異世界でミリオタが現代兵器を使うとこうなる   作:往復ミサイル

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氷と爆炎

 

「ラウラ」

 

「あっ、ママ」

 

 アイスティーとスコーンの乗ったトレイを持ったエリスは、部屋のドアを閉めてからトレイをベッドの近くのテーブルに置き、椅子の上に腰を下ろした。

 

 左腕と左足を失ってしまったラウラの傷口は、狙撃兵たちが彼女に投与したヒーリング・エリクサーのおかげでとっくに塞がっている。そのため、彼女の手足がアリーシャによって吹っ飛ばされた際に出血した血を、ブラッドエリクサーで補充するだけでよかったのである。

 

 衛生兵や治療魔術師(ヒーラー)たちは他の負傷兵たちの手当てもしなければならなかったため、片腕と片足を失ったことを除けば”軽傷”であったラウラは、医務室からタクヤやイリナと一緒に生活している自室へと移されていた。

 

 ラウラがトレイの上のスコーンを手に取るよりも先にエリスがスコーンを手に取り、負傷した愛娘の口へと運ぶ。

 

「えへへっ、ありがとね。でも、私にはまだ片腕があるから大丈夫だよ?」

 

「無理をしちゃダメよ、ラウラ」

 

 ベッドの上でスコーンを咀嚼する愛娘の頭を撫でながら、エリスは微笑んでいた。

 

 傍から見れば、自分の大切な愛娘を可愛がっているように見えるだろう。しかしラウラの頭を撫でながら微笑むエリスの心の中では、娘が手足を失ってしまった悲しみと、娘の手足を奪った敵への憎悪が混ざり合いつつあった。

 

 普段は微笑んでいるエリスが怒り狂うのは、おそらく22年前の魔剣との戦いの時以来だろう。

 

 あの戦いで、エリスは自分の遺伝子を元にして生み出されたエミリアを、自分の大切な妹だと認めた。

 

 そしてそのエミリアを、魔剣を復活させるための苗床にしていたジョシュアを憎んだ。

 

 その戦いが終結してからは、エリスは怒り狂うことはなかった。夫や妹と共に戦場へと向かい、いつも微笑みながら敵兵や転生者たちをことごとく氷漬けにしていったのである。

 

 久しぶりに再会した憤怒を心の中で加圧しつつ、エリスは愛娘の頭を撫で続ける。

 

 彼女が感じている怒りは完全に遮断されていた。幼少の頃から訓練を受けていた上に何度も実戦を経験して実力を上げたラウラですら、自分の母が心の中で生み出している猛烈な憤怒を感じ取ることができない。

 

 もし仮にすぐに戦場に出ることになれば、エリスは憤怒を遮断するのをすぐにやめてしまうだろう。

 

 雄叫びを上げながらハルバードを振るい、吸血鬼の兵士たちを全員氷漬けにしてしまうに違いない。

 

 既にタクヤがラウラのために義手と義足を手配しているとはいえ、彼女はもう二度と自分の本来の足で歩くことができなくなる上に、本来の自分の腕で最愛の弟を抱きしめることができなくなってしまうのだ。

 

 それに義手と義足を移植するとはいえ、当然ながらリハビリもしなければならない。

 

 仲間たちに手伝ってもらいながらリハビリをするラウラの姿を思い浮かべた瞬間、あの魔剣との戦いで片足を失った夫(リキヤ)の姿がフラッシュバックする。

 

 彼女が味わった苦痛は、父親の苦痛を上回っていた。リキヤのように片足を失った挙句、大切な利き手まで失ってしまったのだから。

 

 ラウラが身に纏っている服の左側の袖とズボンの左側の裾には、その中にある筈の手足がない。義足を移植しない限りもう二度と走れないというのに、母親に頭を撫でられながら微笑む愛娘の姿を見る度に、エリスの中でどす黒い憤怒がどんどん肥大化していった。

