異世界でミリオタが現代兵器を使うとこうなる   作:往復ミサイル

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クガルプール陥落

 

 蹂躙の始まりの合図となったのは、壁面からナイフが美しい金属音を奏でながら引き抜かれた瞬間だった。キン、と剣がぶつかり合う音よりも優美な音が、惨劇の始まりになるとは彼女以外は誰も思わない事だろう。

 

 だが、その音がどんな音であっても、彼女には関係ない。目の前に敵がいるならば撃ち殺し、ナイフで切り刻み、蹂躙するだけなのだから。

 

 状況が違う状態でも、いつもと変わらない。

 

 両足のサバイバルナイフを壁面から引き抜くかのように跳躍したラウラは、眼下にいる騎士たちが彼女を敵だと認識するよりも早く両手の銃を向け、照準器を標的へと重ねていた。フランス製アサルトライフルのFA-MASを彷彿とさせるキャリングハンドルの上に設置されたリアサイトとフロントサイトの向こうに、唐突に頭上を舞う美少女の姿を見上げる間抜けな騎士の顔が見えた瞬間、彼女はトリガーを引いた。

 

 グリップのすぐ前に銃口があるほど銃身が短いグローザの銃口から、いつものようにマズルフラッシュが躍り出る。その中から飛び出し、火薬の臭いと微かな炎を纏いながら疾駆していくのは、獰猛な大口径の7.62mm弾である。ボルトアクション式やセミオートマチック式のライフルで使用されていた大口径のライフル弾から、徐々に主流とされている5.56mm弾や5.45mm弾へと進化していく途上で生み出された弾丸は、1発命中するだけでも被弾した対象に大きなダメージを与える。どこに命中しようとも、掠めた程度で済まない限り致命傷は免れない。

 

 その獰猛な弾丸が、まるで獲物へと襲い掛かっていくピラニアの群れのように大量に放たれたのである。もし騎士たちが彼女を敵だと知っていれば、少なくとも物陰に隠れたり、防ぎ切れる筈は無いものの手にしている盾を使って身を守ろうとすることはできた筈である。姿を現したのが赤毛の美少女だからと油断していた状態が、見事に仇になった。

 

 一番最初に弾丸の餌食になったのは、頭上を舞いながら2丁のグローザを向けるラウラの姿を先頭で見上げていた1人の若い騎士だった。銃声に驚愕しているところに容赦なく飛来した弾丸に右の頬を食い破られ、弾丸の凄まじい衝撃に嬲られているところに、立て続けにライフル弾が次々に命中したのである。騎士団専属の鍛冶職人が作り上げた鎧があっさりと貫通され、穴だらけの金属の塊と化した防具の内側で砕けた骨と肉が荒れ狂う。瞬く間にぐちゃぐちゃにされた騎士は、激痛を感じる前にバラバラになって地面へと崩れ落ちる。

 

 他の犠牲者も同じような運命を辿った。槍と盾を手にしていた騎士は装備の重さと反応が遅かったせいで蜂の巣にされ、近くにいた中年の騎士は流れ弾に被弾した後に後続の弾丸に撃ち抜かれ、上顎から上を木端微塵にされ、血まみれの頭蓋骨の破片をまき散らしながら倒れる羽目になった。

 

 たった数秒の掃射である。消費したマガジンの中の弾丸の数は左右のライフルを合わせて僅か14発。片方のグローザで7発しか発砲していない。

 

「なっ………!?」

 

「て、敵襲―――――――――グゲッ」

 

 敵襲だと仲間に告げようとした騎士の顔面に、いきなり漆黒の鋭い金属の刃が突き立てられる。額の左側へと突き刺さったその刃はあっさりと後頭部まで貫通し、その騎士を即死させる。

 

 その刃は、先ほどまで要塞の防壁に突き立てられ、少女を壁に立たせていた刃であった。

 

 哀れにも、その犠牲になった騎士は跳躍したラウラの〝着地地点”に選ばれてしまったのである。しかも、要塞の防壁にも易々と突き立てられるほどの切れ味と耐久性を兼ね備えた、産業革命で生み出された最新のサバイバルナイフだ。魔物や他国の騎士から守るために建てられた防壁に突き立てる事ができるほどの硬さの刀身なのだから、人間の頭蓋骨も容易く貫通してしまう。

 

 1人の敵を殺すと同時に地面に降り立ったラウラは―――――――笑った。

 

 いつも、最愛の弟に甘える時に浮かべる笑みなどではない。主に父親から遺伝した、力也と同種の獰猛な笑みである。蹂躙と死を欲する狂戦士の笑み。明らかに17歳の―――――――今日で18歳である―――――――少女が浮かべるにしては獰猛すぎるその笑みは、既に数名の仲間を射殺され、今しがた新たに1人の仲間が犠牲になっていた騎士たちの復讐心をへし折るには十分であった。

