ロザリオとバンパイア ~刃の音撃戦士~   作:オンドゥルッフ

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第13の巻「噂をすればなんとやらの的中率は恐ろしいほど高い:後編」

 僕は立ち上がりみんなの元へ行くとみぞれさんが鏡の妖精を摘み

 

 みぞれ「ほう…こいつがリリスの鏡か…珍しいな氷漬けにして標本にしようか。」

 

 リリスと呼ばれた妖精はひぃと怖がっていた。

 

 刃鬼「それは騒ぎが収まった後にしてくれ…でリリスの鏡ってなんだ?」

 

 と言うと

 

 ??「それは私から話そう…刃鬼、それとその「プレゼント」は気に入ってくれたかな赤夜萌香?元教師なりに気を利かせたつもりだがね」

 

 僕達が声の方を見るとそこには目に三本の傷が入った。

 

 刃鬼「あ!!」

 

 月音「あなたは…石神先生!!」

 

 月音君達が驚いていると

 

 石神「4か月…あれからもう4か月になるね。未だに君達にやられた傷が疼いて困るんだよ新聞部」

 

 刃鬼「どうやら、おまじないの効果はあったようだね。」

 

 石神「ああ、貴様が公安と闘った後につけられた傷も疼いてしょうがないよ!!」

 

 僕がそう言いながら烈光を構えると響子さんが

 

 響子「こ…この人よつっきー」

 

 月音「響ちゃん?」

 

 響子「この人よ!私を陽海学園に案内したのは」

 

 月音「そ…そうか…響ちゃんにリリスの鏡を持たせたのもその鏡を使って騒ぎを起こしたのも全部あなたが仕組んだことだったんですね石神先生!」

 

 月音君がそういうと石神先生は笑いながら

 

 石神「お気に召さなかったのかい?私なりに学園祭を盛り上げてやりたいだけなんだが…なあリリス?」

 

 そう言い指を鳴らすとリリスは光り僕はジャンプした。そして着地して後ろを振り返るとみぞれさんと胡夢さんの変化が解けた。

 

 刃鬼「な、なんで皆の変化が…?」

 

 石神「「リリスの鏡」は「本性を暴く鏡」この鏡の発する“妖気を含んだ光”を見た妖は今の君達のように強制的に変化を解かれ、本性を晒されてしまう・・・私はこれからこの鏡を学園中の生徒に見せて回るとしよう。」

 

 刃「そんな事、僕がさs「つくね~~~~~」胡夢さん!?何を…ってみぞれさんも離れてくれえええええ!!」

 

 みぞれ「…やだ離したくない。」

 

 僕が烈光に力を送り烈光弾を放とうとしたら月音君には胡夢さんが、僕にはみぞれさんがしがみついてきて動けなくなった。

 

 石神「ふふこれが制限なしの鏡の能力さ…おや、君もかかったようだねぇ」

 

 僕は石神の視線の先の裏萌香さんと石神の交互を繰り返して見た。

 

 石神「だったら素直になることだ赤夜萌香、君が一番欲しい力はこの鏡にある…それに気づかぬ君ではあるまい…あはははははははは」

 

 石神はそうモカさんに告げると飛び去り僕と月音君は追おうとしたら

 

 紫「月音さぁん(はーと)」

 

 月音「今度は紫ちゃんが!?何で!?どうなってんのコレェェェェェェ!?」

 

 刃「みぞれさん足凍らせないで!あいつ追えない!!」

 

 月音君には紫ちゃんが突撃して僕は足を凍らされ動けなかった。すると陰から運転手が出てきて響子さんの肩に手を置き

 

 運転手「安心したまえ、あの鏡の光は君や月音君達人間には効かないよただ刃鬼君には効果がある…それと響子君と言ったね?君は私といなさいその方が安全だ。」

 

 すると月音君が運転手さんに

 

 月音「運転手さん教えてください!これは一体――…」

 

 運転手「…簡単なことだ鏡が暴く「本性」は外見には限らん。」

 

 刃鬼「つまり…欲望とか秘密と言った内面の…「心」の「本性」まで暴くものなんですか?」

 

 運転手「そうだよ…ちなみに今の刃鬼君が浴びたら変身は解除されてしまうがね。」

 

 刃鬼「それってつまり股間に赤さんつけなきゃいけない「つくねぇ~私なんだか暑くなってきちゃった…」月音君!!」

 

 僕は氷を割り月音君に走りより

 

