異世界でミリオタが現代兵器を使うとこうなる   作:往復ミサイル

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「傭兵よ、面を上げよ」

 

 深紅の豪華なカーペットで覆われた広間に、男性の低い声が響き渡る。年老いた男性のその声は広間へと浸透してゆっくりと消えていき、再び支配権を静寂に明け渡す。

 

 物音が全く聞こえない広間の左右にずらりと並ぶのは、真っ赤な制服の上に白銀の防具を纏ったオルトバルカ王国の騎士たち。国王や貴族の護衛を務める衛兵隊の隊員たちだ。本当はそこに整列しているのは人間ではなく、代わりにマネキンのような人形に制服と防具を身につけさせているのではないかと思ってしまうほど微動だにしない騎士たちに守られているのは、この大国の頂点に立つたった1人の男。

 

 モリガンのクライアントの1人であり、小さな傭兵ギルド(俺たち)の最も大きな後ろ盾。王室へと通じる太いパイプの終着点が、この男だ。

 

 名前は『アレクセイ・ウラスブルグ・ド・オルトバルカ』。このオルトバルカ王国の国王である。

 

 初めて俺たちに依頼してきた時よりも年老いているが、相変わらず目つきは鋭い。国王というよりは最前線で剣を持ち、騎士たちを指揮しながら先陣を切る猛将のようだが、若き日の国王は実際にそのような人物だったという。

 

 気高く勇猛な王であったからこそ、家臣たちもついてきた。年老いてもそのカリスマ性は健在で、若い頃からそういう部分は全く変わっていないらしい。

 

 いつもはキメラの角を隠すためにフードをかぶっているのだが、国王の前でフードをかぶるわけにはいかない。初めて会った時は角が見えないように髪を伸ばしていたんだが、今回は数日前に髪を切ったばかりだ。頭から角が生えた怪物だという事がバレないか心配である。

 

 王国の国旗が描かれたでっかいカーペットの上に跪いていた俺は、静かに顔を上げる。

 

 国王は玉座に腰を下ろしたまま、こっちを見下ろしながら微笑んだ。

 

「久しぶりだな、モリガンの傭兵」

 

「お元気そうで安心しました、国王陛下」

 

「ふっふっふ…………老いているが、まだくたばらんさ。シャルロットを立派な女王に育てるまではな」

 

 もし仮に国王が病死することがあれば、自動的に彼の娘である『シャルロット・アウリヤーグ・ド・オルトバルカ』が王位につくことになる。

 

 彼女を転生者が率いる武装集団から救出する依頼を受けたのが、モリガンと王室に太いパイプが形成されるきっかけだった。あれからシャルロット王女は本格的に王になるための教育を受けているらしく、もう既に国王の死後に王位を継承するのは確定しているという。

 

 俺たちが救った少女が、今度はこの国を動かすのだ。

 

「それで…………ラングソン村の一件には全く関与していないのだな?」

 

「はい、陛下。あの記事は嘘です」

 

 確かにモリガンの傭兵たちは、クライアントから引き受けた依頼で多くの命を奪ってきた。俺たちが引き受けた依頼で殺した相手は魔物だけではない。村を襲う盗賊の殲滅で怯える盗賊団のメンバーたちを蜂の巣にしてきたし、人々を虐げて私腹を肥やす腐敗した貴族の暗殺も引き受けた。

 

 もう俺たちは、数多の亡者たちが吹き上げた鮮血で真っ赤に汚れている。今の俺は傍から見ればごく普通の父親に見えるかもしれないが、その正体は血肉で真っ赤に染まった怪物なのだ。

 

 けれども、誰を殺すべきなのかはしっかりと考える。尊い命のために、塵よりも軽いクソ野郎の命を奪い尽くす。どの命を奪うべきなのかはしっかりと判断して依頼を引き受けているのである。

 

 それがモリガンの理念なのだから。

 

 それゆえに、その理念を破るようなことは絶対にしない。俺たちに何度か依頼を頼んできたことのある国王もモリガンの傭兵たちがそういう事はしないという事を理解しているらしく、すぐに答えた俺の声を聴きながら頷いていた。

 

「そうだろうな。安心したよ」

 

「ありがとうございます」

 

「うむ。もしこの一件が、こんな記事を書いた新聞社だけの責任ならば奴らを潰して一件落着だろう。…………しかしな、近隣の駐屯地に駐留していた騎士たちは、実際に通報を聞いたというのだ」

 

 なんだと?

 

 俺たちを信頼している国王も、騎士たちに命令して色々とこの事件を調べてくれていたのだろう。わざわざ辺境の駐屯地に駐留する騎士たちまで調べ、通報を受けたという騎士たちまで調べ上げてくれたのは本当に嬉しい限りだ。

 

 しかし、彼らは実際に通報を受けていた…………?

