異世界でミリオタが現代兵器を使うとこうなる 作:往復ミサイル
敵の本拠地に展開した守備隊を全員相手にするつもりで準備をしていたのだが、クリスマス休戦の終了間際に発動したタクヤの”作戦”を目の当たりにする羽目になった俺たちは、強烈な肩透かしを食らうと同時に度肝を抜かれる羽目になった。
クリスマス休戦の終焉まであと8分。敵だった兵士たちと酒を飲み、大騒ぎしたクリスマスの夜が終わり、再び本来の敵に銃を向ける時間が迫る中で、タクヤが発した敵への短い通信が敵の兵力を削ることになるとは、後方にいる我が軍の名将たちも想像することはなかっただろう。
吸血鬼に味方をする人間の兵士たちは、家族を人質に取られていたから彼らに味方をしていたという事は捕虜に色々と質問したテンプル騎士団の兵士から聞いている。逆らえば家族を殺されるため、人間の兵士たちは奴らに反旗を翻すことができなかったのだ。
それゆえに、敵の兵士たちの士気は低い。家族という人質を取っ払われてしまえば、あとは簡単に離反してしまう。
しかし、離反させるタイミングを誤れば彼らは吸血鬼共に虐殺される羽目になるのは火を見るよりも明らかだ。吸血鬼の身体能力は転生者にも匹敵するほどで、しかも弱点で攻撃しない限り彼らは再生を続ける。身体能力で劣る上にそんな再生能力を持つ化け物を殺す手段を持たない人間の兵士では、勝負にならない。
そこでタクヤの奴は、”休戦中は攻撃してはならない”という暗黙の了解を利用したのだ。敵への攻撃はもちろん禁止だが、同時に味方への粛清も厳禁となる。それゆえに敵は敵前逃亡する兵士たちを粛正することもできないというわけだ。しかも兵士たちが逃亡を始めたのは、クリスマス休戦終了の数分前。彼らを連れ戻すよりも、数分後には押し寄せてくる連合軍を食い止める準備をするべき時間であるため、誰も逃げていく兵士たちを止められない。
吸血鬼たちから見れば、最終決戦前に一息入れるための暗黙の了解が見事に仇になったのである。
「あいつも汚い男に育ってしまったものだ…………」
隣で嘆きながら頭を抱えるエミリアを見つめつつ苦笑いし、懐中時計で時刻を確認するふりをする。タクヤはエミリアと容姿は瓜二つだが、性格ははっきり言うと真逆である。エミリアは騎士道精神を持っており、基本的に敵と正々堂々と戦う事を好む。これは幼少の頃から騎士団に所属していたために根付いた性格なのだろう。
しかし、タクヤは全く違う。騎士道精神は全く持っておらず、不意打ちをするのは当たり前だ。敵との約束も最終的には破るか、何かしらの約束を利用した卑怯な手を準備しているような男である。
エミリアはどうやらタクヤにもそういう精神を持ったまま育って欲しかったようだが、無駄になってしまったことを嘆いているようだ。けれども俺たちの技術は確かに習得してくれているし、卑怯者だがかなりの実力者でもある。少々気に入らないところはあるが、俺は合格だと思っている。
ぞろぞろと敵の塹壕を離れ、丸腰でこっちに全力疾走してくる兵士たち。最前列でT-14から身を乗り出した兵士たちがヴリシア語で話す敵兵に「このまま進んで後方の部隊と話せ」と返答しているのを聴きながら、俺は懐から水筒を取り出し、中に入っているアイスティーを口の中へと流し込んだ。
空になった水筒を懐に戻し、仲間たちに「戦闘準備だ」と告げる代わりに安全装置(セーフティ)を外す。セレクターレバーを3点バーストに切り替えて射撃準備をしつつ、いつまでも頭を抱えているエミリアの頭を優しく撫でた。
「こういうものさ」
「ぐ…………なんだか悔しいものだな」
「ははははっ。でも強い子に育ってくれたんだ。十分だろう」
「うむ、そうだな…………お前と私の子供なのだからな」
ああ、そうだ。俺とお前の子だ。一緒に激戦を生き抜いた
けれども俺は、そう言い切れなかった。自分はハヤカワ家の大黒柱だというのに――――――ハヤカワ家の一員だと名乗ろうとする度に、頭の中が痛むのである。
今もそうだった。「俺とお前の子だ」と言い切ろうとする直前に何かが俺の頭の中を貫き、その言葉を殺してしまう。まるで俺がリキヤ・ハヤカワだと名乗ることを、何かが許そうとしていないかのように。
”お前”が許してくれないのか? それとも、”お前”の記憶が許してくれないのか?