 刃鬼「今の胡夢さんを見たら駄目だあああああああああああ!!」

 

 しかし僕の叫びは月音君の耳に入ってから行動に移すまで行かなく

 

 胡夢「脱いじゃってもいいかな?」

 

 月音「ブバッ!!」

 

 胡夢さんが何をしたかわからない(僕は胡夢さんを見ないように背を向けたため)が月音君は鼻血を盛大に吹き出し胡夢さんは月音君に抱き着き僕は見ないように背を向けたが

 

 胡夢「私もうつくねの事以外はどうだっていいかも(はーと)」

 

 月音「良くない!!てゆうか当たってるッ未知のものがほっぺに当たっているゥゥゥ!!」

 

 するとゴインと言う音が聞こえ地面にくずれ落ちる音が聞こえたので安心して振り向くと

 

 紫「このメス豚がァァあなたのおっぱいには前々からムカついてたですぅ…揉むなら私のを揉むですぅ月音さん!」

 

 紫ちゃんは月音君に近づき、

 

 紫「このちっちゃい胸には犯罪と背徳の蜜がたっぷりつまっていますぅ、さァァ!!」

 

 月音「親が泣くよ紫ちゃん!!」

 

 月音君にダイブしようとしたが

 

 刃鬼「やめなさい!」

 

 ガインッ!

 

 紫「きゅっぷい!?」

 

 と僕が紫ちゃんが捨てたタライを紫ちゃんに投げ、紫ちゃんは顔をぶつけ崩れ落ちる。すると今度は白雪さんが自分の胸を見て

 

 みぞれ「刃、胸なら大きさは負けるが私のもなかなかのものだぞ雪のような白い肌とチェリーのようなピンクのコントラストなんて我ながら――…」

 

 月音「さくらんぼ――さくらんぼ―――!」

 

 自分の胸自慢を始めたみぞれさんの声を聞こえなくするために月音君はさくらんぼと叫び、僕も一つの木に向かって

 

 刃鬼「牛乳プリン!牛乳プリン!!サクランボ付きの牛乳プリンンンン!!!」

 

 バキバキッ…ズゥウウン!

 

 と正拳突きをして木を折り深呼吸すると

 

 瑠妃「刃さん大丈夫ですか?」

 

 月音「良かった…瑠妃さんはまともそうだ。」

 

 他の人たちと比べまともな瑠妃さんが駆け寄るが…あ、

 

 瑠妃「刃さんは私にどうしてほしいですか?」

 

 月音「え?」

 

 瑠妃さんの言葉に月音君は固まる。そして僕は

 

 刃鬼「忘れてた…瑠妃さんマゾだああああああああああああああああ!!」

 

 月音「えええええええええ!?」

 

 瑠妃「命令してください!刃さんの命令なら私、どんな事でも従いますから……」

 

 瑠妃さんはさっき倒した木にもたれ、足を左右に広げ、服のチャックを降ろしながら言った。

 

 月音「それ、何てプレイ!!?ある意味一番アブノーマル!?」

 

 と月音君はそういうが僕は瑠妃さんの生足とか、少し青少年には刺激がヤバイ下着(たちばな女性陣談)とか見えてしまった…

 

 刃鬼「グフッ!?…は、鼻血が‥鬼の顔の上から出た…出るもんなんだね。なら、瑠妃さん命令するけど」

 

 瑠妃「はい!何なりと!!」

 

 と僕は瑠妃さんに指をさしながら言い瑠妃さんも嬉しそうに僕を見るが

 

 刃鬼「今すぐ立ち上がってチャックを上げ、普通の人らしくしてください!!それと鼻紙を…ヤバイヤバイ」

 

 瑠妃「そ、そんなもっと厳しい命令をお願いします。」

 

 刃鬼「た、頼むからそうしないと今この場でスッポンポンになってしまうから…」

 

 みぞれ「つまりそれは私にとってチャンスだな。」

 

 瑠妃「それは嫌です!!刃さんの命令を実行させてもらいます!」

 

 刃鬼「ありがとう…うう、なかなか止まらないな…」

 

 月音「もう、皆しっかりして!!」

 

 その時激しい轟音が響き

 

 裏萌香「フン…どうやら石神が「ゲーム」を始めたようだ。私は行くぞこれ以上お前達にはつきあってられん」

 

 と言い僕達に背を向け歩き始め、月音君が

 

 月音「モカさん!ま、待ってよ石神先生を止めるならオレも―――…」

 

