【完結】艦隊これくしょん 提督を探しに来た姉の話 作:しゅーがく
第一、第二派遣部隊は無事に工廠とプラントに到着したとの知らせが入った。
途中、何度か航空支援を要請してきていたが、航空教導団との連携も相まって、被害は最小限に留めた。
今のところ死者は0人。重傷者は何人か出て、後送しているが、最小限と言っても良い。
地下司令部は少し埃っぽかったが、半年は経たないものの、かなり放置していたこともあり、それなりに汚れていたようだ。
使う場所だけを掃除し、現在、私は地下司令部に入って指揮を取っていた。
「地上部隊、待機に入りました」
「警戒しつつ、各自休憩を取れ」
ここには通信妖精という、専属のオペレーターが3人居て、様々な部門に別れた妖精たちが情報をやり取りしている。
ここでの私の立ち位置は総指揮。最終決定権などが私に付与されている。それがビスマルクから受け取っていた、火器管制に関することだったのだ。
考えてみれば、火器管制以上に権限が与えられている気がしなくもないが、今更何を言っても仕方がない。
「工廠にて、グラーフ・ツェッペリン、艦載機の補充完了」
「輸送部隊に後送書類の引き渡し、完了」
「要塞砲及び対空兵装の起動確認」
「鎮守府火器管制、全て掌握」
私へ向けた報告が淡々とされていく。私はそれを聞き、ある人物へと連絡を入れた。
「ビスマルクに繋いでくれ」
「了解」
仕事をするだけの対応。それだけを言った妖精は、私の指示に従ってビスマルクへと無線(?)を繋げてくれた。
『こちらビスマルク』
「新瑞だ。鎮守府の全兵装の起動を確認した。それと、先ほども連絡したように、派遣部隊はそれぞれの施設を確保した。……確認が終わるまで、頼んだ」
『ありがとう』
淡白な返答。分かってはいたことだ。
ビスマルクたちは、近海に存在する深海棲艦の空母の撃滅を目的とし、それを成し遂げるつもりだ。
だが、空母を撃沈させるのには、少々というよりもかなり練度が足りない。
初陣の艦娘が最初に轟沈させるのは、駆逐艦だという。
レベリング、つまり経験を積ませるための出撃にて、最初に対峙するのは駆逐艦を主体とした水雷戦隊。それを、手練の護衛を付けた状態で攻撃をする。それと同時に、戦闘指揮を培うのだという。
ビスマルクは本来ならば、しなければならないこのレベリングを行っていない。
端島鎮守府では置物、何もせずにしていたという。Z1とZ3はそれなりに戦闘経験はあると言っていたが、それでも初陣から2桁までは戦闘経験がない。
ビスマルクの補佐は出来たとしても、的確なものは出来ないと言っていた。
沈むかもしれない。
そう考えるのは、今までの話を聞いていれば分かることだった。
『ふふふっ……『番犬艦隊』、抜錨! 出撃するわ!!』
そこで通信は途切れた。
ーーーーー
ーーー
ー
地下司令部には続々と報告が入ってきていた。
「海軍工廠の掌握完了」
「空軍羽田基地の占領を確認」
「沿岸部のプラント、確保完了。物資の生産再開」
「一時的なインフラの復旧確認」
どれもこれも、最良の報告だ。
どれほどの犠牲が出たか等の報告はないが、報告の出来る余裕があるということは、壊滅はしていないだろう。
部隊の損害というものは、考えているよりも少ない割合の被害で大損害となる。
例えば、全滅。これは部隊の4割が死傷した場合に出される。10割が失われた時が本当の全滅。
こういう言葉というのは、そのままの意味を成さない場合がほとんどだ。
「全部隊へ。被害報告を」
「了解。全部隊へ、被害を報告せよ」
通信妖精は被害報告を全部隊に伝えた。
「……第一派遣部隊。歩兵部隊の2割が戦死。戦車5両大破、壊滅。自走砲4両大破」
