異世界でミリオタが現代兵器を使うとこうなる   作:往復ミサイル

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本隊の突撃

 

 

 吸血鬼たちが配備した第一防衛ラインは、右翼からも歩兵部隊と戦闘ヘリ部隊による猛攻を受け、早くも瓦解しつつあった。

 

 真正面から進撃してくる敵の大部隊を迎え撃つことを想定して配備されていた部隊の右翼へと雄叫びを上げながら襲い掛かっていったのは、かつて奴隷にされていたオークやハーフエルフの兵士たち。まるで人間たちに虐げられてきた恨みを銃弾に込めるかのように、装備したライフルで容赦のない猛攻を叩き込んでいく。

 

 連合軍との戦力差はおよそ20倍。圧倒的な戦力の敵が正面から進撃してくる事ばかりを想定していたため、防衛ラインの攪乱のために彼らがこうして戦力の一部を別行動させ、左翼と右翼を攻撃することを殆ど想定していなかったことも、混乱の原因の1つとなった。

 

 兵士たちが彼らの雄叫びを聞いた頃には、もう既に銃剣を装備したアサルトライフルやショットガンを装備した兵士たちが肉薄していた。漆黒の制服やボディアーマーを身につけ、背中に大型のロケットランチャーなどの重火器を背負った重装備の兵士たちを歩兵たちが迎え撃つが、次々に7.62mm弾の暴風雨に引き裂かれ、蜂の巣と化していく。

 

 辛うじて数名の歩兵がG36Cで応戦を始めたが、彼らはアイアンサイトの向こうで被弾したハーフエルフの兵士を見て、目を見開いた。

 

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!」

 

「なっ…………!?」

 

 その兵士が被弾したのは腹と左肩である。被弾した瞬間に身体を大きく揺らしながら血を噴き上げたその兵士は、普通ならばそのまま崩れ落ちて力尽きる筈だった。頭に命中したわけではないため即死ではないが、致命傷を受けている。

 

 しかし―――――――そのハーフエルフの兵士は強靭な足で踏ん張ると、自分の血を浴びて真っ赤になった顔で守備隊を睨みつけ、むしろ逆に奮い立ったかのように雄叫びを上げながら銃剣突撃を続けてきたのである。

 

 ハーフエルフやオークは、再生能力を持つ吸血鬼と外殻を持つキメラを除けば、人類の中で最も屈強な種族だと言われている。不衛生な牢獄に放り込んでも力尽きることはなく、傷めつけられても簡単には死なない。そのため男性のハーフエルフやオークの奴隷たちは過酷な重労働をさせられるか、騎士団の奴隷部隊に配属され、最前線で魔物や盗賊との死闘に投入されることも多い。

 

 実際に21年前の戦いでは、モリガンの傭兵であるギュンターがレリエルの持つ槍で串刺しにされたにも関わらず生還し、すぐに治療を受けてから戦いに復帰している。更に14年前の第一次転生者戦争でも、立て続けに被弾したにもかかわらず最後まで最前線で戦闘を継続しつつ、未熟な新兵の多かった部隊を守り続けている。

 

 それに加え、守備隊が装備するアサルトライフルの銃弾の口径が小さいことも、命中したにもかかわらず彼らの突撃を食い止めることができなかった原因となった。

 

 5.56mm弾は、アメリカ軍をはじめとする各国の軍で採用されているアサルトライフルの弾薬である。ソ連で開発されたAK-47などに使用される7.62mm弾と比べると破壊力やストッピングパワーが劣るものの、反動が小さいため非常に扱いやすく、さらに命中精度も高いという利点があるため、アサルトライフルの弾薬にするには理想的だと言える。

 

 しかし、口径が小さいため威力が低いのだ。そのため頭に当たった場合はもちろん敵兵を即死させることが可能だが、胴体や手足に命中しても敵兵をすぐに射殺できるほどの威力はない。

 

 ハーフエルフたちの屈強さが、5.56mm弾の殺傷力を上回ったのである。

 

「う、嘘だろ!? こいつら被弾してるのに―――――――!」

 

「くそ、もっと大口径の武器を! 戦車は何やってんだ!?」

 

 唐突に横から急襲されたことに気付いた戦車部隊が、砲塔を迫りくるハーフエルフとオークの兵士たちへと向ける。とはいえ、敵の戦車を迎え撃つことを想定して待機していたため、装填されていたのは対戦車用のAPFSDS。いくら獰猛な貫通力を誇るとはいえ、大勢の歩兵を相手にすることはできない。

 

 装填手が大慌てで砲身からAPFSDSを引っこ抜き、新たに対人用のキャニスター弾を装填する。その装填のやり直しにかかった時間が、突撃するギュンターたちに攻撃のチャンスを与えた。

