魔法科の御伽魔法書   作:薔薇大書館の管理人

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さぁ、みんなの本領発揮だ!!


魔物カバルレとの決戦(First)

 

 

 

 

 魔法試合でも大活躍のサガット、御神、ホムラ、暁彰、ホームズ達が加速系統魔法『アクセル』で高速移動しながら、カバルレに突撃していく。

 

 俊敏な動きをして迫っていくサガット達の動きを、何ともないように捉えているカバルレは、口から『フレアボール』を発動し、炎の大玉がそれぞれサガット達に放たれる。正確に照準を抑えて、動きを先読みした攻撃にサガット達が正面で直撃を受ける。

 

 …という結果になるところを、くろちゃんやちゃにゃん、toko、ミナホ、huka、ワイズさんたち魔法試合では、後衛を担当するROSEメンバーが炎の大玉に水をかけたり、斬ったり、消し去ったり、攻撃で相殺したりと粉砕して、サガット達が突撃に集中できるようにサポートしたのだ。

 

 しかも、『アクセル』で素早さが上がったサガット達、前衛チームに、るーじゅちゃんやRDC,し~ちゃん、ルー、火龍人達、補助魔法チームが移動・加重系統魔法『ジェットスプリント』を代わりにかけた事で、更にスピードがアップした。

 

 サガット達に掛かる慣性を減らして高速移動し、一定の段階で慣性を戻す事で爆発的な加速を与えられた。

 

 こんな動きを見せられれば、瞬間移動したかのような感覚に襲われるほどの衝撃を受ける。しかし、カバルレは全く動揺していないが、腹を立てていた。

 

 よりスピードが上がったというのに、サガット達の動きを読んでいる。

 

 次にどう動いて迫って来るかも目に映るくらいに理解している。しかし、目では追い付いていても、攻撃の速度は上がらなくて、美味く当たらない。ましてやくろちゃん達後衛チームがパックアップしているため、やられ放題の状況に苦虫を噛み締め、腹を立てていたのだ。

 

 そして、カバルレは抑える事が出来ずにサガット達を足元まで到達させてしまった。

 

 

 サガットと暁彰は魔法剣を取りだし、カバルレの両足を斬っていく。巨体を支える足を使い物にできなくすれば、体勢を崩しやすくなり、隙が生まれる。

 かなり深く突き刺したり、斬っていく二人の攻撃にどうやらカバルレも痛みを感じるみたいで、雄叫びを上げる。二人に続くようにして、御神とホムラも放出系統魔法『避雷陣』で上半身の動きを封じ、加熱・加重・移動系統魔法『フレア・クラッシュ』で加熱させた炎を真空の空気膜で覆った状態で対象に投げつけると、接触した瞬間に、空気膜が解除され、空気中の酸素を急激に触れたために爆発する魔法を駆使し、カバルレのダメージを与える。そしてホームズがカバルレの大きな胸に『パンツァー』でとどめを刺す。

 

 

 『"グアッ!!"』

 

 

 「「「「「倒れろーーーーーーー!!」」」」」

 

 

 前衛全員の叫びとともに力を込めた『パンツァー』でカバルレは胸をへこませ、後ろへ吹き飛ばされた!

 

 

 「よっしゃーーーーー!!!」

 

 

 ホームズは巨体を吹き飛ばした事で今までの鬱憤を晴らした気分になった。

 後衛にいたみんなも喜びを噛み締める。

 

 

 しかし、喜びを表すのはまだ早かった。カバルレはまだ余裕満タンの表情していたからだ。

 

 

 吹き飛ばされながらも、両足を地面に力を込める事で、勢いを殺し、堪えた。その衝撃でカバルレが後ずさりさせられた方向の地下都市の建物が跡形もなくなっていた。

 

 

 そして、ホームズの拳を受けた胸をまるで埃を払うようなしぐさではたきながら一言、問いかけてくるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 『”…ナニカシタカ?クズドモ!!”』

 

 

 




戦闘シーンでの魔法は、頭を捻って頑張ってます!!

この闘いでも白熱さ伝えられるようにやらせていただきます!!

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