魔法科の御伽魔法書   作:薔薇大書館の管理人

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さて、ポロリ。
いや、何の!!?
それは後のお楽しみ!!

一体、何のポロリだろう…。(鼻血)

ふふふ…。そのポロリで自分を保てるかな~…。ふふふ・・・

…怪しさ満点だな~、うち。


快楽幹部、オドリ―愛!!

 

 

 

 

 『ゴホン!!…え~~~何とも耐え難い裏切りを受けた親衛隊!!いや、親衛隊だけではない!!俺や観衆たちの思いも無下にしやがった!!

  オドリ―ちゃ~~ん!!

  ROSEなんか、コテンパンにしてやってくださいな♡

  俺は応援してるぜ!!マイハニー――…、チュッ!!』

 

 

 投げウィンクと投げキッスで大量のハートがオドリ―に送られる。

 

 しかしそれにはさっきまで裏切ったくろちゃんとホームズに憤慨していた観衆たちも喚き、ブーイングを送る。

 

 

 「お前の女じゃねぇ~~だろ!! ひっこめ!!」

 

 

 「そうだ!!オドリ―ちゃんは俺の嫁だ~~~!!」

 

 

 「何だと~~~!!俺の可愛い奥さんに決まっているだろ!!?お前こそ引っ込めっ!!」

 

 

 …等の誰の嫁か論争から喧嘩へと発展。

 

 

 それを御神とちゃにゃんは冷たい視線と呆れ感をフル発動して、事が終わるのを待つ。くろちゃんとホームズは先程の裏切りからちゃにゃんからきつ~~~~いお仕置きを受け、ボコボコメイクをされていた。

 

 そんな勝手に荒れる闘技場で一つの音が轟音となって、広がる。

 

 

 

 あまりにも凄まじい威力の轟音に耳を塞ぐ一同…。

 

 

 

 音が止み、辺りが静かになると、闘技場のグラウンドから聞こえた場所…、オドリ―に敵味方関係なしに全員が注目した。

 

 

 オドリ―は顔から少し斜め上あたりに手を合わせた状態で立っていた。それはまるで、今からカルメンでも踊るかのような佇まいだった。

 

 しかしオドリ―が踊るためにみんなの注目を集めたわけではない。

 

 いや、確かに踊るが、オドリ―は早くコロシアムのデスマッチを始めたくて、痺れを切らしそうになっている自分の興奮する身体を艶めかしく魅せて、開始宣言をしてもらおうと振動系魔法の音響増幅魔法で手を合わせた時に出る音を増幅させ、轟音にし、争いを静めたのだった。

 

 もちろん、オドリ―は何重にも重ねさせた耳栓のお蔭で、轟音にも耐える事が出来た。

 

 

 そのオドリ―の意図を彼女の感じている快感からの太腿が擦り合ったり、腕で胸を挟んで大きな谷間を作って自分で抱きしめている姿を見て、鼻血の洪水をおこしながら、理解した観衆…と実況熱血野郎は顔を真っ赤にして、開戦の合図を放つため、息を吸い込んだ。観衆もそれに倣って、深呼吸をする。

 

 

 『ええ~~、お待たせしました~~!!

  これより、ROSEVSおどりーちゃあん愛乱舞親衛隊精鋭部隊100人のチーム戦を行う~~~!!

  ルールは簡単~~~!! 両者どちらかが全滅すれば、試合終了。生き残った方が勝者だ~~~!!!

  攻撃も防御も何でもアリ!! ただし~~!!一度倒れた後に復活するのはNG~~~だ!!

  

 

  それでは~~両者健闘を祈る!!

 

 なお、チーム戦の実況は”熱き獅子の申し子”……とも言われるこの俺!! アックル・シーワーがお送りする~~~~~~!!!』

 

 

 

 アックルの手に持たれた小槌でコングの鐘が鳴り響き、戦闘開始の合図が鳴った。

 

 

 

 その途端、前衛にいた親衛隊精鋭部隊の一列目がROSEに向かって走り出した。

 

 それ以外は、何重にも重ねた確固な守りをオドリ―を中心に陣形を張る。

 

 

 

 

 その様子を離れた場所から見るROSEメンバーは分析をするホームズに視線を送り、ホームズが瞬きでROSEの作戦パターンを暗号化してみんなに伝達する。

 それを理解した三人は、ふてぶてしく笑い、接近してくる突撃部隊に手を翳す。

 

 

 

 「「「「やっと、戦いらしくなってきた~~~~!!!」」」」

 

 

 

 …とハモって、親衛隊全滅へと動き出すのだった。

 

 

 




実況なら公平でやれよ。
アックル(゜ロ゜;

でも、普通は相手のペースに乗らなくてもいいよね?でも乗ってしまう…。なぜだろう~~!!

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