「…………」
「リキヤ?」
「ん?」
「考え事か?」
「…………いや、気にするな」
この痛みも、きっとメサイアの天秤を手に入れれば終わる。
俺の願いが叶えば、この痛みは消える。大きな変化はないかもしれないが―――――――家族や仲間たちは、きっと俺のこの願いで救われるに違いない。その中で俺の願いがどんな影響を与えたのか気付く奴はいないと思うけど、俺はそれで構わない。
ただの個人的な願いだ。きっと、メサイアの天秤を追い求めた冒険者たちの願いと比べれば、俺の願いは遥かにちっぽけかもしれない。
でも、それでいい。俺にとっては自分の命を差し出しても構わないほどの価値があるのだから。
そのために、何としても吸血鬼たちをここで打ち破る。
また手足を失うことになっても構わない。天秤の鍵さえ手に入ればいいのだ。
「同志、空をご覧ください」
クリスマス休戦終了まで、あと30秒。他の兵士たちが続々と安全装置(セーフティ)を解除していくのを見守っている俺に声をかけたのは、傍らに立っていた1人の兵士だった。
そういえば、そろそろフィオナが新兵器を持ってきてくれる頃だった。彼女の開発した新兵器に期待しながら空を見上げると―――――――雪と白い雲で真っ白に染まった大空に、いつの間にか巨大な物体が浮遊していた。
傍から見れば巨大なソーセージを鋼鉄の外殻で覆い、胴体の下部に武骨なゴンドラがぶら下がっているような形状をしている。全長約400mの巨体を浮遊させているのは、両側に搭載されているやたらと大きなエンジンたちだ。
エンジンの発する音を響かせながらサン・クヴァント上空に姿を現したのは―――――――船体にモリガン・カンパニーのエンブレムを描かれた、1隻の飛行船だった。
けれども、その飛行船は俺たちの住んでいた前世の世界で飛んでいたものと違うというのはすぐに分かった。搭載されているエンジンは通常のエンジンではなく、燃料の代わりに魔力を増幅させて加圧し、それを利用して駆動するフィオナ機関になっているのである。
そう、その飛行船は転生者の能力で生み出された代物ではなく、この異世界の技術で作られた”異世界初”の飛行船であった。
もちろん、それを生み出したのは我が社の天才技術者(マッドサイエンティスト)である。
『こちらフィオナです。同志の皆さん、聞こえます?』
「ああ、聞こえる」
『では、今から攻撃を開始しますね♪ …………あれっ? もう休戦終わってましたっけ?』
5秒前に終わったばかりだ。彼女は少なくとも防衛ラインを攻めている間は俺の近くにいた筈だが、いつの間に飛行船を取りに戻っていたのだろうか。もしかすると休戦が終わるタイミングで爆撃をぶちかますために、サン・クヴァントの近くに飛行船を待機させていたのかもしれない。
確か、彼女にあの飛行船の設計図を見せてもらい、開発の許可をしたのは先月の話である。あれほどの飛行船を1ヵ月で完成させるのは考えられない速さだ。しかも彼女は他の発明品の開発も並行して行いつつ、あの飛行船の設計と開発だけでなく、試験飛行まで済ませてヴリシア侵攻に間に合わせたのである。
サン・クヴァントまでやってきたモリガン級一番艦『モリガン』が、ゆっくりと宮殿上空へと近づいていく。俺が率いている傭兵ギルドの名を冠した怪物にはこの異世界でフィオナが開発した武装が搭載されているが、火力や射程距離では現代兵器には遠く及ばない。
第一、前世の世界でも武装した飛行船が活躍したのは第一次世界大戦までの話だ。爆弾を何発も搭載し、無数の機関銃で武装した飛行船が第一次世界大戦で活躍したが、より高性能な爆撃機が次々と産声を上げていったため、武装した飛行船は完全に廃れてしまっている。
ちなみにフィオナの話では、今ではモリガン級二番艦『クー・フーリン』が建造中らしい。三番艦の建造計画もあるらしいが、あいつはあんな巨大な飛行船を量産するつもりなのだろうか?