 と言うが裏萌香さんは

 

 裏萌香「バカ言え、私はただあの鏡を奪いに行くだけだ。」

 

 裏萌香さんの言葉に月音君は疑問がありそうな表情で見ていた。僕は

 

 刃鬼「なるほどね…あれを使えばあなたは十字架を外さずに覚醒できる…」

 

 裏萌香「そう、つまりはあれがあれば私はいつでも表の人格と入れかわる事ができると言うことだ…お前を使って十字架を外す必要もなく」

 

 裏萌香さんはそういうと胡夢さんが

 

 胡夢「なっ…何よその言い方つくねはあんたの十字架を外すためにいるんじゃないのよ!!」

 

 胡夢さんがそう言うと萌香さんは一度立ち止まると

 

 裏萌香「…違うのか?少なくとも私にとって月音はそういう存在だったぞ。これからリリスの鏡をお前の代わりとしようお前はもう必要ないんだよ月音」

 

 と言って走り去っていった僕は裏萌香さんの言葉にある考えが浮かびを、すぐに相棒を展開して

 

 刃鬼「ヒビキさんにこれから言うことを録音して伝えてほしい…いい?」

 

 光鷲「ピイ!!」

 

 刃鬼「それじゃあいうね……」

 

 僕は言い終わると相棒は飛び、僕は月音君に近づき

 

 刃鬼「なあ萌香さんを助けに行かないのか?」

 

 月音「え‥‥?」

 

 僕がそういうとポカンと口をあけ、胡夢さんが

 

 胡夢「何言っているのよ!モカはさっきつくねにひどいことを言ったんだよ!!ねえつくね私が萌香の代わりになってあげるから~」

 

 紫「そうですよ月音さん!」

 

 胡夢さんと紫ちゃんがしがみつきながらそう言うと月音君は二人を離し、

 

 月音「ごめん…モカさんの代わりなんて皆には無理だよ…」

 

 胡夢「な、何で私はモカよりつくねの事…」

 

 刃鬼「そうじゃないんだよね~胡夢さん、たとえば君の代わりは誰もいない、ゆかりちゃんもみぞれさんも瑠妃さんもそれは月音君もそう…」

 

 月音「うん俺も信じているから…リリスの鏡なんかに俺の代わりなんて務まらないって、」

 

 刃鬼「それとね…萌香さんがああいったのは月音君の事を案じてだと思う。」

 

 瑠妃「どういうことですか?」

 

 刃鬼「うん、ほら月音君は萌香さんの十字架を外す度に大怪我を負ったりしてるだろ?それでそうでもしないと闘えない自分が悔しくてリリスの鏡があったらその心配がなくなるからね…彼女はいうなればツンデレさんだし、あれが彼女なりの配慮なんでしょう。さて行きますか?急がないと皆の見せ場がなくなるよ?」

 

 僕がそういうと月音君は

 

 月音「それって…どういうこと?」

 

 刃鬼「実はさっき…ヒビキさんに萌香さんの説得と加勢をお願いしたんだ。どちらかと言うと時間稼ぎだけどでもあの人強すぎるから手加減できるかどうかわからないよ?」

 

 僕はそう言い茜鷹を展開、巨大化して乗った。その時光鷲が戻ってきて

 

 刃鬼「皆、萌香さんの加勢に行くぞ!!」

 

 全員「「「「「おおお!!!」」」」」

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 私は月音達を置いて石神と闘うが私の先を読まれ、屋上の策に括り付けられる

 

 裏萌香「グッ!?(…体が重い…何故だ…私は一体――…)」

 

 石神「おやおや自慢の「力」はどうしんたモカ?まるで表の人格のように大人しいじゃないか?」

 

 その時石神の言葉に私は気づいた。

 

 裏萌香「…そうか力が出ないのはこの十字架のせいか。」

 

 石神「…その通り十字架の封印の効果が戻ってきているのさ。リリスの鏡で覚醒しても君のロザリオは外れちゃいないんだ。時間がたてば鏡の効果は弱まり十字架は再び君を封印しようとするだろう、鏡は初めから君を「孤立」させるために用意したんだよ。仲間からも!バンパイアからも!!」

 

 石神がそう言ったとき

 

 ??「それは違うんじゃないかな?」

 

 と校内とつながる扉が開き、そこから一人の人が来た…

 

 石神「何者だお前は!?」

 

 ヒビキ「俺の名前はヒビキっていうんだ。一応この学園に通う鬼の鼓の師匠の一人だよ。」

 

