やはり私と同中の彼との青春ラブコメはまちがっている。   作:巣羽流

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はやくも2話目です

いい忘れて増したけどオリ主とひっきーはくっつくかも・・・

決めてないですからなんとも言えないですがその可能性は、あります!

気を付けてください




2話

「はぁー。今日もつかれた」

 

そう呟くと私はベットに倒れこむ。

 

あのあと私はすぐに自転車にのって自宅に帰ってきた。

 

お風呂もご飯も済ませて今は自分の部屋にいる。

 

「・・・あの男の子は何者なんだろ」

 

ぼさぼさな髪にアホ毛が立っている目の腐った男子の顔が頭に浮かんだ。

 

『だって俺たち・・・』

 

・・・俺たちの後にはいったいなんの言葉が続くのだろうか。

 

同じクラスだった?

 

そんなはずはない。

 

私のクラスはクラス替えが無いので今とクラスメイトは変わらない。

 

それに男子の数も極端に少ないので顔と名前くらいなら絶対に覚えている。

 

やはり彼は普通科に違いない。

 

ならテニス部の新しい後輩か?

 

それならため口なんか聞いてこないはずだ。

 

厳しくないとは言え運動部なので上下関係はしっかりしているしね。

 

「ほんとに何者なんだろ・・・」

 

目を閉じて考えていると次第に意識が薄れていった。

 

 

ーーーー

 

 

きーんこーんかーんこーん

 

「・・・・・・zzz」

 

「花菜ちゃーん。お昼たべよ?」

 

「かなー!起きろ!」

 

「・・・ゴフッ」

 

「はぁ・・・花の女子高生がなんつー声だしてんのよ」

 

くっ眠い・・・

 

「たってぇ・・・日本史とかよくわかんないんだもん・・・」

 

「あんたほんとに文系科目できないのね」

 

「理系は凄いんだけどね~」

 

そう!私はばりっばりの理系脳なのだ!

 

「まぁねー!理系科目だけなら学年三位だよ!」

 

一位は雪ノ下さんだけど二位とか誰だよ?

 

「三位かよ・・・すごいけど微妙だなー」

 

「なによ!自分は文系4位の癖に!」

 

「うっさい!何時も何時も上位の3人が動かないんだよ!誰だよ二位と三位!?」

 

文系も一位は雪ノ下さんだもんね。

 

ほんとなんなのあの人。

 

完璧すぎる。

 

「二人ともいいよねー。得意科目があってさー」

 

「美波はバランスよく取れてるじゃない。学年順位五位だよね?すごいよ」

 

「ほんとほんと。私たちは良いとこ20位だもんねー」

 

「えへへぇー。ありがと!」

 

ーーー

 

あれからなんやかんやでご飯を食べ始める私たち。

 

「そういえば花菜。知ってる?昨日の昼休みのテニスコートでの事」

 

「ん?なんかあったん?」

 

「あのサッカー部のエースのさ、THEっリア充って感じの葉山くんっているじゃん?」

 

あぁ・・・あのキラキラ王子か。

 

「それがどうしたの?」

 

「どうやらテニスコートであの雪ノ下さんとダブルスの試合をしたらしいんだよ」

 

「「えぇ!?」」

 

うそ!?あの雪ノ下さんが!?

 

「な、なんでそんなことになったの?」

 

美波がビックリした顔で聞く。

 

そりゃそうだ。あの孤高の雪ノ下さんが昼休みに誰かとテニスだなんて信じられない。

 

「それが、よくわかんないんだよねー。ただガチでやりあってたみたい」

 

「へぇ~。ねぇねぇ!結果はどうなったの!?」

 

「雪ノ下さんの勝ちだってさ。さすがだよねー」

 

「まじかよ・・・。あの運動部のエースでキラキラ王子に勝つとは・・・さすがだね」

 

ほんと世の中って不平等だよね。

 

「そういえばさ。ダブルスって言ってたけど雪ノ下さんとペア組んでた乗った誰なの?」

 

「さぁー?名前はみんなわからないっていってたなー」

 

「はーん」

 

雪ノ下さんが連れてくるくらいだから相当なイケメンとか美女だろ?もしくはテニス部にとかね。

 

「見た目はどんななの?」

 

「たしか目が腐敗してる男子らしいよ」

 

「えっ!?」

 

目が腐敗してる!?

 

あのとき助けてくれた男子の顔が脳に浮かぶ

 

「花菜ちゃん?いきなりどうしたの?」

 

「そうだよ。大声だしてさ」

 

あの人が雪ノ下さんと・・・どういう繋がりだ?

 

「花菜!花菜ったら!」

 

「っ!」ビクッ

 

びっくりした。なんなのよ基子は。

 

「どうした?なんかあったんか?」

 

なんかあったなんてもんじゃない。

 

昨日の夜、正体が気になって仕方なかった人が雪ノ下さんと繋がりを持っていたのだ。

 

ほんとあの男子なにもん?

 

「え?なんにもないよ!なんにも!」

 

「「嘘だ」」

 

うぅー

 

話すのはなんか恥ずかしいし誤魔化したい。

 

「花菜ちゃん。教えて」

 

にこっと微笑みながら美波がいう。

 

なんだかちょっと威圧的じゃない?

