俺ガイル×プロポーズ大作戦w   作:makidan

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よろしくです!


比企谷八幡は決意する

高級ホテルの屋上

 

 

「分かりました。何とかします。」

 

といつものような、口調で言った。自分でもびっくりしていた。普段の俺なら即断るのだが、魔王の泣いてる姿を見たまま断るのは無理だった。

 

「雪ノ下さんもかわいい顔で泣くんですね。」

 

「はぅ…ちょ、ちょっとあまり見ないで…///」

 

この時俺は心の中の感情が震えていた。まさか俺にはサド心というものがあったとは!

 

「けど雪ノ下さんなら何とか出来たんじゃないんですか?その力や玉縄に頼んで過去を捻じ曲げて変えたりして」

 

「確かにそうだね。私も何百回も戻って変えたりしたけど結果は変わらなかった…」

 

いやいや何百回とか行き過ぎでしょ!どんだけシスコンなんですか…

 

「隼人の家族を縁切ったりしたけど結局は別の社長の息子やら将来有望な人物ばっかりで、結局はまた元に戻ってしまった。今度は雪乃ちゃんを調教しようと思ったけど…」

 

いや調教とか怖えーよ。

 

「雪乃ちゃんは変わらない。君も高校の時に気づいてたでしょ。雪乃ちゃんの問題。」

 

「依存…ですよね。雪ノ下はそれに気づいているつもりでしたけど…何か…」

 

「そう。雪乃ちゃんは気付いて頭では分かっているつもりでいた。その事はガハマちゃんと比企谷君のおかげだと思ってる。だけど依存ってのは麻薬と同じで止められないの。また時間が経てば繰り返し…」

 

「なら雪ノ下さんが側にいれば…ダメなのか…」

 

「お?気付いたみたいだね。そう…私が雪乃ちゃんを救うとまた私に縋って甘えて私の意見を肯定し続ける。中毒者になるって事。」

 

そういう事か…雪ノ下さんでも出来ない事がある。それは身内だから手を伸ばして妹を助けようとすると依存が悪化する。だからあの雪ノ下さんでも救えない。家族を救えないという気持ちは彼女にとって或いはシスコンにとって絶望的だろう。

 

「そうだよ。比企谷君の思ってる通り」

 

あの雪ノ下さんが泣いて頭を下げてお願いする理由が分かった。相当悩んでいたんだろうな。

 

「比企谷君。昔言ったよね。【本物】が欲しいって」

 

「はい」

 

「それを雪乃ちゃんにも分けてあげて…」

 

「いいですけど…雪ノ下の心の中がドス黒くなってもいいんですか?俺黒歴史ばっかりなので」

 

「ふふ。比企谷君は本当に優しいね。それは慰さめてるつもりかな?」ニコニコ

 

ようやく笑顔を見せた。何故だかこの強化外骨格の笑顔を見ると落ち着いてる俺がいる。慣れとは恐いものだwうんうん

 

「それに弱ってる私を口説こうとするなんて…サディストだね。エッチ!」

 

「いやいや何でそうなるんですか??別に口説いてないですし」

 

「自分でサド心って言ってじゃない!」ニコニコ

 

やべ漏れてた。やっぱり危険だろ。この能力。

 

「ふふ。ありがとうね比企谷君。少しスッキリしたよ」

 

「俺は何もしてないですよ。それじゃあ会場に戻りましょうか。もう次のプログラムは始まりますよ。」

 

と俺は扉に向かって歩きだす。

 

「ちょっと待って!」

 

と呼び止められて振り向くと顔の目の前に雪ノ下さんがいた。

 

「これは私を救ってくれたお礼だよ…」

 

と言った瞬間に俺の肩に両手を絡ませ俺の唇を奪われた。

 

 

 

 

 

 

頭が真っ白になっていた。アレから約10秒は経っていただろうか。すると雪ノ下さんはゆっくり俺の目を見ながら離れていった。

 

「これは私の初めてだよ!こんな貴重なプレゼントは他にないからね!」ニコニコ

 

「は?、いや、え、お、にゃさなはなや」

 

「ははは!比企谷君!顔まっかだよ!もしかしてファーストキスだったかな?」ニコニコ

 

まさか俺の初めてを雪ノ下さんに奪われるとは、ましてやこんな形で…死にそう。

 

「ごめんね!初めてを奪って!だけどこれから過去に戻るんだからその時に君の唇を好きな子に塗り替えて貰えばいいんだよ!」ニコニコ

 

恐ろしい事言うなこの人は、

 

 

はぁ、やはりこの人には敵わない。

 

「じゃ!戻ろっか!」

 

「はい」

 

と俺達は会場に戻っていた。

 

 

 

結婚式場

 

 

戻ってみると戸部とそのサッカー部っぽいやつらが余興をしていた。これからダンスでもするのか?

 

すると戸部がサングラスをして、それを中心にサッカー部っぽい連中が囲み戸部はしゃがんでいた。そしてサッカー部っぽい奴がマイクを持って話す。

 

 

 

「これから歌い踊ります!題名は…」

 

 

 

『perfect TOBE』オリエンタルラジオ

 

彼は言った……………………………

 

 

♫♫♫♫♫

 

 

恐れるな おののくな

吠えろ(っべー)声上げろ(パネェー)

その血と魂を今ささげろ

 

 

「I'm a perfect Tobeda.」

 

(訳 俺は完璧な戸部だ)

 

to,be,da tobeda

 

to,be,da tobeda

 

 

to,be,da tobeda

 

「I'm a perfect Tobeda.」

 

(訳 俺は完璧な戸部だ)

 

…………………♫♫♫♫

 

 

 

 

 

「どうもありがとうございましたー!!」

 

 

とサッカー部っぽい連中が挨拶をした。何だよ完璧な戸部ってw

ちょっと笑っちまったじゃねぇか。と挨拶をおわりそうになった瞬間に世界はまた止まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回も分かりません!




どうなるか自分も楽しみにしていますw
感想などよろしくお願いします!

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