勧誘したいものだよ」
「今のところ人類を守ろうという意思を感じますね」
「少なくともエ・ランテルをアンデッドが蔓延る死都にせずに済んだのは彼の尽力によるものだろうな」
「しかし、いささか腑に落ちん。本人は常に仮面で顔を隠しており、過去は不明。供の魔法詠唱者は第3位階の魔法が使える若い娘だとも聞く。そんな腕ききがこれまで無名でいた理由がさっぱりわからんぞ」
結局のところ、情報不足である。
独り歩きした噂話である可能性も捨てきれず、かと言ってもし事実であるなら放置するには惜しい実力者だ。
王国に取りたてられ、かの戦士長のように王国内のパワーバランスを歪めてしまう可能性も捨てきれない。王派閥に取りこまれれば戦力が増して権力の集中が進むだろうが、万に一つでも貴族派に引きこまれてしまえばそのまま内乱に陥りかねない。
王国がつぶれるだけならまだいい。そのまま帝国の属領として呑み込まれるだけで、むしろ法国が望んでいた形に落ち着く。
しかし貴族派の者達が半端に力を持った結果自治領が乱立してしまえば?
戦力の分散と足の引っ張り合い、低下した戦力と荒廃した領土によって齎される結果は王国領という人類の生存圏の縮小である。
人類の守護者たるスレイン法国としては何としても避けなくてはならない事態である。
「やはり、剣士モモンと接触を図るべきだろう。中途半端に王国を存続させる事は危険だ」
無難な選択、しかし異を唱える声は無い。
本当に噂通りの実力者であるならば、王国の戦士長ガゼフ・ストロノーフ以上の実力者であるということである。つまり英雄級以上の、即ち帝国の逸脱者フールーダ翁に並ぶ程の傑物ということになる。
あるいは神の末裔という可能性すら視野に入れておかなくてはならない。
剣士モモンと法国の秘宝についてはもう暫く調査を続けるという事で決着し、次なる議題へと移行していく。
人類の守護者、その最高意思決定機関である彼等の会議はその後も長く続いた。
リ・エスティーゼ王国の首都、王都リ・エスティーゼ。
王城の一室で王家の至宝とでも言うべき『黄金』の姫君は彼女の唯一の従士であるクライムと穏やかに談笑していた。
現在話題に上っているのは近頃エ・ランテルで起こった騒動と、それを解決した英雄の活躍であった。
「まあ、その剣士様は伝説のアンデッドを御一人で倒してしまわれたの?」
「そのようですラナー様。一切の魔法を無効化する伝説の怪物を御一人で、それも一太刀で粉砕してしまわれたとか。更にはそのまま御一人で墓地に向かい、首謀者であるズーラーノーンの高弟を討取ってしまわれたそうです。今やエ・ランテルでは知らぬ者は無いほどの人気だそうですよ。どうやら多くの冒険者達の前で行ったようで、かなり信憑性が高いようです」
「つまり凡そ噂通りの実力を御持ちという事ですね! なんて心強い冒険者様なのかしら」
「ッ、ええ! 近頃は彼の活躍を描いた冒険活劇が本となって出回り、吟遊詩人はこぞって彼の活躍を歌い上げているとか」
「……エ・ランテルを中心に、急激に名を上げた冒険者様ですか。
そういえばお仲間もかなりの腕前だとか?」
最愛の姫君が英雄的な男性への称賛の声を上げた事にクライムは僅かに嫉妬に駆られるが、即座に気持ちを切り替え噂の冒険者チーム『漆黒』のメンバーについて語っていく。
曰く、トブの大森林を長らく治めていた大魔獣『森の賢王』を一騎打ちの末に下して従えているとか。
曰く、陽光の如き笑顔を振りまき多くの怪我人を治療して回り、分け隔てなく支援魔法を掛けた上で自らもメイスを振って死者の軍勢に果敢に立ち向かった『赤毛の聖女』がいるとか。
曰く、無表情で淡々と死者の軍勢を駆逐した敏腕ながらも毒舌な魔法詠唱者『黒髪の美姫』がいるとか。
彼らを置いて単身向かうとは、余程の自信があったに違いないと感嘆の声を上げるクライムに微笑みを返すラナーだったが、同時にその明晰な頭脳は別の答えを引き摺り出していく。
「ところでクライム。ドラキュラ商会のブラム・ストーカー氏を知っているかしら? 近頃エ・ランテルで手広く商売をしているそうなのだけど」
英雄譚を好みそれらの情報を仕入れる為に『冒険者や戦士について』手広く情報を集めているクライムだったが、さすがに商人の話までは集めていない。