「第二派遣部隊。歩兵4割が戦死。戦車7両大破、中破3。自走砲無傷」
「航空教導団。被撃墜2」
派遣部隊の損害は思っていた程少なかった。現場指揮官の判断が良かったのだろう。
それに、航空教導団も被撃墜2と報告したが、パイロットは脱出しているみたいだ。
基地に戻れば機体の予備はある。戦闘に復帰が出来る。
「うむ。……『番犬艦隊』はどうなっている?」
それが一番気になるところだ。
これまで、派遣部隊からはちょくちょく情報は入ってきていたので、あまり驚くこともなかったが、『番犬艦隊』からは何一つとして支援要請もなにもかもがなかったのだ。
航空支援くらい頼めば、航空教導団とて力になっただろう。それに、彼らは下は横須賀鎮守府の防空部隊だった。艦娘の艦載機隊ほどではないにしろ、十分な働きは期待出来ただろうに。
「現在、鎮守府正面海域を航行中」
「戦闘は?」
「ありません」
鎮守府正面海域というのは、多分だが東京湾と湾外のことを指しているのだろう。
出撃してから2時間過ぎた。
『番犬艦隊』はおそらく巡航しているはず。だとすれば、そこらを航行していてもおかしくはない。
それに、彼女たちは外洋には出れない。理由は分からないが。だからきっと、誘い出すのだろう。深海棲艦を。
「……空軍に要請。偵察機を出して欲しい。範囲は東京湾、相模灘」
これは通信妖精に言ったのではない。私が連れてきている通信兵に言ったものだ。
通信兵はすぐに受話器を取り、通信を開始する。
「こちら横須賀鎮守府司令部。羽田基地へ」
『こちら羽田』
「偵察機を要請する。偵察範囲は東京湾及び相模灘」
『了解。偵察。目標、東京湾。相模灘』
羽田基地に偵察機は無い。その場合、戦闘機が出るだろうが、ここに少し狙い目がある。
偵察に出る戦闘機は2機編隊になると思われる。もし、深海棲艦と接敵したのなら、単機での戦闘は不可能だ。それがもし、2機いたのならどうだろう。
大きな攻撃は出来ないだろうが、艦載機の編隊に対する一撃離脱攻撃は可能だろう。対艦ミサイルを積んでいたのなら対艦攻撃だって可能なはずだ。
これがもしかしたら、ビスマルクたち『番犬艦隊』の助けになるかもしれない。そう考えたのだ。
「……新瑞大将。ビスマルクから通信が入っております」
さっき切ったばかりだというのに、通信を入れてきた。
何か話があれば、さっき話せば良かったのにと思いつつ、それに応答する。
「出ろ」
「了解しました」
私は通信妖精に出るよう指示し、さっきと同じように通信をする。
「こちら横須賀鎮守府艦隊司令部地下司令部、新瑞だ」
『ビスマルクよ。……貴方、独断で偵察機を出すつもりじゃないでしょうね?』
額から汗が一筋、流れ落ちた。向こうには声しか届いていない。私の表情は見えていないはずだ。そう思い、会話を続ける。
「どうだろうな。こちらの兵の安全も確保しなければならない。それに、君たちのホームもな」
それは暗に偵察機を出していることを意味していた。
それがビスマルクに分からないはずがない。
『相模灘から向こう側へは出ないで頂戴』
先手を打たれた。言葉を選んでそれっぽく言ったあとに、後でとぼければいいかと思っていたのだ。だが、それはビスマルクによって封じ込まれてしまった。
私は次の手を考える。
「彼我の戦力さが分からないんだ。空戦をするなら、守るべきところからなるべく離れている方が良いだろう?」
『そちらの戦闘機が撃墜されないとも限らないわ。回収の容易い、相模灘までならそちらでも回収できるでしょう?』
多分、私はこの時、顔を歪めていただろう。
『番犬艦隊』とはいえ、天色のそばにいた艦娘なだけある。
