Z/Xの世界に転移 〜この世界で幸せを見つける〜 作:黒曜【蒼煌華】
初歩的なミスをしてしまい、前話で15000文字を超えてしまって続きが消えている事に今日気が付きました。
続きは短編ですが、この話でどうぞ御覧下さい。
(たった1000文字近くですが。)
それに伴い、前話のタイトルを変更致しました。
これからこのような失態が無いよう、努めていく所存です。
本当に申し訳御座いませんでした。
「…あ、そうだ。きさらちゃんにはまだ足りてない物があったね。」
俺はそう言いながら、先程のお店で買った白いリボンを袋から取り出す。
シルク生地で作られたそのリボンは、何とも言えない肌触りの良さ。
何の花かは分からないが、可愛らしい花飾り。
それをきさらちゃんの胸元に結び付ける。
するときさらちゃんは真っ先にリボンへ手を伸ばし、輝きで満ちた瞳を此方に向けてきた。
何というか、ロリコンなら一撃で瀕死状態にまでなる程に可愛らしい笑顔と一緒に。
「だいすけ、こえ…」
「きさらちゃんが欲しそうにしてたから、買っておいた。是非プレゼントしたくてね。」
「うゆゆ〜♪」
相も変わらず可愛いの塊だ、きさらちゃんは。
俺のプレゼントしたリボンを大事そうに、両手で触っている。
その仕草が至極愛くるしい。
幼さというのは、年上を狂わせてしまうものだな。
今ならそれが凄く分かる――ような気がする。
「さて、後は二人ですね。」
「え…えっと、大祐は私達もコーディネートするつもり?」
「嫌なら無理にとは言いませんよ。ですが、俺はしたいと思ってます。心配しなくても俺のお金ですから。」
そんなお金、何処から持ってきたのか。
なんて言われそうな気がしなくもない。
「私の着る衣服はますたに任せます。」
「任された。」
A-Zちゃんは迷いなく、俺にコーディネートされる方を選んだ。
あづみさんと瓜二つのA-Zちゃん…どうせなら、あづみさんとは違う方向性でいってみよう。
その方が面白そうだ。
「で、リゲルさんはどうします?」
「大祐がしたいなら、私は構わないわよ?でっでも、私は自分の服が欲しいからなんだからね。別に大祐にコーディネートして欲しい訳じゃ…」
俺のお金でリゲルさんに服をプレゼント。
何時ものお礼に良いじゃないか。
「服が欲しいなら言ってくれれば良かったですよ。リゲルさんが欲する物は極力プレゼントしますから!」
「…じゃあ、貴方を」
「はい?何か言いました?」
「なっ何でも無いわ。」
気のせいか?リゲルさんの頬が赤くなっている。
まさか、風邪か!?
リゲルさんが風邪なんて、一大事じゃないか!
今直ぐ帰って安静に…
「リゲル…大丈夫?顔が赤いよ?」
「だっ大丈夫よ。心配しないで、私は元気だから。」
「そう?リゲルが元気なら良かった。」
流石あづみさん。
貴女の御蔭でリゲルさんが風邪じゃない事が判明したよ。
いやけど、痩せ我慢していたらあれだしな…
リゲルさんは風邪、という考えは捨てないでおこう。
頭の隅にでもおいといて。
さ、二人の服を選ぼう。
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