異世界でミリオタが現代兵器を使うとこうなる   作:往復ミサイル

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弟子

 一般的な家を3軒ほど建てられるのではないかと思うほど広いドルレアン邸の庭は、たった1人の幼い少女が駆け回るには広過ぎたかもしれない。しかし、1000年以上も狭い装置の中でケーブルに繋がれながら眠っていたのだから、これほど広い遊び場でなければ彼女は満足することはないだろう。

 

 メウンサルバ遺跡から連れてきたリディアは、全く言葉を発しない奇妙な少女だったけど、全く感情がないというわけではないようだ。人形で遊んであげると喜んでくれるし、遊んでいる最中に転ぶと涙目になりながら俺のところへとやってくる。

 

 それに、どういうわけか現代の言語も理解しているらしく、絵本を読んであげると普通の子供のように楽しそうに笑いながら絵本を凝視しているのだ。

 

 彼女をドルレアン邸へと連れて来てから1ヵ月も経過しているというのに、リディアは全く喋らない。ドルレアン邸で雇われている使用人たちも、彼女の声を一度も聞いたことがないという。

 

「彼女が、私の大先輩というわけか………」

 

 広すぎる庭を笑いながら駆け回るリディアを眺めながら、隣で彼女を見守っていたエミリアが呟いた。

 

 彼女はエリスの1つ年下の妹という事になっているが………正確には、彼女は人間ではなくホムンクルスに分類される。

 

 レリエルの心臓を貫いたといわれる魔剣を復活させるための生け贄として生み出されたエミリアは、エリスと同じ母親から生まれた実の妹ではなく、エリスの遺伝子情報を元に生み出されたホムンクルスなのだ。それゆえに、彼女を生み出した方法を確立した伝説の錬金術師が、一番最初に生み出したホムンクルスであるリディアはエミリアにとっては大先輩なのである。

 

 だが、モリガンの仲間たちはエミリアの事をホムンクルスではなく、大切な仲間だと思っている。もちろん俺も大切な仲間だと思ってるよ。それに、彼女は俺の妻だからな。

 

 一番最初に異世界で出会って、一緒に戦った仲間は俺の妻になってくれた。出会った時から変貌してしまった(怪物)を受け入れてくれたのだ。

 

 かぶっていたシルクハットを静かに取り、右手を頭へと伸ばす。炎のような赤毛の中に埋まってしまっているが、頭皮から突き出ている硬い物体は変異した際に生えてきた角だった。

 

「………!」

 

 頭の角に触れながら昔の事を思い出していると、庭で遊んでいたリディアは俺とエミリアが見守っていることに気付いたらしい。追いかけ回していたボールを両手で抱えながらこっちへとやってきた彼女は、ボールを横へと放り投げると、まるで両親に甘える小さな子供のように俺に飛びついてきた。

 

「うおっ!? ………ははははっ、元気がいいな」

 

「ふふっ」

 

 飛びついてきたリディアをそのまま抱き上げ、ラウラと遊ぶ時のように高い高いを何度かやってから地面へと下ろす。もう少しやって欲しかったのかリディアは俺の顔を見上げながら手を伸ばしてきたけど、俺は笑いながら首を横に振り、かぶっていたシルクハットを彼女の頭にかぶせて誤魔化した。

 

 両足を失った状態で眠っていた彼女には、もうフィオナが製造した機械の義足が装着されている。桜色の可愛らしいワンピースの下から覗くのは肌色の皮膚ではなく、人工的に造り出された鈍色(にびいろ)の足だった。

 

 指の形状などは人間の足と比べると簡略化されているけど、フィオナがリディアのために4日で作り上げた義足は作動不良を起こす気配はなかった。ちゃんと彼女の両足となり、リディアを外で遊び回る事ができる子供へと戻している。

 

「それにしても………リハビリをたった半月で終わらせたのだろう?」

 

「ああ。それに、最近はギュンターの奴が遊び半分で剣術を教えてるらしいぞ」

 

「ほう?」

 

 剣術を重視するラトーニウス王国騎士団に所属していたからなのか、エミリアはリディアが剣術を習っていると聞いた瞬間、大きなシルクハットをかぶせられたままきょとんとしているリディアを見下ろした。

 

 モリガンの傭兵たちは、俺や信也が端末で生産した銃を多用する。だが、メンバーの中でもエミリアは剣に非常に思い入れがあるらしく、どのような任務の時も必ず剣を装備している。

 

 8歳で騎士団に入団し、教官に怒鳴られながら訓練を続けてきた彼女は、ナバウレアの駐屯地に配属されてからは同期の騎士たちよりも高い戦果をあげ、12歳の頃には何度か実戦で分隊を指揮したこともあったという。

 

 当時から常に剣を使っていたから、思い入れが特に強烈なのだろう。

 