『……貴方が何を考えているか分からないけど、旗艦が私で良かったわ。もし、ツェッペリンが旗艦だったなら、貴方を地下司令部に置かなかったでしょうね』
「は?」
思わず、リアクションを本音で返してしまった。
普段はぶっきらぼうに話す、ツェッペリン。グラーフ・ツェッペリンがそういったことに聡いとは思ってもみなかったのだ。
精々、知識に精通しており、武は立つとは思っていた程度だったのだ。
認識を改めなければならない。もしかしたら、他の『番犬艦隊』も何かあるかもしれない。そう思い、警戒しようと思ったのだ。
『……まぁいいわ。偵察情報はこっちにも流してちょうだい。それと、こちらが戦闘になった際、要請するまでは手を出さないで』
この言葉には回答をそうそう返せるとは思えなかった。
地下司令部に入っている通信兵たちは分かっていないようだったが、通信妖精などの妖精たちは話が別だ。
ビスマルクが何を考えているかなんて分かっているに決っている。それに、それが分かっていなかったとしても、横須賀鎮守府艦隊司令部の妖精なのだ。
何も知らされてない状況でも、私とビスマルクの話を聞いていれば分かったかもしれない。
「……了解」
『えぇ、頼んだわ。……っ!?』
向こう側が一気に騒がしくなる。伝わってくる状況から察するに、深海棲艦の艦隊と接敵したのだろう。
『……我、敵艦隊と接敵!』
地下司令部が慌ただしく動き始める。これが、ここの本来の姿なのだろうか。
通信妖精や他の妖精たちはディスプレイを見ながら操作し、何を操作しているのかを叫ぶ。
私もここまで激しい司令部の慌ただしさは見たことがなかった。
そもそもここまで司令部施設を集めるものでもない。ここは特殊な施設だということを、私は再認識させられる。
「埠頭より、観測機が発進」
「レーダーサイトからの情報を集計中」
「全館に戦闘警報発令」
その刹那、薄暗かった地下司令部内をけたたましい音と共に、赤いランプが点滅する。
『鎮守府正面海域にて深海棲艦の艦隊を発見。繰り返す。鎮守府正面海域にて深海棲艦の艦隊を発見』
『非戦闘員は直ちにシェルターへの避難を開始。非戦闘員は直ちにシェルターへの避難を開始』
『戦闘員は市街地の住民の避難指示を』と言いかけたところで、全館放送は止まってしまった。
そう、ここは既に『門兵』は存在していない。そして、避難指示をする住民もいないのだ。
それに気付いた、全館放送をしていた通信妖精はそれを止めたのだ。
その間にも、妖精たちはあれこれと報告を重ねていく。
「要塞砲、対空兵装起動」
地下司令部にいる私の立っている目の前にあるスクリーンに、映像が流れ始める。
今までは真っ暗で何も移っていなかったものだ。
それが映し出したのは、鎮守府各所に設置された防犯カメラや、要塞砲に取り付けられたカメラ、高いところに設置されたものまで、色々なところにあるカメラの映像が流れ始めたのだ。
私はその映像を全て見て、外ではどういう状況になっているのかを判断する。
「通信兵!」
「はっ!」
数十秒もあれば良かった。
私はすぐに、外で待機している部隊に指示を出す。
とはいえ、工廠から借りた砲を操作する兵以外は弾薬運搬などの任務がある。今更指示を出したところで、始めたところであろう。
だが、これは形式だ。命令を出して置かなければならないのだ。
「ここに残っている部隊に連絡。予定通り、砲を操作しろ」
「了解!」
通信兵も私が言うことは分かっていたはずだ。だが、それを聞いて了解したことを伝えた。形式だから仕方がないのだ。
私はすぐに状況確認に戻る。
次々と情報がもたらされ、それが徐々に整理された状態で1つのディスプレイに表示される。それを私は眺め、現状を把握する。