 

いつもの、あまーい声はどうした。

 

「目が腐敗してる男子がどうかしたのか?」

 

ニヤニヤと楽しそうにしやがって・・・

 

なんかむかつく☆

 

「はぁ・・・あんまり面白い話しでもないよ?」

 

「いいからいいから」

 

「・・・昨日の部活帰りにね」

 

ーーーー

 

「ってことがあったのよ」

 

洗いざらい昨日事を話した。

 

プライバシーも糞もあったもんじゃない。

 

あ!いけない!女の子が糞なんて言っちゃだめ!

 

うんち♪

 

どっちもダメかな・・・だめだよね。

 

「そんなことがあったんか」

 

「それでそれで!?花菜ちゃんはそんな彼が気になっちゃうの!?好きになった!?」

 

美波がキラキラした目をしながら質問してくる。

 

この娘こういう話し好きそうだもんね。

 

「別に~。ただなんで私の事知ってるのか気になるだけだよ」

 

この言葉に嘘はない。

 

ほんとにただの興味でしかないのだ。

 

「なーんだ。つまんないの」

 

つまらなそうに美波はいう。

 

ごめんなさいねつまらない女で。

 

てかあんたも恋話ないでしょうが。

 

「まぁ確かに気になるよな。あの雪ノ下さんと繋がりを持ってるって事でさらに興味がわくな」

 

「だよね」

 

基子の意見には同意だ。

 

彼はいったい何者なのか。

 

「ふーん・・・気になるならさ!明日の昼休みに探しに行かない?」

 

「そうだなー。2年の教室片っ端から探せばいるだろ」

 

確かに・・・ちょっとした見物に行く位ならいいかも。

 

「だね。じゃあ明日行こうか」

 

私は好奇心が踊っているのを感じながら昼食を再開した。

 

 

ーーーー

 

翌日の昼休み私たちは2年の教室を探した。

 

しかし・・・

 

「どっこにもいないな」

 

基子はがっかりしたように言った。

 

ほんとにどこにいるんだ?

 

覚えている顔と目(顔のパーツじゃね?)を頼りに一年の教室を含めて探したがどこにも居なかった・・・

 

「どこにいるんだろうね」

 

「じつは花菜の妄想でしたーって落ちじゃないだろうね?」

 

「なわけあるかい」

 

まったくそんなわけないじゃない!失礼な!

 

・・・そんなわけないよね?

 

一人不安になってると昼休みが終わるチャイムがなった。

 

「昼休み終わっちゃった・・・」

 

「次は古典かー」

 

「げぇ・・・また古典か・・・」

 

あぁぁぁ。めんどくさい。

 

また地球外生命体の言語やんなきゃならんのか。

 

「古典ってことはさ、先生って生活指導の先生じゃなかったっけ?」

 

「ん?そうだと思うけどそれがどうかしたの?」

 

突然なにいってんだ?ついに自分の激甘ボイスに脳がやられたのか?

 

「生活指導の先生ならさ、目が腐敗してる男子って言えばわかるんじゃない?そんな特徴があれば目立つしね」

 

「確かに・・・雪ノ下さんと繋がりがある時点で目立ちそうだしな」

 

「なるほどぉー。じゃあ後で聞いてみようか」

 

ふむふむ。美波やるじゃん!さすが学年五位だね!

 

えっ?さっき貶してた?ナニソレシラナイ

 

ーーーー

 

「アノ~平塚先生」

 

「ん?愛川か。どうかしたか?」

 

私たちの古典担当の平塚先生。

 

スタイル抜群で容姿も抜群。スーツも似合ってまさに仕事ができるキャリアウーマンって感じだ。

 

ぐぬぬ・・・そのスタイルが羨ましい。

 

「お聞きしたいことがあるですが」

 

「なに?君から質問とは珍しいな。どこの問題かな?」

 

「い、いえ!古典の事じゃなくて・・・人を探してるんです」

 

「人?誰の事だ?」

 

「えっと・・・背が中くらいで髪がぼさぼさでアホ毛がたっいる目の腐った男子を探してるんです。心当たりありません?」

 

先生が驚いた顔をしている。

 

え?そんなにヤバイこと聞いた?

 

「うーん。心当たりは一人だけいるな」

 

「誰ですか?」

 

「恐らく、比企谷のことだろう」

 

「ひき・・・がや・・・」

 

ヒキガヤ?あれあれ?どこかで聞いたような・・・どこだ?

 

「たぶんその人です。その人に用があるですがどこの組か教えてもらえませんか?」

 

「構わんぞ?あいつは2年F組だ」

 

「2年F組・・・」

 

たしかFはトップカーストが集まるリア充クラスだったような気がする。そんなところに彼が?

 

「ありがとうございます!」

 

「ああ。っと、次の授業が始まるな。ではまた」

 

そういって平塚先生は急ぎ足で出ていった。

 

「やったね!情報ゲットだね」

 

「なんか昼休み頑張って探したのにあっさり情報手に入ったな」

 

「うん。明日の昼休みにもう1回見に行って見ようか」

 

比企谷君・・・

 

なんか引っ掛かるんだよなー。

 

まぁ、明日会えばなんかわかるかもね!




ここまでです

また次の連休中に書くと思います!

読んでくれてありがとうございました!

ではまた

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