 同じように幼い頃から剣術を習っているリディアに共感したのかもしれない。

 

 興味深そうにまだリディアを見下ろすエミリアを見て、もしかすると彼女に剣術を教えようと思っているんだろうなと察した俺は、「遊び半分で習ってるんだからな?」と釘を刺してからもう一度リディアを抱き上げた。

 

 大昔のホムンクルスとはいえ、リディアの年齢はまだ4歳だ。エミリアから厳しい訓練を受けるには幼過ぎる。

 

「む………なら、もう少し大きくなったら私が剣術を教えてやろう。彼女を立派な騎士に育てるのだ」

 

「いや、フィオナが反対するかもしれないぞ? 彼女はリディアを助手にする予定かもしれないし」

 

「なに!? ………だ、だが、白衣姿も似合うかもしれないな…………。なあ、リディア。お前は騎士と技術者だったらどっちに興味があるのだ?」

 

「………?」

 

 小さな手で大きなシルクハットを抑えながら首を傾げるリディア。おそらく俺たちの言語は理解しているんだろうが、〝騎士”と〝技術者”という単語の意味が分からないのかもしれない。

 

 彼女の将来の夢を勝手に決めるべきではないとおもったエミリアはリディアに問い掛けるが、リディアは俺のシルクハットをかぶったまま首を傾げたままだ。

 

 やっぱり、何も喋らないこの子との意思疎通は難しいなぁ………。

 

「まだ4歳だもんな。いっぱい遊ぶんだぞ、リディア」

 

「………!」

 

 抱き上げられながら頷いたリディアを地面に下ろし、笑いながら彼女の頭を撫でるために手を伸ばす。シルクハットの上から撫でるわけにはいかないので一旦俺の帽子を返してもらおうと思ったんだが――――――シルクハットが気に入ったのか、両手でシルクハットを抑えたまま駄々をこねるように首を横に振られてしまう。

 

 え? シルクハットが気に入ったの?

 

 もう少し手を近づけてみると、首を横に振っていたリディアは涙目になりながら首を横に振り始めた。どうやら俺の帽子を手放したくないらしい。

 

「わ、分かった。ほら、その帽子はあげる。プレゼントだ。だから泣くなよ………」

 

「………!」

 

 首を振るのを止め、顔を見上げるリディア。俺から帽子を貰えたのが嬉しかったらしく、改めて自分で帽子をかぶり直すと、庭に植えてある木の近くに落ちていた枝を拾い上げた。

 

 おそらく、庭の手入れをしている使用人が拾うのを忘れていたんだろう。その木の枝を持って杖のようにしながら戻ってきた彼女を見守っていた俺は、リディアがその木の枝を杖の代わりにしていることに気付き、エミリアと一緒に笑ってしまう。

 

 ははははっ。リディアは俺の真似がしたかったのか。

 

 シルクハットをかぶって杖を持ち、紳士になりきるリディア。幼い子供の遊びに、俺も付き合ってやることにした。

 

「ははははっ。リディア、紳士になりたいんだったらスーツも着ないとな」

 

「………」

 

「じゃあ、もっと大きくなったらスーツもプレゼントしてあげよう。………ところで、何か欲しい物はないか? もしあったら教えてくれ」

 

 フィオナは彼女を研究のために回収してきてくれと俺たちに依頼した。けれども、連れてきた彼女からデータを取っただけで、彼女に義足を作ってからは勉強を教えつつ遊び相手になっているという。

 

 今では、リディアは俺たちの子供のようなものだった。

 

 俺の真似をしている彼女に質問した俺は、彼女は全く言葉を話さないのだから欲しいものを教えてくれないだろうなと察し、苦笑いしながら可能性の低い返答を待つ。

 

 すると、首を傾げていたリディアが左手を静かに持ち上げ――――――俺やエミリアよりも遥かに小さな左手で、俺たちを同時に驚愕させた。

 

 ――――――なんと、リディアは『何か欲しいものはないか?』と質問された後に、俺を指差していたのである。

 

「――――――は?」

 

「え?」

 

 お、俺が欲しいの………?

 

 おもちゃでも欲しがるんだろうなと思いながら、早くもリディアのためのおもちゃを購入できそうな雑貨店を絞り込み始めていた俺は、幼い少女の不意打ちと肩透かしを同時に喰らい、目を丸くする羽目になった。

 

 嘘だろ? 一緒にいろって事なのか?