 

(対応が遅いんだよ、阿呆)

 

 装備していた銃剣付きのスパス12から手を離し、背中に背負っていた対戦車用の得物を取り出すギュンター。応戦を続ける歩兵たちに向かって手榴弾を放り投げつつ物陰に隠れ、そのまま倒壊しかけの建物を迂回して得物を構える。

 

 彼が装備したのは、ロシアで開発された『RPG-30』と呼ばれるロケットランチャーである。

 

 太い砲身の脇に細い砲身を取り付け、グリップと照準器を搭載したような形状をしているその得物は、モリガン・カンパニーの諜報部隊とシュタージたちが命懸けで手に入れた情報を元に、今回の作戦への投入が決定された対戦車兵器である。

 

 一足先にヴリシアへと潜入した諜報部隊からの報告は、吸血鬼たちが銃を持つはずがないと確信していたモリガン・カンパニーの上層部を驚愕させた。敵も銃や戦車で武装し、更に脱出したシュタージを戦闘機で追撃してきたというのである。

 

 銃が存在しない異世界で、現代兵器同士の激突が勃発するのは14年ぶり。当時の生き残りの兵士たちにとっては、14年ぶりにまた戦争をすると宣告されたようなものであった。

 

 劇的に難易度が上がったヴリシア侵攻であるが、その難易度が上がった理由の1つは、敵の戦車に装備されているアクティブ防御システムであろう。歩兵が戦車を撃破するために必須の装備となるのは対戦車榴弾を装填したロケットランチャーだが、高性能なセンサーを持つアクティブ防御システムは、接近するロケットランチャーのロケット弾を片っ端から迎撃してしまうため、戦車にダメージを与えるのが難しくなる。ただでさえ戦車が恐ろしい相手だというのに、それに対する有効な攻撃が実質的に無力化されてしまうのだ。

 

 そこで、アクティブ防御システムを持つ恐るべき戦車を撃破するための”矛”として、この兵器に白羽の矢が立った。

 

 RPG-30には、アクティブ防御システムを掻い潜ることができる画期的な装備がある。

 

 ランチャー本体には対戦車用の対戦車榴弾が装備されており、その隣にある細い砲身には、アクティブ防御システムを欺くための囮のロケット弾が装填されているのだ。アクティブ防御システムが囮を迎撃している隙に、対戦車榴弾が間髪入れずに戦車に喰らい付くというわけである。

 

 装着された照準器を覗き込んだギュンターは、味方の歩兵部隊を砲撃しようとしているレオパルトに照準を合わせた。砲塔は銃剣突撃と銃撃で歩兵部隊を血祭りにあげている友軍の兵士たちへと向けられている。いくらオークやハーフエルフの兵士たちが屈強とはいえ、対人用のキャニスター弾の雨を浴びればあっという間に肉片になってしまうし、5.56mm弾の集中砲火を浴びればたちまち戦死してしまう。早く戦車を排除して自分も加勢しなければ、同胞たちが次々に死んでしまう。

 

「終わりだ!」

 

 仲間たちを狙うレオパルト2A7+に照準を合わせたギュンターは、トリガーを引いた。

 

 まるで囮のロケット弾に引き連れられるかのように、戦車を撃破するための対戦車榴弾が飛んでいく。戦車の砲塔の上に搭載されたアクティブ防御システムがその反応を感知し、散弾を搭載したターレットがロケット弾へと向けられる。

 

 次の瞬間、放たれた散弾が囮のロケット弾を砕いた。瞬く間に蜂の巣にされて木っ端微塵になった”案内人”の残骸を突き抜けていったロケット弾が、囮のロケット弾の撃墜に成功して安堵する戦車へと飛び込んでいく。

 

 そして―――――――レオパルトの右側面を、対戦車榴弾が直撃した。

 

 メタルジェットと爆風が装甲を抉る。さすがに今の一撃では撃破できなかったものの、ギュンターの放った一撃でレオパルトは致命傷を負ったらしく、その場にとどまるよりも後退しつつ機銃で攻撃することを選択した。損傷の影響なのか、砲塔が旋回する速度がやけにぎこちない。

 

 被弾した個所から煙を噴き上げながら、レオパルトがゆっくりと後退していく。主砲同軸に搭載された7.62mm弾を装填した機銃で歩兵たちを牽制するが、ギュンターの訓練を受けたハーレム・ヘルファイターズの隊員たちは足元に機銃の弾丸が着弾してもひるまなかった。

 

 すると、他の誰かが放ったRPG-30が今度は左側面からレオパルトを直撃した。立て続けに対戦車榴弾を喰らう羽目になったレオパルトの動きが止まり、煙の吹き上がるハッチの中から乗組員たちが悲鳴を上げながら飛び出してくる。