まるでロンドンを爆撃するためにドイツからやってきたツェッペリンにも見える巨大な飛行船のゴンドラが、ゆっくりと開いていく。その中から姿を現したのは無数の爆弾ではなく―――――――もっと凶悪な代物だった。
モリガン級一番艦『モリガン』のゴンドラから解き放たれたのは、爆弾などではなかった。
まるで車輪に複数のエンジンを取り付けたかのような形状をしている怪物たちが続々とゴンドラのハッチの中から零れ落ちたかと思うと、立て続けに搭載されているエンジンがまるで火の粉を思わせる真っ赤な粒子をばら撒きながら目を覚ます。
その粒子は、魔力の残滓であった。車輪の軸の中に搭載されたタンクに注入された魔力をエンジン内部で増幅させつつ加圧し、それを噴射することで車輪を空中で回転させているのである。まるで火の粉を大空にまき散らしながら回転しているようにも見えるその車輪たちが、フィオナの開発した新兵器であった。
テンプル騎士団ではなく、モリガン・カンパニーでも運用されているパンジャンドラムを、異世界の技術で再現した”異世界版パンジャンドラム”とも言える代物である。搭載されているロケットモーターを大型のフィオナ機関に変更した程度で、車輪の軸の部分に暴発する寸前まで加圧された魔力が充填されている以外は、原型となったパンジャンドラムとほぼ同じだ。
空中から投下された物騒なサンタクロースのプレゼントたちは回転しながらどんどん高度を落としていく。火の粉にも似た粒子をまき散らしながら落下してくる車輪を目の当たりにした守備隊の兵士たちは慌てて迎撃しようとしたが―――――――武装解除して逃亡する人間の兵士たちを制止しようとしていたせいで、その空襲に対する対応はすっかり遅れてしまっていた。
スティンガーミサイルがあれば、飛行船を直接攻撃することもできただろう。しかし兵士たちが塹壕の中に投げ捨てていった武装の中には対空用のスティンガーミサイルも含まれており、吸血鬼たちの中でそれを手にしていた者は少数であった。運よくスティンガーを装備していた吸血鬼たちは照準を飛行船へと合わせるが―――――――高圧の魔力を放出しながら落下してくるパンジャンドラムは高熱を発しており、偶然それが航空機の散布するフレアとして機能していたため、飛行船ではなくパンジャンドラムをロックオンする羽目になってしまう。
しかし、どの道それも撃墜しなければ危険である。
飛行船の撃墜を断念した吸血鬼たちは、落下してくるパンジャンドラムをロックオンしてスティンガーミサイルを放った。真っ白な煙を吐き出して舞い上がっていくミサイルたちは容易くパンジャンドラムへと喰らい付いたが―――――――戦闘ヘリですら容易く叩き落してしまうスティンガーミサイルは、落下してくるパンジャンドラムの表面をある程度抉る程度の損傷しか与えられなかった。
表面の装甲が微かに欠けたが、回転と敵への突撃に支障があるとは思えないほど軽い損傷である。
その堅牢な防御力は、異世界版パンジャンドラムを開発する際にフィオナが採用した”賢者の石”と呼ばれる特殊な鉱石によってもたらされたものである。
地中へと染み渡った魔力の残滓が凝縮されることによって生成される賢者の石は、簡単に言えば高濃度の魔力を含有した鉄鉱石のようなものだ。剣や杖に取り付けることで魔術による攻撃力を底上げすることができるアイテムであり、一般的な冒険者でも購入できる価格だが、魔力を動力源とするフィオナ機関が開発されてからは、高濃度の魔力を持つ賢者の石はまさに”燃料”と言える。
