異世界でミリオタが現代兵器を使うとこうなる   作:往復ミサイル

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アーサー隊

 

 

 

 スプーンに乗せたカレーライスを口へと運びながら、目の前に不機嫌そうな表情を浮かべながら座っている友人の顔色を窺う。頬杖をつきながら水の入ったコップを口へと運んで溜息をついた彼と目が合わないよう、慌てて半分ほど食べたカレーライスを見下ろしながら、カレールウの中に沈んでいるハーピーの肉を口へと運んだ。

 

 クランの彼氏(ケーター)がこんな表情を浮かべるようになったのは、数日前に起こったブレスト要塞の一件からだろう。

 

 フランセン共和国騎士団の連中が相当する筈だった魔物を逃がしたことが原因で、逃走した魔物たちが建設中だったブレスト要塞に殺到した事件。現在は円卓の騎士を代表してタクヤとラウラとナタリアの3人が、フランセン側のこの失態を非難し、損害賠償を要求し始めている。

 

 フランセン側も賠償金の支払いに渋々同意したらしく、そろそろ賠償金の支払いが行われることだろう。それは喜ばしい事だ。

 

 そしてもう1つばかり、ケーター以外の団員たちにとっては喜ばしい事がある。

 

 そのブレスト要塞の一件を、偶然要塞に保護されていた転生者の少年が、メッサーシュミットBf109に乗ってドラゴンを片っ端から撃墜することで助けてくれたのである。しかも行くあてがなかったらしく、その日からテンプル騎士団へと入団し、そのまま航空部隊に入隊することになった。練度が低かった空軍にドラゴンを初陣で6体も撃墜した猛者が入隊するのだから、戦力の大幅な強化が期待できるのは言うまでもない。

 

 しかし、ケーターにとってはそのエースパイロットが大問題なのだ。

 

 そのドイツ出身のエースパイロットは―――――――クランの幼馴染らしいのである。しかもクランの事を「クーちゃん」と呼ぶこともあるらしい。

 

 ヤバいよね、これ。

 

 クランって誠実な女の子だから浮気をするのは考えられないから、それは心配ない。けれども彼氏の方が暴走する可能性があるため、注意する必要がある。一見すると冷静沈着で堅実な男に見えるが、このケーター(バカ)はクランの事になると、最高速度で低空飛行する戦闘機よりも危なっかしい存在へと変貌する。

 

 実際に大学生だった頃も、クランに手を出そうとした男共を水面下で何人も病院送りにしていたのだ。

 

「ケーター、いい加減落ち着いてくださいよ」

 

「そうですよ、ケーター少佐。クラン大佐が浮気するわけないじゃないですか」

 

 カレーライスを口へと運びながらガスマスクを上へとずらした木村とノエルちゃんがそう言うけど、ケーターは相変わらず不機嫌なままだ。

 

 お前はシュタージの副隊長なんだからさ、もう少し冷静になれよ…………。少佐だろ?

 

「あのな、確かにクランの事は心から信頼してる。彼女に『死んで』って言われたら大喜びで自分の頭に9mm弾を叩き込んだり、ナイフの切っ先をお見舞いしたりする覚悟はできてるさ。だがなぁ、問題はあのアルフォンスとかいうドイツ野郎だ。幼馴染とはいえ、もしクランに手を出しやがったら…………」

 

「う、うっ、疑い過ぎだって。とりあえずホルスターに手を伸ばすな」

 

「ん? ああ、すまん。無意識に伸ばしてた」

 

 無意識かよ…………。

 

 ホルスターに入っているPL-14から慌てて手を離したケーターが、苦笑いしながらやっとカレーライスを食べ始める。

 

 でも、こいつが心配する理由は分かるよ。俺には彼女はいないけど、ちょっと気になってる子はいるし…………。そう思いながらちらりと隣を見てみると、俺のすぐ隣では小柄な黒髪の少女がハーフエルフの長い耳をぴくぴくと動かしながら、カレーを口へと運んでいるところだった。

 

 正直に言うと、俺はノエルちゃんの事が気になってる。ヴリシアに潜入してた辺りからだろうか。

 

 もし仮に俺とノエルちゃんが付き合っていて、そこにノエルちゃんの幼馴染の男が現れたら俺だって警戒するよ。幼馴染ってことは幼少の頃から一緒にいたってことだからな。

 

 だからと言ってハンドガンを向ける気にはならないが。

 

「それに彼は航空部隊です。配属先も違うんですから、まだケーターの方がクランと会う回数は多いですよ」

 

「そ、そうかなぁ…………?」

 

「そうですって。ほら、カレー冷めちゃいますよ」

 

 でも、これで航空部隊は強化されるだろう。

 