 

 娘を傷つけられた悲しみがどす黒い憤怒に呑み込まれ、どんどん怒りへと変異を起こしていく。

 

 かつて自分の夫がサラマンダーの義足を移植し、人間から怪物へと変異を起こしていったように。

 

「多分、義手と義足が届くのはこの戦いが終わってからになるから、作戦が終わるまでゆっくり休んでね」

 

「ふにゅー…………私も戦いたいなぁ」

 

 片足と片腕しかない彼女を、戦場に出すわけにはいかない。

 

 エリスは首を横に振ったが、片腕と片足しかないにもかかわらずラウラが戦おうとする理由を理解した彼女は、そのまま愛娘の顔を見下ろした。

 

 ラウラが戦おうとする理由は、自分の戦おうとする理由とそっくりだったのである。

 

 モリガンの一員となったエリスは、大切な仲間たちや、自分と妹(エミリア)を繋ぎとめるために片足を失った恋人(リキヤ)のために戦った。

 

 自分と恋人(リキヤ)の間に生まれた愛娘も、大切な人(タクヤ)のために戦おうとしているのである。

 

(そっくりね…………ふふっ)

 

 心の中で肥大化していた憤怒が少しばかり小さくなったのを感じたエリスは、息を吐きながらトレイの上のティーカップを拾い上げた。

 

 どうやら、戦おうとする理由まで娘に”遺伝”してしまったらしい。

 

 少しだけ希釈された怒りを心の中に封じ込めながらティーカップを口元へと運び、アイスティーを飲んでからトレイの上へと戻す。

 

 利き手と左足を失って戦線を離脱するためになったラウラは落ち込んでいるに違いないと思って彼女の部屋へとやってきたエリスだったが、ラウラは思ったよりも落ち着いていた。自分の手足が唐突に捥ぎ取られる恐怖を味わったというのに、もう既に義手と義足を移植し、復帰した後の事を考えているのだろう。

 

 予想以上に元気だった愛娘の姿を見た母(エリス)は、安心した。

 

 ラウラはタクヤと一緒ならば大丈夫なのだ。

 

 あの2人は、自分たちの遺伝子と技術を受け継いだ子供たちなのだから。

 

「じゃあ、ママはそろそろみんなの所に戻るわね」

 

「うん。気を付けてね、ママ」

 

「ええ」

 

 微笑んでいるラウラを優しく抱きしめてから、エリスは踵を返してラウラの部屋を後にした。

 

 ラウラは、もう落ち込んでいない。この戦いが終わってから義手と義足を移植し、再び仲間たちと冒険をすることを考えているのだ。

 

(強い子になったのね、あの子は…………)

 

 きっと、自分だったら心が折れていた事だろう。もし仮に若き日の自分が戦闘中に手足を失って戦線を離脱する羽目になったら、義手と義足を移植して復帰しようとは思わないに違いない。絶対零度と呼ばれる原因になった氷属性の魔術には自信があるものの、エリスの心はそれほど強くはないのである。

 

 それゆえに、エリスは安心した。

 

 愛娘(ラウラ)は、自分よりも強い女だったのだから。

 

 娘よりも心が弱いということを実感して溜息をついていると、パイプやケーブルに埋め尽くされている通路の向こうから、見覚えのある漆黒のコートに身を包んだ細身の少女が歩いてくるのが見えた。

 

 彼女――――――正確には”彼”だ―――――――が身に纏っているコートは、若き日の夫が身に纏っていた転生者ハンターのコートを冒険者向けに改造したコートである。改造される前は拘束具を彷彿とさせるベルトのような装飾がこれでもかというほど付いていた不気味なコートだったが、その装飾の数は大きく減っており、代わりに短めのマントとアイテムを収めるためのホルダーが装備されているのが見える。

 