 

 役目を終えたロケットランチャーを投げ捨てたギュンターは、銃剣が装着されたスパス12を構えると、ポンプアクションではなくセミオートに切り替えてあるかを確認してから、瓦礫で埋め尽くされた地面の上を走り出す。

 

「うおおおおおおおおおおおおッ!!」

 

 すぐ目の前にある倒壊した家の瓦礫の山で、土嚢袋で作ったバリケードを有効活用しながら、銃剣突撃してくる味方たちに向かってドイツ製LMGのMG3を乱射する敵兵を見つけたギュンターは、他の兵士たちの加勢をするよりも先に、その機関銃の射手を何とかすることにした。

 

 第二次世界大戦で猛威を振るったMG42の連射速度を受け継いでいるMG3は、さすがに装甲車を破壊できる火力は持っていないものの、肉薄してくる数多の歩兵たちにどれだけの損害を与えるかは想像に難くない。おまけに、装填されているのはより大口径の7.62mm弾。5.56mm弾と違って口径が大きく、殺傷力も段違いである。

 

 銃剣付きのショットガンを構えながら瓦礫の斜面を駆け上がったギュンターは、素早くその射手へと銃口を向けた。味方が弾薬の入った箱を持ってきてくれたと思ったのか、ダークグリーンのヘルメットをかぶった中年男性が顔を上げる。しかし、その斜面を登ってきた男が味方ではなく、モリガンの傭兵であることに気付いた射手は、顔を青くしながら腰のハンドガンのホルスターへと手を伸ばした。

 

 だが、もう既に銃口を向けている相手に、腰のホルスターからハンドガンを引き抜いて反撃するのは不可能である。銃口を向けるよりも先に散弾に食い破られるのは明らかだ。

 

 案の定、次の瞬間には痩せ気味の中年男性の顔は、スパス12に装填された12ゲージの散弾に食い破られ、ズタズタに破壊されていた。顔の筋肉や頭蓋骨の一部を剥き出しにしながら崩れ落ちていった射手の死体の隣では、弾薬の連なるベルトを手で支えていたもう1人の若い兵士が、怯えながらギュンターを見上げている。

 

 年齢は18歳か19歳くらいだろうか。戦友の子供たち(タクヤやラウラ)と同い年に見える。

 

 見逃してやろうと思ったギュンターだったが、リキヤからは『皆殺しにしろ』と命令されている。それに、戦場で敵に情けをかけるわけにもいかない。ハーレム・ヘルファイターズの隊長である自分が敵を見逃すわけにはいかないのだ。

 

 一瞬だけ目を瞑ったギュンターは、トリガーを引いた。

 

 息を吐きながら周囲を見渡し、敵兵を探す。すでに他の兵士たちの猛攻を受けた歩兵たちは応戦をやめ、中央にいる味方や後方の防衛ラインで待機している味方の元へと逃走を始めている。

 

「進めぇ! このまま中央まで追い込むんだぁッ!!」

 

 後方へと逃げた敵は、次の戦闘で仕留めればいい。中央へと逃げた敵はそのまま本隊の餌食になるだけなのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 瓦礫に埋め尽くされた台地が、今度は黒い金属の塊に覆いつくされていた。

 

 かつてしっかりと舗装されていた大通りを埋め尽くしているのは、分厚い装甲と圧倒的な火力を持つ手法を搭載した戦車の群れだ。漆黒に塗装された戦車の群れの後方には装甲車の群れもおり、戦車や装甲車の周囲では漆黒の制服に身を包んだ兵士たちが、出撃の準備をしているところだった。

 

 俺も同じように、さり気なく兵士たちの中に紛れ込み、次の戦いに使うAK-12のチェックをしている。装着しているのはグレネードランチャーのGP-25で、銃口の右にはモシン・ナガンにも装着できるスパイク型銃剣を装備している。

 

 周囲で出撃の準備をしているのは、黒い制服とウシャンカを身につけたモリガン・カンパニーの兵士たち。中にはヘルメットをかぶっている兵士もおり、AK-12ではなく中国製の『95式自動歩槍』の点検をしている。彼らはモリガン・カンパニーの社員ではなく、同盟関係にある殲虎公司(ジェンフーコンスー)の兵士たちだ。

 

「あれっ? ど、同志!? 何で前線に!?」

 

「指揮を執られるのではないのですか!?」

 

 あ、バレた。

 

 非常食の干し肉を口に咥えたままAK-12の点検をする俺に数名の兵士が気付いたらしく、慌てて俺からAK-12を取り上げようとする。その手をそっと受け流してニヤリと笑うと、口に咥えていた干し肉を咀嚼しながら「ああ、俺も突っ込む」と言った。

 