 

 強大で恐ろしい敵が目の前にいたとしても、復讐心があれば一定の士気は維持される。仲間の命を奪い、更に仲間の命を奪おうとする怨敵が目の前にいるならば、仲間を殺された憎しみを杖代わりにして立ちあがることはできるのだ。戦場では、そのような感情も士気を支える要素となる。

 

 しかし、それをへし折られてしまえば―――――――立ち上がることは出来ない。

 

 ラウラのその笑みは、足を骨折している怪我人から杖を奪うのと同じだった。片足が折れている怪我人は杖がなければまともに移動できない。騎士たちはまさに、その怪我人と同じ状態である。

 

 (復讐心)がなければ………立ち向かえない。

 

「ひっ………!?」

 

 にやりと笑ったまま、両手の銃を左右に立つ騎士の顔へと向けるラウラ。彼女の紅い瞳と銃口に見据えられた騎士たちが震え上がる。

 

 自分は得体の知れない少女に見たこともない武器を向けられ、殺されようとしている。ラウラに銃を向けられ、数秒後には新たな犠牲者となる2人の騎士はそう理解した。最早、この少女に反撃して返り討ちにし、仲間の仇を取ろうとは思えなかった。銃弾と共に放ったラウラの恐怖は、もう既に騎士たちの心を折っていたのである。

 

 断末魔を上げるよりも先に放たれた弾丸が、2人の騎士の頭蓋骨を同時に木端微塵にする。薬莢が落下する音を死体が崩れ落ちる音がかき消し、聞こえてくる筈の残響を騎士たちのざわめきが蹂躙する。

 

「な、なんだ、こいつは………?」

 

「女の子………!?」

 

 先ほど、騎士の頭に片足のナイフを展開した状態で着地したラウラの頬には、その騎士の返り血が付着していた。右手のグローザを一旦ホルダーに戻し、数十秒程度の殺戮の間に浴びた唯一の返り血にそっと触れたラウラは、真っ白な手の平に付着した鮮血を見下ろしながら顔をしかめる。

 

 もし返り血まみれになってタクヤと合流したら、彼は前のように自分の返り血を洗い流してくれるだろうか。血まみれになったことは今まで何度もあるが、気分が悪くなるのもいつも通りである。生まれてからずっとタクヤと同じ匂いだったというのに、他人の血の臭いで彼の臭いが消えてしまう。不快な感触だけでなく、ラウラはそれでタクヤと同じ匂いが消えてしまう事も嫌っていた。

 

 だから―――――――早く終わらせる。

 

 獰猛な笑みを消したラウラは、何も言わずに身体中に氷の粒子を展開した。通常の氷と異なり、突然変異の塊ともいえるキメラとして生まれてきた影響なのか、こちらも突然変異としか言いようのない鮮血のように紅い氷を自由自在に操るラウラ。母親譲りの強力な氷の魔術を詠唱せずに放つ事ができる彼女だが、氷を使った武器はそれだけではない。

 

 氷の粒子を身に纏い、光を複雑に反射させることによってマジックミラーのように自分の姿を消してしまうという能力である。魔力で氷を生成するわけだが、魔力の量は極めて微小であるため熟練の魔術師でも探知は難しく、しかもあくまで氷の粒子であるため極端に気温が下がるわけでもないから温度差で探知することも不可能。ソナーのようなもので探知しようとしても、ラウラの頭の中にあるメロン体を活用して全く逆の音波をぶつけて相殺してしまえば、やはり敵はラウラを探知できない。

 

 2人を鍛え上げた両親でさえも、彼女の姿を消す能力を警戒していたほどである。しかもそれに現代兵器の威力が組み合わされれば、まさに遠距離から狙撃してくる彼女を見つける事ができる者などいなくなってしまう。

 

 どこにでも潜む事ができる上に、その狙撃の命中率は100%。狙撃でなかったとしても、この姿を消した状態の彼女に太刀打ちするのはかなり困難である。

 

「がっ!?」

 

「マーティン!?」

 

 何の前触れもなく、震え上がっていた騎士の1人の喉にメスが突き立てられる。この異世界では魔術の発展の影響で遥か昔に廃れてしまった医術で使用される小さな刃物が、正確に男の声帯を貫いていた。

 

 声を発する事ができなくなった騎士に―――――――今度は、銃弾が叩き込まれる。

 

 先ほど数名の仲間を数秒で葬った、大口径の7.62mm弾の群れであった。

 

 鎧の破片と肉片が千切れ飛び、メスで声帯を貫かれた騎士に止めを刺す。ズタズタにされた騎士が後ろへと崩れ落ちていき、新しい犠牲者の死を見てしまった他の騎士たちがまたしても震え上がる。中には剣を構える騎士もいたが、彼らが剣を構えたのは仲間の敵討ちではなく、いきなり襲ってくる可能性のある赤毛の少女を撃退するためであった。

