やはり私と同中の彼との青春ラブコメはまちがっている。 作:巣羽流
UA4桁いきました!
ありがとうございます!
では3話です!
よろしくおねがいします!
「二人とも、もう行くよー?」
「おっけぇ」
平塚先生に彼、比企谷君のクラスを教えてもらった次の日。
私たちはお昼を食べてからF組に向かい始めてた。
「腐敗してるって情報だけで誰だかわかる目・・・見てみたいよね」
基子は興味津々でそう言った。
「あの目はやばいよ。知らない制服着てたら軽く悲鳴あげるかもしれないレベル」
「なんだそれ。気になる」
それを聞くとくくくと笑い始めた。
いや・・・マジですごいから。
「でもでも花菜ちゃんはそんな彼が気になって仕方ないんだよね~」
「確かにそうだけど誤解を招くような言い方はやめぇい 」
「きゃー。怒った怒った!あやしぃ~」
くっこのアマ・・・どうしてくれようか。
おっとこんな言葉使いだめだめ。
このお嬢さん♪
それは違うか。
「まったく・・・っとついたね」
「さぁーてどんな目か拝ませてもらおうか」
キョロキョロとみんなで探しだす。
・・・あれ?
「・・・いない」
「えぇー・・・なんでいないのよ」
「あの~。すみませ~ん」
美波があまーい声でカチューシャを着けたいかにもチャラそうな男子に声をかける。
「ん?どうしたん?」
「あの。比企谷君って今いないですか?」
「ヒキガヤ・・・?」
んーんーっと、考えてる。
え?クラスメイトだよね?
「あぁ!もしかしてひきたにくんのこと!わかんなかったわー。てかひきたにくんとか見てないからよくわかんないっしょ」
けらけらと笑って、しゃべってる。
・・・なんだろ。この人イラつくかも。
「にしてもひきたにくんぱないわー。ああ見えてすみにおけないってゆうの?」
「いえ。そういんじゃないから」
う、うぜぇ。
「結局今はいないの?」
「たぶんねー」
「わかった。ありがとう」
基子がさっとうざ男との会話をきる。
普通科ってあんなの多いのかな。
あんなのばっかならイライラしてストレスたまりそう。
普通科じゃなくてよかった。
「なんか用事でもあったのかな?」
「そうじゃない?また明日も来てみようよ」
「うん」
ーーー
結論から言おう。
一週間毎日ここに来たが彼は一日も居なかった。
どういう事だまったく。
チャイムが鳴ったら昼食もとらずにダッシュでF組に言っても見付けられなかったし。
クラスメイトに見られてもないしあの人忍者かなんか?
雪ノ下さんの懐刀とか?
・・・なんか雪ノ下さんならありそうだな。
「おっ帰ってきた帰ってきた」
「今日もお疲れ~」
この二人は二日目を最後に来なくなった。
ちょっと意思が弱すぎませんかね~?
「またダメだったよー」
「学校には来てるっぽいのにね。どこにいるんだろ?」
「ほんとどこにいるんだろう」
「花菜ちゃんはまだ探すの?」
「あったり前よ。私は諦めないからね」
「物好きだねー。まぁがんばれ」
ーーーー
「はぁー」
陰気なため息がでる。
あれから一ヶ月。
毎日毎日F組に通ってみたが一度たりとも彼に会えない。
いつになったらお目にかかれるのよもう。
そんなことを部活中に考えていたら天使が降臨した。
「愛川さん?そんなため息ついてどうしたの?」
あぁ~癒される~浄化されて召される~
いや、召されちゃうのかい。
「いやー。ちょっとね・・・」
「もしかして悩みごと?」
「うーん。そんな感じかな」
「あっ!だったらさ!良いところがあるんだよ!」
「いいところ?」
良いところとはどこだろうか?天界のこと?
いくら私がそれなりに可愛くても天界レベルには達してないかなー。
冗談はさておき何の事をいってんのかな?
「うん!お悩み相談をしてくれる部活があるんだよ」
「へぇ~」
そんな部活があったのか・・・
そんなことして何の意味があるんだろ。
「よし!じゃあ行ってみようか」
「えっ・・・でも」
そんな人に相談するほどの悩みじゃ・・・。
「良いから良いから!行くよ!」
そう言って手を掴んで引っ張ってくる。
いやん。戸塚くんって以外と大胆☆
ってどこにつれてかれるのー!?
ーーー
校舎に入ってから戸塚くんに観念してついていく。
向かっていたのは特別棟だ。
こんなところにその部活が?
そう思っていたら戸塚くんはある教室の前にたちノックをした。
どうぞっと綺麗な声で告げられ中にはいる。
「「失礼します」」
「あっ!さいちゃんだ!やっばろー!」
染めた髪をお団子を作った美少女がいた。
さいちゃんって可愛いなぁ。
私も呼んでみたいな・・・無理ですけど。
とりあえずこの教室を見渡してみる。
ごくごく普通の教室には特別な道具はなくただただ机と椅子があるだけの空間。
そんな平凡な光景に一際目立つ少女が・・・。
「こんにちは」
「え!?」
長くてさらさらした黒髪、見るものすべてを魅了する美貌、凛とした雰囲気を纏った美少女。
雪ノ下雪乃。
この総武高校1の美少女だ。
いやー!おどろいたぁー。
「八幡もよっ!」
「よっ!」
もっともっと驚くべき人がいた。
ぼさぼさの髪にアホ毛、恐ろしく腐った目をした男子が戸塚くんに最高の笑顔で挨拶をしていた。
「えぇーーーー!」
そして叫んだ私をみるなり一瞬で嫌そうな顔に変わった[比企谷君]がそこには居た。
ここまでです!
感想とか待ってます!
ありがとうございました!