現在、グラーフ・ツェッペリンが艦載機隊を発艦させ、先発隊は交戦に入っているということだ。それと、ビスマルクやアイオワといった大型戦艦は砲撃準備に入っているという。
弾着観測射撃準備に入り、簡素機からの情報をまっているみたいだ。他の艦は周囲・対空警戒中みたいだ。
羽田基地の偵察機はどうやら、戦域で旋回しながら情報を逐一送っている様子。
それも、地下司令部と羽田基地、松代にまで送っているみたいだ。
私はすぐに命令を下す。
「偵察機は現状を維持しながら、情報収集に当たれ。深海棲艦の艦載機が襲来した際には、交戦を避けて離脱」
「了解!」
手の開いている通信兵が羽田基地と偵察機のパイロットに通信を入れる。
そして私はふたたびディスプレイに目を戻したのだ。
本来ならば指揮を取る人間であるが、今回はビスマルクにその指揮権がある。
私が何を言っても部下は聞きはするだろうが、行動しようとする者は居ないだろう。
私はこの状況を、ただ黙って見ていることしか出来ないのだ。
「『番犬艦隊』、深海棲艦と艦隊戦に突入!」
私の脳内を駆け巡っていた吐かれるべき指示が、一瞬にして吹き飛んだ。
接敵。発見した時点でそうなることは分かっていた。
すぐに今まで考えていたことを再考し直す。
「派遣部隊に伝達。『番犬艦隊』が戦闘を開始した」
手の開いている通信兵が、派遣部隊へと連絡を入れる。
この知らせが派遣部隊に何を意味させるのか。
それは、早急な作業完遂と松代から派遣される部隊の収容だ。任を交代し、横須賀鎮守府に戻ってくることを意味していた。
「松代に連絡! 戦線後退の際の布石を行う! 保有する対艦・対空兵装をこちらに回してもらえ!」
独断の繰り返し。きっと、ビスマルクに小言を言われることになるだろうが、私は気にしない。それは、ビスマルクを助けることに繋がるのだ。
これは国益ではある。だが、私個人としては悩みの種が増えることではあった。
だがそれも仕方のないことだろう。現状、国のことが最優先だ。私個人の私情をここに交えてはならないのだ。
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こちらに入ってくる情報には限りがある。
『番犬艦隊』が戦闘を開始してから1時間。地下司令部に入っている情報はごく僅かだった。
航空戦で優勢を保っていること。初撃で護衛の艦隊を撃破したこと。
それだけだった。
もっと詳細な情報が、もしかしたら通信妖精の耳に入っているかもしれない。
ビスマルクの指示、若しくは別の要因で私たちに知らされないのだろうと考えていた。
私は通信妖精、地下司令部の指揮系統を牛耳っている妖精たちを見回す。
私の視線には気付くものの、何も反応しない。
やはり、私に教える必要のない情報は言わないようにしているみたいだ。
ならと思い、私はここから見える範囲の妖精たちが何をしているのかを確認する。
手元なら見えるし、頑張ればディスプレイに表示されている情報だって回収できる可能性があるのだ。
目を細め、小さい文字を丁寧に読み取っていく。
「……大将?」
手の開いた通信兵が私の顔を見て、そう言ったのだ。
表情を読み取り、何かを察したのだろうか。
「どうした?」
「いいえ……」
歯切れの悪い返答をした通信兵はうつむき、少し経つと顔を上げた。
その表情には何かを決心したように見えたのだ。
「大将! 意見具申、よろしいですか?」
「あぁ」
少し間を開け、通信兵は口を開いた。
「松代から移ってくる人員を、海軍工廠の技師を優先したらどうでしょうか?」
その意図が私には伝わった。
ビスマルクたちに一刻も早く加勢したいのだろう。
