「やぁ」と挨拶して来たのは英国紳士風の服を纏った男がそこに立っていた。何が起きたかさっぱり分からん。
「僕の名前は玉縄。時間を自由に操れる妖精さ。君が比企谷八幡くんだね。よろしく」
うん。やっぱり訳が分からん。なんだコイツ。妖精ってw小町だけで充分だっつーの。てか自分の事妖精とかちょっと痛い奴なのか?材木座臭がするな。
「シスターのことを妖精って言ってる君も充分痛いと思うけどなw」
「いやいや、人の心勝手に読んでんじゃねーよ。てか何者だ?」
「だからさっき言ったじゃないか」
「妖精って言われて信じると思うか??うわーすご〜い、とか言ってほしいの?馬鹿なの?死ぬの?」
「じゃあこの状況は何て説明するんだい??」クネクネ
「うぐっ」
確かにそうだ。全員がまったく動きもせずに音も静かすぎる。ドッキリでもここまでは出来ない…やはり…てかコイツ海浜高校の生徒会長じゃねぇか。
「そうだよ。ようやく思い出してくれたんだね。僕のプレゼンスをようやく証明出来てこれからはお互いパートナーシップを持ってロジカルシンキングにのっとり論理的に考えていこうじゃないか。」クネクネ
「いやもうウゼーよ。意識高い系はそのままかよ。まぁいい、まだ混乱状態だが少し整理は出来た。とにかく今の状況は分かった。お前が時間を操れるのも分かった。けど何で俺だけが動けるんだ?そこがわからん」
「まぁ簡単に言うと君に過去にリターンしてもらって雪ノ下雪乃さんとフラッシュなメモリーを作ってもらい君達が結婚出来るように過去を捻じ曲げることだよ。僕のささやかなプレゼントさ」クネクネ
「いやもう意味分からん。まず何で雪ノ下と俺が結婚しないといけないの?あと何でお前が俺にそこまでするかが分からん。何か意図があるんじゃないのか??」
すると玉縄は少し焦っていた
「あ、いや、その〜ちょっと怖いから言えないのだ。そのストーリーを君に教えるとdevil[陽乃さん]に何されるか分からないんです。」
「やっぱりあの人の差し金かよ。まぁ俺には関係無いから雪ノ下さん適当に無理って言っといてくれ」
「いや!それはダメだ!あの方に逆らうととんでもないことになるんだぞ!主に僕が!!」
「お前がかよ、とにかくそんな面倒くせぇーことはしたくないから早くこの状況を戻してくれ。」
「それは出来ない…」
「は!?」
「僕の力は一度止めてしまうと条件をクリアしないと戻らないんだ。その条件とは君が過去に戻ってスクールライフに戻るという条件なのだが…」クネクネ
「あー、面倒くせぇー」
「お願いだ!僕も実際は戻って普通のノーマルライフを満喫したいのだよ。てかマジでお願いします。devilから解放してほいしです。」
「キャラ、ブレブレじゃねーかよ。しかも本音も漏れてるし………あー分かったよ。付き合ってやるよ」
ったく面倒くせぇーことになった。
「本当か!?いやぁー君とはやはりパートナーシップを実現し互いロジカルシンキングに論理的に会話が出来て僕もカスタマーズサイドからみて客観的に君というヒューマンに出会えて嬉しいよ。互いのために早くフィニッシュさせようか。まさにwin–winだね」クネクネクネクネ
「いやもうウゼーよ!死ねよ!しかも立ち直り早いな。それで俺はどうすればいい?」
「先ほどシアターに写真が載っていたね。そこから過去にいけるような設定なんだ。今僕の手元にその写真がある。少し待っていてくれ。君が載っているのを探すから…」
1時間経過…
「何で君の載ってる写真がないんだ!!!」バン!
写真を破いてばら撒いたってコイツ何してんの?
「何で君の載ってる写真がないんだ!!!」
何故2度言った!?
「まぁアレだな。伝説のポケモンと同じで見つけるのが困難ぐらい希少価値があるみたいな感じだろ。俺はだから 特別=スペシャルみないな感じだな。うんうん」
「もういい。適当に過去に飛んでもらうことにするよ。」
「てか無視すんなよ。しかももう適当じゃねーかよ。怖いわ」
「よし用意はいいか?」
「え!?もうするの?何するか何も聞いてないんだけど」
「簡単だ。一回周って片目閉じて片足上げて人差し指を突き上げて、[ハレルヤチャンス]といえば過去にタイムスリップする」
「………てか恥ずかしいんだけど。」
「いいから早くしてくれないか?僕もこのゲームを終わらたいんだよ」
「お前今ゲームいったな?言ったよな!?一回殴らせてもらってもいい?」
「早く何でもいいからさ、頼むよ」
「分かったよ」
一回周って片足上げて人差し指たてて片目閉じて
「ハレルヤチャンス」
「さぁー!!君の新しい人生のフフ、リ、リスタートだよ笑」机バンバン
「玉縄!!あとでぜってー殺す!俺の黒歴史増やしやがって!クソっ」
そして比企谷八幡は過去にタイムスリップするのである。