 俺はこの連合軍の総大将という事になっている。その総大将が、銃剣のついたライフルを持って先陣を切るのは考えられないことだ。言うまでもないが、一番危険なのは最前線。そこに総大将を放り込めば、指揮を執る総大将が戦死する確率は普通の兵士と同じになる。護衛してくれる兵士もいないし、敵の攻撃を凌ぐ防空壕もない。

 

 だが、そういう状況は何度も経験した。敵の銃弾や砲弾が立て続けに飛来してくる戦場を駆け抜けたこともあるし、自分より格上の相手との戦いも経験している。

 

 すると、近くで95式自動歩槍の点検をしていた兵士が、俺を後方に戻そうとする兵士の肩に手を置いた。

 

「おいおい、同志リキノフが簡単に戦死するわけないだろ?」

 

「し、しかし…………!」

 

「頼みます、同志リキノフ。ファルリューの時みたいに敵を蹴散らしちまってください」

 

「おう」

 

 そういえば、今の兵士はファルリュー島の戦いの時も一緒に戦った戦友の1人だった。10000人の守備隊に260人で挑む羽目になったあの激戦を知っているから、俺を止めようとする兵士を説得してくれたに違いない。

 

「同志、無茶はしないでくださいね」

 

「分かってるって」

 

 若い頃から無茶ばかりやってるけどね…………。

 

 苦笑いしながらAK-12にマガジンを装着し、コッキングレバーを引く。グレネードランチャーにもちゃんと砲弾が装填されているかを確認してから、照準器をチェックしておく。

 

『各員へ。テンプル騎士団およびハーレム・ヘルファイターズが攻撃を開始。早くも敵に甚大な被害が出ている模様』

 

 始まったか。

 

 どうやらタクヤとギュンターの奴はかなり奮戦しているらしい。いくら真正面から突撃する予定の俺たちを迎え撃つ準備していた奴らへの奇襲とはいえ、かなりの兵力差がある。もし敵の守備隊が本腰を入れて反撃を始めれば、テンプル騎士団とハーレム・ヘルファイターズはすぐに押し返されてしまうに違いない。

 

 だから、それを防ぐために俺たちも前に出る。

 

 装備品のチェックを終えた俺は、AK-12の安全装置(セーフティ)を外してから歩兵たちの先頭に立った。

 

 歩兵部隊の後ろには、漆黒に塗装された戦車がずらりと整列している。テンプル騎士団で採用されている戦車と比べるとやや砲塔が小さいように見えてしまうが、こちらも彼らが運用する戦車に劣らぬ火力と防御力を備えた優秀な戦車である。

 

 モリガン・カンパニーで正式採用されている戦車は、ロシアの『T-14』だ。従来の戦車は砲塔の中にも乗組員が乗り込み、砲撃や砲弾の装填を担当する必要があったのだが、この戦車は砲塔の中に人間が乗る必要がないという大きな特徴がある。

 

 主砲はエイブラムスよりも若干大きな125mm滑腔砲。更に砲弾だけではなく、この主砲から対戦車ミサイルの発射も可能であるため、火力は極めて高い。

 

 そのT-14に、乗組員たちが乗り込んでいく。やがてT-14たちが立て続けにエンジンを始動させ、瓦礫だらけになった帝都をエンジンの音で満たしていく。

 

 歩兵の隊列の前へとやってきた兵士が、首に下げていたホイッスルを口に咥えた。あのホイッスルが突撃する合図になる。

 

 どうやらその兵士も俺が歩兵の中に紛れ込んでいることに気付いたらしく、こっちを見ながらぎょっとしていた。けれども今更俺を呼び止める時間がなかったらしく、心配そうにこちらを見ながらホイッスルを片手で押さえる。

 

『――――――ピィィィィィィィィィィィィィィッ!!』

 

「「「「「「「「Ураааааааааааааааа!!」」」」」」」」

 

 歩兵たちと共に雄叫びを上げながら、俺も走り出す。

 

 まず最初に目の前の第一防衛ラインを突破し、その後方にもある防衛ラインを次々に突破して、最終的にホワイト・クロックまで一気に攻め込まなければならない。そこにメサイアの天秤の鍵が保管されている可能性があるし―――――――俺の事を待っている奴も、いる筈だ。

 

 11年前に俺が殺した主の仇を、ここで取るつもりなのだろう。かつてモリガンの傭兵や俺の親友が伝説の吸血鬼と死闘を繰り広げた、この帝都サン・クヴァントで。

 

 あの時とは違うぞ、吸血鬼(ヴァンパイア)

 

 今の俺たちには物量と力がある。だから―――――――あの時の俺たちとは違うぞ、お嬢さん(アリア)

 

 

 

 

 

 

 

 


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