 と言いながら音叉をだしドアに当てて音をだしそれを額に当てると紫色の炎が出て

 

 響鬼「タアァ!!」

 

 姿を変え鳥が刀を持ってくると石神は激しく動揺をした。

 

 石神「その刀にその顔…まさかお前があのオロチを倒した「鬼神」響鬼!?」

 

 響鬼「へえ、妖怪で俺って有名なんだ…まあ萌香ちゃんだっけ?今朝と髪の色とか違うけど君は月音と言う少年のために冷たい一言を言ったつもりだろうけどそれを言う時少しでも戸惑ったでしょ?刃鬼にばれていたよ…さて」

 

 響鬼…さんはそういうと刀を顔の前に構え、

 

 響鬼「響鬼装甲……」

 

 と言いスイッチを押す音が聞こえると空からは鳥型のディスクアニマルが、屋上の柵の外からは猿型と蛇型が屋上への入り口からは狼型が集まり、響鬼さんに吸い込まれるように行き

 

 響鬼装甲「ハア~~~~ッハァ!!」

 

 と赤い装甲に金色の角の姿になると

 

 月音「モカさ~~ん!!」

 

 空から月音、胡夢、紫、瑠妃、みぞれが来た。

 

 すると石神の髪は響鬼さんと刃鬼の二人によって解放され月音が来て

 

 月音「…俺の力が必要ならそう言ってよモカさん…友達なのに遠慮してどうすんだよばかあああああああああ!!」

 

 パキィイン!!

 

 と言い私のロザリオを外した。何て…奴だ…私はお前の事を失っても構わないと思っていたんだ。その方がお前のためだと…なのに‥なのにお前は……

 

 石神「萌香…十字架が外れて力が戻ったか…おのれ月音…おのれええええええええ!!!」

 

 とりあえずうるさい石神は蹴り飛ばしておいた。石神が蹴飛ばされると月音達は近づいてきて

 

 月音「モカさんこれからもよろしく…ね?」

 

 と言いながらてを差し出してきた。私はただその手を握った。

 

―――――――――――――――――――

 

 裏萌香さんが月音君の手を握った所で理事長から連絡が入った。その内容が、

 

 暴れる生徒達を響鬼君と一緒に片付けてくれ、報酬はドアの修理代に回すから今回は無し

 

 とのことで、この事を響鬼さんに言い、響鬼さんと一緒に行こうとした時、

 

 ガシッ!

 

 と瑠妃さんが僕の腕を掴んできた。

 

 刃鬼「どうしたの瑠妃さん?」

 

 すると瑠妃さんは顔を赤くしながら、

 

 瑠妃「その…雷を流して下さい!!」

 

 刃・響「「……は?(・◇・)」」

 

 僕達は固まり、瑠妃さんは

 

 瑠妃「いえ、実は斬鬼さんが音撃を食らったのですが、その…刃鬼さんの音撃は威力が高いそうなので、やって下さい!!」

 

 響鬼装甲「あ~刃鬼、早いことやってあげなよ。やらないと俺達が仕事いけないし、(ザンキさん、刃に押し付けたな。)」

 

 刃鬼「でも、音撃弦が「そういうと思って持って来ました!」手配上手ですねおい!」

 

 僕は仕方なく雷光を構え、

 

 刃鬼「瑠妃さん、端をつまんでね、一気に流すから」

 

 と言うと眩しい笑顔で

 

 瑠妃「はい!!」

 

 と言い雷光の端に手を置く、その顔に不覚にも萌えた僕は一度落ち着かせるため深呼吸した後大きく息を吸い込み、

 

 刃鬼「音撃斬「雷光斬震」!!」

 

 と弦を弾き、雷を流すと瑠妃さんは

 

 瑠妃「アアアアアアアアアアアン♪♪♪」

 

 と色気のある声を出し、僕が弾き終えて新聞部の皆を見ると月音君と紫ちゃんは鼻血を出し、みぞれさんと裏萌香さんは僅かながら顔を赤くし、響鬼さんは耳のところを押さえ、胡夢さんは青筋を立て、

 

 胡夢「なにをやってんのよおおおおおおおおおおお!!!」

 

 刃鬼「‥‥瑠妃さんの業界ではご褒美?」

 

 瑠妃「激しすぎです…刃鬼さん」

 

 響鬼装甲「よし、瑠妃の事は皆にまかせた!それじゃシュッ!」

 