 

「り、リディア……? あの―――――――」

 

 まだ俺を指差しているリディアを説得しようとしたその時だった。猛烈な怒気と殺気の激流が、傍らから襲来してきたのである。

 

 ぎょっとして隣を見てみると、やはりその殺気の発生源は隣で拳を握りながら唇を噛み締めていた俺の妻だった。

 

 まるで依頼を受けて敵と戦っている時のような殺気を俺に向けつつ、何歩か後ろに下がって距離を取る。ちょ、ちょっと待てエミリア! 何で距離を取るんだ!? ま、まさか―――――ぶっ放すつもりなのか!? あの『対転生者用ドロップキック』をッ!?

 

「お、落ち着けエミリ―――――――」

 

「この………ロリコンがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」

 

 距離を取ったエミリアが、ブチギレしつつ絶叫しながらジャンプし―――――俺に向かって空中で両足を突き出した。

 

 小さい頃から騎士団で訓練を受け、俺よりも何度も実戦を経験して鍛え上げられたエミリアの身体能力は転生者並みである。凄まじい瞬発力によって底上げされた獰猛なドロップキックは、まるで戦闘機から発射されたミサイルを思わせる速度で俺に飛来し―――――いつも通りに、俺のみぞおちに直撃した。

 

「――――あばかんッ!?」

 

 当然ながら弁解する隙は無い。それに避けたら大切な妻が怪我をしてしまう可能性があるので、俺は彼女の蹴りを受け止めなければならないのだ。だから彼女が激昂してこのドロップキックをぶっ放してきたら、俺は必ず喰らっている。

 

 みぞおちに激昂したエミリアのドロップキックをお見舞いされた俺は、呼吸しようとしているのに全く酸素を吸う事が出来ない苦痛と、ヘリや飛行機から飛び降りた時のような感覚を同時に味わいながら吹っ飛ばされた。

 

 頭を地面に叩き付け、縦に回転しながら続けざまに花壇の縁に背中を打ち付ける。更に後頭部を芝生に擦り付ける羽目になった俺は、念のためポケットに入れておいたエリクサーの瓶を取り出すと、一口飲んで回復してから静かに立ち上がった。

 

「こ、この馬鹿者ッ! まだ幼い子供だというのに、お前は――――――」

 

「い、いや、もしかすると俺が欲しいんじゃなくて………父親が欲しいんじゃないのか?」

 

「えっ?」

 

 一口飲めば一瞬で傷口をできる筈のエリクサーでも消し切れないみぞおちの痛みに耐えつつ、俺はやっと弁解することができた。

 

 遺跡の中で、ずっと1人で眠っていたリディアの家族はとっくの昔に死んでいる。彼女と同じように自分自身のホムンクルスを作り、記憶や自我を魔術で調整して与えない限り、彼女の家族は存在しない。

 

 リディアが生み出された時点で、彼女の家族は父であるヴィクターだけだったのだ。記録では彼女の母親はオリジナルのリディアを出産してから、数週間後に亡くなっている。

 

 だからリディアは母親を覚えていない。彼女が家族だと認識できたのは、父親のヴィクターだけだろう。覚えのない母親が欲しいと言い出すよりも、父親を認識しているのならば父を欲する筈だ。

 

「そ、そうなのか?」

 

「………」

 

 エミリアに問い掛けられたリディアは、妻にドロップキックされた俺を見ておろおろしながら首を縦に振る。やはり俺の仮説は合っていたようだ。

 

「す、すまない、力也………!」

 

「気にしないでくれ。ちゃんとエリクサーで回復したから」

 

「大ダメージだったのか………」

 

 妻の蹴りは強烈だからな。普通の人間が喰らったら失神してるんじゃないか?

 

 謝罪を続ける妻を「大丈夫だから気にすんなって」と励ましながら、まだおろおろするリディアを見下ろす。

 

 俺たちには、もう子供がいる。大切な仲間が生んでくれた最愛の子供たちだ。

 

 父親と母親になったからこそ、子供を迎え入れる事が出来るのかもしれない。全く血のつながっていない子供を家族にするという決断は、結婚していなければ難しい事だろう。

 

 父親を欲するリディアが俺に父親になって欲しいと要求するのならば、彼女の父親になってやろうではないか。彼女を置き去りにせずに、俺たちが育てて見せる。

 

 

 

 

 

 

 

 漆黒の刀身がぶつかり合う金属音が、しんとしていた庭で暴れ回る。静寂は既に荒々しい金属音に追い出されており、冷たい風の中で得物を振るい続ける俺の彼女の独壇場へと変わり果てていた。

 

 ボウイナイフを逆手持ちに持ち替え、力任せに振り払う。九分九厘空振りするだろうと思いつつ振り払った一撃だったが、やはりその斬撃は彼女に命中することはなく、冷たい風の中を突き抜けただけだった。

 

 ナイフの持ち方を元に戻しつつ、反射的に右へと身体を傾ける。俺から見て左下から右上へと漆黒の刀身が通過して行き、切り裂かれた空気の残滓と、回避しなければ両断されていたという恐怖を俺の頬へと吹きかける。