通信兵は陸軍所属だ。こんなことを具申したところで、何があるという訳ではない。だが、戦況は好転する可能性が出てくる。
そして、現在の海軍は人員が極端に不足している現状だ。3軍の人員体制を鑑みて、陸軍が一番飽和している。そこからもしかすると、海軍に回される可能性というのが無いとも言えないのだ。
そうなる状況を生み出すのは総督か陛下。そのどちらもが、その指示を出したとしてもおかしくないと判断できた。
通信兵はそれを期待しているのだろう。
艦娘だけに任せず、自らも戦場に立つことを。
今時、このような考えを持った兵はそうそう居ない。とても珍しい思考を持った兵士だったのだ。
私は少し思考する。
通信兵の具申。松代にしてもいいのか。
状況は刻一刻と移り変わっていく。
もしかしたら、松代が海軍工廠の技師を優先して出している可能性もある。なにせ、指揮をしているのは総督だ。通信兵が期待したことは、十二分に現実に起きる可能性があったのだ。
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通信兵の具申は松代に通り、海軍工廠の技師が工廠に到着したのは、具申をした3時間程経った頃だった。
この時既に、『番犬艦隊』と深海棲艦との戦況は把握でき始めていた。
通信兵を介して私に偵察機からの情報がもたらされていたのだ。
『番犬艦隊』は現在、深海棲艦の艦隊を撃破。だが、相手は軽巡洋艦を旗艦とした水雷戦隊だったのだ。現在、外洋に出ない航路を航行中。
交戦による被害も、パイロットの判断で伝えられていた。
損害は軽微。艦載機の喪失は1桁台。まだ、航空隊を保っていられる状態であったのだ。
私はこの状況を鑑みて、ビスマルクたちは補給に戻ってこないと判断した。
損害軽微だったのなら、わざわざ戻ってくるなどの二度手間はしないはずだ。
「大将!」
「む、どうした?」
突然、通信兵が私に声をかけたきた。
何事かと思い、返事を返す。
「空軍の偵察機が深海棲艦の艦隊を発見!」
私は通信妖精に目配せをする。
「続けろ」
「はっ! 相模灘南、大島付近にて、航行中の深海棲艦を発見。数は6。艦種は航空母艦2、戦艦1、重巡1、駆逐2!」
通信兵も声を張り、通信妖精に聞こえるように復唱した。
それに応え、通信妖精も『番犬艦隊』に通信を入れた。
「こちら横須賀鎮守府艦隊司令部地下司令部。『番犬艦隊』、応答お願いします」
『こちら『番犬艦隊』、所要でグラーフ・ツェッペリンが代行だ。要件は?』
「空軍の偵察機が深海棲艦の艦隊を発見」
『……続けろ』
「編成は空母2、戦艦1、重巡1、駆逐2」
『空母2、戦艦1、重巡1、駆逐2。了解した』
「現在相模灘南、大島付近を航行中」
『相模灘、大島付近だな。……了解。艦隊を急行させる』
ビスマルクとの通信とは違い、グラーフ・ツェッペリンだと安心する。
このやり取りを私がしている訳ではないが、どうしてもビスマルクだと緊張してしまうのだ。理由は分からない。
声の調子かなにかだろうかとも思ったが、それはそれで失礼だ。
多分、私の中でビスマルクという人物像から偏見を持たせているのだろう。本来ならば、そういう感情を入れてはいけないものだが、私とて人間だ。仕方のないことだと割り切る。
最終回直前です!
ということで、何やら駆け足気味に思われそうな勢いで書いております。
ですが、駆け足をしている訳ではありません。ちゃんと書き溜めをして、じっくり書いております(予防線)
嘘ではありませんよ。断言できます。
物語の内容に関して、ここで語るのも野暮かと思いますのでこのまま黙っていますね。
それと次回、最終回です。
ご意見ご感想お待ちしています。