二つのCMストーリーが描かれます! もしよろしければ、どちらが良かったのか、アンケートでもしようかな?
ちなみに役名はないため、それぞれ本名で語っていきます。
学校の部室―――――。
シュッ、シュシュッ…、パッ、タタタン!!
夕日が窓から差し込む時間帯、そろそろ下校時刻になり、ダンス部部長の翔琉が顧問との打ち合わせを終え戻ってきた。
すると他の部員たちは帰ったはずの部室から、手拍子や床を擦る音が聞こえてきた。
様子を窺うため、ドア窓から覗き見ると、そこには汗を掻きながらもダンスする後輩の美晴の姿があった。
「最後はここで……、あ!」
勢いを踏んでステップを繰り出した美晴だが、思うようにできずに同じところで躓いたり、転んだりしていた。
部活が終わった後も自主練をしていた美晴。ボロボロになるまであきらめずに成功させようとする美晴の一生懸命さに翔琉は応援する気持ちが高くなり、居ても経ってもいられず、部室に乗り込む。
「先輩…?」
「俺が教えてやるよ。 一緒にやろうぜ!」
大好きな先輩から教えてもらえる事に嬉しくなり、さっきまでダンスに熱中していた美晴の顔に表情が綻び、可愛らしい表情になる。それを見て、ドキッとする翔琉。
互いに笑みを浮かべると、次の瞬間は同じダンスを愛する者同士。翔琉が教えながらも徐々に上達していく美晴と一緒に踊っていられる時間を満喫していく。
大会―――――。
その成果があって、見事全国ダンス大会で優勝できた美晴たち。センターを務める事になっていた美晴はその責任から自主練をしていて、それが実った事で仲間達と優勝の喜びを分かち合っていた。その一方で、心ではずっと決めていた事へ決心をつける。
教室にて―――――。
部員一同で、学校の教室を借り切って、打ち上げパーティーをした終わり。
全員に次回でカラオケに行き、教室には美晴と翔琉だけ…。
そこでずっと伝えたかった事を美晴は翔琉に告げる。
『好きです…!!』
美晴の告白に振り向く翔琉。もう一度勇気を振り絞って…
『先輩の事がずっと、好きです!!』
耳まで真っ赤になっているのを自覚しながらも想いがどんどん溢れてくる。好きな気持ちを言った事で、ずっと心の淵で溜めていた想いが口から出てくる。
『好きなんです…! 翔琉先輩の事が好きです!!…私と付きあ………』
最後までいう前に美晴の身体を引き寄せる翔琉。そして顔を近づけて…
夕日が入る教室で、窓から程よい風が入り、カーテンが靡く。そして二人を包み込み、カーテンに二人の影が作りこむ。
カーテンが役目を終えたというタイミングで二人の姿を見せる。
そこには、美晴をやさしく、そして力強く抱きしめ、美晴の顔を覗き込む翔琉の顔があった。
『それは…、俺の台詞だから…。
…俺も前向きにいるお前の事がずっと気になっていて、気づいていたら目を追っていて…、お前を好きになっていた。
美晴…、俺と付き合ってくれ。』
翔琉の告白を聞き、うんうんと頷く美晴。嬉しすぎて涙が溢れてくる。
★★★
それから二人で遊んだり、ダンスしたり、今も草原ではしゃぎまくっている。すっかり遊びまくった美晴に翔琉が近づき、抱きしめる。
『美晴の香り…、良い匂いだな…。』
ここで、シャンプー『プリンセス』SUNverの紹介。
香辛料にもなっており、髪が濡れても、ずっと香りが続く。髪をサラサラして、カールしても崩れない。
『ありがとう♥ 先輩』
翔琉の肩越しでウィンクする美晴。
『”シャンプー『プリンセス』SUN登場!』
『MOONもよろしくね!』
…CM終了。
二人で手を繋いで宣伝して、幕引きとなったSUNver.
学生らしい青春さも兼ね備えながら、そこに甘い展開を入れたCMだった。
SUNはどうでしたか~~!!
女の子でもプリンセスみたいに甘い恋ができるという趣旨でのストーリーをした訳ですが…。
次はMOONですな~。