 蒼い髪とキメラの角を隠すために有効活用しているフードには、転生者ハンターの象徴でもある深紅の羽根が2枚飾られている。その羽根はそのコートを一番最初に身に纏った夫(リキヤ)が、一番最初に戦った転生者を倒すためにレベル上げをした際に、仕留めたハーピーの羽根を戦利品としてフードに飾ったものであり、22年前からずっと漆黒のフードを彩り続けている。

 

 けれども、そのフードを纏っているのは夫ではない。彼と比べると少女なのではないかと思ってしまうほど華奢な体格で、フードの下からは蒼い前髪が覗いている。

 

 エリスの近くへとやってきた転生者ハンターは、そっとフードを取った。

 

 フードの中から姿を現したのは、彼女の妹―――――――エリスの遺伝子を元にしたホムンクルスだ―――――――のエミリアに瓜二つとしか言いようがないほどそっくりな、蒼い髪の少年だった。しかもエミリアと同じく蒼い髪をポニーテールにしているため、瞳の色と体格をしっかりと見なければ見分けるのは難しいだろう。

 

「あら、タクヤ君」

 

「お疲れ様です、エリスさん。ラウラは元気でした?」

 

「ええ、とっても元気よ。早くあの子の所に行ってあげなさい」

 

 そう言ってから、エリスはタクヤに向かって微笑みつつ、彼の隣を通り過ぎようとする。しかしタクヤはラウラがいる部屋に行こうとはせず、廊下を後にしようとしているエリスを深紅の瞳でじっと見つめながら言った。

 

「エリスさん、あなたは氷なんだ」

 

「え?」

 

 オルトバルカの騎士たちにつけられた異名の事だろうかと思いながら、エリスはタクヤの顔を見つめる。まるで若き日のエミリアがリキヤのコートを身に纏ったのではないかと思ってしまうほどそっくりな少年は、常に凛としている母親とそっくりな表情だった。

 

「―――――――熱くなっちゃいけませんよ」

 

 そう言ってから、タクヤは微笑む。

 

 熱くなれば、溶けてしまう。

 

 その意味を理解したエリスは、苦笑いしながら、今度こそタクヤの隣を通り過ぎた。

 

(”怒り狂いながら戦うな”ってことなのね)

 

 彼は、エリスの心がそれほど強くないことを見抜いていたらしい。確かにエリスの心は、妹であるエミリアと比べると脆い。もし大切な人がいなくなってしまったら、絶対零度という異名を持つ元ラトーニウス最強の騎士は呆気なく壊れてしまう。

 

 それに、彼女がいなくなってしまったらリキヤやエミリアが悲しんでしまうのは想像に難くない。

 

 だからこそ怒り狂うのではなく、慎重に戦うように彼はエリスに促したのである。

 

 タクヤも成長した事を知りながら、エリスは微笑んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アメリカ製のホロサイトの向こうに見える標的に向けて、トリガーを引く。人間のような形状の的の頭部が木っ端微塵になり、無数の木片を床へとぶちまけたのを見届けてから、ホロサイトから目を離した。

 

 前世の世界で運用されているアサルトライフルの大半は、5.56mm弾や5.45mm弾のように口径の小さな弾薬を使用する物が主流だった。中には大口径の7.62mm弾をぶっ放せる代物もあるし、改造するだけで全く違う弾丸をぶっ放せる銃もある。けれどもアサルトライフルに使用する弾薬は、小口径の弾薬が多い。

 

 小口径の弾薬は殺傷力がやや低いものの、命中精度が高い上に反動も小さいから、場合によってはフルオート射撃でマガジンの中の弾丸をプレゼントすることになるアサルトライフルにはうってつけなのだ。7.62mm弾は強力だけど、反動が大きいのである。

 

 けれども異世界では、はっきり言うと5.56mm弾よりも7.62mm弾の方が役に立つ。

 

 対人戦では小口径の弾丸の方が有効なのは同じだ。人間は魔物のような外殻で守られているわけではないから、頭に1発弾丸をプレゼントするか、胴体にこれでもかというほどぶち込んでミンチにしてやればいいのだから。