申し訳なさそうに聞いた事が無いと答えるクライムに「そう」と興味無さ気に返すラナーはそのまま物憂げにエ・ランテルの市民の話に焦点を移していく。
しかし彼女の脳内では『漆黒』と『ブラム・ストーカー』についての考察が続いていた。
最初期に広まった情報では、『衛兵達を鼓舞して共に死者の軍勢相手に立ち向かった商人』がいた。そして『英雄モモンと共に墓地へと向かったのは2人であった』。
しかし後日急激に広まった噂話や物語では『ブラム・ストーカー』の名は全く挙がらない。
何者かが意図的に削除しているかのように。
更に言うならあまりに噂の広がるペースが速すぎる。
まるで誰かが『漆黒の英雄』を表舞台に引き上げようとしているかのような、作為的な匂いすらする。
また、『ブラム・ストーカー』と言えば先日戦士長に助太刀した狼使いの老紳士の名前でもある。
隠すつもりであれば始めから名乗る必要はないはず、その上で名乗りを上げたのならば何らかの意味があるという事だ。例えば『タレント』や『魔法』で大衆を操作する為に名乗りを上げなくてはならない、などが考えられる。他に特筆すべき言動が無い為一芸に特化した『集団操作型のタレント』と考えるべきか。
恐怖に駆られて逃げ出した衛兵達を前線に引き連れていった事実と、戦士長を助ける際に戦士団を用いて勝利した手腕からやはり集団操作等の『タレント』である可能性が高い。戦場で見ず知らずの他人に命を預けられるはずがないのだから。
ここまで考察したラナーは、『ブラム・ストーカー』が全ての裏にいると結論付ける。注視すべきは衆目の集まる『漆黒の英雄』では無く、裏から全てを操る怪人物『ブラム・ストーカー』であると。
それでは集団操作を得意とする老人が、あえて表だって名を上げない理由とは何なのか?
更に言えば商人、それも高価な宝石を扱う宝石商として動き回る目的とは?
有力商人との繋がり、多くの貴族との面通し、その上で人気を集めた『英雄』を操り何が出来るのか?
「……カルネ村周辺の土地?」
「どうかなさいましたか、ラナー様?」
「いいえ、何でもないわクライム。近頃エ・ランテル周辺では物騒な出来事ばかりって思っただけなの」
「そういえば戦士長様も襲撃を受けておられましたね……」
思わず零した言葉は、戦士長殿がかの老人に求められた報酬『カルネ村周辺の土地の権利』だ。
「何でも用意する」と言う不用意な発言の言葉尻を取られて忠告を受けたというだけであり、本当に欲しがったものではないのだろうと結論付けられていたのだが。
しかし活動する土地が『カルネ村』と『エ・ランテル』である以上ただの冗談では無かった可能性も視野に入る。
つまりブラム・ストーカーの目的は―――――
「今後の目標は、このナザリック地下大墳墓がある周辺地域を我々の領地とする事だ」
定期報告会議が行われているこの円卓の間で、今後の方針を話すのはこの地の支配者の1人ネクロロリコン。
「ただし、単に武力に訴える形で奪い取るのではなく、あくまで平和裏に割譲される形である事が望ましい」
もう1人の支配者であるモモンガも重々しく頷く。
「何故なら、武力で奪った物は同じく武力で奪われるものだからだ」
この発言を聞き守護者達は思う。
至高の御方から何かを力ずくで奪おうとする輩がいる、それはたとえ想像の中の存在であっても到底看過できる物では無い。ナザリックの総員を以て誅殺しなければならない。
剣呑な空気が場を支配するが、ネクロロリコンは手で制して続きを語る。
「安心したまえ。我等偉大なるアインズ・ウール・ゴウンが、力を以て訴えてきた輩にどう対処するかは皆もよく知るところの筈だ。力を以て我等に訴える者には、同じく力を以て制するのみ。そしてそれを実行する力を我等は有している」
思い浮かべるはかつてナザリックを襲った未曽有の大侵攻。
1500からなる大軍勢の侵攻に曝されながらも、至高の御方々が逆に蹂躙した輝かしい歴史の1ページである。
しかし同時に守護者各員にとっては苦い敗北の記憶でもある。
「ただし無用な諍いは望むところでは無い。戦は出血が伴い、出費を伴う」
ここにきて守護者達は気付く。