 

 いきなり姿を消し、見たこともない武器で攻撃してくる正体不明の少女。ラトーニウスの鍛冶職人たちが作った防具を容易く貫通するほどの威力の攻撃を、姿が見えない敵が恐ろしい連射速度で放ってくる恐怖。死にたくない筈なのに、死ぬかもしれないと思ってしまうほどの絶望が彼らを飲み込み始めている。

 

「く、くそ、どこに行った………!? どこから――――――――」

 

「ウゲッ!?」

 

「マイク!?」

 

 またしても、仲間が死んだ。しかし今度は今までのように銃声は聞こえない。聞こえてきたのは、仲間の呻き声と何かが肉に突き刺さるような音だけだった。

 

 今度もメスで殺されたのだろうかと思いながら仲間の様子を確認した騎士たちは、全員目を見開く羽目になった。犠牲になった仲間の喉元には漆黒の刃物が突き刺さっているのが見える。呻き声と共に聞こえてきた何かが突き刺さるような小さな音は、このナイフが原因だったのだろう。

 

 しかし、そのナイフのグリップからは――――――――漆黒の制服の袖に包まれた、白い腕が伸びていたのである。その先にある筈の肩や胸元は見当たらず、宙に浮いている腕がナイフを握っているという状態にしか見えない。

 

「………!?」

 

 徐々に、その腕から先があらわになっていく。大きく胸元が開いたデザインの漆黒の制服に、鮮血を思わせる長い赤毛。獰猛さと狂気を纏う大人びた少女の姿があらわになった瞬間、騎士たちは反射的に剣を構え、ここで彼女を討ち取ると言わんばかりに剣を振り下ろしていた。

 

 四方から振り下ろされるロングソードの剣戟。魔物の外殻を粉砕するほどの威力がないとはいえ、防具を身に着けていない人間が喰らえば八つ裂きになるのは間違いない。しかも、それを振るうのは鍛え上げられた騎士たちである。タクヤのように瞬間的に硬化する事ができないラウラにとって、攻撃は敵を欺く事で回避するか、自力で躱さなければならない。防御が苦手ならば避けるしかないのだ。

 

 だが、彼女は動かなかった。今しがた騎士の喉元に突き立てていた漆黒のスペツナズナイフを引き抜くと、利き手である左腕を振り上げて一番速かった騎士の剣戟を受け止めると同時に、身体を捻ってナイフを展開した状態の右足で鋭いローキックを放つ。

 

 そのローキックの餌食になったのは、逆に一番剣戟が遅かった騎士であった。太腿の防具の隙間に飛び込んできたナイフの刀身によって筋肉と骨を寸断された騎士があっさりと体勢を崩し、剣戟の軌道を台無しにしてしまう。他の騎士の剣戟もその巻き添えのせいでスピードが鈍り、ラウラに回避する時間を与えてしまう。

 

 しかし、全員の剣戟が台無しになったわけではなかった。乱れる仲間の斬撃に運よく巻き込まれなかった1本の剣が、真上からラウラの頭へと降り注いだのである。

 

 銀色の刀身が彼女の赤毛に触れる寸前、その剣を握る騎士は仲間の仇を取ることができたと狂喜していた事だろう。恐ろしい女を殺し、仲間の仇を取った。そしてクガルプール要塞を敵襲から守ったのだから、これで間違いなく昇進できる。一瞬しかないというのにこれで昇進できると考えていた彼は、目の前で少女の頭が真っ二つになるのを待つ。

 

 剣が少女の赤毛に触れようとしたその瞬間だった。頭蓋骨を真っ二つにするにしてはあまりにも硬過ぎる感触と、剣を握る手を痛めてしまうほどの反動が彼を襲ったのである。

 

 まるで、岩の塊を斬りつけたような感覚であった。騎士は訝しみながら剣の下にある筈の少女を見下ろし―――――――その感触の正体を知った。

 

 ―――――――少女は、その剣戟を受け止めていたのである。しかし、彼女の左腕は既に別の剣を受け止めているし、右手も今の一撃を受け止めるのには間に合わない筈だ。両足にもナイフを仕込んでいるようだが、それを使ったわけでもないのは明らかである。ならば、何で防御したというのか。一瞬で組み上がったその疑問が一瞬で崩壊していく中で、騎士はその赤毛の少女が怪物だったのだという事を理解しつつあった。

 

 ラウラは、振り下ろされてきた刀身に噛みつく事でそれを受け止めていたのである。もちろん、彼女はキメラとはいえ硬化していない状態では普通の人間と変わらない。だからこんなことをすれば、あっという間に歯が折れてしまう。

 

 騎士もそんな防御のやり方を否定しようとしていた。考えられない防御の方法である。そんなことをすれば歯が折れるし、食い止めきれなかった剣がそのまま頬と喉を切り裂いてしまうというリスクもある。