 刃鬼「適当に部屋に放り込んでおいてください。じゃシュッ!」

 

 僕と響鬼さんはそう言い屋上から飛び降りた…らかっこいいかもしれないけど足が痺れそうなので階段から降りて行った。

 

 響鬼装甲「ロープ持ってくればよかったな~。」

 

 刃鬼「そしたら瑠妃さんが縛ってもらうように荒縄を持ってきますよ?」

 

 響鬼装甲「それは嫌だな~~」

 

 ~作業中~

 

 響鬼装甲「鬼神覚声!ハァア!!」

 

 刃鬼輝「双…閃光雷神剣!!ウェエエエエエエエエエエエイ!!」

 

 妖怪「「「「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」」」」

 

 刃鬼輝「おまけに~~~刃鬼ダイナマイッ!」

 

 チュドーン!!

 

 九曜「こ、校舎がぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」 

 

 ??「ま、待てさすがにここで「ニャーン♪」舐めるな!尻尾を腕に巻き付けるな!「ニャニャーン」アッ―――――!!」

 

 ??「ちょっと待っ「待てません♪」ちょっと縛らないで「嫌です♪」アッ―――!!」

 

 ~作業終了、翌日~

 

 僕は校門へ行くと校舎が大破しているためしばらくの間休校になり月音君は人間界に帰るそうだ。

 

 その時月音君が

 

 月音「刃君は帰らないの?」

 

 萌香「そういえば刃君も人間界に家があるから帰った方がいいんじゃないの?」

 

 と言ったが僕は元校舎を指差し

 

 刃「新しい校舎を建てる前にこの残骸をかたづけなきゃいけないんだよね。」

 

 月音「そ、そうなんだ…」

 

 刃「そういうことで月音君は家に帰って親とゆっくりとお話ししなさい。両親がいる事はいいことと思ってね。」

 

 月音「刃君…うんわかったよ!」

 

 刃「それじゃ、僕は行くよ…九曜さん!!」

 

 九曜「はっ!」

 

 僕と九曜さんは安全第一と書かれたヘルメットを被りつるはしを片手に正門を超えて元校舎に向かった。

 

 ~数分後~

 

 僕はつるはしを使ってやっていたが、ザンキさんと明日夢兄さんが手伝いに来る予定だったのだが…

 

 刃「なんでお二人とも腰を抑えてげっそりしているのですか!!」

 

 大きな瓦礫にザンキさんは烈斬を明日夢兄さんはつるはしを杖代わりにして座っていた。

 

 そして二人とも

 

 ザンキ「ちょっとバケネコに襲われて…」

 

 明日夢「僕はツチグモに襲われて……」

 

 斬・明「「気づいたら朝だった……」」

 

 と言い、その時お昼ご飯を持ってきた瑠妃さん、猫目先生、螢糸の三名が来たが、猫目先生と螢糸さんの顔がツヤツヤしていた。それを見て僕と九曜さんは

 

 刃・九「「ああ、食われたのか……」」

 

 と言いその時瑠妃さんが

 

 瑠妃「私もいつか‥‥フフフフフ」

 

 変なことを呟いたが無視して作業を再開した…ああ、いい天気だな~。といってもここに青空は無いけどね!




 今回の猛士報告

 ザンキさんと明日夢兄さんが食われました。
                     byジンキ

 キョウキ「そんな…負けた。」

 日菜佳「あら~~~明日夢君大人の階段登っちゃいましたね。」

 トドロキ「ええ!?ザンキさん、明日夢君、あなた達の仇は必ず自分が!?」

 イブキ「絶対あなた達の事は忘れません!!」

 ダンキ「いや、違うからな!?生きているからな!?少しやつれているだけだからな!?」

 アマキ「ということは流れ的に次はジンキ君ですかね?」

 クロキ「じゃねえの?」 

 香須美「ねえ、さっき小暮さんとお父さん達が温泉宿のパンフレットを持って奥に行ったけどどうしたの?」

 ミツキ「さあ…でも嫌な予感しかしません……」

 サバキ「同意だな…」

 今回の金言「ジンキ君、覚悟決めてね! byクロキ」

 ジンキ「何の!?ねぇ何の覚悟なんだよぉぉ!!!」

 九曜「ちょ、刃さん!?やりすぎです!!クレーターを作らないで下さいよ!!」

 ザンキ「ジンキ、頼む!振動が腰に響く……」

 明日夢「僕も……」

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