御方々は不甲斐ない我等を守るために、再びその命を散らさせぬ為に、このような迂遠な手段を取っているのだと。
己の不甲斐なさを噛み締める守護者達を前に、ネクロロリコンの言葉は続く。
「戦における真の上策は、そもそも『戦わない事』だ。そしてその為には、相手に攻め込む口実を与えない事こそが肝要なのだ」
この世界の存在は概して取るに足らない戦力である。
しかし、未だにナザリックはこの世界の広さを測りきれていないのだと続ける。
「我々は比類なき強者である。しかし、だからと言って蛙になってはならない。真の強者とは相手に敬意を払い、油断なく、確実に勝てる勝負のみを行い、堅実に勝つ者を指す」
言葉を聞き、至高の御方々が常勝不敗であったその真の理由を守護者達は垣間見る。
違うのだ、そもそも戦というものの考え方が。
戦うという事は、戦になったという事は、既に後は倒すだけの状況に相手を引き込んでいるのだと。
「相手に情報を与えることなく、着実に相手の情報をかき集める。そして必ず勝てるときに勝負を挑み、当たり前の勝利を手にする。真の名将とは絶望的な戦力差から劇的な逆転勝利をしたものではない、勝てる戦を当たり前に勝ち続けるものを指す言葉なのだ」
だからこそ、手の内を曝さないようナザリックは影に徹するべきと結論付ける。
来るべき本当の闘争の際に、当たり前の勝利を得る為に。
守護者達は落雷を受けたかのような衝撃を受けていた。背筋が凍りついたかのように震えが止まらない。
至高の御方々の戦闘理論の凄まじさに。
そしてこの世界に来てから『必勝』の為に置かれ続ける布石の数々に。
思えば真っ先に行った事はなんだったか?
周囲の情報収集だ。その為の人員も皆索敵能力以上に隠密性を重視していたではないか。
そしてこのナザリック周辺に警戒網を築き、周囲に監視の目が無いと解るや即座に隠蔽を指示し速やかに拠点を秘匿してしまった。
全ては敵に先手を取らせぬための布石だったのだ。
更に言えばこの世界で最初に行った外交は襲われる村人を助けるという正義の行いであり、襲撃者は一人残らず捕えたため襲撃者には情報を与えていない。
それでいて王国最強の戦士長に勝利の名声を譲り渡した事で『ブラム・ストーカー』の名は無暗に広まっていなかった。この時点では。
しかし先のエ・ランテル襲撃で即座に方針を変えたのだ。
市民に望まれる英雄を作り上げる事で、望まれるがままにこのナザリック周辺の土地を得るという方針に。
始めから土地を手に入れる事を目標として動いておられたのだと気付いてしまえば、打たれたその全ての手が最善手であった事がよく解る。
僅かな情報から瞬時に計算し直し、最短距離で目的を達するべく計画を修正し次手を打たれているというこの神業めいた智謀の冴えたるや。
ここまで理解出来たならば、次に打たれるであろう手もおぼろげながら見えてくる。
「つまり、今のところは『ブラム・ストーカー』を王国の貴族にする御積りなのですね?」
ニヤリ、と笑うネクロロリコンにデミウルゴスは漸く己の理解が追いついたのだと確信する。
その後も会議は続き、新たな捕虜などから得た情報を共有していく。
冒険者組合ではモモン達のチームを特例としてオリハルコン級にする事を決め、幾つかの依頼を受けさせた後で速やかにアダマンタイト級に据える事を決定している。
エ・ランテルでは配布された『モモン・ザ・グレート』が広まっており、酒場などでは吟遊詩人達がこぞって『漆黒の英雄』を称賛する歌を吟じている。
カルネ村では新たに血族として迎えられたンフィーレアが祖母共々移住し、ポーションの研究に入っている。
更にヴィクター博士はンフィーレア達に「化学者」が製作する化学ポーション『ドラッグ』の製法を伝え、それを参考に新たなポーションを作らせている。
またヴィクター博士の呼びかけに応えた村人達に投薬による強化改造〈ドーピング〉の試験を行っていると同時に、親を失った姉妹を引き取り製薬法等を仕込んでいるという情報も共有されていく。
最後に仕事内容が変更される守護者へ今後の指示を出していく。
まずアウラとマーレはトブの大森林に偽りのナザリックを建造する役目が与えられた。勿論敵の攻撃目標を他に逸らすためである。