 

「通報を受けた騎士たちによると、駐屯地までやってきたのはボロボロの馬車に乗った老婆と痩せ細った青年で、かなり必死だったという。この2人を駐屯地の敷地内で見たと言っている騎士たちは何人もいるから、この情報は間違いではあるまい」

 

 あまり考えたくはないが、その駐屯地にいる騎士たち全員が組んでいるという可能性はある。

 

 そう思いながら目を細めつつ、今朝読んでいた新聞の記事の内容を思い出す。

 

「生き残ったその2人組は、『クロスボウのような飛び道具を装備し、深紅の羽根をつけた黒服の男”たち”が村を焼き払った』と証言しているそうだ」

 

「陛下。ご存知かと思いますが、深紅の羽根を制服につけているのは私だけでございます。その証言は誤りです」

 

「分かっておる。…………おそらく黒幕は、その村を襲撃した連中だろうな」

 

 それに、モリガンに所属する男性は俺と信也とギュンターの3人のみ。実際に村を襲撃した男たちが3人以上だったら確実にそれは間違いだ。それに深紅の羽根を制服につけて戦っているのは俺だけである。

 

 モリガンに恨みを持っている貴族や他の傭兵だろうか。はっきり言うと、モリガンは多くのクライアントや街の住民たちからはかなり信頼されているが、その反面貴族にはかなり疎まれる傾向にある。中にはモリガンというギルドの名前を聞くだけで、街や国境を通過するために必要な申請の許可を渋る輩もいるほどだ。それに今まで葬ってきた貴族も多いため、モリガンに恨みを持っている奴らは数えきれない。

 

 庶民や王室を味方につけているから多少貴族は敵に回してもいいだろうと高を括っていたが、今回は裏目に出てしまったな。今度からは貴族の味方も増やそう。

 

 多分、今回の事件はモリガンに恨みを持っている連中が、俺たちがこんな虐殺をやったかのように見せかけることで評判を落とそうとしているのだろう。傭兵ギルドは所属する傭兵たちの実力も重要だが、そのギルドの評判も極めて重要だ。いくら強くてもクライアントとの契約をあっさりと破るような傭兵に依頼をするクライアントはいないからな。強さと誠実さを兼ね備えなければならない。

 

 だからこういう事をされると、実力と評判が重要な傭兵ギルドは大打撃を受ける。

 

「陛下、お尋ねしてもよろしいでしょうか?」

 

「言ってみろ」

 

「―――――――その村人たちの証言についてですが…………村を襲撃した男たちが付けていた深紅の羽根は、何枚だったのでしょうか?」

 

「うむ…………確か、1枚だけだったと聞いたぞ」

 

 そうか。

 

 やはり、そいつらはモリガンの偽物だ。―――――――本物の転生者ハンターは、コートのフードに”2枚の深紅の羽根”をつけて戦っているのだから。

 

 この羽根は俺にとって、この世界で生き延びるためには圧倒的な強さが必要だという教訓の象徴なのだ。一番最初に自分以外の転生者と戦う羽目になった際、俺は敵の転生者とのレベルの差が大き過ぎたせいで苦戦する羽目になり、仲間が殺されかけたのだ。

 

 幸い仲間が命を落とすことはなかったものの、その戦いで俺は強さが必要だという事を痛感した。平和な日本に住んでいた時の事を忘れ、ひたすら実力を身につけなければ、いずれ仲間を失うことになるという大切な教訓の象徴。だから俺は、レベルを上げるために魔物の群れに挑んだ際に手に入れたこのハーピーの身体に生えていた深紅の羽根を、未だにフードにつけて戦っている。

 

 これにはそういう意味があるのだ。

 

 モリガンの偽物が深紅の羽根を1枚だけつけていたという事を聞いた瞬間、死に物狂いでレベルを上げた際に手に入れたこの戦利品と教訓を侮辱されたような気がして、少しばかり怒りを感じた。

 

 無礼かもしれないが、証拠になる。国王の前で跪きながら両手を首の後ろへと伸ばし、真っ黒なコートについているフードを国王の前でかぶる。あらわになった2枚の深紅の羽根を目にした瞬間、玉座に座っていた国王は顎鬚を触りながらニヤリと笑った。

 

「本物は2枚でございます、陛下」

 

「安心した。やはり、モリガンは誠実なギルドだな。よし、早速新聞社に処分とモリガンへの賠償金を―――――――」

 

「いえいえ、その必要はありません。その新聞社は国民に事件を知らせるという仕事を果たしたまで。悪いのは我々の評判を下げ、村人たちを虐げた挙句、新聞社にそのような記事を書かせた襲撃者共です」

 