彼女はそれを、あえて動力源ではなく内部の機械を保護するための装甲として採用したのだ。表面に従来の装甲を取り付け、その下に薄い賢者の石の装甲を搭載し、更にその下に従来の装甲を搭載することで、防御力を飛躍的に高めたのである。
賢者の石は衝撃を与えると高圧の魔力を放射するという特性もあるため、もし賢者の石の装甲に被弾したとしても、爆発反応装甲のように高圧の魔力で身を守ることができるのだ。それゆえにスティンガーミサイルを喰らう羽目になったパンジャンドラムは、表面の装甲が剥がれ落ちて賢者の石が露出した程度で済んでいる。
更に、衝撃を与えれば高圧の魔力を放射する賢者の石の装甲で覆われた車輪が内蔵されている高圧の魔力を暴発させて自爆すれば―――――――気化爆弾にも匹敵する大爆発を引き起こす。
「け、賢者の石―――――――!」
剥き出しになった賢者の石の装甲を目の当たりにした吸血鬼たちは、一斉に凍り付いた。大昔から賢者の石を武器に装着する者は多かったが、敵の攻撃や事故によって高圧の魔力の噴射による暴発を起こして命を落としていった兵士たちは後を絶たない。
人間よりもはるかに寿命が長いため、吸血鬼たちもその恐ろしさを知っていた。
「た、退避しろ! あれには賢者の石が―――――――」
警告を発した直後、その吸血鬼の傍らに停車していたレオパルトの砲塔が悲鳴を上げた。ぐしゃ、と複合装甲で覆われた砲塔がひしゃげ、装甲が歪んだ影響で砲身が上へと持ち上げられる。堅牢な装甲にクレーターを作っていたのは、やはり天空から襲来した漆黒の車輪であった。
やがて、落下した衝撃で割れた表面の装甲から賢者の石の装甲が顔を出す。まるで深紅の古代文字が埋め込まれた鉄板のような賢者の石の装甲が点滅を始めたかと思うと―――――――含有する高圧の魔力を暴発させ、鮮血のような深紅の大爆発を引き起こした。
さらに同じく内蔵されていた魔力も暴発を起こし、気化爆弾に匹敵する爆発がレオパルトと乗組員たちを飲み込んだ。
もしこの魔力の属性が光属性以外であったのならば、吸血鬼たちは自分たちの身体を焼かれる苦痛を味わいながらも身体を再生させ、復讐心を連合軍の兵士たちへと向けていたことだろう。
しかし、そのパンジャンドラムが内蔵していた魔力は、彼らの弱点の1つでもある光属性の魔力であった。
大昔から光属性の魔力にはあらゆるものを浄化する効果があると言われており、闇属性の魔力を持つ魔物や種族の弱点とされていた。もちろん吸血鬼の弱点でもあり、彼らにとっては強烈な熱線と同じである。
光属性の魔力を含んだ衝撃波に触れた吸血鬼たちの肉体が燃え上がり、瞬く間に火達磨になる。逃げ惑う吸血鬼たちを着地したパンジャンドラムが轢き殺し、彼らの肉片がこびりついた車輪が装甲車へと突撃していく。
中には着地した衝撃で暴発を起こすパンジャンドラムもあり、生み出した光属性の爆風で吸血鬼たちの歩兵を蹂躙していた。
燃え上がった肉体が容易く千切れ飛び、次々に消滅していく。スティンガーで応戦する吸血鬼の兵士もいるが、爆発反応装甲にも似た特徴を持つ賢者の石の装甲がパンジャンドラムを守り抜く。
瞬く間に、宮殿とホワイト・クロックの周囲は光属性の魔力が荒れ狂う地獄と化した。
吸血鬼たちの断末魔と爆音が支配する地獄を、巨大な飛行船が見下ろしていた。
「なにあれ」