次にコキュートスがモモンガへの剣術指南を任せられる事となった。あの拙い剣技と現地基準で高過ぎる身体能力のチグハグさは早く無くすべきであろうと。
最後にデミウルゴスは近々赴くことになる王都内部の情報、特に有力貴族について恐怖公を用いて調べ上げ、戦士長以外に取り込めそうな者がいないかを見繕っておくよう厳命される。
こうしてナザリックの今後の方針が明確に示された重要な会議が終わりを迎える。
会議を終え支配者達が立ち去った後も、守護者達は衝撃で席を立つ事が出来ないでいた。
無理もない、これまでの全てが計画の為の布石であったと解り、その智謀の冴えを垣間見てしまったのだから。
しかし結局どうやって貴族になるのか? と説明を求めるシャルティア達の声を聞きデミウルゴスは理解が及ぶ範囲で支配者達の計画を語る。
戦士長という王国の頂点へ直通のパイプに徹底的に恩を売り。
現地用ポーションを研究させ、更にカルネ村の住人達にも手伝わせる事で大量生産が可能になるように下準備をし。
エ・ランテルでは広く、特に衛兵達に名前を売り。
低レベルでも戦えるように現地民にあわせた強化改造法も調査させている。
更に言うなら王国は毎年隣国のバハルス帝国とこのエ・ランテル近郊のカッツェ平原で戦っているという情報まである。王国が劣勢であるという情報も。
ここまで情報が揃えばもはや答えは1つであろう。
「つまり最終的にはカッツェ平原で行われる戦争でバハルス帝国を叩き潰し、その功績を以てエ・ランテルを治める貴族となられる御積りなのだよ」
今のところは、でしょうが。
と最後に悔しげに付け加えるデミウルゴス。
王都周辺の貴族についての調査というのも、言ってしまえば内部工作だ。
現在の王国は王と有力貴族が対立しているが、腐敗しきった貴族達の内情を暴露してやれば容易くどちらかに傾ける事が出来る。
その際に証拠を握りつぶして恩を売ってやれば喜んで尻尾を振る事だろうと笑う。
その為にはもう暫く『ブラム・ストーカー』をただの老商人にしておいた方が都合が良い。
だからこそ『モモン・ザ・グレート』ではモモンの活躍しか描かれていないのだと。
未だ計画は修正され続けている為あえて『ブラム』の将としての力を表に出していないが、戦争が近付けばそれとなく流布させるつもりなのだろう。
あるいは帝国を油断させるために最後まで隠し続ける可能性も捨てきれまい。
勿論常に最善手を再計算し直し続ける鬼才の御方の事、市民を扇動して王国を打倒し王になられる可能性もあえて残してあるのではと付け加える。
即ち『英雄王モモン』と『宰相ブラム』がエ・ランテルで独立するパターンである。
「我々はいかなる状況であろうとも十全に手足として動かなくてはならない。御方々の神算鬼謀は到底我々の及ぶところでは無いのだから、せめて御邪魔をしないよう細心の注意を払って行動すべきだろうね」
最後にくれぐれも早まった行動は慎むようにと釘を刺すデミウルゴスに神妙な顔で頷く守護者達は、決意を新たに各々が最善を尽くすべく自らの職場へ向かうのだった。
「いや~本物の吸血貴族になりたいなっていう願望気付かれちゃってたよ~」
「何せデミウルゴスはナザリック一の知恵者ですからね。まあ、私も冒険者ごっこをもう暫く楽しませて貰いますよ」
「金稼ぎも兼ねて、ね?」
「世知辛いですねぇ」
支配者達は知らない。
ただの行き当たりばったりな言動が神算鬼謀に見えているという事を。
そして何処までも評価が高まってしまっている事を。
と言う訳で、デミウルゴスが予想するネクロロリコンの計画のお披露目会でした。
準備はしっかりするクセにその場その場の思いつきで行動するネクロさんは守護者達からはこんな風にみえているんですよって言う回でもあります。
まだもう暫く紆余曲折があるのであくまでデミウルゴスが現状で解る限りの情報で予想した計画です。そのままにはなりませんのでご了承ください。
ただ少なくともバハルス帝国の騎士団には壮絶な死亡フラグが建ちました。
何気にオバロ二次では珍しい気がします。大抵切れ者なジルを引きこんでいますから。
個人的に腐り切った王国をなんやかんやして呑み込んだ方が簡単じゃないかと思うんですがね?
国民の支持は得やすいかと。