異世界でミリオタが現代兵器を使うとこうなる   作:往復ミサイル

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転生者が怪奇現象に遭遇するとこうなる

 

 懐中時計の秒針が動く度、緊張が徐々に強くなっているような気がする。まるで怪奇現象が起こるかもしれないという恐怖が、氷に穴を穿とうとするピックのように少しずつ突き立てられているかのようだ。

 

 今の時刻は午前1時50分。仲間たちが目を覚ますのは早くても午前6時くらいだろうから、今から俺は約4時間ほど眠らずに見張りをしなければならない。

 

 こういう時に、武器があるとほんの少しだけだが恐怖は希釈される。圧倒的な破壊力を持つ武器を見に着けていれば、敵だけではなく恐怖にも打ち勝てるかもしれないと無意識のうちに思っているのかもしれない。姿の見えない幽霊や怪奇現象に、物理的な攻撃である現代兵器を向けるのはおかしいかもしれないが、幼少の頃から俺とラウラはこうやって敵と恐怖に打ち勝ってきたのだ。

 

 武器があるから大丈夫。この武器を持っているから、敵にも勝てる。決して慢心というわけではなく、恐怖を持ちつつ適度な安堵も併せ持つ。だからこそ、武器は俺たちにとってはまさに頼みの綱なのである。

 

 それに、この恐怖を薄めてくれるのは武器だけではない。

 

「ふにゅう………」

 

「………」

 

 傍らにレ・マット・リボルバーを置き、俺の膝を枕にして気持ち良さそうに眠る少女を見下ろした瞬間、更に恐怖が薄められたような気がした。

 

 先ほど手持ちの非常食で夕食を済ませた仲間たちは、見張りを担当する俺を残して全員部屋の中で眠っている。俺の座っている場所の向かいではナタリアが眠っているし、その隣ではガルちゃんが寝言を言いながら寝息を立てている。

 

 俺の左隣で眠っているのはカノンで、彼女は相変わらず無表情のまま眠っているステラをぎゅっと抱きしめている。

 

 仲間たちを守るのは、俺なのだ。

 

 だから怪奇現象でビビっているわけにはいかない。女とよく見間違えられるが、俺は男なのだから。

 

「ふにゃあ………えへへっ、タクヤぁ…………」

 

 俺の膝を枕にして眠っているラウラは、俺の夢を見ているんだろうか。いつも弟に甘えているお姉ちゃんらしい夢だなと思いながら見守っていると、ラウラはミニスカートの下から伸びる尻尾を、まるで頭を撫でられて大喜びする子犬のように振り始めた。

 

 尻尾を横に振っている時は喜んでいる時だ。頭を撫でられたりすると、彼女はいつも尻尾を横に振る。尻尾を縦に振っている時は逆で、機嫌が悪い時らしい。まるで「私を見て」と言わんばかりに尻尾を縦に振り、ぺたん、と床を何度も叩くのだ。

 

「タクヤぁ………もうすこしで……赤ちゃん…………生まれるよぉ…………」

 

 どうやらお姉ちゃんは、自分の夢が叶った後の夢を見ているらしい。しかも子供もいるのかよ。

 

「えへへ………これで………20人目だね…………」

 

 こ、子供が多いッ!! 何人産んでるんだよ!? 大家族じゃねーか!!

 

 そんなに子供がいたら一気にキメラの数が増えるぞ。しかも俺とラウラは同じ種族だからみんな純血って事になる。

 

 その子供たちも俺たちから色々と受け継いでいくんだろうとは思うんだが、さすがに20人も子供がいるのは多過ぎないか? 親父みたいに妻が2人いたとしても多過ぎるぞ。

 

 それにしても、純血のキメラって凄そうだな………。

 

 どんな子供になるんだろうかと考えようとしたんだが、考え事が途切れかけた瞬間、その隙間から先ほどまで感じていた恐怖が侵入してきて、俺はぎょっとしてしまった。恐怖を感じないように考え事をすることも大切だが、それで警戒を疎かにするわけにはいかない。彼女たちの命を預かっているのは俺なのだ。

 

 懐中時計を見てみたが、そろそろ午前2時になる。あと4時間だ。あと4時間もこの恐怖と暗闇に耐え続けなければならない。

 

 もし俺が暗所恐怖症だったら、とっくに発狂していることだろう。

 

 割れた窓ガラスから入り込んでくる冷たい風が、不気味な歌声を奏で始める。普通の風の音よりも低く、まるで死んでいった人たちの呻き声のような気味の悪い歌声。果たしてこれは本当に風の音なんだろうか? もしかしたら、もう既に霊はすぐそこにいるのではないか。

 

 もう死んでいった人たちの霊が集まっていて、この部屋を取り囲んでいるのではないか――――――。

 

 落ち着け。そんなことを考えれば余計怖くなるだけだ。それにこの屋敷はガルちゃんたちが結界を張ってくれたから、霊や魔物は易々と侵入できない筈だ。

 

 でも、結界があるから大丈夫というのは楽観的過ぎるような気がしてしまう。ランタンの中で明かりを放ち続ける炎を見つめながら考えていたその時、ランタンの明かりに映った影が一瞬だけ膨れ上がったような気がした。

 

「!?」

 

 まさか、霊がいるのか!? 俺たちを見つけて呪おうとしているのか!?