 

 けれども魔物は、強靭な外殻や筋肉繊維で守られているため、口径の小さい弾丸ではダメージが小さいのである。

 

 現代兵器を本格的に異世界で運用したモリガンの傭兵たちが、それを立証したのだ。5.45mm弾では魔物の外殻に弾かれてしまうため、少しでも口径の大きな弾丸を使う方が魔物との戦いでは効率的だ。それに小口径の弾丸よりも扱いにくくなってしまうが、対人戦でも役に立つので、モリガンの傭兵たちは大口径の7.62mm弾を好んだという。

 

 冒険者たちの天敵である飛竜やドラゴンの外殻を貫通するには、相手の種類にもよるが、最低でも6.8mm弾を使わなければならないらしい。

 

 そのため、テンプル騎士団では大口径の7.62mm弾を使用する銃を支給しており、可能な限り7.62mm弾を使用することを推奨している。

 

 その7.62mm弾で的の頭を木っ端微塵にした俺は、息を吐きながら安全装置(セーフティ)をかけ、マガジンをライフルの下部から引っこ抜いた。コッキングレバーを引いて薬室の中から1発の7.62mm弾を取り出し、それをマガジンに装填してからポーチの中へと突っ込む。

 

 春季攻勢で数多くの吸血鬼たちを葬ったからなのか、俺のレベルはかなり上がっていたし、様々な武器がアンロックされていた。

 

 そのアンロックされた新しい武器のうちの1つを、これから始まる作戦でメインアームとして装備する予定だ。

 

 新しく生産したアサルトライフルは―――――――――ロシア製の最新型アサルトライフルの1つである、『AK-15』と呼ばれる銃である。

 

 AK-12は小口径の5.45mm弾を使用するアサルトライフル―――――――テンプル騎士団仕様のAK-12は7.62mm弾を使用している―――――――となっているんだが、このAK-15は大口径の7.62mm弾を使用しようするライフルであるため、他のアサルトライフルと比べると高い攻撃力を誇る。

 

 さらに原型となっているAK-47よりもはるかに汎用性が高くなっており、命中精度が低いという弱点も克服している。更に極めて頑丈なアサルトライフルなので、戦場だけでなくダンジョンに持ち込んでも全く問題ない。

 

 俺にとっては理想のアサルトライフルと言っても過言ではないだろう。

 

 AK-12を7.62mm弾を使用できるように改造すればAK-15を使う必要はないんだが、転生者の能力で強引に改造すれば武器の性能や信頼性を低下させてしまう恐れがあるし、使用する弾薬を変更する分のポイントを消費せずに済むので、これからは兵士たちにこちらを支給する予定である。

 

 さっそくグレネードランチャーとホロサイトとブースターを装備したAK-15を背中に背負ってから、俺はメニュー画面を開き、AK-15をアンロックするための条件を確認する。

 

《7.62×39mm弾を使用する武器を使い、敵兵を5000人倒す》

 

 そう、俺は7.62mm弾を使用する武器で5000人以上殺しているのである。

 

 クソ野郎なら何億人殺しても全く心は痛まない。ニヤニヤ笑いながら、どんなに濃いモザイクでも修正しきれないくらい無残に殺すことができるだろう。けれどもこの弾丸で殺してきた敵が全員クソ野郎と言うわけではないのは、火を見るよりも明らかだ。

 

 殺してきた敵の中には、家族や一族のために戦場へとやってきた兵士もいるのだから。

 

 家族の写真を持っていた吸血鬼の兵士たちの事を思い出しながら、唇を噛み締める。

 

 でも、躊躇っている場合じゃない。躊躇ったら大切な仲間(同志)たちが殺されてしまう。今回の敵が全員クソ野郎と言うわけではないが、敵が攻撃をしてきたからこそテンプル騎士団の団員たちが犠牲になったんだ。