 フードを取りながらそう言うと、国王は目を丸くしながらこっちを見下ろした。確かに新聞社に俺たちへ賠償金を支払わせて処分すれば少なくともモリガンが襲撃に関与したという情報が誤っていたという事にはなるだろう。しかし、それでは襲われた村の住人たちのためにはならないし、黒幕も粛清できない。

 

 だから引きずり出す。自分たちの欲望とつまらない復讐のために村人たちを巻き込んだクソ野郎共を、確実に粛清してやる。

 

「では、どうするのだ?」

 

「後は我々にお任せを。必ずや黒幕を引きずり出し、粛清してご覧に入れます」

 

「傭兵よ、策はあるのか?」

 

「ええ、たった今思い付いた作戦ですが」

 

 作戦を考えるのは信也の仕事だ。あいつは戦闘よりも、作戦を立案したり味方を指揮する方が向いている参謀なのだから。

 

 でも俺が数秒前に思い付いたこの作戦ならば信也も気に入ってくれる筈だし、上手くいく筈だ。そう思いながら国王の顔を見上げた俺は、ニヤリと笑った。

 

「最近、私は釣りを始めたのですが―――――――やはり魚を釣り上げるには、”餌”が必要です」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 オルトバルカ王国の中心に位置する王都ラガヴァンビウスからは、あらゆる方向へと道が伸びている。まず分厚い防壁から東西南北に大きな道が伸びており、やがてその道は無数の細かい道へと枝分かれを繰り返して、大きな街や小さな村へと行きつくのだ。

 

 それゆえにその道を通る商人や旅人たちは多く、そこを通れば必ず誰かとすれ違う。

 

 しかし夜になれば周囲に危険な魔物が出没するため、防壁の外へと出ていく者は殆どいない。明かりすらない不気味な道が、魔物の徘徊する草原へとただ単に伸びているだけである。

 

 いくら騎士団が定期的に掃討作戦を実施しているとはいえ、夜になれば夜行性の魔物も徘徊を始めるため、草原の危険度は一気に上がる。そのため騎士たちは夜になると防壁の門で見張りをし、防壁の外へと出て行こうとする者たちへ警告を行うのだ。

 

 練度の高い騎士団ですら緊急時以外は防壁の外へと出ることは殆どないのだが―――――――王都を取り囲む分厚い防壁に穿たれたトンネルのような門をくぐり、漆黒に染まった草原へと挑もうとしている者たちがいた。

 

 騎士団のエンブレムが描かれた2台の荷馬車の荷台には、他の駐屯地へと輸送するための食料や矢の入った木箱がこれでもかというほど積み込まれている。基本的にオルトバルカ王国騎士団の保有する拠点の中には必ずと言っていいほど工房があり、もし王都から補給できない状況になったとしてもある程度は自給自足できるようになっている。しかしそれは非常時の話であり、通常時はこうして定期的に物資や人員を荷台に乗せた荷馬車が王都を後にしていくのである。

 

 もう片方の荷馬車の荷台には、小さなランタンを腰のベルトに下げ、炎のように真っ赤な制服の上に白銀の防具を纏った騎士たちが乗り込んでいた。腰にはオルトバルカ王国騎士団で正式採用されているロングソードの収まった鞘やメイスを下げており、中には反対の手に盾を装備している騎士もいる。

 

 彼らはしっかりと荷台に腰を下ろして微動だにせず、門番たちが手を振っても挨拶すらしない。

 

 やがて門が開き、2台の荷馬車たちが草原に蹄が地面を殴りつける音を響かせながら、真夜中の草原へと躍り出ていった。

 

 通常の輸送部隊ならば、小型の荷馬車が2台程度である。しかしこの輸送部隊はそれなりに大きな拠点へと物資を輸送するためなのか、中型の荷馬車2台で構成されている。

 

 いつもよりも規模の大きな輸送部隊が王都を後にするという話は、基本的には騎士団以外には知らされることはない。物資の中には一般的な庶民が手に入れられないような食材や武器が含まれているため、襲撃されてそれらを奪われるのを防ぐためである。

 

 いつもならば物資の中身だけでなく、編成や出発の時刻すら全く漏れることはないのだが―――――――今回はいつもよりも規模が大きかったせいなのか、微かにその情報は漏れていた。

 

 魔物に襲われる可能性があるにもかかわらず夜に出発することを選んだのは、輸送作戦が漏洩したことを警戒していたためだろう。夜の草原は非常に危険であるため、練度の高い騎士団の部隊や傭兵たちでもあまり夜の草原に出て行こうとはしない。あえて夜中に出発することによって襲撃を防ぐ作戦である。

 

 だが――――――狡猾な者たちにとっては、それは関係なかったらしい。

 