 

 ぎょっとしてリボルバーを構えながら部屋の中を見渡したが、今の影が膨れ上がった原因は見当たらない。ランタンの明かりが部屋の中を照らし出し、その中で仲間たちが寝息を立てているだけだ。

 

 今のは何だ………?

 

 どきりとしながらリボルバーを構えて部屋の中を見渡していると――――――今度は、部屋のドアノブがゆっくりと回り、古びた木製のドアが小さな軋む音を立てはじめた。

 

 やがて反対側から誰かが押したかのようにゆっくりとドアが開き、埃まみれの廊下があらわになる。

 

 なぜドアが開いた………?

 

 勝手に開いたわけではないだろう。開く前にドアノブがゆっくりと回転しているところを目にしているのだ。そうなると誰かがドアを開けたことになるが、俺以外の仲間たちは全員眠っていて、ドアを開けられるわけがない。それに、そもそもドアの近くで眠っている仲間もいないから、いたずらというわけではないだろう。もちろん俺がドアを開けたわけでもない。

 

 恐る恐るドアの向こうにリボルバーを向けながら、俺は懐中時計で時刻を確認した。今の時刻は午前2時3分。ちくしょう、まだ2時になってから3分しか経っていない。早くも怪奇現象に遭遇しちまったってわけか。

 

 左手に炎を出し、開いたドアの向こうを照らし出してみるが、埃のせいで灰色になった壁と廊下が見えるだけだ。

 

 とりあえず、あのドアは閉めておくべきだろう。いつまでも開けていたら、あの入口から何かが入ってきそうで気味が悪い。

 

 一旦左手の炎を消し、俺の足に頭を乗せて眠っているラウラを静かに退けてから、もう一度炎を出して入口へと向かう。廊下を照らしつつリボルバーを向けて廊下を確認したが、やはり幽霊がいるわけでは無いようだ。怪奇現象はこれで終わりか?

 

 肩透かしを食らったのだろうかと思いながらドアノブに手を伸ばしたその時だった。

 

 今しがた確認した時は何も見えなかったのに――――――廊下の右側で、何かが揺れたような気がした。

 

「………!」

 

 気のせいだろうと決めつけて、そのままドアを閉めてしまえばよかった。そうすればこんなにぎょっとする羽目にはならなかったかもしれない。後悔しながらその何かが揺れたと思われる場所にリボルバーを向け、炎で照らし出して確認する。

 

 元々怖い話はあまり好きではないし、幽霊について詳しいわけでもない。でも、その蒼い光に照らし出された何かを目にした瞬間、そいつの正体が普通の人間ではないということをすぐに理解した。

 

 そこにいたのは、ボロボロの服を身に纏った少女だった。ノエルやカノンと同い年くらいだろうか。身に着けている服は焼け焦げたのかところどころ真っ黒に焦げていて、袖の中から伸びる少女の腕には火傷の痕や、まるで銃弾で撃ち抜かれたような傷がある。

 

 こんなにボロボロになっている少女が、危険なダンジョンの中を夜中に徘徊するだろうか? 徘徊しているとすれば魔物か、いきなり理不尽な襲撃を受けて命を落とし、未練を残してさまよう幽霊たちだろう。

 

 その少女は、まさにその幽霊だった。

 

 絶叫しそうになったが、全く声が出ない。恐怖が限界を超えると、叫び声というのは出ないものなのだろうか。絶叫もできないほど硬直しながら、目の前に出現した恐怖を凝視して心を削られていくだけ。それが限界を超えた恐怖なのだろうか。

 

 異世界に転生して幽霊に遭遇するとは思っていなかった俺は、今まで感じた恐怖を遥かに超える恐怖を感じながらそんなことを考えていた。

 

 廊下を照らさなければよかった。確かに何が揺れたのかは気になったが、気のせいだろうと決めつけてさっさとドアを閉めていれば、こんな恐怖を感じることはなかったのだ。

 

 迂闊に廊下を照らしてしまったことを後悔していると、ボロボロの服を身に纏った少女は、俺と目を合わせながらにやりと笑った。

 

『―――――ねえ、お兄さん』

 

「………?」

 

『落とし物が見つからないの。ママからもらった、大切なお守りを落としちゃったの………』

 

 一緒に探してくれという事なのか?