 

 それに俺は団長なのだから、戦わなければならない。

 

「やっほー♪」

 

「おう、イリナ」

 

 溜息をつきながら訓練場を後にしようとしていると、訓練場の出入り口の方からテンプル騎士団の制服に身を包んだイリナがやってきた。彼女も訓練をするつもりなのだろうかと思いながらちらりと彼女の手を見てみると、イリナはAK-12にそっくりな銃を持っていた。

 

 彼女が炸裂弾ではなく通常の弾薬を使用する銃を使うのは珍しいと思ったんだが―――――――――よく見たら、その銃はやはりショットガンだった。

 

 イリナが装備していたのは、つい先ほど彼女に支給したばかりの『AK-12/76』と呼ばれるロシア製のショットガンだった。簡単に言えば、AK-12を改造して散弾を発射できるようにしたモデルであり、この銃も極めて信頼性が高い。

 

 彼女に支給したショットガンには、もう既にイリナ用のカスタマイズが施されている。

 

 ホロサイトとブースターが搭載されており、銃身の下にはグレネードランチャーが搭載されている。更に、使用する弾薬を散弾ではなく炸裂弾であるフラグ12に変更しているため、ショットガンどころかグレネードランチャーすら上回る圧倒的な破壊力を持っているのだ。

 

 しかも、その気になれば中距離までフラグ12で”爆撃”できるというとんでもない銃である。

 

 い、イリナが普通の銃を使うわけがないよね…………。

 

「うふふふっ! 早く敵を吹っ飛ばしたいなぁ♪」

 

「次の戦いは近距離戦が多くなると思うから、巻き込むなよ?」

 

「はーいっ! えへへへへっ…………♪」

 

 ブレスト要塞の地下に建設中のトンネルを要塞の真下まで掘り、そこでタンプル砲に装填する筈だったMOAB弾頭を爆破させ、敵に大打撃を与えてから俺たちが地下のトンネルから突入するという作戦になる。そのため射程距離が長い得物よりも、近距離戦や中距離戦で真価を発揮する武器を装備した方が好ましい。

 

 つまり、アサルトライフルとショットガンの独壇場になるのだ。

 

 この作戦が決行されるのは、明後日の午前7時。太陽が昇ってからの攻撃になるため、吸血鬼たちは迂闊に外に出ることができない。そのため耐性が低い吸血鬼たちは要塞の中に立て籠もって応戦する事だろう。

 

 外に出て応戦してきた奴らをアサルトライフルで始末し、要塞の中から攻撃してくる奴らは、内部に突入してショットガンで始末してやればいい。

 

 というわけで、俺も今度はショットガンを装備しようと思う。

 

「俺もショットガンを選んでおかないとな…………」

 

「え、タクヤもショットガン使うの!?」

 

「ああ。室内戦になるだろうし、散弾の破壊力は頼りに―――――――――」

 

「だっ、ダメだよそんなの! 僕の個性を取らないでよぉっ!!」

 

 こ、個性だと!? 

 

「イリナ、お前の銃はもうショットガンじゃねえよ! そいつはただのグレネードランチャーだろうが!?」

 

 フラグ12を発射する上に、銃身の下にグレネードランチャーまで装備してるからなぁ…………。巻き込まないでくれよ、イリナ。室内でそんなものをぶっ放したら全員ミンチになっちまう。

 

 ショットガンを装備しようとしている俺を、顔を真っ赤にしながら止めようとするイリナ。彼女は自分の個性を取られるのが嫌らしいんだが、炸裂弾じゃなくて普通の散弾をぶっ放すやつを装備するから彼女の個性は無事なんじゃないだろうか。

 

 そんなことを考えているうちに、俺とイリナはいつの間にか笑っていた。

 

 彼女のおかげで、俺は安心する事が出来たのだ。

 

 

 

 


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