夜の華やかなパーティーに紅いドレスを身に纏った美女が現れる。
会場中の参加者の目を惹き、あっという間に男性達からダンスの誘いを受ける。
しかし、彼女…鈴蘭にはもう既にダンスを踊る相手を決めていた。その相手が遅れて会場に入ってくる。
白いスーツをラフに着込み、胸元から開かれた鎖骨が凛々しく見える。大人な雰囲気を醸し出す男性…に見える(実際は高校生だが、年齢不詳を通しているため、ここはスルーしておく)RYUが鈴蘭の姿を見つけると、微笑を浮かべて、男性達の群れの中を一言も声かける事なく、道を開かせ、難なく鈴蘭の元へたどり着く。
そして鈴蘭に手を差し伸ばし、腰を少し折る。
「私と踊っていただけますか? …お姫様。」
「…ええ、ぜひ。」
RYUの差し伸べられた手に自分の手を重ねる鈴蘭の顔はほんの少し嬉しそうに見えた。
RYUの先導により中央のダンススペースへとやってきた二人は、楽団の演奏に合わせ、ステップを踏んでいく。
鈴蘭の洗練されたダンスと微塵も狂わない徹底したリードを保つRYUのステップと仕草が会場中に二人だけの空気を広げていく。
ベランダーーーーー。
ダンスが終わり、二人それぞれとダンスを踊りたい者が集まりつつあったが、二人は会場を後にし、隣接するベランダへと場所を移す。
「今日は私と踊っていただき、ありがとうございます。お姫様。」
「…もうからかわないでください。…いつも通り、”鈴蘭”で良いですわ。」
(これはあくまで台詞ですので!!)
「…ふっ、そうか。なら、鈴蘭。 俺だけと踊って平気か?他の奴も踊りたがっていたが?」
「良いんです。それよりもRYU様こそかなり言い寄られていましたけど?」
「そうだな、彼女達には悪いが………
俺には君にしか目にはいらない…。」
いきなり顔を近づけて、囁く。
その声はしっかりとした低い声色で、大人な雰囲気をより高める。ドキッとせずにはいられない。
(ちなみに今ここで、RYUは映像でドアップになっている。いわば鈴蘭目線だ。)
「…え?」
「俺はずっと前から君の事だけ考えている…。
例えば、君が他の男から言い寄られているのに嫉妬するくらい。」
「あ…、RYU様…?」
ここでRYUが鈴蘭の綺麗な光沢を輝かせている黒髪を一房優しく掴みとり、毛先を自分の口元へと持ってくると、愛おしそうにその髪にキスする…。
「君は俺が『君の事が愛おしすぎて堪らない…』と言ったら、どうする?」
言葉に詰まっている鈴蘭に優しく微笑みかけて言葉を続ける。
「…今日も君のいい香りがするな。…本当に。」
それから鈴蘭を自分へと抱き寄せ、抱きしめる。
ここからシャンプー「プリンセス」の紹介。薔薇の匂いが入ったもので、髪をしっかりと保湿し、サラサラ感を出す。
『大人を演出するなら、やっぱりこれ。』
『君に惹かれてしまうかもしれない魅惑…。』
『『プリンセスMOON 登場』』
番宣する二人は高価なソファに腰かけ、RYUが鈴蘭の身体を支えた形で座っており、密着している。しかしそれがまたRYUが持つセクシーさを上乗せしているのであった。
何とか今日中にと急いで、とぎれとぎれ投稿してしまい申し訳ありません!!
以上で、CMのSUN/MOONが終わりました!!
これを持って、どっちのCMストーリーがよかったか、アンケートを取りたいと思います!!
活動報告を上げておきますので、そちらでコメントお願いします!!詳しくは活動報告にて!!