 

 それが彼女の未練ならば――――――落とし物を見つけてあげたら、この少女は成仏するのではないか?

 

 ならば、一緒に探してやった方が良いかもしれない。未練を消して成仏してくれるのならば、彼女もあの世で眠る事が出来るのだから。

 

 少女に向かって頷くと、その少女は嬉しそうに微笑み、何も言わずに廊下の向こうへと歩き始めた。いつまでも年下の少女にリボルバーを向けているわけにはいかないので、さすがに銃口は下ろしたけれど、もしかしたら結界を突破した魔物がいるかもしれないからリボルバーは持ったままにしておこう。

 

 彼女は14年間も、母親から貰ったという大切なお守りを探すために、この廃墟で落とし物を探し続けていたのだろうか。

 

 ずっと1人で探し続けるのは、寂しかっただろう。

 

 俺の目の前を歩く少女が、階段を下りて2階へと向かう。そういえば、この子の落し物はどこにあるんだろうか。もし14年前の襲撃の最中に落としてしまったというのならば、街から離れたこの屋敷にやってくるわけがない。つまり、ここに落とすわけがないのだが、どうしてこの子はこの屋敷の中にいる?

 

 違和感を感じたが、先ほど気になったことを明らかにしようとして恐ろしい目に遭ったばかりだ。気のせいだったと思い込んで、これ以上考えない方が良いだろう。もし考えてしまったらもっと恐ろしい目に遭う羽目になるかもしれない。

 

 やがて少女は1階へと下りると、玄関がある右側には行かず――――――そのまま、真っ直ぐに廊下を進もうとした。

 

 あれ? そっちは確か崩落したせいで道が塞がってる筈じゃないのか………?

 

『………お兄さん?』

 

「いや、そっちは―――――――」

 

『ねえ、早く』

 

 ここで俺は、2回目のミスをしてしまった。

 

 恐怖を感じるのが嫌だからと、考えることを怠ってしまったのだ。あの違和感の原因をしっかりと探っていれば、こんなことにはならなかった筈なのに。

 

 傷だらけの少女の幽霊は、行き止まりの筈の廊下の前に立ちながら俺に手招きしている。彼女が連れて行こうとしている場所は、落とし物を落としたという場所なのか。それとも――――――幽霊たちが待つ場所なのか。

 

 真っ暗な廊下の向こうから、冷気のようなものが漏れているような気がした。まるで無数の触手が俺の身体に絡み付き、あの暗闇の中へと誘っているような錯覚も感じてしまう。

 

『早く、来て』

 

 炎で照らしているというのに、崩落して行き止まりになっている筈の廊下の奥は真っ暗なままだ。―――――俺の炎では、照らせない。

 

 たった1人の生者の炎では、無数の死者たちを照らせないように―――――。

 

『早ク、コッチニ来テヨ』

 

 この幽霊は―――――俺をあの世へと連れて行くつもりなのだ。

 

 まだ生きているものが恨めしいからか? 自分たちの街で勝手に寝泊まりしている冒険者が憎たらしいからか?

 

 また、声が出なくなる。身体が勝手にぶるぶると震え始め、動かなくなる。

 

『寂シイヨ………。コッチニ来テ………』

 

 少女が笑みを浮かべながら、こっちへとやってくる。

 

 その笑みは明らかに俺に探し物を手伝ってもらえて喜んでいる笑みではない。あのような笑みは、どこかで見たような気がする。確か、中学校の修学旅行の時に仲間外れにされていた奴が、男子のグループに仲間に入れてもらった時のような笑みだ。

 

 あの時の生徒の笑みと同じだ。こいつはきっと、俺を死者にしてしまうつもりなんだろう。だから、こんな笑みを浮かべているのだ。

 

 もし彼女に捕まったら――――――俺も幽霊になってしまうのかもしれない。

 

 傷だらけの少女が、笑みを浮かべながら俺に手を伸ばしてくる。あと数歩歩けば、彼女の小さな手が俺の身体に触れる事だろう。

 

 どうすればいい? どうすれば逃げられる………?

 

 くそったれ………。まだ死にたくねえのに………。

 

 歯を食いしばりながら後悔していると、突然幽霊の少女が歩くのを止めた。俺の目の前で立ち止まり、まるでチャンスを逃して惜しむかのように目を見開きながら俺の後ろを凝視している。

 

「――――――タクヤ」

 

 背後から聞こえてきたのは、男性の低い声だった。威圧感の混じったその声は、敵対した状態で聞いたのならばぞっとしてしまう事だろう。恐ろしいが、頼もしい声。しかもこの声は、生まれて初めて聞いたわけではない。

 

 生まれた時から何度も耳にした声だ。この声で褒められたこともあるし、叱られたこともある。俺にとって憎む対象でしかなかった父親を、尊敬すべき対象へと変貌させた人物の声だ。

 

 いつの間にか身体が動くようになっていた事の気が付いた俺は、すぐに後ろを振り返る。

 

 そこに立っていたのは―――――黒いスーツに身を包み、シルクハットをかぶった紳士のような赤毛の男性だった。

 

「お、親父………?」

 

 彼の姿を目にした瞬間、感じていた恐怖が一瞬で燃え尽きたような気がした。だが、どうして親父がここにいる? 親父は今頃家に戻って、母さんたちと一緒に寝てる筈ではないのか?