飛行船から凄まじい数のパンジャンドラムが投下されたのを目の当たりにした俺は、目を見開いてしまった。
昨日のクリスマスパーティーの最中に、親父から今日の正午辺りにフィオナちゃんの新兵器が到着するという話を聞いていたけれど、その新兵器が超弩級戦艦に匹敵する大きさの飛行船と異世界版のパンジャンドラムだと想像できるわけがない。
てっきりまともな新兵器だと思っていたけど、フィオナちゃんが作る新兵器に”まともな兵器”はないらしい。さすがモリガン・カンパニーのマッドサイエンティストだ。見た目は清楚な幼女なのに、何でこんなマッドサイエンティストになってしまったんだろうか。
宮殿と時計塔の周囲で暴れまわるパンジャンドラムがすべて自爆し、光属性の魔力が霧散していくのを確認しながら、俺は突撃命令を下すことにしていた。光属性の魔力はよほど高濃度でなければ人間に害はないが、俺たちの仲間の中にはイリナがいる。吸血鬼として生まれた彼女にとっては、あの光属性の魔力は熱線にも等しい。
幸い、パンジャンドラムが片っ端から戦車を吹っ飛ばしてくれたおかげで、本拠地の守備隊は虫の息だ。辛うじて数両の戦車と装甲車が生きているようだけど、主砲の砲身がへし折れていたり、猛烈な爆風で砲塔が旋回できなくなった車両が殆どらしい。まともに戦える車両はほとんど残されていないし、それらの周囲に群がっていた筈の敵兵の姿は見当たらない。
これならば、強引にこのまま突撃した方が手っ取り早いだろう。さすがに宮殿の内部にはまだ守備隊が残っているとは思うが、かなりこちらが有利になった。
マッドサイエンティストに感謝しないと。
「よし、突っ込むか」
「そうね。…………全車、突撃用意!」
無数のパンジャンドラムを投下した飛行船が、対空砲火を喰らう前に退避を開始する。搭載されたフィオナ機関から魔力の残滓を吐き出しながらゆっくりと去っていく飛行船を見送っているうちに、第一軍が展開していた方向からけたたましいホイッスルの音と、無数の兵士たちの雄叫びが聞こえてきた。
どうやら親父が率いる第一軍は、もうホワイト・クロックへと突撃を開始したらしい。瓦礫の山の向こうでT-14と99式戦車が全身を開始し、その車体の上にはアサルトライフルを構えた兵士たちが何人も乗っている。その傍らを突っ走っていくのは、やはり連合軍の兵士たち。
俺たちもそろそろ突っ込むべきだ。そう思いながらちらりと前を見てみると、いつの間にかあの法螺貝を手にしたイリナがニヤニヤと笑いながら、「吹いてもいい?」と言わんばかりにこちらを見ているところだった。
何で法螺貝なんだよ…………好きにしろ。
苦笑いしながら頷くと、イリナは思い切り空気を吸い込んでから―――――――突撃の合図を発する。
『ブオォォォォォォォォォォォッ!!』
「突撃ぃッ!!」
「「「「「「「「「「УРааааааааааааааа!!」」」」」」」」」」
AK-12を構えながら、仲間の兵士たちと一緒に瓦礫の上を突っ走る。
ヴリシア侵攻作戦の決戦が、ついに始まった。
おまけ
合戦?
モリガン・カンパニー兵士1『ピィィィィィィィィッ!!』
モリガン・カンパニー兵士一同『УРаааааааааааа!!』
イリナ『ブオォォォォォォォォォォォォォォッ!!』
テンプル騎士団一同『УРааааааааа!!』
リキヤ「か、合戦!?」
タクヤ「合戦じゃああああああああああッ!!」
シンヤ(”テンプル武士団”になっちゃうよ…………)
完