 入隊したあいつの情報を色々と閲覧させてもらったが、どうやらアルフォンスの家系はパイロットが多いようだ。先祖は第一次世界大戦でパイロットとして活躍し、終戦までに15機も敵機を撃ち落としたエースパイロットの1人。そしてあいつの祖父は、第二次世界大戦の西部戦線で75機も敵の戦闘機を撃ち落としたエースパイロット。そのエースパイロットたちの遺伝子を見事に受け継いでいるらしく、アルフォンスも初陣でドラゴンを6機も撃墜してエースパイロットとなった。

 

 テンプル騎士団に所属する転生者の中では、これでドイツ出身の転生者は2人目。出身はクランと同じくドイツのバイエルン州で、14歳の頃に両親と共にオーストリアのウィーンに移住。ドイツに戻ってきたのは大学に入学してかららしい。

 

 つまりクランと最後にあったのはオーストリアへ移住する直前までだ。

 

 幼少の頃はいじめられっ子で、公園で虐められる度にクランに助けられていたらしい。それからは体を鍛えるためにラグビーを始めたようだ。体格ががっちりしてるのはラグビーの恩恵か。

 

 それにしても、あんなでかいやつがいじめられっ子とはな…………。信じられん。

 

「ねえねえ、新しく航空隊に入隊した人知ってる?」

 

「あ、知ってる! アルフォンスっていうイケメンだよね!? 金髪で背の高い人っ!」

 

 近くの席にハーピーのスープとライ麦パンとサラダの乗ったトレイを下してから座った少女たちが、よりにもよってケーターの近くでアルフォンスの噂話を始めやがった…………。あのエンブレムは狙撃手部隊か? 

 

 あのさ、自重してくれない? そのアルフォンスが原因で悩んでる可哀そうな男がここにいるんだからさ。

 

「いいなぁ…………。王子様みたいだよねぇ♪」

 

「私、一目惚れしちゃった♪」

 

「でもぉ、あの人ってクラン大佐の幼馴染らしいわよ?」

 

「えぇー!? ま、まさか、アルフォンスさんとクラン大佐って…………!」

 

「…………その可能性はあるわね」

 

「やーだー! 王子様の隣にもうお姫様がぁ!?」

 

 バカ野郎ぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!! だからケーターの前でそんなこと言うなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

 

 息を呑み、冷や汗を拭いながら恐る恐るケーターの方を見てみると―――――――やっぱりアルフォンスのせいで臨戦態勢に突入しつつあったこの男は、猛烈な敵意を放ちながらカレーライスに入っているジャガイモを必要以上に噛み砕き、まるで八つ当たりでもするかのように、コップに入っている氷をゴリゴリと凄まじい音を響かせながら噛み砕いていた。

 

 トレイの上のフォークをひったくり、カレーライスの隣にあるサラダへと思い切り突き刺すケーター。ハムもろともレタスを何枚も串刺しにし、まるで獲物を噛み砕くサメのように口へと放り込み、過剰な力で噛み砕いていく。

 

 おいおい、ケーター…………?

 

「金髪の王子様に金髪のお姫様かぁ…………それもお似合いよね♪」

 

「でも、クラン大佐にはケーター少佐がいるわよ?」

 

「えっ? ケーター少佐って、あの黒髪の狼みたいな人?」

 

 何言ってんだこの女共は!? だからすぐ近くにその狼(ケーター)がいるって言ってんだろうが!!

 

 ヤバいよこれ…………絶対キレてるって…………。

 

 震えながらケーターの顔色を窺ってみたけど、どうやら”狼”って言われたことに満足したのか、ちょっとだけ嬉しそうな表情をしていた。

 

 おい、お前女に狼って言われたんだぞ。何で喜んでんだバカ。

 

「ああ、確かにそっちも悪くないかも。狼みたいにちょっと凶暴な王子様かぁ…………♪」

 

「そういう王子様に抱きしめられちゃうのもいいかも♪」

 

「そのまま襲われちゃうのも…………♪」

 

「いいわねぇ! 私、そういう強引な男大好きっ!」

 

 目の前に座っているケーターが、段々とニヤニヤし始める。嬉しそうにカレーライスを一気に口の中へとぶち込んで完食したケーターは、口の周りについているカレールウを拭き取ってからトレイを持って立ち上がり、トレイと食器を返却する場所へと向かって歩き出す。

 

 ふう…………。アルフォンスの話でケーターのやつがブチギレするんじゃないかと思ったけど、何とか暴走せずに済んだな。安心したよ。

 

 でもさ、今度からはもっと周囲を確認したうえで空気を読んで欲しい。ラウラ、今度から教え子には空気の読み方も教えてあげてください。

 

 俺たちも食器の乗ったトレイを返却すると、カウンターの向こうでせっせと食器を洗っていたエルフの調理員が、「ありがとうございましたー!」と言いながらトレイに乗った食器を奥へと持っていった。

 