 

 剣を振り上げてもう一度攻撃しようと思っていた騎士は、なぜラウラの歯が砕けなかったのかを理解することになった。

 

 彼女の口に生えていた歯は、人間の歯と違う形状をしているのである。人間のような歯ではなく――――――――まるで猛獣や、獰猛なドラゴンを思わせる鋭い牙。怪物の牙をそのまま移植したような鋭い牙が、赤毛の少女の口の中から生えていたのだ。その牙の群れは刀身を抑え込むどころか銀色の刀身に食い込み、まるで骨を噛み砕く怪物のように剣を噛み砕こうとしている。

 

「ば………化け物……………ッ!」

 

 そう呟いた瞬間、彼の得物が少女の牙に噛み砕かれ―――――――――突き上げられた少女のナイフが、騎士の喉元を貫いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「嘘だろ………」

 

 拷問を受けていた親父を地下室から連れ出し、本格的に要塞の守備隊に反撃を開始しようと思っていた俺は、防壁の内側に広がる広場を見渡しながら親父と2人で絶句していた。

 

 かなりの数の守備隊がここにいる筈だった。親父に渡した分の弾薬では足りないのではないかと思って別の武器も渡しておくべきだろうかと検討していたんだが、どうやら俺たちはもう発砲する必要がないらしい。

 

 広場に転がっているのは、騎士たちの死体だった。上顎から上を砕かれていたり、蜂の巣にされている死体が広場に散らばっており、強烈な血の臭いを発して要塞を包み込んでいる。辛うじて火薬のにおいも混じっているようだが、もう風前の灯火だ。

 

 若き日の親父もこんな状況を目にしたことはないらしく、89式自動小銃の銃口を下げながら目を見開いている。

 

「なんだこりゃ………」

 

「……俺のお姉ちゃんの仕業だよ、これ」

 

「………」

 

 ラウラは、かなり不機嫌だったらしい。小さい頃から俺と離れることをかなり嫌うほど甘えん坊だった彼女は、強引に引き離されると自力で俺のところに来ようとするか、機嫌を悪くしていた。ブラコンのお姉ちゃんの悪癖は、未だに治っていない。

 

 彼らはその犠牲者だ。俺たちに殲滅されていた方がマシだったに違いない。死体を見下ろしながら同情していると、その死体の群れの向こうで佇む少女の姿が見えた。

 

 反射的にアサルトライフルを構えた親父に「止めろ」と言いながら、俺は彼女の姿を見つめる。

 

 そこにいたのは――――――――やはり、ラウラだった。右手にマガジンが外れた状態のグローザを持ち、左手には返り血まみれになったスペツナズナイフを持ちながら、足元にある死体をじっと見下ろしている。

 

「………ラウラ?」

 

「ふにゃ?」

 

 恐る恐る彼女に声をかけてみた。もしかすると俺たちにまで襲いかかってくるかもしれないと思った俺は警戒していたんだが、返事はいつも通りのラウラの声だった。

 

 首を傾げながらこっちを振り向くラウラ。彼女と目が合った瞬間、返り血まみれになった彼女が微笑んだかと思うと、返り血まみれで武器を手にしたまま、俺に向かって凄まじい速度で走ってくる!

 

「ふにゃあああああああああっ!! タクヤぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」」

 

 やめろぉぉぉぉぉぉぉ!! 返り血まみれで笑いながら走ってくるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!

 

 滅茶苦茶怖いよ! ちょっと、せめて抱き付くのは返り血を拭いてからにしてくれ!!

 

 そう思ったんだが、半日くらい俺と離れ離れにされていたヤンデレのお姉ちゃんが立ち止るわけがない。血まみれのまま走ってきた彼女はそのまま俺に飛びつくと、俺を地面に押し倒してしまう。

 

「すぱすっ!?」

 

「タクヤぁっ! 大丈夫!? 拷問されてない!? 怪我してないよね!?」

 

「お、落ち着け………。大丈夫だって。何もされてないよ」

 

「ほ、本当!?」

 

 自力で解凍しただけだって。親父は酷い目に遭ってたけど、もうエリクサーで治療しているから傷口はない。

 

「ねえねえ、お姉ちゃん頑張ったんだよ? ほら、タクヤを連れて行った悪い奴らをみんな殺したの!」

 

「わ、分かった。やり過ぎるなよ………?」

 

「ふにゅう………何言ってるの? 私のタクヤに酷いことするクソ野郎は皆殺しにするのは当たり前だよ」

 

「………と、とりあえず、俺は無事だよ。ありがとね、お姉ちゃん」

 

「えへへっ♪」

 

 こ、怖いよ………。何だか悪化してないか?

 

 

 

 

 

 




※スパスはイタリアのショットガンです(スパス12など)。

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