 荷台に騎士たちを乗せた荷馬車の後ろを進む荷馬車の御者が、背後から近づいてくる馬の蹄の音に気付いた。手綱を握ったまま後ろを振り向いたその御者は、木箱が積み上げられた荷台の後方からランタンの光が追いかけてくることを知り、目を見開く。

 

 あとをついてくるランタンの数は1つではなかった。蹄の音を奏でながら追いかけてくる光の数は3つ。しかもそちらの馬の方がスピードが速いらしく、物資を積み込んだ荷台を引く羽目になった馬たちへとどんどん追いついてくる。

 

「そこの馬車、止まれ!」

 

 近くへとやってきた馬にまたがる男が、御者へと得物を向けながら叫んだ。どうやら漆黒のクロスボウらしく、漆黒の短い矢と照準器が装備されている。その男が身につけているのは漆黒のフードがついたコートで、フードには深紅の羽根が1枚だけついている。

 

 彼の後に続く他の男たちも全く同じ格好だった。片手で手綱を握りながら照準器付きのクロスボウを御者へと向けている。

 

「分かってるよな!? 俺たちはモリガンの傭兵だ! 今すぐ荷馬車を停めて物資をよこさないとぶっ殺すぞッ!」

 

「な、なんだと…………!? モリガンの傭兵…………!?」

 

 モリガンは、オルトバルカ王国で最も有名な傭兵ギルドと言える存在である。この世界には存在しない強力な飛び道具を使い、少人数で瞬く間に魔物の群れや盗賊団を壊滅させてしまう、少数精鋭の傭兵ギルド。国内にモリガンがいるからこそ、他国はオルトバルカに迂闊に戦いを挑むことができないと言われるほどだ。

 

 しかしモリガンは王室と太いパイプを持っており、騎士団が実施する魔物の掃討作戦には必ずと言っていいほど参加する”常連”である。国と騎士団に奉仕している傭兵たちが、ここで騎士団に牙を剥くのは考えられない。

 

 困惑する御者の顔の近くを、小さな鉄製の矢が掠める。

 

「ひぃっ!」

 

「とっとと停まりやがれ! 串刺しにされてえのか!?」

 

 クロスボウに矢を装填しながら怒鳴りつけるモリガンの傭兵。全力疾走していた荷馬車に乗る御者の顔の近くに矢を撃ちこんだのは威嚇だろう。彼らにクロスボウを向けている傭兵たちの技術はかなり高い。

 

 四面楚歌としか言いようがないにもかかわらず―――――――馬たちの手綱を握る”眼鏡をかけた気が弱そうな黒髪の青年”は、逆に笑っていた。

 

 なぜならば、獲物たちが全く気付いていないのが滑稽だったからだ。

 

 彼らはもう既に”餌”に喰らい付いていたのだから。

 

 あとは餌に喰らい付いた哀れな魚を釣り上げるだけで、彼らの勝利である。なのに自分たちが敗北している事にも気づいていない愚かな連中がまだ脅してくる姿は、滑稽としか言いようがない。

 

 次の瞬間、荷台に積み上げられていた物資の入った木箱が一気に吹っ飛んだ。荷台の上から追い出されて宙を舞う木箱の中からは保存食の入った缶詰や予備の武器が転げ落ち、真夜中の草原へと降り注いでいく。

 

 段差で揺れたわけではないのは一目瞭然である。今のは明らかに、荷台に潜んでいた”何か”に吹き飛ばされたのだ。

 

 ぎょっとしながら荷台の方を見たモリガンの傭兵たちは、先ほどまでこれでもかというほど木箱が積み上げられていた筈の荷台に姿を現していた人影と得物を目の当たりにし、一斉に目を見開く羽目になった。

 

 荷台の上に鎮座しているのは、車輪のついた台車の上に鎮座する太い金属の筒であった。鍛え上げられた巨漢の太腿に匹敵するほど太い筒の先端部には、その太さの割には小さな穴が1つだけ開いている。その後方にはシールドのような金属製の板が張り付けられており、後端にはグリップのようなものが取り付けられているのが見える。筒の右側にはまるで牙のような形状の金属の細い筒がいくつも連結されており、そのまま筒に開いている穴の中へと伸びているのが分かる。

 

 その金属製の得物を向けているのは―――――――漆黒のコートに身を包んだ、赤毛の男性だった。

 

 炎を彷彿とさせる短い髪と、同じく炎のように赤い瞳の男性の頭の左側からはまるでダガーのような机上の角が伸びており、先端部はマグマのように真っ赤に発光している。

 

 積み荷の中に隠れていた怪物(力也)はロシア製重機関銃の『PM1910』の照準器を覗き込みながら、楽しそうに笑った。

 

「―――――――お前ら、”タチャンカ”って知ってるか?」

 

 

 

 


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