 

 まさか、俺たちの後をついてきたのか? 

 

「どうしてここに………?」

 

 すると、親父は首を横に振った。

 

「――――――タクヤ、そっちに行ってはいけない」

 

「え?」

 

 親父がゆっくりとこっちに歩いてくる。俺を連れ去ろうとしていた幽霊の少女は親父を睨みつけていたが、親父に一瞥されただけで怯えたのか、舌打ちをしてから後ずさりして後ろの真っ暗な通路の中へと消えてしまう。

 

 俺は親父にどうしてここにいるのか聞こうとしたが、俺が喋るよりも先に親父の大きな手が俺の腕を掴み、そのままぐいっと腕を引っ張られた。転ばないように踏ん張りながら親父を見上げると、親父はため息をついてから俺を睨みつけた。

 

「お前のいるべき世界は、そっちではないだろう?」

 

 恐怖を感じ過ぎたせいで、見間違えてしまったのだろうか。

 

 俺を幽霊から救ってくれた親父の姿が、旅立つ前に目にした親父よりも若いような気がした。まるで幼少の頃に俺たちを狩りに連れて行ってくれた頃のようだ。

 

 それに、懐かしい感じもする。

 

 その懐かしさを感じた瞬間、急に身体から力が抜け始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「タクヤ! タクヤっ!」

 

「う………?」

 

 何だ………? 誰の声だ………?

 

 そっと瞼を開けてみると、黒いベレー帽をかぶった赤毛の少女が俺の顔を覗き込み、必死に身体を揺すっているようだった。俺の身体を揺すっているのは―――――ラウラだ。俺と一緒に生まれてきた、腹違いの姉。いつも一緒にいる大切な家族である。

 

「あれ………ラウラ………?」

 

「タクヤっ! 心配したんだよ!?」

 

 起き上がると、周囲を見渡すよりも先にラウラに抱き付かれ、俺は再び埃まみれの床の上に転がる羽目になった。灰色の誇りが薄暗い通路の中で舞い上がり、彼女が放つ甘い香りを歪ませる。

 

 確か俺は、見張りをしている最中に幽霊の少女に出会って、一緒にここまでやって来たんだ。そして親父が助けに来てくれて――――――気を失ったのか?

 

 はっとして横になったまま周囲を見渡してみる。ここは確か、俺が気を失った場所だ。俺を助けてくれた親父はどこだ? あの幽霊の少女はどうなった?

 

 通路の向こうを見てみると、通路を塞いでいる瓦礫が見えた。天井の破片やレンガの破片が固まり、本来は廊下だった場所をまるで隔壁のように塞いでしまっている。

 

「急にいなくなって、みんなで探したんだから!」

 

「ご、ごめん………」

 

「バカ! タクヤのバカ!! 幽霊に連れて行かれたのかと思ったよぉ!!」

 

「う………」

 

「タクヤは私の弟なの! 幽霊なんかにあげないんだから!!」

 

 涙声になりながら叫ぶ姉を抱き締めながら、俺は苦笑いした。

 

「あ、あのさ、ところで親父は見なかった?」

 

「え………? パパ?」

 

「ああ。親父が助けてくれたんだ」

 

 幽霊に連れて行かれそうになった時、確かに親父が来てくれた。恐ろしい幽霊を一瞥して追い払い、あの世に連れて行かれそうになっていた俺を助け出してくれたんだ。

 

 きっとみんなと一緒にいるに違いない。そう思ったんだが、ラウラは首を傾げながら目を丸くした。

 

「パパは来てないよ? 何言ってるの?」

 

「え? だって、確かに親父が助けて――――――」

 

「ふにゅ? だって、ここにいるのは私たちだけだし、パパは王都にいる筈でしょ?」

 

 確かに親父が助けに来てくれたはずだ。まさか俺は幻を見ていたのか?

 

 そういえば、気を失う直前だったからよく覚えていないが、あの時助けに来てくれた親父は今の親父よりも少しだけ若かったような気がしたし、懐かしい感じもした。

 

 あれは、親父の幻だったのか?

 

「ほら、みんな待ってるよ」

 

「お、おう」

 

 奇妙な経験だな。親父の幻か………。

 

 何度もあの時の事を思い出して首を傾げながら、俺はラウラと共に階段を上り始めた。

 

 

 

 


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