魔法科の御伽魔法書   作:薔薇大書館の管理人

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 やっと、この時が来た~!!

 これを投稿できることに感謝!!

 それでは、楽しんでいただけたらと思います。どうぞ!!


※この話は、ゲーム「魔法科高校の劣等生 スクールマギクスバトル」でのプレイ仲間を主体に登場させています。原作命!という方はお控えください。


マギクス・ファンタジー・クエスト Ⅰ
 ~序章~


 ここは、魔法が当たり前に存在する世界。

 

 『魔法』は画期的な文化として根付き、年々研究者によって生み出されつつあった。

 

 その魔法も『魔法式』という記録にまとめることで、売り買いもされ、誰でも使用で

 

 きるようになった。そして今では魔法は生活する上で必需品となっていた。

 

 

 

 そんな世界を支配する国が、『イレギュラー帝国』。

 

 物資も軍需も魔法も圧倒的で、瞬く間に世界をその手に治めた。

 

 その大役を果たし、今なお、国の繁栄を極める国王の名は、ウンエーイ。

 

 彼は、更なる帝国の軍備強化・魔法発達のため、『魔法師ギルド法』を制定した。

 

 

 『魔法師ギルド法』

 

 

 魔法を使う事で仕事する組合(ギルド)を創設・運営を認める法だ。

 

 これにより、国全土に魔法師達が歓喜を挙げ、どんどんギルドを立ち上げていき、

 

 数々の依頼を受けるようになった。

 

 しかし、これはほんの腕試し程度で、魔法師達の目的は別にあった。

 

 

 

 それが、「魔法試合」だ!

 

 ギルド入会を条件にギルド同士で戦う魔法競技。この試合に勝利すれば、報酬がもら

 

えるし、参加するだけでも最低限の報酬はもらえるのだ。生活の足しになるし、魔法力

 

も高められるしであっという間に魔法師の登竜門となっていった。

 

 

 

 

 

 

 そんな繁栄の道をたどる帝都マギカサのとある店の奥部屋にて…話し声がかすかに染み渡っていた。

 

 

 「どうだ、うまく進んでいるか?」

 

 「はい、お陰様で、順調に物事は運んでいます。さすがはこの帝国にはん、」

 

 「おまえはいつも軽口をたたくな…。私が何のためにここまで足を運んできたか忘れた

 

  というのか?」

 

 「いえ、そのような事は。」

 

 

 部屋には中央に部屋の半分を占めるであろう大きさの円卓が置かれており、そこには1本

 

 のろうそくだけが存在をゆらゆらと主張していた。その明りで映し出されるのは、その

 

 円卓を正面で向き合っている二人の人物の手だけだった。二人とも、さほど変わらない

 

 手をしており、逞しい男の手をしている。ただ違うところがあるとすれば、ろうそく

 

 の火で淡く、そして眼光のような輝きを放つ黄金の指輪をしているかの違いだけだ。

 

 

 「ただ、英知溢れる御身に仕えられるこの喜びを、尊厳を、お伝えしたかっただけなのです。」

 

 今にも興奮し、声を荒が得たくなるような息遣いを交えたその言葉にもう一人の男はただ無言を貫いた。

 

 いや、言葉は発さなかったが、この明かりが部屋の隅まで行き届いていない空間でも 

 肌にも感じる鋭い悪寒を剣で貫かんばかりに投げていた。

 

 しかし、当の投げられた本人はそれを楽しむか如く、この場では似づかわしくない

 

 愉快な含み笑いをした。

 

 

 「……時間だ。 私は戻るとする。くれぐれも気を付けることだな。」

 

 そういうと、席を立ち、扉のほうに雄々と歩いていき、どうやって開けたのか、物音もなく、部屋を後にした。

 

 残された気さくな男はこれから起こるであろう出来事に不敵な笑みを醸し出した。

 

 

 

  

 

 




 うん、初めての投稿。緊張した。

 序章ということで、説明書きになっちゃったかもだけど、許してね!


 次回は主人公登場するよ!

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