 一足先に食器を返却していたケーターに追いつくと、通路へと向かって歩いていたケーターは鼻歌を口ずさんでやがった。そんなに女の子たちに狼って言われたのが嬉しいんだろうか。

 

「俺さ、一番好きな動物って狼なのよね」

 

「そ、そうなんだ…………」

 

「だが一番好きな女はクランだからな?」

 

「わ、分かってるって」

 

 ちょっと呆れたよ…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 どれだけ砂塵や雪が舞い、太陽の光が降り注ぐ大地があったとしても、空の上は常に蒼い。飛行機が発明されるまで、この大空は人間が足を踏み入れることを許されない領域の1つだったのである。

 

 人間に、翼はない。それゆえに空を飛ぶことは許されない。

 

 大昔までは、そうだった。

 

 けれども今は違う。今の人類には、科学力が生み出した翼がある。

 

 ちらりとキャノピーの後方を見てみると、その翼がはっきりと見えた。鳥の持つ翼よりも武骨で無機質な、金属の翼。もちろん飛行を可能としているのは翼だけではない。進む度に空気を蹂躙する機体を前方へと押し出しているのは、機体の後方に搭載されているエンジンなのだから。

 

 頭上に広がる大空を見上げ、思わず手を伸ばしそうになってしまう。手を伸ばせばすぐにキャノピーに阻まれてしまうというのに、どうして手を伸ばしたくなってしまうのだろうか。俺はあの大空を欲しているからなのだろうか。

 

『アーサー隊、ミサイル発射を確認。……………………命中、ドラゴン8体撃墜』

 

 無線機から、後方の座席に座るナタリアの声が聞こえてくる。ちらりと後ろを見てみると、いつもの制服ではなく真っ黒なパイロットスーツに身を包み、マスクとHMD(ヘッドマウントディスプレイ)を身につけたナタリアが、真面目に目の前のモニターを見つめながら報告してきた。

 

 今の俺たちの役割は、キャノピーに阻まれることを知りながら空へと手を伸ばすことではない。目の前で戦う同志たちを見守る事である。

 

 俺たちが乗っている戦闘機は、ロシア製の『Su-30』と呼ばれる複座型の機体だ。同じロシア製の『Su-27』を複座型に改造し、より高性能なセンサーやレーダーを搭載したような機体である。しかも機動性も戦闘機の中では極めて高いため、味方の指揮を執っている最中に襲撃されても返り討ちにするのは朝飯前である。

 

 今乗っているのは、そのSu-30に近代化改修を施して性能を底上げした『Su-30SM』と呼ばれる機体だ。念のため空対空ミサイルや機関砲を搭載して武装しているが、きっと俺たちが敵に向かってこれをぶっ放すことはないだろう。

 

 なぜならば―――――――今しがた敵へと攻撃を仕掛けていった”アーサー隊”は、テンプル騎士団の航空隊の中から優秀なパイロットを選抜して編成した精鋭部隊だからだ。

 

 今回の戦いは訓練ではなく、実戦である。カルガニスタンを統治するフランセンの連中から、騎士団の輸送部隊を襲撃しようとしているドラゴンの群れを撃滅するように依頼を受けたので、ついでに訓練も兼ねてアーサー隊を向かわせることにしたのである。

 

 もちろんアーサー隊の名前の由来はアーサー王だ。

 

『アーサー1より”乙女(ラ・ピュセル)”へ』

 

 このコールサインを考えた奴は誰なのだろうか。タンプル搭に帰ったら真っ先に粛清したいんだが、シュタージに頼んだら突き止めてくれるかな? 

 

 コクピットの中で怒気と殺意を放出しつつ、無線機に向かって「こちら”乙女(ラ・ピュセル)”」と返事をする。いくらコールサインが気に食わないとはいえ、最前線で戦う仲間たちからの通信を無視するのは論外だ。

 

『俺たちの戦果、ちゃんと記録しといてくれよ。これよりドッグファイトに移行する』

 

「了解(ダー)、幸運を祈る」

 

 返事をしつつ、目の前にある小さなモニターの画面をタッチして映像を切り替える。するとモニターに映っていた映像が半分ほど切り取られたかと思うと、そこに前線で戦うアーサー1のコクピットに搭載されたカメラからの映像が投影され始めた。

 

 ややノイズが混じっている映像を見つめながら、俺は息を吐く。

 

 キメラは空気の薄い場所や気圧の変化にも適応できるほど頑丈な肉体を持っているため、よほど急激に気圧が変化したり、宇宙空間に放り出されない限りは特にマスクを身につける必要がないのだ。しかも強力なGにも耐えられる身体を持つため、パイロットスーツも必要ない。だから戦闘機に乗る際、俺が身につけるのはHMD(ヘッドマウントディスプレイ)だけでいいのである。

 

 だから後部座席に座るナタリアと比べると、俺の方が軽装なのだ。

 