 

 このまま斬り合うわけにはいかないと判断した俺は、まだ応戦すると見せかけて距離を取り、息を吐きながら感心していた。

 

 ――――――彼女はかなり成長している。まだ手加減しているが、本気を出したとしても彼女は俺の動きを見切り、反撃してくるに違いない。

 

「………よし、リディア。ここまでにしよう」

 

「………」

 

 4年前にメウンサルバ遺跡から保護してきた時から、結局彼女は何も喋らないままだった。フィオナに勉強を教えられている時も、俺やエミリアの弟子として戦い方を教わっている時も全く声を出さない。定期的に王都からエイナ・ドルレアンまで会いに来れば大喜びしながら出迎えてくれるのだが、その時も何も喋らずニコニコ笑っている。

 

 喋らない事は変わらなかったが――――――8歳になったリディアは、当然ながら成長していた。

 

 身長は伸びたし、雰囲気も少しだけ大人びたような気がする。一言も喋らないせいでクールというよりも冷たい雰囲気を放つ少女だが、感情が全くないというわけではない。喋らない事を除けば、他の子供たちと同じく感情豊かな少女である。

 

 だが、愛用の刀を手にして俺と訓練する時は――――――本当に冷たくなる。

 

 ミステリアスと禍々しさを含有する真紅の瞳は、まるで含有する雰囲気の比重が狂ったかのように冷たくなり、感情豊かだった彼女の表情も、本能が取捨選択しているかのように無表情以外は切り捨てられるのだ。

 

 彼女を作ったヴィクター・フランケンシュタインが、リディアというホムンクルスを設計した際にそのように魔術で調整したのかもしれない。

 

「強くなったなぁ、リディアは」

 

「………っ」

 

 照れたのか、顔を赤くしながら微笑むリディア。かちん、と漆黒の刀の刀身を鞘の中に戻した彼女は、腰の得物から手を離すと、かぶっていたシルクハットを取ってから俺に頭を下げた。

 

 彼女がかぶっている帽子は、4年前に俺が譲ったシルクハットだった。あの時はおもちゃ代わりにして遊ぶのだろうと思っていたんだが、リディアはなかなかあの帽子を手放すことはなかった。シャワーを浴びる時や眠る時以外は常にかぶっているほど気に入ったらしい。

 

 あの時から俺の真似をしていたリディアだが、今では服装まで真似している。まだ8歳だというのに私服よりも黒いズボンとスーツを好み、あの時俺から譲り受けた帽子をかぶっているのだ。可愛らしいスカートや美しいワンピースには全く興味がないらしく、俺と同じ恰好でいる事が多いという。

 

 変わった少女だ。以前にフィオナが洋服を作ってあげたらしいんだが、あまり気に入ってもらえなかったらしい。

 

 刀を下げた奇妙な紳士との訓練を終えた俺は、肩を回しながら呼吸を整えた。

 

 エミリアや俺から戦闘訓練を受けた彼女の実力は、モリガンでも傭兵見習いとして採用できるほどだ。もしかすると、もう転生者を倒せるかもしれない。

 

 そろそろリディアを実戦に連れて行ってもいいのではないだろうか。

 

「なあ、リディア」

 

「?」

 

 刀を腰に下げたまま、ドルレアン邸へと戻っていこうとする奇妙な紳士を呼び止める。くるりと後ろにいる俺を振り返った彼女は、きょとんとしながら真紅の瞳で俺を見つめてきた。

 

「そろそろ、実戦に行ってみないか?」

 

「………!?」

 

 手加減していたとはいえ、刀だけで俺と互角に戦っていたのだ。彼女の力が転生者に通用しないわけがない。

 

 それに、保護者という事で俺も同行するのだから問題はないだろう。

 

 俺は休日になると、タクヤやラウラと一緒に森へ狩りに行くようにしている。さすがにまだ5歳の姉弟に銃を撃たせてはいないが、あの2人は俺と一緒に狩りに行くのを楽しみにしているのだ。

 

 いつかタクヤとラウラにも教えるつもりだが―――――――俺の獲物は、動物だけではない。

 

「―――――――狩り方を教えてやる、リディア」

 

「………!」

 

 にやりと笑いながら、リディアは首を縦に振った。

 

 子供たちを狩りに連れて行ったように――――――リディアも、更に獰猛な狩りへと連れて行く。

 

 そして、彼女を立派な狩人に育て上げる。この異世界で人々を虐げ、蝕むクソ野郎を狩る恐ろしい狩人に。

 

 もう1人の、転生者ハンターとして育て上げるのだ。

 

 彼女は―――――――転生者ハンターの弟子なのだから。

 

 

 




※アバカンはAN-94の別名です。ちなみにロシア製アサルトライフルです。

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