 アーサー1が先ほどのミサイル攻撃を生き延びたドラゴンに照準を合わせ、機関砲をぶっ放す。リボルバーカノンを背中に叩き込まれる羽目になったドラゴンはあっさりと木っ端微塵になり、美しい青空を一瞬だけ禍々しい鮮血で染め上げる。

 

 その肉片や血飛沫を突き破って飛翔していくのは―――――――主翼と垂直尾翼の先端部のみを深紅に塗装され、それ以外を漆黒に塗装された5機の『ユーロファイター・タイフーン』たち。

 

 ユーロファイター・タイフーンは、イギリス、スペイン、イタリア、ドイツによって共同で開発され、正式採用されている高性能な戦闘機である。機首から伸びるカナード翼と、”デルタ翼”と呼ばれる大きな翼が特徴的な機体だ。数多くの武装を搭載できる上にスピードも速く、機動力も非常に高いため、一撃離脱戦法だけでなくドッグファイトも可能なのだ。

 

 モニターに映し出される映像では、また1体のドラゴンがあっさりとユーロファイター・タイフーンに背後を奪われ、機関砲で木っ端微塵にされていく。怒り狂った別のドラゴンが仲間を殺した機体を追いかけようとするが、加速力が違い過ぎる。2基も搭載されたエンジンによって加速していくユーロファイター・タイフーンにあっさりと置き去りにされ、その隙に別の機体に頭上から機関砲を叩き込まれてしまう。

 

 ドラゴンたちの機動性は第二次世界大戦の戦闘機程度。加速力ではその第二次世界大戦の頃の戦闘機に劣るほどである。科学力が生み出した翼に勝てるわけがない。

 

 しかもそのユーロファイター・タイフーンを操るのは、テンプル騎士団の航空隊の中から選抜した精鋭部隊。隊長を務めているのは、初陣でドラゴン6体を撃墜するという大きな戦果をあげた、ドイツ出身の転生者であるアルフォンス・オルデンハイン軍曹である。

 

 まだユーロファイター・タイフーンに乗り始めて一週間しか経過していないにもかかわらず、あいつは早くもあの機体の操縦に慣れつつある。機体の性能を熟知しているだけではない。まだ日が浅いというのに、まるであの機体に”乗り慣れた”熟練のパイロットのように、自由自在に戦闘機を操っているのである。

 

 訓練の際、アルフォンスはナタリアに『どうやって飛べばいいのか、なんとなく分かるんだ』と言っていたという。第一次世界大戦と第二次世界大戦に参加してエースパイロットとなった、彼の先祖と祖父の遺伝子を受け継いでいるからなのだろうか。

 

 あれは明らかに、まだ一週間しか操縦していないパイロットの動きではない……………!

 

 背後へと回り込んだドラゴンを振り切るため、減速を始めるアルフォンス。そのまま左へと思い切り旋回するかと思いきや、すぐさま操縦桿を右へと倒して反対側へと急旋回。背後でブレスを吐く準備をしていたドラゴンは見事にそのフェイントに引っかかり、ユーロファイター・タイフーンを焼く筈だったブレスを青空へと向けて無駄撃ちしてしまう。

 

 慌ててアルフォンスを追うが―――――――ドラゴンが外したブレスと陽炎を隠れ蓑に利用して視界から消えたアルフォンスの機体が、もう既にドラゴンの背中へと機首を向けていた。

 

 ドラゴンの反射速度ですら見切れないフェイントと、相手の攻撃を隠れ蓑に使う奇策。ミサイルを既に使い果たして身軽になっていたことも功を奏し、あいつのユーロファイター・タイフーンの機動性は、もはや天空を支配するドラゴンですらついて行けないほどの領域に達している。

 

 とはいえアルフォンスにもかなりのGがかかってしまった筈だが―――――――それを覚悟して実行するほどの度胸まで持ち合わせているのか……………。

 

 やっぱり、あいつを仲間に引き入れたのは正解だった。

 

 至近距離から獰猛なリボルバーカノンを叩き込まれたドラゴンが、血飛沫を吹き上げながら砂塵の中へと消えていく。他の隊員たちもドラゴンの始末を終えたらしく、『各機、集合せよ』と命令を発したアルフォンスの元へと集まっていく。

 

 俺も彼の近くへと向かうと、機首に撃墜マークが描かれたユーロファイター・タイフーンのキャノピーの中で、パイロットスーツ姿の少年が手を振っているのが見えた。

 

 これで撃墜数は17体。あいつの先祖の撃墜数を超えたじゃないか。

 

 垂直尾翼と主翼に、”岩に刺さったエクスカリバーと純白の翼”のエンブレムが描かれた戦闘機の群れを眺めながら、俺たちはタンプル搭へと帰還していくのだった。

 

 

 

 

 

 


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